幼稚園に行きたくない時期や理由とは?駄々をこねる子供の対処法

幼稚園は子供にとって家庭を離れて社会経験をする第一歩となる大切な場所です。幼稚園のカリキュラムだけでなく遊びや友達との関係からたくさんのことを学びます。しかし、楽しいはずの幼稚園に行きたくないとぐずることもあります。

そこで、

  • 概要
  • 幼稚園に行きたくない理由
  • 行きたくないと駄々をこねる子供の対処法

についてまとめました。

子供が幼稚園に行きたくないと思うタイミング

先生から多くのことを学んだり、たくさんの友達と交流したりする楽しい幼稚園。

行きたくないと駄々をこねるのには個別の理由のほかに決まったタイミングもみられるようです。どんな時期に幼稚園に行きたくないと思うのでしょうか。

クラス替えの後

クラス替えの後に登園を渋ることも多いのではないでしょうか。幼稚園では年少、年中、年長と3年間を過ごすことになります。年度が終わると中規模以上の幼稚園ではクラス替えをして進級を迎えるのが一般的です。

幼児の世界はとても狭く、限られた範囲のなかでしか友達と仲良くなれないこともあります。仲が良かった友達との居心地の良い空間を失い、ゼロの状態からまた新しい友達づくりをするのは大人でもエネルギーがいるものです。

入園直後

幼稚園に行きたくない時期が最も長く続くのは入園直後でしょう。保育園の経験があれば少しは社会生活に慣れていますが、3歳の子供がいきなり家族から離れて幼稚園に通うと環境が激変します。生活のリズムが大きく変わるだけでなく、家族以外とコミュニケーションを図るのも初めての経験です。

人見知りの子供であればあるほど慣れるまでには時間がかかります。誰もが通る道なので、長い目で優しく見守ってあげることが必要です。

妹や弟が生まれた後

初めて妹や弟が生まれた時期に幼稚園に行きたくないと駄々をこねる子供も少なくありません。それまで自分だけに親の愛情が注がれいつも独り占めできていたのに、ママは赤ちゃんの面倒にかかりっきりなってしまいます。

赤ちゃん返りの傾向がみられるのもこの時期です。まだまだ甘えたい時期なので、赤ちゃんだけでなくお兄ちゃんやお姉ちゃんと過ごす時間も大切にしてあげることが大切です。少し落ち着けばケロッとして幼稚園に行くようになるでしょう。

連休明け

土日の休みを家族で過ごすことでも月曜日の登園をぐずることがありますが、休みが何日も続く連休明けは特に幼稚園に行きたがらない傾向がみられます。連休中は日帰りやお泊りで旅行することもあるでしょう。

楽しかったお遊び気分がなかなか抜けず、まだまだ家族と一緒に遊びたい気持ちが強くなって幼稚園に行きたくなくなるのです。リズムを取り戻すまで数日かかることはありますが、長く登園を渋ることはないでしょう。

幼稚園に行きたくない理由

大人は仕事がきついなどを理由に職場に行きたくないことがありますが、子供は時として深刻な悩みを抱えて登園を渋ることも考えられます。幼稚園に行きたくない理由にはどんなことが考えられるのでしょうか。

保護者と離れるのが寂しい

特別な理由もないのに幼稚園に行きたくないと駄々をこねるのは、保護者と離れ離れになる時間が寂しくて耐えられないからでしょう。幼稚園のなかに入ってしまえばケロッとして楽しむことができますが、家から出すまでに苦労しているママやパパも多いものです。

特に弟や妹ができて家にママがいることがわかっていると家で一緒に遊びたい気持ちが強くなるようです。ママは忙しくて遊んであげられないこと、幼稚園の先生やお友達と遊ぶことの楽しさを話してあげて登園を促してあげることが大切です。

友達との喧嘩などのトラブル

友達とのケンカなどのトラブルが原因で幼稚園に行きたがらないこともあります。言葉で気持ちを伝えることがまだ十分にできない時期なので、ささいなことで友達と衝突したりケンカしたりすることがあるのです。

そんなときは、話をしっかりと聞いてあげてどうすればいいのかアドバイスしてあげましょう。ケガやいじめなどの場合はすぐに先生に相談することが大切です。

先生が怖い

先生が怖くて登園を渋ることもあります。幼稚園教諭も年齢やキャリア、性格などによって個性や指導方針もさまざまです。特に小学校入学を控えた年長クラスでは、基本的な生活習慣を身に付けさせるために厳しい指導をすることも多くなるでしょう。

子供にとって先生は絶対の存在であり大きな影響力があります。度が過ぎた厳しさが感じられる場合には主任や園長先生に相談しましょう。

クラス替えなどで友達と離れてしまった

年少から年中、年中から年長へと進級する際のクラス替えで幼稚園に行きたくないと駄々をこねることもあります。同年齢で2クラス以上ある場合は進級の際にクラス替えをして、なるべくたくさんの友達と触れ合えるようにします。

慣れてしまえば新しい友達とも仲良くできるのですが、まだ環境の変化に臨機応変に対応する力は不足しています。仲の良い友達と一緒にいられなくなるだけで大きな不安を抱えることもあるでしょう。励ましながら慣れるまで見守ってあげることが大切です。

子供が幼稚園に行きたくないと泣くときは……

子供が幼稚園に行きたくないと泣きだすと長引くのが普通です。優しく抱きしめても少し強く言っても泣き止まないため途方に暮れてしまうこともあるでしょう。

子供が幼稚園に行きたくないと泣くときはどのように対応すればいいのでしょうか。

普段からしっかりと話を聞くようにする

子供が幼稚園に行きたくないと泣く状況が続く場合は、子供の情緒が安定しているかどうかを見極める必要があります。しかし、仕事や家事、他の子供の面倒などで普段からしっかりと話を聞く状況ができていないと簡単に話をしてくれないこともあります。

スキンシップが足りなくて愛情不足から登園を拒否することも考えられます。子供は話を聞いてあげるだけで気持ちが落ち着くものです。普段からしっかりと話を聞く環境を整えましょう。

休日に幼稚園の話をしない

まだ幼稚園に慣れていなくて幼稚園生活を楽しめなくて行きたがらずに泣く場合は、幼稚園のことに触れることを極力少なくするように努力しましょう。幼稚園が休みとなる週末は、家族で楽しく過ごすことだけ考えて幼稚園の話はしません。

子供なりに幼稚園にストレスを感じている時期なので、休日は思い切りリフレッシュさせてあげることが大切です。そのうち、子供の方から幼稚園の話をするようになるでしょう。

幼稚園から帰ってきたら幼稚園の話を聞く

幼稚園に行きたくないと泣く場合は、毎日幼稚園から帰ってきたときに幼稚園での出来事を聞いてみましょう。幼稚園で何らかの問題がある場合は話を聞くことで把握できるでしょうし特に問題がない場合は安心できます。

問題がない場合は幼稚園の話を聞きながら「○○して遊んだの」「○○ちゃんと仲良くできたんだね」などと幼稚園が楽しいことを印象付けるようにするといいでしょう。

担任に話を聞く

子供が幼稚園に行きたがらない理由にはさまざまなことが考えられます。たわいもないことが多いので親子で話をすることで解決できることも多いでしょう。

しかし、登園拒否の状況があまりにもひどい場合や理由を聞いても話したがらない場合は、担任に話を聞いてみることも大切です。

家族が把握できない幼稚園での別の顔や友人関係などもあることから、先生に話を聞くことで解決の糸口がつかめることもあります。

笑顔で見送る

特に登園を渋る問題がないと判断した場合は、子供にあまり話をさせずに笑顔で見送って背中を押してあげましょう。子供が幼稚園に行きたくないと泣き出したときに、親まで悲しい顔や沈んだ顔をしていては状況が悪化するばかりです。

子供の気分を変えるためには明るく笑顔で接することが大切です。楽しいこと、嬉しいことを話題にしながら気持ちを前向きにしてあげましょう。

保護者は味方であることを伝える

どんなに言い含めても幼稚園に行きたくないと泣き止まないときは、カッとしてしまいがちです。しかし、ここで叱ってしまってはますます幼稚園が嫌いになってしまいます。そんなときは「どんなことがあってもママはあなたの味方よ」と言って抱きしめてあげましょう。

スキンシップと温かい言葉で子供の心は落ち着き、少しずつ前向きに考えられるようになります。少しでも良いことができたらオーバーに褒めて自己肯定感を高めてあげることも効果があるでしょう。

スマホやアニメのDVDなどで気分転換させる

幼稚園に行きたくないと一度泣き出してしまうと、子供はなかなか前向きな気持ちに戻すことができません。優しく話をしても泣き続けることが多いでしょう。そんなときは、スマホやアニメのDVDなどを見せて気分転換をさせてみましょう。

幼児は同じことをずっと考えられる思考の継続がまだできません。目先の関心が他に移ることで泣いていたことさえ忘れてしまうことも珍しくないでしょう。楽しい時間を少しつくるだけで機嫌が直ることもあります。

家にいる時は安心できるようにスキンシップを多めにとる

家にいるときは、意識して多めにスキンシップをとって愛情をたっぷりと注ぐことが大切です。家で甘やかすとさらに幼稚園に行きたがらないと考えがちです。しかし、しっかりと抱きしめてあげたり、一緒にお風呂に入ってあげたりしてスキンシップを多くとると子供の気持ちは安定します。

メリハリのある接し方をすれば、家庭と幼稚園が別物であってそれぞれに居心地の良い場所であることを理解するでしょう。

まとめ

子供にとって楽しいはずの幼稚園ですが、タイミングやさまざまな理由から幼稚園に行きたくないと駄々をこねることもあります。

日頃からしっかりと話を聞いてあげたり、スキンシップを多くしたりすることが大切です。幼稚園の先生との連絡も密に取るようにして、優しく見守ってあげましょう。