白髪染めの種類・選び方
白髪染めは、かならずしも髪全体に長期間使うわけではありません。ピンポイントに使うときもあれば、短期間だけ染めたいとき、そして長持ちさせたいときなど、状況によってさまざまなはずです。
そこで役立つのが、白髪染めの豊富なバリエーションです。種類によって特徴が異なるため、状況に合わせて選ぶことが必要です。主には、次の5つに分けられます。それぞれの特徴を知って、効果的に使ってみてください。
ヘアマスカラ:気になるところを部分的に隠せる
ヘアマスカラは、まさに髪の毛用のマスカラといった具合で色をのせることができます。部分的に目立つ白髪を隠したいときに、ヘアマスカラによるカバーが活かせます。
ヘアマスカラは、厳密にいうと白髪染めではありません。なぜなら、染めているのではなく上記の通り色をのせているだけだからです。だからこそ気軽に役立てることができます。
また、「全体を白髪染めしたのに徐々に落ちてきて根元の生え際に白い部分が目立ってきてしまう」なんて時にも、ピンポイントに隠すことができます。
ヘアマニキュア:繰り返し使いやすい
ヘアマニキュアは爪に使うマニキュアと同じで、外側にだけ着色します。つまり髪の内部でなく周囲にだけ色付けされます。しっかり着色できるにも関わらず、髪へのダメージが少なく、繰り返し使用してもそこまで負担にならないのがメリットと言えるでしょう。
色の持続力については、やはりヘアカラーよりも劣ってしまいます。髪の外側をコーティングしているだけなので、洗うたびに白髪が目立ってくるでしょう。そのため毎回着色をする必要があり、手間を感じるかもしれません。
ヘアカラー:長持ちさせられる
ヘアカラーは、白髪染めの種類の中でも特に持続力の高い染め方です。白髪をしっかりカバーして、長い間若々しいスタイルでいたい、そんな人に適しているでしょう。
一般的な染め方なので、取り扱いしている種類も多く、ただ単に黒に染めるだけでなく様々なカラーに挑戦することができます。おすすめは様々な色を混ぜた色を使ってもらうことです。こうすることで、新たに生えてしまった白髪の存在感を薄めることができます。
オシャレ上級者になりますが、頭頂部はあえて白染めしてしまうのも一つの手ですよね。
カラートリートメント:自然に白髪をカバーできる
白髪染めは、白い髪からいきなり黒に近い色に変化させるため、染めていることを周囲もすぐ気づくでしょう。もちろん決して悪いことではありませんが、突然の変化を悟られたくないというタイプの人は抵抗も覚えるかもしれません。カラートリートメントは、そんな人でも安心して使える自然に白髪をカバーできるタイプです。
理由は、時間をかけて徐々に白髪染めをしていく方法であるためです。トリートメントやシャンプーのタイプがあり、髪に使用する度段階的に染めていけます。入浴ついでに使えるため、手間に感じにくいという点もポイントでしょう。
ヘナカラー:天然成分豊富で身体への負担を減らせる
ヘナカラーもまた、ヘアカラーに近い種類の白髪染めです。基本的な仕組みとしては、ヘアカラーとも変わらないでしょう。ただ使われている成分が違うため、髪や頭皮の健康を考えるのであれば、魅力的に感じられます。
なぜなら、ヘナカラーは天然成分を豊富に使ったカラーリング剤であるためです。刺激の強い薬品成分が中心となっているヘアカラーに抵抗がある人におすすめします。
白髪染めにおすすめのヘアマスカラ
白髪染めの中でも、ヘアマスカラは手軽です。失敗しても洗って落とせますから、初めて使う人でも不安なく試せるでしょう。また白髪染めが落ちてきたときにもカバーに重宝するため、白髪の人はひとつ持っておいて損はありません。
サロンドプロ カラーオンリタッチ 白髪かくしEX
まさにマスカラといった印象のヘアマスカラです。それは本体の先端が、まつげに使う一般的なマスカラの先と同じようなブラシ形状になっているためです。まつげに使う感覚で使用できるため、初めてでもすぐ慣れるでしょう。生え際のちょっとした白髪も、きれいにカバーできます。
艶髪 クイックマスカラ
バッグに入れて持ち歩くことも可能なコンパクトなヘアマスカラです。沖縄産ハイビスカス葉エキスが配合されているため、髪をいたわりながら白髪隠しができます。頻繁にヘアマスカラを使う人でも、安心して役立てられるでしょう。
ブローネヘアマスカラ
細かなブラシがついた先端は、髪をしっかり染められる一方、傷んでいる場合などには絡んでしまうかもしれません。その点ブローネのこのアイテムなら、絡みを防止する「技ありロングブラシ」を採用しているため、不安なくヘアマスカラを塗ることができます。速乾タイプとなっており、時間がないときでも手早くカバーすることが期待できます。
おすすめの白髪染めヘアマニキュア
ヘアマニュキアは、前述の通り髪への負担が少ない白髪染めになります。豊富な色味の中からお気に入りを見つけて、積極的に活用してみてはいかがでしょう。また高い頻度で使うことも多いアイテムであるため、使いやすさにも注目すべきです。
サロン ド プロ ヘアマニキュアスピーディー
ヘアカラーは、カラー剤を塗布してからの放置時間が何かとわずらわしいですね。このヘアマニキュアスピーディーは、放置時間5分で白髪染めが完了できます。そのため毎朝使用する場合でも、ほとんど手間に感じません。いたわり成分である椿オイルが配合されているので、負担も穏やかで髪が傷みにくいのも特徴です。
TSUYAMI(ツヤミ)プレミアムヘアマニキュア
クシにとって使うのが一般的なヘアマニキュアですが、これは手に取って使用します。専用手袋をした状態で、とろみのあるマニキュア剤を手に取って髪へなじませます。クシを使うとき以上に、全体にまんべんなくなじませられるでしょう。15種類の保湿・補修成分が入っているので、ダメージを気にする人にもおすすめです。
ブローネヘアマニキュア アッシュブラウン クシ付
ヘアマニュキアで気になるのが、ダメージによる髪のきしみではないでしょうか。ブローネのこの製品は、使うたびに艶とコシを与えるため、美しい状態を保つことが期待できます。クシと本体が一体化しており、ワンプッシュで塗布していけるアイデア製品です。
おすすめの白髪染めヘアカラー
本格的に染め上げたい場合は、やはりヘアカラーを行うに越したことはありません。中でも、ダメージをいたわりながらできるものや、使い方が手軽なものは使いやすいです。おすすめを参考に自分に合ったものをみつけてください。
サイオス オレオクリーム 白髪染め
ダメージが気になるヘアカラーであるにもかかわらず、健康的な艶髪を手に入れられる白髪染めです。ピュアオイルをプラスすることで、グロッシーな輝きが演出されます。白髪も黒髪もムラなく染めるため、白髪染めであることを悟られにくいです。
ブローネクリームヘアカラー
ヘアカラーには髪を染めるための強力な薬品が使われているため、ツーンとしたにおいが伴います。そんな不快感な臭いを和らげた製品が、ブローネのクリームヘアカラーです。やさしいフローラルの香りになっており、毎回ストレスなく使用できます。
パオンゴールド ヘアカラー クリームタイプ
ヘアカラーをすると髪を傷つけるため、潤いの乏しいパサついた髪になってしまいがちです。コラーゲンとシルクエッセンスを使った潤い成分が入ったこのアイテムなら、ボリューム感ある健康的な髪を演出します。
おすすめの白髪染めカラートリートメント
シャンプーやトリートメントを通して、自然に染め上げていけるカラートリートメントです。染色力が低い分、よい製品を選ばなければ理想の髪色を実現できないかもしれません。以下にピックアップした人気アイテムなら、理想の発色が期待できます。
ロート製薬 50の恵エイジングケア 頭皮いたわりカラートリートメント
製薬会社が展開するこの製品なら、頭皮へのいたわりも配慮されており、安心して使用することが期待できます。塗れた髪と乾いた髪、どちらにも使えるため気軽に利用することができるでしょう。
自然派clubサスティ 利尻昆布ヘアカラートリートメント白髪染め
一見カラートリートメントとは思えないボトルが印象的なこちらは、商品名の通りまさに自然派。京都の料亭でも使われている利尻昆布を原材料に採用しており、髪や地肌にやさしいです。ダメージを気にすることなく、気軽に継続できます。
ふんわり仕上がるカラートリートメント
上記の商品同様、こちらも利尻昆布に焦点を当てたカラートリートメントです。アレルギーやダメージが生じにくい水溶性染料を使っており、安心して染めていけます(パッチテストはしっかり行いましょう!)。トリートメント効果も高く、髪質改善にも期待できるでしょう。
おすすめの白髪染めヘナカラー
自然染料を使ったヘナカラーですから、良質な素材で作った製品を選ぶべきです。髪への負担から染め上がりにまで、大きく影響してくるでしょう。おすすめヘナカラー3点をご紹介します。
ヘナ & インディゴ 植物だけで染める 白髪染め セット
オーガニック農法かつ化学成分完全無添加の、良質な自然素材を100%使って作られたヘナカラーです。体にやさしいうえ、艶とボリュームをしっかりプラスするため、魅力的な髪に仕上がります。敏感肌の人も、刺激が少なく使いやすいでしょう。
テンスター ヘナ カラートリートメント
ヘナカラーかつトリートメントタイプの白髪染めです。ヘナカラーを、時間をかけて髪に浸透させていくタイプです。ヘナカラーとカラートリートメントはいずれも髪や頭皮に負担が少なく、ストレスをあまりかけず自然な髪色に染め上げていきます。
テンスター ヘナ 泡のカラートリートメントフォーム
上記と同様の、テンスターのカラートリートメントです。こちらは泡タイプになっています。ヘナカラー成分をもちもちの泡の状態で髪になじませるため、根本までしっかり浸透させることが期待できます。
まとめ
白髪染めは、白髪が気になる多くの人にとって積極的に使用したいアイテムでしょう。しかし色を変えることによって、髪には結構な負担がかかります。上記で紹介しているような、しっかり染められるアイテムであり、なおかつ髪や頭皮をいたわれるものを選んで、理想の仕上がりを目指してください。