窓ガラスが汚れてしまう原因
窓ガラスの汚れの特徴は、1つの汚れが接着剤のような役割を果たして、次の汚れが付着しやすくなるという点です。汚れのおおもとを断つことができれば、汚れにくい窓ガラスにすることも可能になりますね。それでは窓ガラスの汚れの原因についてみていきましょう。
手垢
窓ガラスを素手で触ったときには、手垢がガラスに付着して汚れの原因になります。たとえ手をきれいに洗っていたとしても手の脂が窓ガラスにつきますので注意が必要です。お子さんがいる場合には、汚れた手で窓ガラスを触るといったシーンも多く、これも汚れの原因になるケースがあります。
手垢や手の脂がガラスにつくと、その部分へほこりが溜まってしまいます。目には見えないちょっとした手垢が大きな汚れの原因になります。お掃除では手垢や脂も取り除くことが必要です。
ホコリ
目には見えないような小さなほこりも、1点に付着して集まることによって、目に見える程度の汚れになります。小さなほこり自体は丁寧に掃除をしても取り除くことは難しく、大きくまとまったほこりを少しずつ取り除いていきましょう。
タバコ
タバコの煙に含まれるヤニは、窓ガラスに付着して、黄ばみ汚れの原因になります。またヤ二汚れは粘着質ですので、そこへ新たなほこりが付着して、汚れを増長させてしまうのです。
そのため、汚れを予防するためには室内での喫煙は避けた方がよいですね。もしくは一週間に1度程度、窓ガラスも含めて少々大がかりになっても拭き掃除をすると、ヤニ汚れが粘着することを防げるでしょう。
油煙
キッチンに近い窓ガラスの場合、油煙がガラスにこびりついてしまい汚れの原因になります。油煙は粘着力が強く、これにより汚れた窓を手で触ってもべとべとした感触が分かるものです。この粘着質の汚れは、小さなほこりを集めて大きな汚れへとつながります。
窓ガラスの基本的な掃除方法
窓ガラスをきれいにお掃除したいときには、まずは何から始めていけばよいのでしょうか。基本になる掃除の手順と注意点についてみていきましょう。
1.表面のホコリなどを取る
まずはガラス窓の表面に付着している目に見えるようなほこりなどを取り除いていきましょう。ただほこりっぽくなっているだけの窓であれば、表面のほこりだけを掃除してしまえば、だいぶきれいになります。
たとえばあまり手で触れることもなく、油煙なども届かないような窓であれば、水拭きするだけでもかなりきれいになります。
2.布に洗剤を染み込ませて汚れを拭き取る
おおよその汚れが取れたら、次に洗剤を使って黄ばみなどの汚れを拭き取っていきましょう。ここでポイントになるのが、洗剤の使い方です。洗剤は窓に直接吹きかけて使用すると、窓ガラスに垂れてしまい、拭き上げ後の仕上がりにムラが出るため見映えが悪くなります。
洗剤は拭くときに使用する雑巾に染み込ませてから、窓をまんべんなく拭き上げるようにしましょう。油汚れやタバコのヤニ汚れのようにベタつく汚れの場合には、使用する洗剤を強力なものにして拭いた方がよいです。
3.スクイジーで汚れを掻き出す
洗剤を使用して拭いた後の窓ガラスの表面には、細かな水分が残っているので、スクイジーを使って水分を落としていきましょう。スクイジーを使う際には、掻き出す方向の順番に注意するとよいです。最初に横方向へ水分を掻き出していき、上から順番に横方向へすワイプし、最後に縦方向へ掻き出すのが効率的な順番となります。横から縦というこの順番に意識して、窓ガラスに残っている水分と汚れを取り除いていってください。
4.乾拭きをして完成
乾拭きの際には2段階に分けて拭いていきましょう。1度目の乾拭きは雑巾のように目の粗い布を用いて、大まかに水分を取り除いていきます。2度目の乾拭きにはマイクロファイバークロスのような目の細かい布を用いると仕上がりがきれいです。細かな水分までしっかりと拭き取ることができ、ガラスの表面も磨かれます。
もしも乾拭きをせずに自然乾燥をさせてしまうと、細かな水滴に新たなほこりが付着して、水垢になってしまうので注意しましょう。自然乾燥させるのではなく、必ず乾拭きで仕上げてください。
自宅で簡単にできる!色々な窓ガラス掃除
洗剤やマイクロファイバークロス、スクイジーなどが手元に無い場合でも、自宅にある物を代用して窓ガラスをきれいに掃除することができます。
ストッキングや新聞紙を活用することで、窓ガラスはピカピカに磨き上げられるので試してみてください。それでは代用したお掃除をする際の注意点をご説明していきます。
ストッキング団子を使う
いらなくなったストッキングと靴下を使ってストッキング団子を作り、窓ガラスの掃除をしてみましょう。ストッキング団子の作り方は、まずストッキングをひざ部分でカットし、ロールキャベツのように丸めた靴下をストッキングの指先部分に入れ、長く残ったストッキングを更に外側へ巻き付けます。
ストッキングは万能な掃除グッズへと変身しますよ。ストッキングの線維の細かさと、静電気によって細かいほこりまできれいに取り除くことができますので、拭き上げ用のお掃除グッズとして活用してみてください。
新聞紙を使う
新聞紙を丸めて窓ガラスを拭くと、ガラスがピカピカになるという話は聞いたことのある人も多いことでしょう。これは新聞紙に印刷されているインクにツヤ出し効果とくもり止めの効果があるからです。
新聞紙の使い方としては、まず15センチから20センチ程度の大きさに新聞紙をカットして、それを丸めるだけです。手軽に窓の掃除ができるグッズができあがるのが利点といえます。なお、新聞紙は水をつけずにそのまま窓を拭くだけで大丈夫です。汚れが目立つ部分だけは雑巾などでそこだけ拭き取り、その後に新聞紙で磨き上げるとよいでしょう。
おすすめの窓掃除グッズ
窓のお掃除で活躍するグッズには、どのようなものがあるのでしょうか。大掃除にも使えるおすすめの窓掃除グッズを、ご紹介していきます。
レック 激落ちクロス マイクロファイバー 10枚入
まずはマイクロファイバークロスについてです。マイクロファイバークロスは窓ガラスだけではなく、ほこりが溜まってしまいやすい電化製品のモニタや、鏡、その他の家具など、さまざまな場所で使用できるお掃除グッズとなります。10枚入がお得ですから、大掃除前に購入するのがおすすめです。
エトレのガラス掃除プロ用ツール 【シャンプーカバーセット(イエロー) 16″(35cm)】
こちらは窓ガラス専用のお掃除グッズです。先端に付いている線維はマイクロファイバーとなっており、窓に付着した細かな汚れまできれいに取り除くことができます。洗剤を用いることも可能となっていて、なお且つ価格が安いのも魅力ですね。窓のお掃除に特化したグッズです。
まとめ
窓の汚れは、水分や油分が窓に付着して小さなほこりを集めることによって発生します。そのため、掃除にはいかにこの粘着質のものを取り除けるかがポイントとなるでしょう。
窓掃除の手順は、まず大まかな汚れを取り、その上で窓にこびりついている油汚れなどを取り除くという順序が効率的です。綺麗な窓にするためにも手順に着目してお掃除していきましょう。