ファンデーションが割れてしまう原因
ファンデーションが割れるのは主に物理的な衝撃、そして使用する部分がかたよるためです。何も対策をしないでファンデーションを持ち歩いて使うと、割れやすくなってしまいます。
ポーチの中へ入れて持ち運ぶ際の物理的な衝撃
女性だとファンデーションをポーチの中に入れて持ち歩くことも多いでしょう。カバンやポーチは持ち歩くと揺れるので、どうしても中にあるファンデーションも揺れて振り回されてしまい、衝撃を受けます。
アイライナーやキューティクルなど他のメイク道具も入れていると、持ち歩けばファンデーションとぶつかり、さらに割れやすいです。ぶつかるとファンデーションの入れ物も傷つけてしまいます。
床に落としてしまった
ファンデーションは、衝撃を与えると割れてしまいやすいです。ポーチから取り出すときに、うっかり手が滑ってファンデーションを床に落とし、割ってしまうこともあります。ファンデーションのケースは丸い形や四角い形が多く、小さいので滑らせて落としやすいです。
ポーチから取り出すときは、落とさないように気をつけましょう。巾着袋に入れてポーチに収納すると、隙間なくファンデーションを格納でき滑りにくくできるので、落とす心配も少なくなります。
使い方にムラがありファンデーションの厚みが違った
ファンデーションを使うときは、中央部分ばかり使ってないでしょうか?真ん中はスポンジで取りやすいので、ついつい同じ部分ばかり使ってしまうかもしれません。
中央部分ばかり使うとファンデーションの中央が薄くなり、その部分から割れやすくなってしまいます。割れにくくするには真ん中ばかりでなく、ファンデーション全体を使うようにするとよいでしょう。
割れたファンデーションは復活できる!
割れたファンデーションは、使えないと思ってそのまま捨てるのはもったいないです。粉々になってもファンデーションは使える状態なので、割れる前の状態に戻せば使えるようになります。この動画には、元の状態に戻す方法が紹介されているので、まずはご覧ください。
用意するもの:ラップ・ビニール袋・ブラシ
割れたファンデーションを元通りにするには、ラップ、ビニール袋、ブラシを用意します。ビニール袋はどんなものでも構いませんが、透明な袋の方が使いやすいです。ブラシは歯ブラシなどを使いましょう。
1.割れたファンデーションをビニール袋に集める
割れたファンデーションをケースから全部出して、ビニール袋に入れてください。このとき、ケースに付着している分はブラシを使ってビニール袋に移します。
2.ファンデーションを粉々に砕く
ビニール袋に移したファンデーションを、粉々になるまで砕きます。固まっているファンデーションが、全部パウダー状になるまで粉々にしてください。ファンデーションのケースの平たい部分やスプーンなどで叩いて粉々にしても、手で揉んで粉々にしても構いません。やりやすい方法で粉々にしましょう。
3.ファンデーションをケースに戻す
ファンデーションが全て粉になってパウダー状になり、塊がなくなったら、元のファンデーションのケースに戻します。床などに飛び散らないように注意して、ケースに戻してください。全部ケースに移したら、スプーンや爪楊枝を使って平らにならします。ケースの端のファンデーションも平らにしましょう。
4.ラップを被せて隙間を作らないように敷き詰める
平らにならした後は、ファンデーションの上にラップを被せて、固めるために上から押してください。最初から思い切り力を入れると、ファンデーションの一部だけ陥没したり、ファンデーションがケースの外に飛び散ったります。
最初は、顔のツボを押すように力を弱めにしてファンデーションを押していってください。全体が固まったら、小さいボトルの底の平らな部分などを使い全体を押していき、平らにならしながら固めていきます。丸い形状のケースなら、筒状のボトルの底で慣らすと端っこの丸い部分も固めやすいです。
5.冷蔵庫でしばらく冷やしてならす
ファンデーションを平らにして固めたら、そのままでも元通りの状態なので使えます。しかし、固めたばかりだとまだ柔らかいので、冷蔵庫に入れておくとより固まって使いやすくなります。固めるなら冷蔵庫に2時間~3時間程度入れておいてください。これで割れたファンデーションは元通りになって固まり、メイクしやすくなります。
割れたファンデーションの他の用途
割れたファンデーションは元通りにして使うことも可能です。しかし、実際にやってみても固まらず使いにくい、または元に戻すのが面倒くさいというときは他の活用方法があります。
更に粉々にしてルースファンデーションにする
固める前のファンデーションをルースファンデーションと言います。ファンデーションと同じように、メイク用のブラシを使って肌にのせてメイクすることができる粉状のファンデなので、割れてしまったらそのように活用することができます。
ルースファンデーションの作り方は、割れたファンデーションをビニール袋などに移して粉々にします。パウダー状になり塊がなくなったら、使っていない容器に移してください。これで完成です。フェイスブラシなどで、メイクに使ってみてください。
乳液やワセリンと混ぜてクリームファンデーションにする
割れてしまったファンデーションは、クリームファンデーションにすることもできます。クリームファンデーションとして使えば、しっとりとした肌になれるでしょう。
割れたファンデーションは、余っている容器に全部移してください。容器の中の固まっているファンデーションを、爪楊枝などを使い粉々にします。全体が粉になってパウダー状になったら、乳液やワセリンと混ぜましょう。全体が液状になるまでしっかりと混ぜたら完成です。
ファンデーションが割れないようにする工夫
ファンデーションは、使用して厚みにムラができる、そして持ち歩くときに衝撃を与えると割れやすいです。割れないように使っていくために、この2つの対策をしましょう。
ファンデーションの厚みにムラが出ないように均等に使う
厚みを均一にしながら使うには、スポンジをファンデーションの端から端まで滑らせ、まんべんなく使います。日によってスポンジを滑らせる方向を変えると、一部分だけ薄くなるのを防ぎやすいです。少量のみ使うなら、余らせやすい角や端を意識して使うとよいでしょう。
ポーチは余白を作らないように
ファンデーションをポーチに入れても、ポーチの中に隙間が多いと持ち歩くときに衝撃を受けやすいです。持ち歩くときの衝撃をなくすには、ポーチの中の隙間をできるだけ作らないようにします。
隙間を減らすために、持ち歩くメイク道具のサイズに合う大きさのポーチを用意しましょう。そのポーチに、持って行くメイク道具を隙間なく詰め込みます。どうしてもできてしまった隙間は、ティッシュやハンカチを使い埋めます。隙間が少なくなれば、それだけファンデーションに衝撃を与えることも少なくでき、割れにくくなるでしょう。
まとめ
割れたファンデーションは、若干手間暇がかかりますが、粉々にして固めると元通りになります。割れるたびに捨てて新しいファンデーションを買うのはもったいないので、是非とも一度元通りにする方法を試してください。さらに、粉にすればルースファンデーションやクリームファンデーションとしても使えます。