ユーカリアロマは健康に良い効果がいっぱいある!種類と効果を解説

精油の種類の一つに、コアラの主食でおなじみのユーカリがあります。さらにユーカリにも数百を超える種類があるため、それぞれの香りや効能も押さえておきたいポイントです。

ここでは、

  • ユーカリアロマの香りと種類
  • 期待できる効果
  • 効果的な使い方

についてご紹介します。

ユーカリとは

ユーカリの葉は、オーストラリアの先住民アボリジニの間で薬として用いられてきた歴史があります。古くから効能に注目されてきたユーカリについて、基本的な知識をおさらいしておきましょう。

オーストラリアの先住民は生薬として使用

コアラが食べることで有名なユーカリは、オーストラリア原産の樹木。肌の炎症を沈静化させるはたらきがあると言われており、オーストラリアの先住民も、傷薬として活用していました。ケガだけでなく、虫刺されや火傷にも良いとされています。

ただし、ユーカリならどれでも傷薬になるというわけではありません。たとえばユーカリ・グロブルスは、粘膜や皮膚への刺激が強いため、傷口に塗るには向かないと言われています。

殺菌作用がある

ユーカリには強い抗菌、抗ウィルス殺菌作用も期待できます。これはユーカリに1,8-シネオールという香り成分が多く含まれているため。特にユーカリ・グロブルス(別名ブルーガム)という品種の1,8-シネオールの含有量は70~90%と言われています。

ただし、強い抗菌力があると言うことは、それだけ刺激が強いということでもあります。実際に使用する際は体調に注意して取り扱いましょう。刺激が比較的弱く、高齢者や子どもに適しているのはユーカリ・ラディアータという品種です。

ユーカリアロマの種類

ユーカリの種類はなんと700種類以上。そのうちアロマオイルに使われているのは、ユーカリ・グロブルス、ユーカリ・シトリオドラ、ユーカリ・ラディアータが代表的です。有名な3つの品種について、詳しく香りや効能を見ていきましょう。

グロブルス

お店で販売されていることも多く、もっとも一般的な品種です。さわやかな香りが特徴で、空気をリフレッシュしたいときに適しています。

入手しやすいことから、ユーカリのアロマのなかでも比較的使いやすいでしょう。ただし1,8-シネオールの含有量が多いため、皮膚に直接つけるような使い方は控えてください。

妊婦や乳幼児に対しては刺激が強すぎるため、特に注意が必要です。また、肌トラブルにつながる可能性もあるので、敏感肌の人が使用する場合も十分注意してください。

ラディアータ

グロブルスと同じような効能が期待できます。グロブルスと比較すると刺激が弱いので、子どもや高齢者でも、安心して使うことができるでしょう。肌に塗るような使い方をしたい人向きの品種です。

効能としては、肌や喉の炎症を抑える効果が期待できます。火傷症状の緩和や、切り傷、湿疹や、虫刺されなどにも良いと言われています。さらに油性肌対策にも有効とされており、頭皮を清潔にしたい人にもおすすめです。

また、グロブルスと同じくスッキリとさわやかな香りなので、気分をリフレッシュしたいとき、疲労感を吹き飛ばして元気になりたいときにもぴったりでしょう。

シトリオドラ

シトリオドラは、別名レモンユーカリと呼ばれています。シトリオドラには1,8-シネオールがあまり含まれておらず、代わりシトロネラールが主成分です。

香りはほかの品種に比べると弱めで、ユーカリならではのウッディな香りに加え、レモンに似た香りを含んでいます。また、ほかのユーカリと同じく抗菌・抗炎症作用が期待できるほか、シトロネラールによる防虫効果も期待できます。

ユーカリのアロマの効果

ユーカリに含まれる1,8-シネオールやシトリオドラなどの成分は、さわやかな香りのもとであるだけでなく、殺菌、抗菌、消炎作用などももたらします。ユーカリをアロマとして使ったときの効能を紹介します。

殺菌作用

前述のとおり、1,8-シネオールには強い殺菌作用があるとされています。風邪対策や感染症予防にも良いと言われているので、風邪のひき始めや部屋を清潔な状態にしたいときなどにおすすめです。グロブルス、ラディアータだけでなく、シトリオドラにも同様に抗菌作用が期待できます。

消炎作用

ユーカリには炎症を抑える効果も期待できます。痰を取り除いたり、咳を押さえたりするのにも用いられるほか、花粉症対策にも有効とされています。香りを吸い込むことで、諸症状を緩和することができるでしょう。

ただし、ユーカリのアロマ、特にユーカリ・グロブルスは香りと刺激が強いです。希釈せずに直接吸い込むようなことは避けてください。

また、肌に直接塗るという使い方もあります。虫刺されや火傷、ニキビなど、炎症による肌トラブルの治療にも役立つでしょう。

抗ウィルス効果

免疫力を高めると言われていることから、ウィルスの侵入を防ぐインフルエンザ対策の助けとしても効果が期待できます。風邪の流行しやすい季節になったら、アロマディフューザーやアロマランプなどでユーカリを使ってみてください。

空気清浄効果

ユーカリの殺菌消毒作用は、室内にも有効とされています。汗の臭いや、タバコ、部屋の臭いなどを消したいときにも、ユーカリのアロマはうってつけです。アロマディフューザーなどで拡散したり、スプレーにして臭いが気になる所に吹きかけたりして対策しましょう。

ちなみに、グレープフルーツやレモンといった柑橘系のアロマも空気清浄効果が期待できます。ユーカリと香りの相性も良いので、ブレンドを楽しむのもおすすめです。

防虫効果

ユーカリのシトロネラールという成分は、人間からすると爽快感のある良い香りですが、蚊やダニが嫌がる香りとも言われています。虫対策として使う場合は、スプレーに入れて網戸やカーペットなどへ吹きかけましょう。
外へ出かけるときに肌にスプレーしておけば、ヤブ蚊対策にもなります。

ユーカリのアロマの使い方

ユーカリのアロマは、お部屋で焚くのはもちろん、持ち運んだりお風呂で使ったりするのもおすすめ。どのような効能を得たいのか考えて、使い方も検討してみてください。

ディフューザーでお部屋の空気清浄に

アロマディフューザーはアロマオイルを広げるための器具です。電球やキャンドルの熱を使うタイプのほか、超音波やファン、フィルターやリード、オイル式など仕組みはさまざまですが、どれもユーカリの良い香りと成分を部屋中に拡散してくれます。効率的に香りを広げられるので、風邪予防や虫対策などにぴったりでしょう。ディフューザーのサイズやタイプは、使い方や部屋の広さに合わせて選んでください。

アロマスプレーを作り洋服などにスプレーする

アロマスプレーを作り、洋服などにスプレーするといった使い方もできます。必要なのは、薬局などで販売されている無水エタノールと精製水、スプレー容器です。

まず、ビーカーなどの中に無水エタノールを10ml入れ、お好みのアロマオイルを12滴ほど入れましょう。肌に直接つける予定であれば、3~6滴ほどの少量に抑えます。

次に、アロマが含まれた無水エタノールを混ぜます。このとき、プラスチックだと溶ける場合もあるので、竹串など木製の道具を使うのがポイントです。その後、精製水を20ml、注射器などを使用してビーカーに注ぎましょう。

それから竹串などで再び良く混ぜます。十分に混ぜたら、再び注射器などでアロマ水を吸い、スプレー容器に移します。これでアロマスプレーのできあがりです。

マグカップにお湯をはり精油を垂らす

特別な道具のいらない手軽な方法が、マグカップを使うものです。最初にマグカップに熱湯を注ぎ、そこに2、3敵の精油を落としましょう。湯気と一緒に上がってくる香りを楽しんでください。ユーカリの香りがついた蒸気が立ち上るので、部屋の加湿も一緒に可能です。

まとめ

ユーカリアロマには複数の品種がありますが、いずれも抗菌、殺菌、消炎などの作用が期待できます。広範囲に広げて使いたい場合はアロマディフューザー、ピンポイントで使用したいならアロマスプレーと、目的にあわせて用途も選んでみてください。ユーカリは香りも刺激も強いとされているため、取り扱いには十分に注意して楽しみましょう。