サンダルの靴擦れが起こる原因
靴擦れは、足と靴が擦れることによって起こります。
ただしサンダルは露出面が多いため、本来なら擦れの起きる面積は少ないです。ですが、サンダルが原因で靴擦れが起こるケースも事実存在します。なぜ、サンダルによって靴擦れが起きるのでしょうか。
サンダルのサイズが合っていない
靴と同様で、サンダルもまたサイズ選びが大切です。大き過ぎても、小さ過ぎても靴擦れは起こりやすくなってしまうでしょう。そのため、自分の足のサイズに合っていないサンダルを履いている場合、靴擦れになりやすいです。
大き過ぎると、歩くたびにサンダルの中で足が移動してしまいます。すると、サンダルの内側と足が毎回擦れてしまうでしょう。擦れ続けた皮膚は徐々に炎症を起こし、最終的に皮が捲れた状態になってしまいます。サンダルは、靴と違って近所に出かけたりコンビニに買い物に行くなど、ちょっとした用事に役立てることの多い履物です。それだけに、多少サイズが合っていなくても気にしないかもしれません。ですが足の健康を考えるのであれば、しっかりとサイズ選びにこだわるべきです。
小さ過ぎる場合は、逆にサンダルの中で足が移動しにくいため、大きな擦れは起きにくくなります。ですが、ただ履いているだけでも締め付けられた状態なので、ちょっとした衝撃でも摩擦につながります。また締め付けそのものも、炎症を起こす原因になるかもしれません。やはりサンダルは、自分の足にぴったり合ったものを選ぶべきです。
足に負担のある歩き方をしている
サンダルのサイズが合っていても、歩き方が正しくないと靴擦れが起きてしまうかもしれません。足の外側に重心をかけて歩いている、一方に重心がかかり過ぎる、かかとを擦りなが歩く、そんなクセがある人は注意するべきです。負荷のかかる部分に、靴擦れが起こりやすくなるためです。
この場合、サンダルにおける対策も重要ですが、歩き方の改善も視野に入れましょう。一方に重心を偏らせることなく、まっすぐ歩く練習をしてください。そもそもサンダルは正しい歩き方の人を意識して作られているわけですから、正しい歩き方さえできればトラブルは起こりにくいです。
サンダルの素材が固すぎる
通常の靴と異なり、ちょっとした近所への用事に使うことも多いサンダルだけに、安価な素材を使っているものも少なくありません。それこそ、樹脂素材のチープなものなら300円前後でも手に入れられるほどです。人に見られたり長距離を歩いたりするものでもないため、それでも事足りてしまうのです。ですが安価なサンダルは素材が固九、伸縮性に欠けます。柔らかい素材以上に足への負荷が大きく、靴擦れも起きやすいでしょう。
逆に、高級感のある革素材もまた、固い場合があります。履き続けていると徐々に馴染んできますが、買い換えたてであれば注意が必要です。あらかじめ柔らかくしておいたり、足のケアをすることで靴擦れを防ぎましょう。
サンダルの靴擦れをなくす方法
サンダルの靴擦れは、以下の方法で対策することができます。たまにしか履かないからといって妥協していると、靴擦れが深刻な状態ともなりかねません。ポイントを押さえて、足の健康状態を守りましょう。
足のサイズにあったサンダルを購入する
サイズの合っていない靴やサンダルは、靴擦れの大きな原因です。そのため、まず大前提として足のサイズにあったものを選ぶということが欠かせません。数字の表記だけに頼らず、実際に試着して自分の足に合うかどうか確かめてください。メーカーによって、表記とサイズのイメージが異なる場合もあるためです。
靴擦れ防止パッドを入れる
靴擦れ防止パッドは、その名の通り靴を履いているときに起こる靴擦れの防止アイテムです。ですが多くの場合、サンダルにも使えます。かかと用や足首用については機能しないかもしれませんが、擦れが起こりやすい箇所をピンポイントにカバーできるものや、足先を保護するものであれば、サンダルにも適しています。専用グッズだけに、高い効果が期待できるでしょう。
つま先サポーターを使用する
サンダルは、基本的につま先で履くものです。そのため、つま先サポーターは特に効果的です。つま先だけにはめられるものであれば、見た目にも響きにくいので周囲からの印象を気にする必要もありません。またサンダルは通気性が良いので、蒸れに関しても心配いらないでしょう。
シューキーパーで靴を伸ばす
これは特に、固い素材でできたサンダルの靴擦れ対策をしたいときにおすすめです。合成樹脂や革でできたサンダルは、素材が固いため擦れが起こってしまいやすいです。ですが、あらかじめシューキーパーで伸ばしておけば、無理のないサイズに調整できたり、素材に伸縮性を持たせたりできます。ただ安価なサンダルの場合、無理をすると簡単に壊れてしまうかもしれません。無理のない程度に使用しましょう。
おすすめの靴擦れ防止パッド
まさに靴擦れのために作られている靴擦れ防止パッドは、擦れの防止や炎症の起きた部分の保護などに高い効果を発揮してくれるでしょう。症状やサンダルに合ったものを選んで、うまく役立ててみてはいかがでしょう。
フェニックス パンピタシール 靴擦れ防止パッド
ピンポイントに貼れる、クッションシールです。主に、サンダルのサイズが大き過ぎるときに役立てられます。かかとのあるサンダルのかかと部分に貼って、擦れが起きないようにできます。小型なので、サンダルにも使用しやすいです。
MUCHER 靴擦れ防止 かかとパッド T字型
同じくかかと用の、T字型パット。粘性の高いジェル素材を使用しているため、長時間サンダルを履き続けても不快に感じにくいです。軽量素材なので、疲れにくい点も魅力。
おすすめのつま先サポーター
かかとのないサンダルにも使える、つま先サポーター。つま先だけで履く場合、普通の靴以上につま先への負担が大きくなるため、靴擦れが起こりやすいです。専用アイテムで、対策しましょう。
panaco トゥークッション
つま先にソフトなクッションが取り付けられるため、歩くたびにかかる圧を分散できます。またこのアイテムの特徴は、デザインにもこだわっている点です。上部がおしゃれなレースになっているので、人前で靴を脱ぎ履きする場合でも心配いりません。
QIAONAI つま先 サポーター
こちらも上記と同じく、レースを取り付けたタイプのつま先サポーターです。フィット感が高いため、着けている最中も不快に感じにくいです。通気性に優れており、蒸れにくさも魅力となっています。
おすすめのシューキーパー
靴擦れが起こるということは、そもそもサンダルが足に合っていない可能性が高いです。サンダルそのものをシューキーパーで調整すれば、根本的な解決につなげられます。
Precthings 快足シューズフィッター
天然木で作られた、上質な印象のシューズフィッター。足の形を高い精度で再現しているため、固いサンダルを理想の形に近づけられます。専用のダボが8つついており、ピンポイントでの調整も可能です。また木製であるため、シューキーパーとしても役立てられます。サンダルに入れたまま保管しておけば、形のキープや脱臭、防カビ効果などが期待でいます。
Rudolf シューズストレッチャー
プラスチック製の、リーズナブルなストレッチャーアイテムです。とはいえ、ハンドル部は金属製であるため強い力でサイズを調整できます。伸縮性の乏しい革製サンダルも、履きやすくなるでしょう。サンダルのほか、カジュアルシューズやビジネスシューズ、ハイヒールなど幅広い履物に使えます。
まとめ
靴の靴擦れを気にする人でも、サンダルに関しては軽視しがちかもしれません。締め付けが少なく、またそこまで頻繁に履くものでもないためです。ですが、靴同様に靴擦れが起こるのが実際のところです。効果的な対策をおこなって、靴擦れ防止に努めましょう。