繊細な人の特徴
繊細な人には、いったいどのような特徴があるのでしょうか。優柔不断で物事をすぐに決断できない、ネガティブな思考を持っている、打たれ弱い、といった特徴が挙げられます。それぞれ、詳しく見ていきましょう。
優柔不断
繊細な人は、優柔不断な傾向があります。何事も慎重になりすぎる向きがありますし、考えすぎてしまうのです。普通ならすぐに決断できそうなことであっても、心がデリケートな人だとそれができません。
もし、自分の判断が誤っていたら、失敗してしまったら、という恐怖心を抱えていることが多いです。そのため、即座に判断しなくてはいけないシーンでも、考えこんでしまいます。
また、優柔不断でお悩みの方は、以下の記事もチェックしてみてください。
ネガティブな思考を持っている
繊細な人は、基本的なネガティブ思考であることが多いです。物事を悪い方向に考えてしまいますし、なぜかネガティブな方向に考えを寄せてしまうのです。それが優柔不断さに拍車をかけているのも事実でしょう。
繊細な心を持っているゆえに、いろいろと考えすぎてしまいます。物事の表面だけではなく、その裏側まで覗こうとしてしまうため、時にネガティブな思考に陥ることがあります。
また、マイナス思考でお悩みの方は、以下の記事から対処法をチェックしましょう。
打たれ弱すぎる
心が繊細だと、打たれ弱いです。例えば、職場でミスをしてしまい、上司から叱られただけで酷く落ち込んでしまうことがあります。すぐに気持ちを切り替えられればいいのですが、一度落ち込んでしまうとなかなか浮上できません。
「そんなことで落ち込むの?」と思ってしまうようなことでも、繊細な人は落ち込んでしまうのです。そのため、叱られる、怒られることが怖くて堪りません。
また、落ち込みやすくてお悩みの方は、以下の記事もチェックしてみてください。
親切で気遣い上手
ちょっとしたことでもすぐに気づくため、気遣いが上手です。「ここはこうしたほうがいいのではないか」「こうしなくてはいけないのではないか」と常に考えているからです。
気遣いができるため、職場の上司からは好かれていることが多いですね。職場の飲み会でも、同僚や上司、部下などに料理を取り分けたり、足らないドリンクを注文したりと気配りができます。
どうでも良い細かいことが気になる
普通はあまり気にならないような、小さなことでも気になってしまいます。周りの人からすると「どうしてそんなことが気になるの?」と思えるようなことでも、繊細な人は気になるのです。
本人としても、どうしてそんな小さなことが気になるのかよくわかりません。しかし、気になるものは仕方ありませんし、気になることを追求したくなってしまいます。
プレッシャーに弱い
プレッシャーに弱いため、大きな仕事を任されたりすると夜も眠れなくなることがあります。自分のせいで失敗してしまったら、損害を与えてしまったら、と悪いことばかり考えてしまい、気が気ではありません。
プレッシャーのせいで、心身に大きな影響を与えることもあります。吐き気や頭痛をもよおす、気持ちの浮き沈みが激しい、といったことも起こりえます。
無理に直す必要はない!繊細だからこそのメリットも
繊細な自分の性格を、何とかして直したい、と考えている方もいるでしょう。しかし、繊細であることは決して悪いことではありませんし、無理に直す必要はありません。繊細だからこそのメリットがあることを、知っておきましょう。
場の空気を読むのが得意
繊細な人は、常に周りをよく見ています。ちょっとしたことでも気がつきますし、周りが自分をどう見ているか、といったことも気になっているのです。そのため、場の空気を読むのが上手で、雰囲気を壊す言動もしません。
楽しそうな場では自分もそれなりに楽しそうにしますし、厳粛な場ではそれに合わせた雰囲気を纏うことができます。
優しいので敵が少ない
繊細な人は基本的に優しい性格をしています。誰かに対して攻撃的になることもありませんし、感情を露わにすることもほとんどありません。こうした性格のため、敵も少なく、悪い印象を持たれることも少ないと言えます。
優しい人だということを周りも理解しているので、仕事で困っているときにも助けてもらえます。困ったときに手を差し伸べてくれる人が現れるのは、メリットと言えるでしょう。
また、職場の人間関係でお困りの方は、以下の記事もチェックしてみてください。
悪口を言われたくないので悪口を言わない
打たれ弱いため、人から悪口を言われたくないと思っています。悪口を言われていると知ってしまうと、それだけで落ち込んでしまいます。自分がされて嫌なことは人にもしたくありませんし、悪口を言うこともありません。
周りの人が、特定の人に対して悪口や陰口を言っているときも、それに流されるようなことも皆無です。流されることなく、しれっとその場を立ち去ります。
繊細でミスの少ない仕事ができる
繊細な性格のため、仕事でもとても慎重です。どんな仕事でも丁寧にこなそうとしますし、確実性の高い仕事ができるのです。トータルでのミスも少ないため、上司や同僚からも大きな信頼を寄せられることが多いでしょう。
仕事のスピード自体は、そこまで早くありません。どちらかというと遅いかもしれませんが、その分正確で間違いのない仕事ができるのです。
また、慎重なばかりに仕事が遅くなってしまう…という方は、以下の記事もチェックしてみてください。
生き方がとても丁寧
繊細な人は、失敗をしたくない、間違いを起こしたくないと常々考えています。そのため、生き方がとても丁寧ですし、スムーズな人生を歩めることが多いと考えられます。まじめに働き、まじめに恋愛をし、スムーズに幸せな人生を掴める可能性が高いのです。
繊細な人が生きやすくなるためには
繊細な性格ゆえに、生きづらさを感じている方もいるでしょう。では、繊細な人が生きやすくなるには、いったいどうすればいいのでしょうか。
グループ行動を避ける、自分の短所を長所と捉える、といったことが挙げられます。詳しく見ていきましょう。
自己分析で自分の強みやくせを理解する
自分の5つの強みをチェックする
繊細なことは決して弱みではありません。「繊細さ」を活かすためにも、グッドポイント診断で5つの強みをチェックしてみましょう。
「慎重性」「感受性」と出た方は、もしかしたらその強みが繊細さに出てしまっているのかも。まずは診断をしてみて、強みをどう活かせばいいのかを考えてみましょう。
\無料で5つの強みを知ろう!/
自分の個性からくるくせを知り、対処法を知る
いろいろなことに繊細になってしまうのは、あなたの個性からくる「くせ」が影響しているのかも。ミイダスのパーソナリティ診断では、あなたの個性からくる「くせ」とその対処法を知ることができます。
くせを解消して、あなたの「繊細さ」を改善していきましょう!
\市場価値チェック、仕事での自己分析、個性の「クセ」の対処法を知りたいなら/
グループ行動は避ける
繊細な人は、常に周りに目を向けています。ちょっとしたことにも気づいてしまいますし、それゆえに細やかな気遣いもできるのです。いつもこれだと、しんどくなってしまいますし、生きにくいと感じることもあるでしょう。
これを回避するには、グループ行動を避けることです。せいぜい2~3人、もしくは単独での行動にし、多人数での行動を避けることでこうした事態も回避可能です。
自分の短所を長所と捉える
自分の短所に対して、悲観的な気持ちを抱いてしまうことがあります。ネガティブな思考を持っていることが多いですし、自分の短所を強く呪ってしまう方も少なくありません。
考え方を変えてみましょう。あなたにとっては短所でも、ほかの人から見ると長所かもしれません。また、自分で短所と思っているだけで、それは長所である可能性もあります。まずは自分の短所を好きになってみましょう。
疲れたときの逃げ場所を用意しておく
本当に疲れたとき、逃げ場所がありますか?家庭や恋人、親友など、本当に疲れたときの逃げ場所があれば、苦しいときにも救われます。どこにも逃げ場がないとなると、辛いことや悲しいこともすべて自分の中に溜め込んでしまいます。
別に家族や恋人である必要はありませんが、いざというときの逃げ場は確保しておきましょう。ツライときは、逃げ場所に避難することです。
少しだけ鈍感になってみる
繊細な人は、あらゆることに対して敏感です。過敏に反応しすぎるところがありますし、それが生きにくさを感じる原因にもなっています。少しだけ鈍感になることで、少しは生きやすいと思えるようになるかもしれません。
いきなり鈍感になろうと思っても、なかなか難しい話です。まずは、自分は鈍感だと言い聞かし、ちょっとしたことは見て見ぬふりすることから始めてみましょう。
まとめ
繊細な人の特徴やメリットについてまとめてみましたが、いかがだったでしょうか。繊細な性格だと、生きにくいと感じてしまうことが多々あるかもしれません。しかし、繊細だからゆえのメリットがあることも、ここで理解してほしいですね。生きやすくなる方法についてもいくつかご紹介したので、ぜひ今後に役立てていただきたいです。