不言実行とは?メリット・デメリットと有言実行との違い

目標を達成するためには努力をする必要があります。目標達成するための努力を言葉に出すのが有言実行、言葉に出さずに努力するのが不言実行です。

今回は

  • 不言実行のメリットやデメリット
  • 有言実行との違い

などを紹介していきます。

不言実行とは?


口に出さずに目標に向かって行動を起こすことが不言実行です。有言実行よりも早くできた言葉でもあります。ここでは、不言実行の特徴についてみていきましょう。

不平不満を言わずに行動すること

不言実行は不平不満を言わずに、行動を起こすことを言います。目標を人に話すとき、失敗のことを考えて、自分が置かれている環境に文句を言う人は少なくありません。

たとえば資格を取るという目標があるとします。その場合、「子育てが忙しくて資格を取るための勉強ができない」「仕事が忙しくて勉強ができない」と不満を言って、成功できなかったときの言い訳をするのです。

不言実行は、目標を持っていることを周囲は知らないので、自分の置かれている環境を悪く言う必要がありません。その分、不平不満はすべて自分が抱えることになります。性格によっては大きなストレスを抱えることになるでしょう。

有言実行より先に誕生した言葉

言葉としては周囲の人から指摘される有言実行の方が有名ですが、先に誕生したのは不言実行になります。聞きなれないのは、誰にも話さず自分の中だけで完結してしまうためです。

目標を口に出さず、コツコツ努力していくため、目標に対して責任を負うことがありません。周囲から指摘されることもないでしょう。このような違いから、先に出た言葉でありながら知名度は低くなっています。

不言実行のメリット


不言実行は、誰にも言わず目標に向かって努力していくことでメリットが生まれます。ここでは、不言実行のメリットをみていきましょう。

達成したときにかっこいい

不言実行のメリットは、努力の過程を見られることが少ないため、結果を出したときに周囲からかっこいいと思ってもらえることです。本人はコツコツ努力をしてきたことでも、周囲はいつから目標を持っていたのか分かりません。

少し努力しただけで、目標が達成できるすごい人と周囲は思うでしょう。目標に向かって努力する姿勢も魅力的ですが、周囲に与えるインパクトでは、いきなり結果を出す方が大きいものです。一方で、達成できなかったときはかっこ悪いと思われることもあるでしょう。

セルフマネジメント力が鍛えられる

不言実行のメリットは、セルフマネジメント力が鍛えられることです。誰にも目標を言わずに努力をしていくため、自分自身が自分をコントロールして努力をしなければなりません。周囲がアドバイスすることもないため、自分がやる気を出さないと目標達成はできないでしょう。

セルフマネジメント力が鍛えられることで、目標までの道のりが明確になっていきます。ゴールに向かうためのプロセスを作る力が養われるでしょう。周囲の言葉に振り回されることなく、自分のペースで目標に向かって進むことができます。

できなくても誰にもバカにされない


不言実行は、誰にも言わずに目標のために努力することなので、ゴールすることができなくても周囲からバカにされることはありません。反対に声に出して達成できなかったときは、周囲からその程度の人間かと思われてしまうでしょう。

目標を達成したいときに、達成できるかどうか分からない目標のときは、不言実行の方がよいでしょう。達成できなくても周囲から残念がられるようなこともありません。自分自身のプライドを守るという意味でも、不言実行のメリットは大きいです。声に出して何度も失敗していると、オオカミ少年のようなイメージをもたれることになります。

不言実行のデメリット

不言実行のデメリットは、努力の過程が見えないところにあります。ここでは、不言実行で物事を達成するデメリットについてみていきましょう。

結果だけを評価されてしまう

不言実行のデメリットは、結果だけが評価されてしまう点です。目標達成までのプロセスを人に見られることがないので、結果を出したときは結果だけしか見てもらうことができません

目標に向かって進む努力する姿勢を見てもらって周囲に元気を与えたい人からすると、気付いてもらえないのはデメリットです。ただし、結果に対しては評価してもらうことができるため、終わりよければすべて良しの考えの人なら問題ないでしょう。

周囲からの協力を受けられない


不言実行では、周囲からの協力から受けることができません。目標を口に出していると、目標達成するために周囲の人からサポートが受けられることもあります。しかし、不言実行は周囲の人からサポートを受けられるチャンスを逃してしまっているのです。

目標が大きければ大きいほど、自分一人の力ではどうにもならないことがあります。周囲のサポートを受けたいのであれば、目標は口に出しておいた方がよいでしょう。人に言うことによって新しい気付きや発見がある場合もあります。

成功しても場が盛り上がりにくい

不言実行のデメリットは、成功しても場が盛り上がりにくいことです。努力が報われたときや、目標を達成したときは、大きな感動が生まれやすくなります。自分だけでなく、家族や友人、身近な人に元気を与えることもできるでしょう。感動の大きさは努力した時間に応じて大きくなりますが、誰にも言ってなかったら感動よりも驚きの方が大きくなります。

周囲を元気にしたい人や感動を与えたいなら、普段から目標を口に出しておいた方がよいでしょう。ただし、努力することが絶対的な条件の目標だと、努力している姿を見ることができなくても、目標を達成するために多くの努力をしたことが分かります。

たとえば、フルマラソンを走り切るという目標を不言実行で達成したとき、誰もが見えないところで努力してきたと感じるでしょう。この場合はゴールが一番盛り上がるシーンですが、目標や努力の過程を言っても言わなくても同じように周囲は盛り上がります。

不言実行から行動するコツ


不言実行で行動するためには、自分にできることを考え、行動することから始めましょう。また、続ける自信ができたときは他人に話してみるのもありです。ここでは、不言実行から行動するコツについて紹介していきます。

まずは自分にできることを考える

不言実行で行動するためには、まず自分にできることを考えましょう。適当に目標設定しても、人に話さなければモチベーションが上がらず長続きさせることは難しくなります。途中で簡単に止めることができるのは良くも悪くも不言実行です。継続して努力できることを考える必要があります。

目標を設定した後は、目標達成のためにできることを考えましょう。不言実行で目標達成するためには、目標までの道筋を立てることが大切です。大きな目標を達成するまでに、各過程で小さな目標を立てるとやる気を失わずに継続することができます。

誰にも言わずに行動してみる

不言実行の基本は、誰にも努力することを言わないことです。誰かに行動することを言ってしまうと、その時点で不言実行では無くなってしまいます。誰かに聞かれたときは、目標を明確に言うのではなく、はぐらかす方がよいでしょう

普段から人に目標を語っている人は、自分にプレッシャーをかけることで自分を奮い立たせています。誰にも言わずに行動すると、挫折の気持ちが生まれたときにストッパーがなくなり、諦めてしまう可能性があります。まずは、目標までのハードルを下げて、成功体験を積み重ねることが持続させるコツです。

続ける自信ができた段階で誰かに話す


不言実行のスタンスで目標に向かって行動をするのもよいですが、続ける自信ができたら誰かに話すのもよいでしょう。続ける自信ができたら、次は持続させることが大切です。続けていくためには、人に話して途中で投げ出すことができない状況を作るのも効果的です。

口に出すことのメリットが大きいシーンもあるため、いつまでも不言実行でいる必要はありません。目標達成してから話すと周囲の感動も薄れてしまうため、早めに信頼できる人に話しておくのもよいでしょう。

有言実行との違いは?

不言実行と有言実行の大きな違いは、目標や努力することを口に出すか出さないかの違いです。有言実行にも良いところはたくさんあります。ここでは、有言実行との違いについてみていきましょう。

有言実行は結果が出たときに勢いがつく

有言実行は結果が出たときに、これまでの努力も評価されることから勢いがつきます。有言実行したことがハードルの高いことであればあるほど、周囲からの評価は大きくなるものです。言ったことをきちんと実現できる人は、信頼される人の特徴でもあります。

成功者の多くは、有言実行でハードルをどんどん上げて勢いをつけています。ハードルを上げて乗り越えることは、自分自身の成長にもつながるのです。

有言実行は周囲の協力を仰ぎやすい


有言実行の大きなメリットは、周囲の協力を仰ぎやすいことです。何かに向かって努力をしているとき、努力していることを知っている人が多いほど、サポートや協力してもらいやすくなります。言葉に出さないと、協力して欲しくても自分から協力を仰ぐことはできません。

情報をどんどん発信していけば、共感してくれる人が現れることもあります。味方が増えていくと、自分では不可能だと思っていた目標達成の道筋が見えることもあります。それほど、周囲のサポートや力というのは目標達成に欠かせないことなのです。

有言実行は達成できなかったときに覚悟を背負う

有言実行は、達成できなかったときに覚悟を負うことになります。目標を口に出してしまった以上、途中で諦めることは周囲を落胆させることや自分の評価が下がることにもつながるでしょう。場合によっては信頼していた人が離れてしまうこともあります。

有言実行は達成したときの評価が高い代わりに、達成しなかったときにリスクを伴います。その点、言葉に出さなかったら達成することができなくても周囲の評判を下げることはないでしょう。達成できる自信がある目標なら有言実行でもいいですが、達成できるかどうか分からない目標なら不言実行がおすすめです。

まとめ

不言実行は目標があっても口に出さず、コツコツ努力していくため、人に惑わされずに自分のペースで目標達成に向かうことができるでしょう。一方で、目標達成したときの喜びや周囲の反応は有言実行よりも小さくなります。

しかし、どちらも目標に向かって進むという点は共通です。ゴールは目標達成にあるので、不言実行でも有言実行でも自分がやりやすい方法で努力していきましょう。