悟りを開くと人はどのようになるの?悟りを開く5つの方法

身の廻りに悟りを開いた人間を卓越したような人はいないでしょうか。悟りを開くとは、心迷いがなくなり心理を得心した状態のことを指します。

悟りを開いたひとは、人や物に対する執着が一切なく、怒りや悲しみに心を奪われることもないため、とてもシンプルに人生を楽しむことができると言います。

そこで、

  • 悟りを開いている人の特徴
  • 悟りを開くことの魅力
  • 悟りを開く方法

と、悟りを開くとどうなるのか、悟りを開くためにはどうすればいいのか、などについてまとめました。

悟りを開いている人の特徴

悟りを開いた人は心の迷いがなく何にも惑わされない聖人のようなイメージが強いものです。俗世間の一般常識とはかけ離れた考え方や言動から見方によっては人間離れしているようにも思えます。

悟りを開いている人に共通する特徴についてまとめました。

自分の価値観を大事にできる

悟りを開いた人は人に惑わされることがないので、自分の価値観だけを大切にしながら生きることができます。例えば商品の価値は必要性や人気による需要によって高くなることがあります。悟りを開いた人は、ブレない自分の価値観だけで判断するので世間の評判や情報操作によって惑わされることがありません。

物だけでなく人に対してもそうで偏見や先入観を持たずに、誰にでも平等に接することができます。人や物に執着することがないため、自分の価値観に従っていつも心穏やかに過ごせるでしょう。

他人とトラブルを起こさない

悟りを開いた人は人に対して嫉妬や怒りなどを感じることがないため、基本的に対人トラブルを起こしません。恋愛や人間関係のもつれは最も人の心を惑わず煩わしいものです。しかし、悟りを開いた人は物だけでなく人にも執着しません。

「去る者は追わず来る者は拒まず」が基本となるため積極的に人に関わることもなく、トラブルが生じる機会さえないと言えるでしょう。また、慈悲深い心や無償の愛のような宗教的な域に達していることも多く、誰にでも平等に接するため人から嫌われることもないでしょう。

シンプルな生活を楽しんでいる

悟りを開いた人は人や物に執着することがないことから、ショッピングやパーティなどお金を出して人と騒ぐこともなく、ごくシンプルな生活を楽しんでいます。世間的に人気がある、評判であると聞いても興味関心は全くありません。欲望や欲求とは無縁の生活であるため、心が乱されることもないのでしょう。

無理にシンプルな生活を強いるのではなく、質素で普通の生活を楽しむことができるのも悟りを開いた人ならではと言えるでしょう。見栄を張ったり、人をうらやんだりすることもないので人が訪れても何も恥じることもありません。

規則正しい生活をしている

食事

悟りを開いた人は心穏やかに静かに過ごすことが多くなります。健全な精神は健康な体からと自堕落な生活をすることはありません。毎日決まった時間に寝起きをし、食事の時間も大幅にずれるようなこともないでしょう。規則正しいメリハリのある生活を送ることで、体も心も健康に保つことができます。

アクティブなことよりも読書や瞑想、ヨガなどを好む傾向があり、ストレスが溜まるほど自分を追い詰めることもありません。規則正しい生活によって心や体に乱れがないため、想定外のことが起きてもあたふたすることもないでしょう。

身体によい食生活を送っている

悟りを開くと物欲がなくなるため、食べ物でぜいたくすることもなく質素な食事を好みます。また、健全な心身を保つために自然に体に良い食べ物を摂取するようになります。高価な食材ではなく質素でも多品目で栄養バランスを考えた食材を意識的に食べることが多いでしょう。

塩分や脂分、糖分などの過剰摂取にも留意しており、魚や野菜を中心とした和食が多くなる傾向もみられるようです。有機栽培の野菜や自家製食材にこだわる人もいます。食事の際に、大地や海の恵に対する感謝の念も忘れないでしょう。

タバコを吸わない

悟りを開いた人は心を健康に維持することを重視します。精神と肉体は一体と考えているため体の健康にも人一倍気を遣いタバコを吸うこともほとんどありません。健全な精神は健全な肉体に宿るとして体にいいものを第一に考えて食事をします。そんな人が「百害あって一利なし」といわれる喫煙を習慣づけるはずがありません。

タバコは中毒性があるため禁煙が難しいことで知られています。悟りを開いた人は何かに依存して自我を失って生きることは選択肢としてないので、強い依存性のあるタバコにおぼれてしまうことはありません。

感情的にならない

悟りを開いた人の特徴の1つに感情的にならないことがあげられます。感情の起伏に多少の幅があるものの、人間には喜怒哀楽があり現実に起こったことや、過去や未来に思いを馳せてさまざまな感情がこみあげてくるものです。激しい怒りや悲しみに心を支配されると我を忘れて周囲に嫌な思いをさせたり心配させたりすることもあるでしょう。

人間は感情の動物であるため、ある程度の感情に心が乱されるのは仕方ないことです。しかし、悟りを開いた人は感情を自ら理性でコントロールすることができるため、周囲に感情的に当たることはありません。

悟りを開くことの魅力は?

悟りを開いている人はときに変人扱いされることもありますが、人からの評価や批判も受け付けない心を維持できるので何も気になりません。無我の境地ともいえる悟りを開くことにはどんな魅力があるのでしょうか。

死ぬことを必要以上に恐れなくなる

悟りを開くと迷いや悩みがなくなるので、死に対しても必要以上に恐れを抱くことがなくなります。仏教では人間が避けられない4つの苦悩として「生老病死」があると説いています。なかでも死ぬことの恐怖やその先の不安が大きく、死について考えると眠れなくなることもあるでしょう。

悟りを開くことによって、人生における全ての執着を解き放って心が自由になることから、何かに心を惑わされることがなくなります。死も必然のものとしてとらえるので、恐れる必要はないものとして心穏やかに受け入れることができます。

お金やステイタスなど欲望から解放される

普通に生きていれば少しでもお金や地位、名声などのステイタスを手に入れて人よりも豊かな人生を送りたいと思うものです。しかし、悟りを開くことによって物事に対する執着心がなくなるため、物欲をはじめとする欲望から解放され心穏やかに過ごすことができるようになります

他人と自分を比較したり、私利私欲に走って満足したりすることがなくなるため、心はいつも自由で軽い状態です。人間が悩んだりイライラしたりするのは、思い通りに事が進まないからです。悟りを開けば何かに縛られたり囚われたりすることが一切なくなるので、いつも心が解放された状態になります。

あらゆるしがらみから解放され自由に生きられる

悟りを開くと全てのしがらみに囚われることなく自由に生きることができます。生きていると利益を得るための取捨選択や計算、競争など、さまざまなしがらみに支配されます。しがらみのなかを生き抜くためには、他人を蹴落としてまで自分が前に出る必要があり、生活はストレスの連続になることでしょう。

流行りについていかないと人に笑われる、人よりも優れていないと馬鹿にされるなど、そのほとんどは他人との比較や評価によって生じるものと言えます。あらゆるしがらみから解放され執着がなくなれば、何かに心を支配されることもなくなり、自由に生きることができるでしょう。

他人ではなく自分の価値観で生活できるようになる

悟りを開くと他人の目や評価が気にならなくなるため、自分の価値観だけで生きていくことができるようになります。「嫌われる勇気」で評判になったアドラー心理学では、世の中の悩みのほとんどは人間関係によるものであるとされています。

他人にどう思われるか、好かれるか・嫌われるか、尊敬されるか・軽蔑されるか、などに人生の大半を占められている人は、常にストレスフルな状態にあります。悟りを開くと他人のことなど一切気にならなくなるため、自分の価値観だけを信じて生きることができるようになるでしょう。

悟りを開く方法

悟りを開いた人は突然神のお告げを受けたわけではなく、徐々に考え方や価値観、生き方を変えた人がほとんどです。

俗世間の価値に囚われて生きている人間がいきなり悟りを開くことは難しいでしょうが、悟りを開く一歩となる方法はいくつかあります。

断捨離を決行しお金や物への執着を捨てる

悟りを開くといっても僧侶になるわけではないので、まず身近なできることから始めてみることをおすすめします。まず、物欲から逃れるために断捨離を決行してみましょう。最近では、ミニマリストと呼ばれる必要最小限の物だけで生活する人も少なくありません。

実際に部屋のなかには生活に直接必要のない物も多く、なくなっても不便は感じないものです。身の回りを整理することで、金銭や物などに対する執着心も薄れていくことでしょう。執着がなくなれば、嫉妬や怒りなどの感情が生じることも少なくなります。

目に見えることに捉われない

いつも自分の目に見えることだけに囚われていないでしょうか。目の前で起こっている現象や状況だけで世の中が動いているわけではなく、人の心も目に見えるものではありません。むしろ、目に見えないところでさまざまな人の動きや想いに支えられることの方が多いのです。

目に見える物ばかりを意識して一喜一憂して心が乱されるのはもったいない事と言えます。見えるものだけで物事を判断するのではなく、自分の知らない世界がありそのおかげで生かされていることに感謝する気持ちを持つことが大切です。

悪いことも含め全て受け入れる

悟りを開くには、良いことだけでなく自分にとって悪いことも全て受け入れなければなりません。人生は山あり谷ありで良い事と悪いことが交互にやってくると言われています。耐性のない人間は、悪いことや不都合なことが起こるとそれだけに囚われて物事を悪い方向にしか考えられなくなります。

悪いことも全て直に受け入れられれば、個人的な感情に流されて物事の判断を誤ることもなくなるでしょう。良い事も悪いことも全て未来につながっており、ありのままを受け入れれば心惑わされず穏やかに生活できるようになります。

嫉妬心を持たず他人と比べない

すぐに人をうらやんだり嫉妬したりしてしまう人はいないでしょうか。「自分の思い通りにならない」「他人が持っているものが欲しくなる」「他人の方が優れてみえる」これらは、全て人との関係で生じる感情です。他者を意識しすぎるがために生じるトラブルも多く、冷静に考えてみればいかに無駄な時間を過ごしているかがわかるでしょう。

自分の価値観だけを信じて生活するようにすれば、他人と比較することで嫉妬することもなくなります。焦りもなくなり心穏やかに過ごすことができるようになるでしょう。

どんなに小さいことにも感謝する

悟りを開くにはどんな小さなことにも感謝する心を持つことが大切です。幼い頃に「ありがとう」がどんなに大切な言葉なのかについては誰もが学んでいるはずです。しかし、成長するにつれて「やってもらって当然」「目の前に物があって当然」のように傲慢な気持ちが強くなってしまいます。

自然や人に感謝する気持ちを忘れないようにすれば、毎日が楽しく明るいものになります。「ありがとう」の言葉は人を優しく穏やかにしてくれるため、周囲にかけた感謝の言葉は巡り巡って自分に返ってくることでしょう。

まとめ

悟りを開いた人は生老病死の煩悩がなく常に心が落ち着いた状態です。自分の正しい価値観に従って生きるので、人や物に対する執着も一切ありません。

嫉妬やストレスなどとは無縁の生活を送っており、感謝の心を忘れずに人生を大切に生きています。怒りや悲しみに心を支配されがちで心が疲れがちな人は、できることから悟りを開く人を目指してみてはいかがでしょうか。