顔の肉が気になる理由
顔は人間の中でも常に素肌を晒している部分であり、対面すれば最初に見られやすい部分です。顔の形でその人の印象は決まりやすく、顔の肉があると太って見られないかと気になる人は多数います。
太って見える
顔の肉は太っているか、または痩せているかのバロメーターとなり、肉が多いと太っていると見られやすいです。決して体重はそれほど増えていなくても顔の肉が目立ち、太ったと思われて印象が悪くなってしまうこともあります。前よりも太ったように見られるのではないかと心配し、顔の肉が気になる人もいるでしょう。
顔のパーツが小さく見える
顔の肉が多いと、それだけ頬の面積が広くなります。そうなると目や鼻などが顔の中心によっているように見えてしまうのです。頬などの肉が多くなると、全体的にむくんでいるように見えてしまい、健康的ではありません。
さらに目や鼻などのパーツも小さく見えるので、余計に顔が大きく見えてしまうのです。このように悪循環に陥り、顔が大きく見えるのを気にする人がいます。
頬に肉が付いてしまう原因
顔の中でも、頬の部分は肉が多く付きやすい部分です。また肉が付かなくても、状態によっては、顔に肉が付いているように見える場合もあります。
むくんでいる
むくんでいると、太っていないのに顔が大きく見えます。むくみは血流が悪くなり、塩分をたくさん摂取すると起こりやすいです。摂取した水分が顔の皮下脂肪に溜まるために、顔がぱんぱんになってしまい大きく見えるのです。
むくみが起きているようであれば、小顔にするためのマッサージや運動の他に、体に水分を溜めないようにすることも大切です。
皮下脂肪がつく
体に皮下脂肪が多くある人は、顔にも皮下脂肪が多くなってしまい、顔が大きく見える可能性があります。体全体が太ってきたと感じれば、顔にも肉が付いているかもしれません。
顔は常に外に晒すので、太ってしまうと顔にも肉が付き目立ちやすいです。太って顔に肉が付いているとなると、小顔マッサージなどでは一時的な効果なので、ダイエットを考えた方がよいでしょう。
頬を支える筋肉の衰え
顔の肉がたるんでくると頬の肉が下がり、顔全体が大きく見える人もいます。頬の筋肉がたるんでしまう原因としては、加齢で肌にハリがなくなる、または表情筋が衰えることのどちらかが考えられます。年齢を重ねると筋肉が衰えるので、どうしてもたるみは起こります。
顔にある表情筋は30種類ほどあると言われていますが、日常で使うのは9種類程度です。そのため、意識して顔を動かすようにしないと自然と表情筋は衰えたるみに繋がります。
顎に肉が付いてしまう原因
顔の肉としては頬と同じぐらい、顎にも付きやすいです。顎に肉が付くと二重顎になるなど、頬以上に顔の表情を変えてしまいます。
表情筋の衰え
顎にも頬と同じく表情筋はあります。頬のように顎も表情筋を使わないと、自然と筋肉が衰えていき、顎に肉が付いてしまうことがあります。特に顎は普段意識して動かす部分ではないので、表情筋は衰えやすくたるみやすく、そして脂肪も付きやすいと言われています。
長時間のスマホ操作で姿勢が悪くなるから
顎に肉が付く意外な原因として、悪い姿勢を続けた場合が挙げられます。普段からスマホを使い、長時間下を向いている、または座っている姿勢でも立っている姿勢でも猫背になっていると顎に肉が付きやすいです。
通常、姿勢を正すと首の骨はS字のカーブとなって頭を支えます。しかし、姿勢を悪くしてしまうと頭が垂れた状態となり、首の骨はまっすぐになります。これはストレートネックと呼ばれている状態です。顎を出したような姿勢になるので、顎の肉が付きやすくたるんでしまうことも考えられます。
柔らかいものばかり食べている
顎の筋肉は、顎の表情筋を使わないだけではなく、柔らかい食べ物ばかり食べる人も衰えます。柔らかい食べ物は、顎の筋肉をあまり使わなくてもかみ砕けて、さらに流動性のある食べ物はそのまま飲み込めます。このように柔らかい食べ物ばかり食べると、顎の筋肉を使わなくなり顎に脂肪が付いてしまうのです。
頬の肉を撃退するのに効果的な方法
頬の肉が気になるなら、マッサージやエクササイズで頬の肉を意識して動かすようにしましょう。ジムに通うなど大がかりな運動をしなくても、手軽にできて効果的なエクササイズがあります。
あいうえおマッサージ
あいうえおマッサージは、どこででも手軽にできる顔の運動です。あいうえおと口を動かすだけなので簡単で誰でもできます。「あ・い・う・え・お」と1文字ずつ、口の形を意識して、頬の筋肉を大げさなぐらいに動かしてください。
「あ」ならば大きく口を開けて、「う」ならばできるだけ口を尖らせるという感じです。1文字ずつ意識してゆっくりと口を動かし、大げさにやりましょう。
次に口の中に空気を溜めてほっぺたを膨らまし、そのまま5秒キープします。これであいうえおマッサージは終わりです。
頬の筋トレ
頬の筋肉も、トレーニングして鍛えると引き締めることが可能です。この頬の筋トレでは、口を膨らまして筋肉を刺激します。
まずは、頬を限界まで膨らませて口を閉じ、そのまま10秒間キープして膨らませた頬を元に戻します。次に口を閉じたまま、片方の頬を膨らませて5秒キープしてください。5秒経ったら、もう片方の頬を膨らませ5秒キープします。
次に上唇を膨らませて5秒キープ、下唇を膨らませて5秒キープしてください。最後にゆっくりと頬を膨らませて5秒キープしたら、ゆっくり空気を出していきます。この一連の運動を3回行います。これらの動きは思った以上にキツいので、頬の筋肉を鍛えるのに効果的です。
頬のエアロビ!
口元を動かすと頬の筋肉も一緒に動きます。頬のエアロビとして簡単な方法が「へ」の発音です。へと発音する口の形にします。このとき、目や鼻は動かさずに、口だけ動かすのがポイントです。まずは鏡を見て口を動かし、できるだけ大きく口を動かしてください。へという口の形にしたら、元に戻します。
動かすのに慣れてきたら、30回へと言うのを1セットにして行ってください。30回するのに慣れてきたら、動かすスピードを上げるとより効果的です。音楽のリズムに合わせる、指を使って数えながら行うとやりやすいです。慣れない間は鏡を見て行った方がよいでしょう。
口がこれ以上動かないというぐらい大げさにへという口の形にすると、頬の筋肉を鍛える効果が高いです。
口元からも鍛えておく!
口元から鍛えるフェイストレーニングです。行うときは、動作はゆっくりにして、動かしている筋肉を意識してください。今どの筋肉を動かしているのか意識して行うと、より確実に口元の筋肉を動かせるので、トレーニング効果が高いです。
最初に口をすぼめて前方に突き出し5秒間キープします。次に唇を引っ込めて口角を外側いっぱいに引いて5秒間キープします。ゆっくりと表情を元に戻して終了です。この一連の流れを3回行いましょう。
顎の肉を撃退するのに効果的な方法
顎の肉も、顔の肉と同じようにマッサージやエクササイズをすると撃退できます。顎の筋肉は口を動かしてもある程度鍛えられますが、同時にマッサージも取り入れるとより効果的です。
リンパマッサージ
まずはリンパマッサージです。リンパの流れをよくすると、むくみ解消に役立ち、顎を含めた顔全体のむくみを取り小顔にしやすいです。
手のひらを耳の下に当てて、そこから鎖骨までをさすり、3回行います。次に両手の人差し指と中指を使い、顎から耳にかけてのフェイスラインをさすりましょう。この動作は両手で顔の左右を同時にさすれます。
このマッサージは5回行います。摘むようにして軽く押していくのがコツです。フェイスラインをさすって押していき、耳の付け根も押すようにします。これでリンパマッサージは終了です。
顎のたるみに効くエクササイズ
声を出しながら口を動かすことで、顎のエクササイズをします。口を縦に大きく開けて「ま」と発音、口を横に開けて「い」と発音、口をすぼめて「う」と発音します。それぞれ発音して口の形を作ったら、10秒間ずつ状態をキープしてください。「ま・い・う」と口を動かしたら、3回繰り返します。
普段動かさない顔の筋肉を使うことで、顎のエクササイズとなります。大げさだと思うぐらい大きく口を動かすと効果的です。
小顔へのマッサージ
リンパの流れをよくすることで、小顔に導くマッサージです。人差し指と中指で鎖骨を挟みこすって、リンパの流れをよくします。次に人差し指を曲げて、顎の中央部分から耳の下まで優しくこすります。老廃物を集めるイメージでこすってください。
顎の中央から耳の下まで、手を使って一方向にこすります。これは左右それぞれで行ってください。最後に人差し指や中指を使って、鎖骨のリンパ節に流し込むようにさすると終了です。
まとめ
顔の肉は、体と同じく使わないと脂肪が溜まっていきます。またむくみによっても顔が大きく見えます。日頃笑ったりしても、顔の筋肉で使う場所はいつも同じであり、使わない筋肉があるで、その部分に脂肪が溜まりやすいです。
小顔にして顔の肉を取るには、エクササイズやマッサージが効果的です。是非とも今回紹介した方法を試してみてください。