154cmの標準体重
ダイエットをするにあたり、目安となる154cmの標準体重はご存知でしょうか。まずは自身と向き合うために、標準体重をチェックしてみましょう。やみくもにがんばるよりも、基準となる数値を心に定めておくほうが効果的かつ健康的にダイエットが進められます。
標準体重は52.2kg
身長154cmの人の標準体重は52.5kgといわれています。肥満度を示すBMI(Body Mass Index)という体格指数について、一度は目や耳にしたことがあるという人も多いのでは。その計算方法は、体重(kg)を身長(m)で割った値、つまり、BMI=体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)という計算式で導き出されるのです。
このBMIの計算式を用いて、BMIの理想数値22になるように身長154cmの人の標準体重を算出するには、身長(m)×身長(m)×22=標準体重(kg)となり、1.54×1.54×22=52.2となります。
また、BMIの適正値や指標については、こちらの記事をチェックしてみましょう。
健康的な体重とされている
このBMI22という数値、成人男女ともに最も理想的な数値とされているのです。つまり健康という観点から、痩せぎみと太りぎみの境界線となるのが、このBMI22という数値なのです。
BMIの計算式は世界共通ですが、理想数値は国によって異なります。ちなみにWHO(世界保健機構)の基準によるとBMI25以上が標準以上、BMI30以上を肥満ということになります。
太っているというわけではない
この52.2kgという標準体重を見て、意外に感じた人も多かったのでは。BMI22という数値から考えると、多くの日本人女性はけっして太りすぎというわけではないといえます。
さらに、筋肉は脂肪の約3倍の重さがあるといわれています。つまり、同じような体型でも筋肉質の人と脂肪が多い人とでは、筋肉質の人のほうが体重は重くなってしまうというわけです。同じ52.2kgという体重でも、適度に筋肉がついて引き締まった身体を目指したいですね。
154cmの理想体重
健康を重視した標準体重に対し、ほっそりとしたルックスを重視した理想体重というものも存在しています。その差は4.77kg。ボディーラインや骨格など、体型には個人差がありますから、標準体重と理想体重の間で自分のベスト体重を探してみましょう。
理想体重は47.4kg
理想体重も理想体重(kg)=身長(m)×身長(m)×20という計算式で算出することができます。身長154cmの場合、1.54×1.54×20=47.43となり、47.43kgが健康的にほっそり見える理想体重ということになります。
BMI22から導き出された52.2kgではちょっと重すぎる気がするという人や、もう少しすっきり見せたいという人は、こちらの理想体重を目安にしてみてもいいかもしれません。もちろん、人によって骨格や筋肉量が異なるため、標準体重と理想体重の間で、自分なりのベスト体重を探してみるのもいいですね。
女性が美容の上で目標とする体重
この理想体重、痩せすぎではなく細くてスタイルがいい体型の目安となる美容指標といわれています。ルックスを重視し、健康を維持しながらもスタイルよく見える体重ということになり、BMIで考えると20という数値。
さらに痩せたいと過剰に願う女性たちの間には、BMI20を下回るシンデレラ体重やモデル体重というものも存在しますが、細さを追求するあまり、健康からは遠ざかってしまいます。体調に影響が出てしまうリスクを踏まえると、こちらを目安にするのはおすすめできません。
理想体重に近づきたいなら
健康的な標準体重を超えて、よりほっそりとした美しさを目指す理想体重に近づきたいなら、健康的にダイエットすることを心がけましょう。体重だけに気をとられ、ただ体重を減らすだけでは、リバウンドを引き起こし、痩せにくい身体になっていきます。
適度な体脂肪はキープすることが大事
適度な体脂肪は私たちの身体にとって、必要なもの。一般的に女性にとって理想的な体脂肪率は20%~25%といわれています。あまりにも体脂肪率が低すぎてしまうと、生理不順など体に悪影響を及ぼしてしまうかもしれません。
そしてやはり、女性らしい身体の曲線や柔らかさというのは男性にとって永遠の憧れ。適度に筋肉で引き締めメリハリをつけつつも、女性らしい丸みの残るキュートなボディーメイクができるといいですね。
生活習慣に気を配り痩せる目標を立てる
ダイエットにとって、最も大切なのはとにかく続けること。毎日の習慣を少しだけ変えることで無理なく続けることがダイエット成功の秘訣です。まずは標準体重と理想体重から自分の目標体重を決めましょう。
そして重要なのが、筋肉をつけるためのエクササイズ。朝や入浴前に筋トレを取り入れたり、入浴後にストレッチをしたりと生活リズムを整え、適度な運動を習慣にします。
体脂肪や体重をはかるのも同じ時間帯、同じ条件がいいといわれています。とくに夜の入浴から2時間後の就寝前が体内の水分量が最も安定しているといわれていますので、この時間帯に計測する習慣をつけるとおすすめです。
カロリーだけを見ずに栄養バランスに気を付ける
身体をつくっているのは食べ物。栄養バランスにも気をつけましょう。同じカロリーでも、脂肪になりやすい食べ物、筋肉になりやすい食べ物があるのです。
ローカーボダイエットの流行により、炭水化物を控える人も増えてきました。炭水化物の摂りすぎは、身体が脂肪を溜め込んでしまう原因のひとつです。そのほかにも、筋肉をつくるタンパク質、ダイエット中はとくに不足しがちな鉄分や食物繊維など、栄養バランスには気をつけて食事をとりましょう。
体型を隠す洋服ばかり着ない
ボディーラインに自信がないとついやりがちなのが、洋服で体型を隠すこと。でもじつはそれって、逆効果なんです。
「手首、足首、首や鎖骨、顔など露出するパーツはラインをすっきり見せる」「トップとボトムでメリハリをつけたコーディネート」「黒やネイビーなど引き締まって見える色を使う」など、こういったことに気をつけるだけで、視覚効果により着やせして見せることができます。
さらに体型を洋服で隠さないことで、自分にも周囲にもダイエット効果が目に見えて分かるので、やる気にもつながりますよ。
痩せすぎには注意
ダイエットを始めると、ついどんどん痩せたくなってしまうもの。でも痩せすぎには注意が必要です。身体やメンタルにさまざまな悪影響を及ぼす恐れがあるのです。痩せすぎによるデメリットを知って、自分の適正体重をキープしたいですね。
免疫力が低下する
痩せすぎることで体力が落ちると、免疫力が低下するといわれています。また、筋肉が足りないことにより、疲れやすく疲労回復も遅くなります。さらにダイエット中に感じるイライラが免疫力を低下させることも分かっており、健康的とはいえません。
体力が低下して活動がままならなくなる
体力がないので、仕事や遊びなどの活動にも支障をきたします。痩せすぎの人は、ちょっとしたことでも疲れやすいため、運動が億劫になり、動かないことで筋肉はさらに減少と悪循環につながってしまうことがあります。
さまざまな活動が面倒になり、外出も控えるようになっていくため、ストレスはたまる一方。男性から好まれる健康的な女性像からはかけ離れてしまいます。なによりも、外出や活動がままならないのでは、ダイエットも本末転倒。ダイエットの目標やプランを見直しましょう。
栄養をきちんと摂れず体の不調が出てくる
ダイエットのし過ぎで栄養がきちんと摂れないことで身体に出る不調は計り知れません。急激な体重減少により、女性ホルモンが崩れてしまう可能性もあります。しっかり栄養を摂取することを目標とし、過度なダイエットはしないように注意しましょう。
まとめ
標準体重と理想体重から、154cmの女性の適正体重をまとめてみました。標準体重と理想体重から自分の骨格やキャラクターにぴったりの目標体重を見つけてみてくださいね。
痩せすぎにはたくさんのリスクがあることも分かりました。毎日に適度な運動とバランスのとれた食事を取り入れ、ヘルシーでキュートなボディーを手に入れましょう。