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巻き髪の魅力
巻き髪は、ヘアアレンジの中でもシンプルな方法でしょう。ヘアアイロンやコテさえあれば、特別な技術がなくても手軽に作ることができます。ですが、多くの魅力があるのも実際のところです。巻き髪の魅力を知って、日々のヘアアレンジに役立ててみてはいかがでしょう。
巻いただけなのにオシャレ感UP
巻き髪とは、その名の通り髪を巻いて作ります。ただそれだけなのですが、おしゃれ感がアップするのが特徴です。ボリュームを作ることで、空気感が出たり、立体的に仕上げられたり、シルエットを整えたりできるため、理想のスタイルに近づけられます。
また一口に巻くといっても、さまざまな方法があります。強めに巻くかゆるく巻くか、またロールを大きくするか小さくするかでも、雰囲気はガラリと変えられるでしょう。おしゃれにこだわりたい人に、うってつけのアレンジといえます。
巻くことでアレンジ・アップスタイルをしやすくなる
ストレートの状態からいきなりアレンジしようとすると、うまくいかないことも多いでしょう。しっかりとボリュームが出なかったり、動きが十分出せなかったりするため、ある程度妥協しなければなりません。ですが巻きを加えて、髪そのものに動きをつけておけば、アレンジもしやすくなります。中でもアップスタイルは、巻き髪をしておくことで特に助かるスタイルでしょう。高さやボリュームを調整でき、理想のスタイルが作りやすくなります。
ふんわりこなれ美人になれる
近年のヘアスタイルにおけるトレンドとして、こなれ感というワードがよく使われています。決めすぎず、あえてラフなニュアンスに仕上げることで、こなれたおしゃれ感を表現する方法です。
巻き髪はしっかり動きを出しながらも自然な雰囲気に仕上がるため、こなれ美人を意識する上で有効です。
基本の巻き方
巻き髪には。いくつかの方法があります。まずは、基本の巻き方を覚えておきましょう。ただ巻くだけとはいえ、何も考えずアイロンを使ってもうまくいきません。以下の手順を、覚えておきましょう。
1.髪を乾かしてブロッキングしておく
巻き髪は、基本的に乾いた状態からおこなっていきます。スタイリングの中には、濡れた状態から作った方が良いものもありますが、巻き髪に関してはそうでもないのです。もし濡れている状態であれば、しっかりブローしてからおこないましょう。そして巻く部分と巻かない部分をしっかり分けるため、ヘアクリップなどでブロッキングしてください。
2.カールローションをつけてアイロンやコテで巻く
そのままの状態でも巻き髪を作れますが、より美しい仕上がりを目指すなら、カールローションもしくはカールスプレーなどと呼ばれる、専用のスタイリング剤をつけましょう。こうすることで、型がつきやすく、それでいて髪も傷みにくくなります。カールをおこなう部分にしっかり馴染ませられたら、アイロンやコテを使って巻いていきます。
3.手グシで整えてワックスをつける
巻いただけの状態では、不自然な形になっているでしょう。そのため、巻きを終えたら手ぐしで整えます。毛先を散らしたり、流れを作ったり、またこなれ感を演出したいのであれば、自然なボサボサ感を出したりして理想のニュアンスに仕上げます。最後に形状を保つため、ワックスなどで整えましょう。
アレンジ広がる♡巻き髪の種類
巻き方ひとつで、同じ巻き髪でも雰囲気を変えられます。どのような巻き方をすることで、どういったニュアンスになるのかを覚えておきましょう。
外巻き
外巻きは、髪が外側に向かってカールするように巻く方法です。毛先に遊びが作れるため、空気感を出したり、動きを主張したり、ボリュームを出したりする上で有効です。
内巻き
外巻きとは反対で、内側に向かってカールさせるのが内巻きです。ただ巻く方向が違うだけですが、できあがる雰囲気が大きく異なります。ガーリーで可愛らしいスタイルに仕上がるので、女性っぽいファッションにマッチしやすいでしょう。またひと巻きだけおこなうワンカールであれば、毛先だけふわっとさせてボリュームを作り、落ち着いた印象を表現できます。
ミックス巻き
ミックス巻きは、その名の通り内巻きと外巻きをミックスさせたものです。方向性が一定でなく、ランダムに髪を散らせるので、より一層空気感のあるふわっとした印象に仕上がります。また動きを大きく出せるため、女性らしいセクシーな印象を表現する上でも有効です。
ウェーブ巻き
一つの毛束に、内巻きと外巻きを交互につけていき、波打ったようなクセをつけるのがウェーブ巻きです。こなれ感やゆる感を出す上で適しており、トレンドを意識したスタイルができます。またウェーブを細かく作り、ゆるめにぼさっと仕上げれば、外国人風ヘアも楽しめます。
縦巻き
縦ロールとも呼ばれる、縦向きに巻く方法が縦巻きです。有名なのが、縦ロールのツインテールでしょう。ゴスロリやロリータファッションによく使われるヘアスタイルであり、インパクトある存在感を表現できます。とはいえ、縦だからといってかならずしも主張の大きいスタイルというわけでもありません。緩めに作ってウェーブ風にしたり、毛先だけに当ててボリュームを出すなど、アレンジは自在です。縦巻きならではのかわいらしさを、自在に操ってみてください。
外巻き派の巻き髪スタイル
毛先の具合で印象を変えられる外巻きだけに、さまざまなアレンジが楽しめます。実際の外巻き派の巻き髪例を、参考にしてみましょう。
外ハネワンカールのミディ
巻き髪となると、結構主張が大きいように感じられるかもしれません。ですがワンカールであれば、さりげない動きが楽しめます。オフィスなどの職場などでも、気兼ねなく楽しめるでしょう。
外ハネミディアム
巻きをやや大きめにとった、ミディアムヘアの外ハネスタイル。毛量を少なめにしているため、エアリーで軽やかな印象となっています。暗めのカラーながら、軽快で爽やかな雰囲気に仕上がっています。
内巻き派の巻き髪スタイル
内巻きは、かわいらしさをアピールする上でおすすめのスタイルです。巻きの加減を調整して、自分に合ったキュートさを取り入れましょう。
内巻きのミディアムストレート
毛先をふわっとさせた、ミディアムストレートの内巻きスタイルです。毛先のみに施しているため、アピールがさりげなく大人の内巻きといった印象です。年齢に限らず、楽しめるでしょう。
ゆるふわな内巻きミディアム
ミディアムヘアに内巻きを作ったあと、適度に散らしてゆるふわ質感を作っています。空気感たっぷりで、何とも軽やかです。明るい髪色と相まって、親しみやすそうな雰囲気が感じられます。
ミックス巻き派の巻き髪スタイル
ふわっとしたニュアンスを楽しみたい人に、ミックス巻きはぴったりです。2つの巻きをミックスさせるため、バランスがポイントでもあるでしょう。プロの作ったスタイルを、参考にしてください。
ゆるやかなレイヤー巻き髪
段差をはっきりと作って、立体感あるレイヤー巻き髪に仕上げています。女性らしい曲線をしっかり表現しており、セクシーな印象でもあります。ドレスやお姉さん風ファッションに、マッチしそうです。
毛先に遊びがある巻き髪スタイル
襟元あたりからはっきりとしたミックス巻きを入れて、遊びを演出しています。上段と下段ではっきり印象が分かれている点が特徴的です。ウェットなスタイリングが、より一層立体感を強調しています。
ウェーブ巻き派の巻き髪スタイル
ナチュラルな雰囲気が楽しめる巻き髪である、ウェーブ巻き。以下のようなソバージュ風のアレンジ点が、この巻き方ならではといえます。さりげない動きを楽しみたい人に、おすすめでしょう。
ソバージュ風のショートボブ
ショートボブは、カットですでに形を完成させているため、アレンジが難しいスタイルでしょう。その点ソバージュ風のウェーブをプラスしておけば、動きが出せるためアレンジも利きやすいです。重さをカバーできる点も、魅力でしょう。
ソバージュのボブでスタリングが楽チン
強めのソバージュを入れて、はっきりとした動きを出しています。スタイリング剤の効果が出やすいので、アレンジも楽しみやすいでしょう。写真のようなウェット質感にすれば、オールディーな雰囲気も表現できます。
縦巻き派の巻き髪スタイル
特に印象的なのが、縦に巻くタイプの巻き髪です。お嬢様ヘアの代表格としても知られているだけに、かわいらしさを強調できます。巻きの強さや位置を工夫して、好みやファッションに合った縦巻きを作ってみては。
ゆるい縦巻きのハイカラーロング
ロングヘアに大きく作った、ゆるめの縦巻きアレンジ。弱めのカールにしているため、かわいらしいながらも上品で、お姉さん風でもあります。ハイカラ―との相性も良く、計算されたスタイルといった印象です。
ハイライトな縦巻きロール
これぞ縦ロールといえる、強めに仕上げたインパクトある巻き髪です。ロングヘアを活かして多数の巻きを作ることで、縦ロールならではのお嬢様感が表現できています。
巻き髪におすすめのアイテム
完成度の高い巻き髪を作るには、専用の道具も欠かせません。前述でも触れている通り、巻き髪はちょっとした動きの違いで印象ががらりと変わってきます。狙った通りの巻きが作れるよう、良いものを選ぶべきです。
SALONIA サロニア ストレートアイロン
MAX230度の本格派でありながら、リーズナブルな価格帯で検討できるストレートアイロンです。ストレートアイロンとはいえ、先端が細めになっており巻き髪を作る上でも便利に感じられます。熱を加えながらもマイナスイオンで髪をいたわるため、ダメージを気にする人でも安心です。
ヴィダル サスーン ヘアアイロン ピンク シリーズ カール 32mm
巻き髪づくりの定番である、32ミリタイプのカール向けアイロン。回転式コードを使っているため、ねじれや絡みを気にすることなくスタイリングに集中できます。セラミックコーティングを採用しており、髪にやさしいです。
カールエックス グラマラスカール
美しいカールを作る上で欠かせない、カールローションです。巻く前に髪に馴染ませておくことで、毛髪へのダメージを補修しつつ、ナチュラルでソフトな質感を演出します。
ルシードエル #クリーミィカールワックス
定番的なスタイリング剤であるヘアワックスですが、そんなワックスにおいてもカール用を選びましょう。キープ力とツヤ感が特徴となっており、カールで作った立体感を強調してくれます。べたつきが少ないタイプなので、使いやすいです。
まとめ
上記の通り、巻き髪と一口にいっても複数の種類やアレンジがあり、奥深いです。巻き髪にこだわれば、スタイリングの幅が広がるでしょう。今回紹介したような専用の道具を使うことで、自宅でも完成度の高い巻き髪が作れます。おしゃれにこだわる女性であれば、きっと知っておいて損のないスタイルでしょう。