八白土星の象徴
八白土星は山を象徴する星です。高く積み上がっていく山は、雄大になり品格が備わっているもの。神社仏閣やお城なども八白土星を象徴します。
また、冬から春に変わる境目にあたるため、変化を象徴する星。切り替わる、新しい始まり、心や環境の変化など、さまざまな変化を象徴するのは八白土星の特徴です。
山:山の天候のように変わりやすい複雑な性格
山を象意に持つ八白土星は、高く積み上がるまで粘り強く努力し、結果を出す性格。コツコツと貯蓄をしたり、じっくりと勉強しスキルを高めたりするタイプです。
一方で、山の天候のように変わりやすい性格もあり、複雑さを併せ持つのも八白土星の特徴。八白土星は陰陽の変わり目でもあるので、その影響を受けると悪い運気になります。
しかし、それは本人次第であり、悪い方向に行くと決まっているわけではありません。転職や気持ちの変化も、改善や改革を意味します。
土:変化と強欲の象徴
変化という象意のほか、強欲という意味も持つ八白土星。目標を達成するために、貪欲に勉強し行動します。勉
強や仕事を徹底的にするのはよいのですが、恋愛においては追いかけすぎて嫌われてしまうこともあるでしょう。
八白土星の基本的な性格
土の影響を大きく受ける八白土星は、どっしりとした性格で、頑固です。意志が固く、保守的なのも八白土星の特徴です。
そんな八白土星の基本的な性格をまとめました。
真面目で社交性がない
マイペースで真面目な性格で、地道に努力して成果を挙げるタイプです。目的に向かって、コツコツと努力し、必ず結果につなげる意志は相当なものです。
正直者で嘘をつくことも、相手の顔色をうかがって行動したりすることもできない性格。人の話に合わせて盛り上げるなどといったことができないので、社交性には欠けるでしょう。
頑固でとっつきにくい雰囲気もあるので、打ち解けるのも時間がかかります。しかし、根はやさしく、情に厚い面もあります。少しでもコミュニケーションを取りたいときには、相手の話しをやさしく聞いてあげるといいでしょう。
保守的
自分の身の丈に合ったことしかしない八白土星は保守的な性格です。人の争いごとは避け、穏やかに暮らしていくことを望んでいます。
冒険をしながら波乱万丈な人生ではなく、安定した人生を着実に送りたいと思っているタイプ。そのためは、困難なことがあってもそこから逃げることなく、しっかりと解決し1歩1歩前に進んでいきます。
現実的なのは大切ですが、それだけだと面白味がありません。時には、冒険してみる思い切りも必要です。
チャンスを逃しやすい
どっしりとした山の影響を受けている八白土星ですが、山の天気は変わりやすいと言われるように変化を好む星です。
変化は改革や改善という意味もありますが、悪い方に転ぶ場合もあります。変化を続け運気が安定しないと、チャンスを逃しやすいので注意しましょう。
また、保守的で警戒心も強いため、チャンスがあったとしてもすぐに行動しないことがあります。それが裏目に出ると、運も成功も逃してしまうことになります。
頑固
基本的には辛抱強く、何があっても途中で投げ出すような性格ではない八白土星は、意志が固く、曲げるようなこともしません。そのため、周囲からは頑固者というレッテルを貼られることも多いです。
相手が上司でも、友達でも関係なく、自分の意志を押し通すため、時にはそれがトラブルの原因となることも。あまり我を通すばかりだと信頼を失ってしまうので、周りの状況を把握し判断することも大事です。
おとなしい
おとなしい性格で、感情を爆発させることもほとんどありません。表情に乏しく、根暗な印象もありますが、何があっても動じることがないので、信頼されやすいでしょう。
ただし、真面目で頑固な面があるので、とっつきにくく、話しかけにくいタイプでもあります。コミュニケーションを取ることも大切なので、もう少し柔和な雰囲気づくりをするといいでしょう。
八白土星の恋愛運
強欲な面のある八白土星は、好きな相手に執着しすぎることがあります。好きになったら一途なのですが、相手を疑ってばかりではいい関係を築くことは難しいでしょう。八白土星の恋愛運について見ていきましょう。
好きになったら一途
目的に向かって着実に事をすすめていく八白土星は、好きになったら一途です。好きになってしまうと、どのような状況でも前に進まずにはいられないほどです。
真面目で真剣に考えるタイプで、度を越すと相手にとっては重荷となってしまうことも。融通がきかない性格でもあり、まっすぐに考えすぎて、お互いに行き詰まってしまうようなこともあります。
異性との縁に恵まれず孤独に過ごすことが多い
一途で心のブレーキがきかないほど好きになった相手でも、気持ちが変わりやすい面もあり、一つの恋愛は長くは続きません。
また、自分の気持ちを表現することも苦手なので、相手に本心が伝わらず成就しない恋も少なくないでしょう。異性との縁には恵まれない人も多く、孤独に過ごす人も多いです。
異性に対して疑いや嫌悪の気持ちが強い
真面目で一途な気持ちが強いため、ちょっとしたことでも相手を疑ってしまうようなところがあります。
安心感を得られないと不安なため、本当に自分のことが好きなのか、浮気をしているのではないか、など疑いや嫌悪の気持ちが強いので、相手が疲れてしまうのです。疲れてしまうのは自分も同じこと。相手を信頼することも大切です。
好きになると執着心や独占欲が強い
ちょっとしたことでも疑いの目を持ってしまう八白土星は、嫉妬心や独占欲も強いです。強欲さが出てしまうため、少しでも相手がよそ見をするのが許せません。
おとなしく、自分の気持ちを上手に伝えられないため、相手に誤解をさせてしまうこともあるでしょう。恋愛運は悪い方ではないので、あまり神経質にならないようにしましょう。
辛抱強く相手の浮気も我慢する
相手に裏切られたときにはかなりのショックを受け、立ち直るのにも時間がかかります。しかし、相手への執着心も強く、辛抱強い性格なので、相手の浮気も我慢してしまうような面も。母性愛も強いので、遊びなら仕方がないと思い込もうとするのです。
嫉妬や束縛が浮気をさせてしまう可能性もあるので、お互いの時間を作ることも必要です。
結婚後は男性も女性も家庭を大事にします。変化を嫌う面もあるので、つらいことがあっても離婚をしないでしょう。
女性は長男以外に嫁ぐのが幸せになるカギ
家庭運はよく、子宝にも恵まれる星です。パートナーを大事にし、温かい家庭を築くでしょう。女性は、長男以外に嫁ぐことで幸せになれます。
相性のいい星は九紫火星・七赤金星
強い意志と信念を持ち、人に流されない精神力を持つ八白土星。その性格に惚れ込むのが九紫火星です。九紫火星からの強いアプローチで恋が始まり、交際中はお互い相手に尽くすので、非常にいい関係を作ることができます。
また、七赤金星も相性のいい相手。明るく陽気な七赤火星と保守的でおとなしい八白土星は正反対の性格ですが、お互いのいいところと悪いところを補うような関係になれるのです。八白土星の嫉妬心をコントロールできれば、幸せに過ごせるでしょう。
八白土星の仕事運
堅実でコツコツと努力するタイプの八白土星は上司や部下からの信頼も厚く、順調に仕事をこなしていきます。
ただし、頑固さが裏目に出てしまうこともあるので注意が必要。八白土星の仕事運を見ていきましょう。
コツコツと地味な努力を厭わない
目的に向かってコツコツと地味な努力を厭わないため、それが結果につながります。
仕事として成功するには時間がかかりますが、着実にスキルを身につけ、進んでいくので成功も大きく、周りからも高い評価を得られるでしょう。途中で投げ出さない忍耐強さも、評価される理由の一つです。
堅実な仕事ぶりから上司の引き立てを得る
堅実でどのような困難でも逃げない姿勢で仕事に取り組む八白土星は、上司の引き立てを得ることで、仕事運もアップします。どのようなトラブルにも屈せず、忍耐で乗り切ることは、いい体験にもなり、成功につながっていくでしょう。
若い頃にはなかなか成果を得ることはできないかもしれませんが、年齢を重ねるにつれ、周りから認められるようになります。
協調性に欠けるためチームで仕事をするのは向かない
粘り強く、真面目に仕事をする八白土星ですが、協調性に欠けるのが玉にキズ。
頑固で、自分の納得でいない結果に満足できずに周りに迷惑をかけたり、上司に対しても頑固さを押し通したりするため、チームとして仕事をするのは向いていません。
教育関係や公務員に向いている
八白土星は、地道に努力をして成果を生み出せる職業や、堅実な姿勢で取り組める仕事が向いています。教育関係や警察官、消防士などの公務員がおすすめ。研究者なども向いているでしょう。
不動産業・ホテル業にも縁あり
不動産業やホテル業にも縁があるので、不動産業や建築家、設計士なども適職です。
また、ホテル業や貸しビル業なども向いているでしょう。
八白土星の健康運
一見健康で、タフに見える八白土星ですが、無理をすると胃腸や腰痛などを引き起こします。
医者が嫌いなのも健康運を下げる要因。そんな八白土星の健康運を見ていきましょう。
基本的にはタフだが無理が積もってしまうタイプ
基本的には体力があり、タフですが、無理が積もって病気になってしまうタイプです。身体的な疲労だけでなく、精神的ストレスが溜まると、病気になりやすく、さらに長引きやすいです。
何事も手を抜かず、一生懸命やるのはいいことですが、限界を超えてしまうと、体にも心にも負担がかかってしまいます。少しでも調子が悪いと思ったら、早めに休むようにしましょう。
胃腸や関節が丈夫な性質
関節や継ぎ目を表す八白土星は、関節や胃腸が丈夫と言われています。しかし、丈夫なため、少しくらいの無理では症状が出にくいため、さらに無理を重ねてしまう傾向があります。
暴飲暴食や冷えなどには十分注意しましょう。
腰痛・神経痛に注意
八白土星は働きすぎで、関節を動かし過ぎる傾向があります。そのため、腰痛や筋肉痛、神経痛、コリなどには注意が必要とされています。
特に年齢を重ねると、筋肉や関節の柔軟性が失われてしまうので、無理がきかなくなります。それに目をつぶって動かし続けると、ダメージも大きくなり回復に時間がかかってしまいます。
一度身体を壊すと医者にかかっても長引く
働きすぎの体はダメージも大きく、一度体を壊すと医者にかかっても長引く傾向があります。九星気学の中でも、特に医者嫌いな八白土星は、よほどのことがない限り病院に行かない傾向があります。それが要因で病気や症状が悪化してしまうことも。
体だけではなく、心も放っておくと、無理がたたってしまいます。体調管理をしっかりすると同時に、体調を崩したら病院に行くようにしましょう。
八白土星の金運
コツコツと努力をすることが得意な八白土星は、コツコツとお金を貯めることも得意です。
さらに金運に恵まれているので、お金にこまることは少ないでしょう。八白土星の金運を見ていきましょう。
相続運や不動産運に恵まれている
土の影響を受ける八白土星は、相続運や不動産運に恵まれています。後継者運があり、先祖からの遺産なども相続しているケースも多いでしょう。
金運はいい方ですが、一攫千金などをねらうと、破たんする可能性が高いので注意が必要です。
七転び八起きの金運の持ち主
変わり目を象徴する八白土星は、よい方に向かうか、悪い方向に向かうかは、本人次第ということがあります。
もともと金運がありお金を持っているのですが、変化によって増えることもあれば、失ってしまうこともある、という金運の持ち主です。
最善の財産の保存方法は不動産
もともと良い金運を下げないためには、浪費をせず、上手にお金を運用していくことです。貯めたお金を大切に使うと同時に、堅実な投資をするといいでしょう。
最前の財産の保存方法としては、不動産がおすすめです。土地を購入することで、金運がアップするでしょう。
貴金属などの蓄財も向いている
堅実な投資としては、貴金属などの蓄財も向いています。安定した方法でお金を貯めることで、大きな山となるでしょう。
少しでも強欲になると散財する
たくさんあったはずのお金でも、一発逆転をねらってギャンブルや大きな投資をすると、散財することもあります。強欲は破たんの始まりになるので、お金は大切に使うようにしましょう。
まとめ
八白土星は真面目で堅実なため、大きな失敗をしないことが多いです。自分の信念を持ち、コツコツと努力をしていくため、周りから信頼され、安定した生活をしていけるでしょう。
後継者運もあるので、事業を引き継ぎ新しい事業を始めることで才能を発揮することもあります。頑固さを通しすぎず、周りの意見にも耳を傾けることで人間関係もよくなっていくでしょう。