自己犠牲は損をする?自己犠牲をやめて人生を楽しむには

自分だけでなく職場の同僚や友人に、自分のことはいつも後回しにして人のために自分を犠牲にしている人はいないでしょうか。自己犠牲をする人は、誰もやりたがらないことや面倒なことを一手に引き受けて結局できなくて悩んでしまうこともあります。

そこで、

  • 自己犠牲をしてしまう人の共通点
  • 自己犠牲をやめる方法

と、自己犠牲する人の心理や特徴、自己犠牲をやめて人生を楽しむための方法についてまとめました。

自己犠牲をしてしまう人の共通点

自分を犠牲にしてまで人のために尽くそうとする人の心理がなかなか理解できない人も多いでしょう。

「もっと肩の力を抜いて自分のために生きればいいのに……」と思う自己犠牲をしてしまう人の共通点とは何でしょうか。

争いごとが苦手

自己犠牲をしてしまう人は基本的に気が弱く人と争うことが得意ではありません。争いごとになると面倒で自分が傷つくことにもなるため、自己防御のために自分を犠牲にすることを選んでいるのかもしれません。それだけでなく周囲の人が傷ついたり悲しんだりするくらいなら、自分が犠牲になって辛い思いをすればいいと考えてしまいます。

仕事では自分が主張したい意見があっても、そのために議論したりチーム全体の仕事が滞ったりするのが嫌で口をつぐんでしまうこともあるでしょう。

気が弱い

自己犠牲をする人は基本的に頼まれたことを断り切れない気の弱さの持ち主と言えます。自分が断ることで他の人が嫌な気持ちになると考えると、それに耐えきれず自分から苦労を買って出ることも珍しくありません。

自分さえ我慢すれば人が傷つくこともなければ、誰がやるかで揉めることもないと考えるのも自己犠牲をしてしまう人に共通する点と言えます。しかし、常に自分の意見ではなく他人の犠牲になって動くことになるため、人から信頼されることは少ないでしょう。

優しすぎる性格

自己犠牲してしまう人は、優しすぎる性格を周囲に見抜かれることで「あの人に頼めば大丈夫」「あの人なら断らない」と利用されてしまうことが多くなります。確かに根本的に優しい性格なので人に辛い思いをさせたくなくて、いろいろな面倒を引き受けることになるのでしょう。

しかし、人から都合よく利用されて自分だけで多くのことを抱え込んでしまい、首が回らなくなることになることも少なくありません。優しい性格につけこむ人間もいることを理解しておく必要があります。

自分に自信がない

自己犠牲をする人が人のために尽くしてしまうのは自分に自信がないせいでもあります。人のために尽くして「褒められたい」「感謝されたい」「認められたい」と願うのは社会的欲求の1つである承認の欲求を満たすためです。自分に自信があってブレない生き方をしている人は他人の目や評価を気にすることはありません。

自分が信じた道を真っすぐに進むだけで、他社から認められなくても気にならないでしょう。自己犠牲をしてしまう人は自分に自信がなく、他人に認められたいと強く思っていることから自分を犠牲にしてまで人に尽くしてしまうと考えられます。

他人の目を必要以上に気にしてしまう

自己犠牲をする人は自分に自信がないので、いつも他人の目を必要以上に気にしてしまいます。「ばかにされてないか」「不必要な人間と思われていないか」「無能だと思われていないか」などと心配のレベルを超えて強い恐怖を感じているのでしょう。

他人に嫌われたくないためにやりたくもない仕事や面倒なことを請け負い、それで満足するのではなく「なんで自分がこんなことを……」と思いながら淡々とこなすだけです。他人の目に動かされているだけでそこに自分の意思は存在しません。

周りに必要とされたいという気持ちが強い

自己犠牲をする人は、人に尽くすことによって周りから必要とされている気持ちに満足する傾向があります。誰もがやりたがらないことを引き受けると周囲からは当然感謝されます。人から「ありがとう」と言われることが快感となるだけでなく、自分の存在意義が認められたような気になるのでしょう。

感謝されることに心地よさを見出し、自己犠牲を繰り返す人は少なくありません。しかし、感謝されたからといって本当に必要とされているとは言えないのではないでしょうか。

自己犠牲は損をする?

自己犠牲は気が弱く優しい人に多いもの。どんなに頑張っても人に感謝されることもなく終わってしまって虚しさを感じることもあるはずです。自己犠牲をする人は損をすることが多いのでしょうか。

他人の言いなりになりやすい

自己犠牲をする人は基本的に人に対して高圧的になったり、強く意見したりすることができません。自分の意思で決められずに他人の言いなりになりやすいのです。誰かがやらなければならない面倒な仕事に誰も手を挙げないでいると「自分が我慢すれば……」と引き受けてしまいます。

そんな姿をいつも見ている同僚や上司は「あいつならやってくれる」と何でも言いつけるようになるでしょう。人が良いようにみえますが自己犠牲の結果、自分の仕事に時間が割けなくなることも珍しくありません。

自分の考えを発言できない

自己犠牲をする人は自分に自信がないため、日頃から自分の考えをはっきりと発言することを苦手としています。重要な議案を話し合う会議においても積極的に自分から意見を述べることはありません。上司や多数の意見に付和雷同で従うだけで「あなたはどう思いますか?」と問われることに恐怖を感じるタイプです。

その場を取り繕うことで精一杯となりますが、その後に問題が生じても責任を取ることができず悩んでしまうこともあります。それだけでなく、自分の意に反する指示にもNOと言うことができません。

手柄を横取りされるなど出世しにくい

自己犠牲をする人は目立たないところで縁の下の力持ちのように人知れず努力をすることが多いもの。自己犠牲をする人にあまり要領の良い人はいないため、人に利用されるだけで結局手柄は全部横取りされ、自分の仕事としては認められないため出世しにくくなります。

どんなに頑張ってもその人の仕事の成果として認められることはなく、他人の下働きばかりすることになります。徹夜で仕上げた資料を同僚に渡すといつのまにか同僚1人が苦労した仕事として評価されることも珍しくないでしょう。

自己犠牲をやめれば人生が好転する!

自己犠牲をする生き方にどっぷりと浸かっている人は、最後まで人に尽くすだけの人生になります。

どんなに頑張っても自分の成果として認められることはなく、自分の意思で行動することもほとんどないでしょう。自己犠牲をやめれば人生は必ず好転します。

自分のために時間や労力を使える

自己犠牲をやめれば、誰かのために頑張るのではなく自分のために時間や労力を使うことができるようになります。いつも人のことばかり気にして「その場を上手く繕えたら……」「皆が嫌な気持ちにならなければ……」と考えて行動してしまいます。人のためにほとんどの時間や労力を使っていることになり自分のためにはなっていません。

自己犠牲をやめれば自分のためにどれだけのことができるかを考えて、小さなことからでもいいので具体的に行動に移すことが大切です。自分の意思で始めたことが成功すれば、達成感が得られるだけでなく自信にもつなげることができるでしょう。

自分の人生に責任を持てるようになる

自己犠牲を続けているといつも人のために尽くしているような気になります。しかし、それで満足していると自分の人生を振り返ったとき虚しさを感じるだけになるのではないでしょうか。自己犠牲をして他人に尽くしてもその人たちの人生を背負っているわけではないことは理解しているはずです。

また、どんなに人のために尽くしても、その人たちが自分の人生を支えてくれたり、責任をとってくれたりすることはありません。自己犠牲をやめて自分のために自分の意思で行動すれば、おのずと自分の人生に責任を持てるようになるでしょう

出世しやすくなる

自己犠牲をやめれば職場での出世もしやすくなります。自己犠牲する人の仕事のほとんどは自分のためのものではなく人のためのものです。どんなに時間や労力を費やしても、仕上げた仕事は同僚や上司の手柄として横取りされ自分の成果として認められることはありません。

自分のために仕事をすればやる気や質にも差が出るはずです。また、やったことが全て自分のこととして認められることで重要なポストに就く可能性も高くなります。これは何も難しいことではなく誰もが普通にやっていることに過ぎません。

自己犠牲をやめる方法

自己犠牲をする人は、長年人のために自分を犠牲にすることに慣れっこになっており、自己犠牲する自分が嫌だと感じながらもなかなかやめられないものです。

自己犠牲の人生を断ち切るためには具体的にどんなことに注意すればいいのでしょうか。

自己犠牲を続けても認められないことを理解する

自己犠牲をする人は自分の生き方に自信を持ち有意義に過ごせているでしょうか。おそらく、どんなに自己犠牲をして人のために頑張っても認められることはなく失望する経験を繰り返しているはずです。自己犠牲でどんなに頑張ってもそれは全て人のためであり、自分のためにしたことではありません。

自己犠牲に使う時間や労力を自分のために使えれば、同じ仕事をした場合であっても充実感や達成感に大きな違いがあります。本当の自分を認めて欲しいのであれば、人のためではなく自分のために頑張ることが大切です。

嫌われることを怖がらない

自己犠牲をする人は、自分を犠牲にして人に尽くすことをやめてしまったら、他人から嫌われてしまうことを極端に恐れているのではないでしょうか。自己犠牲をする人は人のために尽くすことに慣れており、周囲の人もそれが喜びなのだろうと考えがちです。

人が嫌がることを率先してやったり、人の仕事まで引き受けてしまったりするのは、人から嫌われたくない強い気持ちがあるからでしょう。自分を犠牲にすることでしか築けない人間関係は偽物であることに築く必要があります。

相手の言いなりにならず自分のことは自分で決める

自己犠牲をする人は自分の意見をはっきり言わないだけでなく、言動が周りの影響を受けて言いなりになる傾向があります。自己犠牲をやめるためには「人のためにやる、人が言うからやる」のではなく「自分がしたいからやる」と自分のことは自分で決めるようにすることが大切です。

自分の意見を明確に述べるのは難しいことですが、繰り返し行うことで周囲の見る目も変化します。自己犠牲をする人は自己中心的なくらいがちょうどいいのではないでしょうか。

頼まれたことを断る勇気を持つ

自己犠牲をする人は優しいだけでなく気が弱いので、頼まれたことを何でも引き受けてしまいがちです。その結果、首が回らなくなり思うような成果が出ずに悩んでしまうことも多いでしょう。ときには頼まれても断る勇気を持つことが大切です。

「できないことはできない」と言うのは簡単なことですが、自己犠牲をする人はこのことからマスターする必要があります。できないことを引き受けても人に迷惑をかけてしまうことに気づかなければなりません。

空気を読むのをやめる

空気が読めるのは人の気持ちや立場を察する優しい気持ちがあるからです。しかし、それで自分を犠牲にすることになるのであれば、空気を読むのをやめてみる必要もあるでしょう

自己犠牲をする人は周りのマイナスの空気を読むのがとても上手です。意見が出ずに話合いが進まなかったり、誰がやるべきかで沈黙が続いたりするとその雰囲気にいたたまれずに自分から手を挙げてしまいます。円滑なコミュニケーションを図るうえで空気を読むことは大切ですが、読み過ぎて自分を犠牲にする必要はありません。

まとめ

自己犠牲をする人は、人が嫌がること引き受けて他人のために尽力します。基本的に優しく気が弱い性格が関係していますが、自分に自信がないために人から感謝されたり、褒められたりすることで満足している面もあります。

もし、周りに自己犠牲してしまう人がいる場合は、自分の意思で自分のために生きることの素晴らしさを教えてあげましょう。