白髪が多い人によくある生活習慣
白髪が増えるのには、老化以外にも原因が考えられます。その一つが生活習慣です。白髪に悩んでいるそこのあなた、生活習慣に白髪の原因がないか、ぜひチェックしてみてください。
食生活が偏っている
私たちの体に必要な栄養分はたくさんありますが、特に髪を作る主成分であるタンパク質、血液の循環をよくしたり新陳代謝をよくしてくれたりするビタミン、海藻類に多く含まれるミネラルは、とても大切です。
それぞれの栄養素が相互作用によって髪を作っています。そのため、これらの栄養バランスが偏っていると、白髪の原因になってしまいます。
お酒を飲むのが好き
お酒を飲みすぎると、肝臓に悪い影響が及びます。肝臓は、代謝や解毒、排泄などの働きをするために、多くの酸素やエネルギーを必要としています。しかしそんな肝臓の働きが悪くなってしまうと、血液の循環が悪くなってしまうのです。
当然その血液は髪の毛にも運ばれるものですから、血行不良によって髪に栄養が届かず、白髪になる原因になります。
仕事のストレスが激しい
私たちの体は、ストレスなどの精神的負担の影響を非常に受けやすいです。そのため、ストレスを受けると、血管が収縮してしまい、血行が悪くなると言われています。
血行が悪くなると、体中に届けなければならない栄養が十分に行き届かないため、髪は栄養不足に陥ってしまうのです。その結果、白髪が生えてきてしまいます。
慢性的に睡眠不足
睡眠不足も、血液の流れを悪くすると言われています。そのため、睡眠不足だと髪に栄養がいきづらくなってしまいます。
また、夜22時から深夜2時の間に分泌される成長ホルモンは、白髪に関係していることがわかっています。髪の色素をコントロールしてくれる成長ホルモンの分泌を活発にするためにも、早く寝ることが大切です。
あまり運動をしていない
普段から運動をしない人は、血液の流れが悪くなりがちです。家と職場の往復だけになっていたり、仕事も事務などでずっと座りっぱなしになっていたりというような人は、意識して運動するようにしましょう。
いきなり過度な運動をして無理をするのではなく、休みの日に少し散歩をするなど、ゆっくりと深呼吸しながらできる運動がおすすめです。
外出時に帽子を被らない
外出時に帽子を被らず、あまりに紫外線を浴びすぎると、頭皮も日焼けをしてしまいます。
頭皮が日焼けすると、皮膚の下にあるメラノサイトというメラニン生成細胞が正常に働かなくなってしまいます。すると、その皮膚の上に生える髪の毛が白髪になりやすいのです。
シャンプーするときに爪を立ててしまう
頭皮には、外的侵入から守り、頭皮を乾燥させないための肌バリア機能がついています。しかし、シャンプーするときに汚れを落とそうと思って爪を立ててゴシゴシ洗ってしまうと、その肌バリア機能まで落としてしまう可能性があります。
肌バリア機能がなくなると頭皮が薄くなってしまい、髪は深く根を張れなくなるので、白髪が生えやすくなるのです。
白髪を見つけても抜いてしまう
髪の毛は、一つの毛穴から2,3本の毛が生えています。そのなかの1本である白髪を無理やり抜いてしまうと、同じ毛穴から生えている残りの毛にかなりの負担をかけるのです。また、何度も抜いているうちに毛乳頭というものが壊れてしまい、白髪すら生えてこなくなってしまいます。
肌に合わない白髪染めを使っている
白髪染めには、髪を酸化させてしまう活性酸素が含まれています。この活性酸素を髪に塗ってしまっているがために、まだ白髪でない髪の毛も白髪にしてしまうことがあるのです。
そのため、白髪染めをするときは、白髪の部分だけを染めるクイック白髪染めがおすすめです。
白髪対策になる食生活
白髪対策として有効なのが、食生活の改善です。食べ物から摂取した栄養は、直接髪に届けられるので、どんなものを食べているかによって白髪が生えやすいか生えにくいかが分かれます。どのような食事が白髪対策になるのか、ご紹介します。
毎日大さじ一杯のゴマを摂取するゴマ療法
黒ゴマには、メラニン色素の欠乏を防いで、髪の毛を黒くしてくれる効果があると言われています。そのため、毎日黒ゴマを摂取すれば、時間はかかりますが効果が期待できます。
銅ミネラルを積極的に摂取する
メラニン色素ができるスピードを加速させる役割を持っているのが銅ミネラルです。銅ミネラルが不足すると若い年代の方でも白髪になってしまうほど、白髪とは深い関係性があります。
銅ミネラルが含まれる食材は、身近なものだと納豆やごぼう、にんにく、ひじき、干ししいたけ、にぼし、エビなどが挙げられます。
1日2Lを目安にこまめに水分補給をする
体内の水分が不足すると、血液がどろどろになってしまい血行不良を起こします。そのため、髪に十分な栄養が行き届かなくなるため白髪になりやすいのです。
1日に必要な水分補給量は2Lと言われています。2Lを10回くらいに分けて、こまめに水分補給することを心がけましょう。
亜鉛が多い食事を摂る
亜鉛は、直接的に白髪の改善になるわけではありません。しかし、白髪の原因ともなる過酸化水素を除去してくれる効果があるのです。そのため、亜鉛が多い食事を摂ることで白髪対策になります。
亜鉛が多く含まれる食品は、カキ、牛肉、たまご、チーズなどが挙げられます。
たんぱく質とビタミンを中心にする
髪はいろいろな栄養素でできていますが、たんぱく質とビタミンは特に重要です。たんぱく質は、頭皮や髪そのものを生成する役割があります。またビタミンは、髪の健康を維持するために必要な栄養素です。
たんぱく質とビタミンは、髪だけでなく、人間の体そのものを作るのに非常に重要な栄養素です。普段からたんぱく質とビタミンを積極的に摂るように心がけましょう。
白髪対策になる生活習慣
私たちが普段過ごしている生活習慣には、白髪を引き起こしてしまう原因がたくさん隠れています。逆を言えば、生活習慣を改善することで白髪対策になるのです。今日からできる白髪対策をご紹介します。
頭皮マッサージを行う
頭皮マッサージは、血行をよくしてくれるので健康な髪を維持するのにとても効果的です。お風呂でシャンプーをするとき、数分でいいのでマッサージすることを継続すると、健康な髪を維持してくれるだけでなく、薄毛にも効果が期待できます。
指先だけでなく、手の平も使いながら、体を揉みほぐすようなイメージで頭皮をマッサージしてあげましょう。
半身浴などで日常的にストレスを解消する
ストレスは、白髪になる原因の一つです。しかし、現代社会のなかでストレスを溜めずに生活するのはなかなか難しいでしょう。そこで大切なのは、日常的にストレスを解消することです。
半身浴は、体を温めて汗をかくだけでなく、リラックス効果のほか、血行を良くする効果も期待できます。ちょっとしたことでもいいので、日常的にできるストレス解消法を見つけてみてください。
有酸素運動を習慣化する
白髪対策に有効な運動は、ゆっくりと深呼吸をしながらできるような有酸素運動です。有酸素運動は、体内の酵素を増やしてくれたり、血液の流れをよくしてくれたりする効果が期待できます。さらに成長ホルモンの分泌を促してくれるので、健康な髪を作って白髪対策をすることができるのです。
禁煙する
タバコに含まれるニコチンは血管を収縮させるので、血流が悪くなって髪に栄養が届かなくなります。
さらに、タバコに含まれている一酸化炭素は、血液が酸素を体内に運搬する働きを低下させてしまいます。酸素には髪を黒くする効果があるため、髪に酸素が回らなくなると白髪になりやすいのです。
禁酒する
お酒を飲みすぎると、肝臓の機能が低下します。肝臓は、必要な栄養素などを血液にのせて体内を循環させる役割があります。
そんな肝臓の働きが低下すると、当然血液循環がうまくいかなくなり、髪に必要な栄養が届かなくなります。過度な飲酒は、白髪を引き起こす大きな原因となるのです。
帽子や日傘で紫外線対策をする
強い紫外線を浴びると、頭皮は火傷状態になってしまい、健康な髪の毛が生えなくなってしまいます。そのためなるべく頭皮が紫外線を浴びないように、帽子や日傘で紫外線対策をしっかりしましょう。
また、髪の分け目がずっと同じだと、分け目の頭皮が日焼けしてしまいます。たまに分け目を変えるのも、白髪対策になりますよ。
肌にあったヘアケア用品を使っている
白髪染めなどの白髪用ヘアケア用品は、逆に白髪を増やしてしまう成分が含まれています。どの程度染めたいかにもよりますが、なるべく肌に合っていて髪に負担の少ないヘアケア用品を使いましょう。
もし時間とお金に余裕があれば、美容院にいってプロに白髪を染めてもらうのがいいでしょう。
まとめ
白髪は、老化によるものだけでなく、普段の食生活や生活習慣も大きく関係しています。もし今白髪に悩んでいる方がいたら、一度普段の食生活や生活習慣を見直してみてください。白髪の要因となるような習慣があれば、ここでご紹介した方法を取り入れながら白髪対策をしてみましょう。