トップコートとは?
トップコートはネイルの仕上げに使うアイテム。しかし、本当にトップコートが必要なのか迷う方もいるでしょう。塗っても色はつかないため、使わなくてもいいように思えますが、実はちゃんとした意味があります。トップコートはどんな役割を果たしているのか見てみましょう。
マニキュアの上に塗ってネイルを保護する役割
トップコートは、完成したマニキュアの上から塗ります。マニキュアの上に重ねることでネイルを保護し、剥がれにくくするためです。マニキュアを塗っただけだと、時間が経つにつれ発色が悪くなり、色褪せたり黄ばんだりしてくるでしょう。このときマニキュアの上にトップコートを重ね塗りしておけば、塗ったときのきれいな発色を維持できます。
簡単にいえばトップコートは、マニキュアを固めて耐久性をよくするバリアのような存在。マニキュアを塗ったら、忘れずその上からトップコートを重ね塗りしましょう。ネイルの持ちをよくしたい場合、さらに2~3日おきに塗り直すことをおすすめします。
乾燥によるダメージから爪を守る
マニキュアを何度も塗っていると、いつの間にか爪がボロボロになっていることがあります。二枚爪になっていたり、ときには爪が割れやすくなったりするでしょう。爪がもろくなる原因は乾燥です。マニキュアのオフで使う除光液は、どうしても爪の水分や油分を奪ってしまうもの。そのため何度もマニキュアを繰り返し塗ると、爪は乾燥しやすくなるのです。
ただしマニキュアを塗っても、爪を乾燥から守る方法があります。それが、潤い成分を含んだトップコートを使うことです。爪を保護する潤い成分が含まれたものなら、使えば使うほど爪の保水力を保ちやすくなるでしょう。潤い成分入りのトップコートは、爪を休める目的として単体で使うこともできます。
目的別!トップコートの選び方
トップコートは目的別に選ぶようにしましょう。速乾タイプとジェルコートを使い分けることで、仕上がりも変わってきます。トップコートにはどのような種類があるのか、以下でまとめてみました。
速乾タイプ:すぐ動きたい人にオススメ
マニキュアを塗ってもなかなか乾かず、指で触れてしまいヨレた経験はありませんか?マニキュアは塗った後の乾燥時間が手間で、自分で塗るのは避けている方もいるでしょう。とくに忙しい女性はマニキュアを塗った後でも、すぐ手を使いたい場面に出くわします。
素早く塗ったマニキュアを乾燥させたいときは、速乾タイプのトップコートがおすすめです。
速乾性が高いトップコートは、渇きにくいマニキュアの上に重ねて使ってみてください。普段なら数分ほど乾燥に時間がかかるところも、速乾タイプならすぐ乾くため手間がありません。速乾タイプのトップコートはジェルネイルの上に塗る使い方もできます。
ジェルコート:厚みとツヤ感を求める人におすすめ
ジェルネイルのような、ツヤのある仕上がりになるトップコートもあります。乾燥時間は比較的長めですが、ジェルネイルのようにUVライトで硬化しなくてよいところが魅力です。使ったマニキュアがツヤの少ないものでも、ジェルコートを重ねると簡単に光沢が出せます。
ジェルコートの特筆すべき点は、ぷっくりとした立体的な仕上がり。マニキュア単体であれば通常は平面的ですが、ジェルコートを重ねればネイルにボリュームが出ます。ジェルネイルのオフのような難しさはなく、セルフネイルでも楽しみやすいでしょう。ネイルサロンに行く時間や費用をかけたくない、それでも仕上がりのよさを重視したいという方には、ジェルコートがおすすめです。
速乾タイプのトップコート3選
マニキュアを塗ってすぐに手を使いたい方は、速乾タイプのトップコートを選びましょう。こちらでは速乾タイプの中でも、人気のあるタイプを紹介します。アメリカ製と日本製から比較できるようまとめてみました。
セシェ セシェ・ヴィート
セシェが販売する速乾タイプのトップコートで、マニキュアを素早く乾かしたいときに役立ちます。1本の容量は14mlと、一般的なトップコートに比べて大きめのサイズです。製造国はアメリカですが、成分は日本語表記で確認しやすいでしょう。
使い方としては、マニキュアが濡れている状態から重ね塗りをします。爪に負担をかけるニトロセルロースを含まず、安心して使えるところもポイント。速乾性のトップコートは厚めに塗っても乾きやすく、ぽってりとした仕上がりにも調整できます。1~3回の重ね塗りで、ナチュラルなネイルも、ふっくら仕上げも自由自在です。
ネイリスト クイッククリスタルコート
「クリスタルの輝き」がコンセプトの、速乾性トップコートです。ガラスのようなツヤツヤとした仕上がりで、爪を美しく見せたいときに役立ちます。商品サイズは10mlと一般的な大きさのため、扱いやすいでしょう。潤い成分としてパンテノールやアミノ酸を配合しています。
速乾性とともにツヤ感を重視したタイプで、比較的ナチュラルな仕上がりです。ぷっくりとジェルネイルのような仕上がりにはなりません。一度塗りならかなりスピーディに乾き、二度塗りしたい方にも使いやすいアイテムです。ネイルの持ちをよくしたいときは1日おきに、手間を少なくしたいなら2~3日で塗り直して使いましょう。
レブロン エクストラ ライフ トップ コート N
レブロンから出ている速乾性のトップコートです。容量は14.7mlと、アメリカ製らしい大きめサイズ。トップコートとして使うと、剥がれ防止やネイルの持ちをアップすることができます。より長持ちさせたい場合は、マニキュアを塗って5分ほど経ってからトップコートを塗りましょう。
トップコートのハケは細いタイプで、細かい部分にも塗り重ねやすいと評判です。仕上がりはサラッとしていて、ネイルにキラキラとしたツヤを出してくれます。レブロンのマニキュアと組み合わせて使うことも可能です。マニキュアの上に重ねることで、1週間ほどきれいな状態を持たせることができます。
ジェルネイルのようなトップコート3選
ジェルネイルはサロンに行かないとできないと思っていませんか?UVライトの硬化や、手間のかかるオフ作業が必要となるため、サロンでやってもらう人がほとんどです。しかしジェルコートがあれば、セルフネイルでも気軽にジェルネイル風の仕上がりを楽しめるでしょう。3種類のジェルネイル風トップコートを紹介します。
マジョリカ マジョルカ ガラスドロップジェルコート 9mL
速乾でぷっくりと仕上がる、ジェルトップコートです。ガラスのようなツヤ感を出しながら、マニキュアに立体感を与えてくれます。容器の容量は9mlの一般的なサイズで、宝石のような可愛らしいパッケージデザインが魅力的です。
ジェルトップコートを重ねるとベースの粗が目立ちにくくなるため、マニキュアを塗るのが苦手な方でも使いやすいでしょう。下地を失敗しても、トップコートがぷっくりしていると十分カバーできます。よりふっくらと仕上げたい方は2~3回塗り重ねるようにしましょう。一度塗るだけでネイルの持ちがよくなります。
エテュセ ジェルトップコートN 9ml
速乾とぷっくりを兼ね備えた、ジェル風仕上げのトップコートです。ひと塗りするだけで立体的な厚みのある、みずみずしい仕上がりになります。容量は9mlの一般的サイズ。パッケージには爽やかなブルーと清潔感のあるシルバーを採用しています。
マニキュアに絡みつく密着ポリマーと、衝撃を吸収する成分とツヤ成分入りです。パール、ラメとの相性もよく、ネイルに重ねることで奥行き感のある仕上がりになります。持ちをよくしたい方は一度塗り、ぷっくり仕上げにしたい方は2~3回塗りがおすすめ。テクスチャはとろみがあります。
SHO-BI(ショービ) デコラティブネイルジェルスタイルトップコート クリア
1本で4つの機能を兼ね備えた万能トップコートです。マニキュアを塗る前のベースコートとしても活躍し、さらに植物エキス入りで爪をケアすることもできます。トップコートとしてはもちろん、重ね塗りでジェルネイル風に仕上げることも可能です。
ジェルネイルのようなUVランプの使用は不要で、トップコートとして重ねるだけでぷっくりします。内容量は10mlの一般的なサイズ。パッケージにはシックなブラックを採用しているため、大人の女性にも使いやすいでしょう。
まとめ
マニキュアを塗った後にトップコートを重ねるだけで、持ちがよくなり、きれいな発色を長く楽しめます。速乾タイプやジェル風タイプなど種類も多く、好みの仕上がりに合わせて選んでみてください。今までトップコートを使ったことがない方も、セルフネイルの幅を広げるため活用してみてはいかがでしょうか。