入園準備を行う前に知っておくべきこと
入園間近になるとママは準備に忙しくなります。初めての入園を迎える場合は何をどのように準備すればいいのかわからないことも多いでしょう。
入園準備を行う前に知っておくべきことについてまとめました。
持ち物は流行で選ばない
保育園や幼稚園で過ごす期間は1年や2年ではないため、入園当時の流行で持ち物を選ばないようにすることに注意しましょう。
キャラクターや流行りのブランドはすぐに新しい物に取って代わられてしまいます。長く使える物であるほど、時間とともに流行遅れとなって使いにくくなることを考える必要があります。
長く使っても飽きない物、シンプルな物のなかから子供が喜ぶグッズを揃えてあげるようにしましょう。
耐久性や安全性に考慮して選ぶ
外見だけでグッズを選ぶとすぐに破れたり壊れたりすることもあります。また、子供が使う物なので、安全性を重視することも大切です。子供の行動は大人の想定を軽く超えてしまうため、グッズの本来の使用目的とは違った荒い使い方をすることも考えられます。
子供の成長は早いため服はすぐに買い替えなければなりませんが、園生活で使用するグッズはなるべく長持ちするものを選んで出費を抑えるようにしましょう。
購入時には園の指定サイズなどが無いか確認する
園によっては制服や体操服、その他のグッズなどを指定している場合があります。その場合は指定以外の物の使用は許可されません。かわいい物、価格が安い物は魅力的ですが、それが園で使用できるかどうかを見極めなくてはなりません。
入園準備はできるだけ早くから始めたいものです。しかし、指定外の物を購入すると無駄な買い直しをしなくてはならなくなります。園の説明資料などをよく読んで選ぶようにしましょう。
かなり時間がかかるので早目に行動する
入園間近の時期になると幼稚園児にピッタリの80~120㎝の洋服や入園グッズの需要が高くなり、場合によっては完売してしまうこともあります。また、既製品だけでなく手作りで準備する道具袋などもあるため制作期間も必要となるでしょう。
園の入園案内や準備品一覧表を入手した段階で、なるべく早目に準備することが大切です。先輩ママに同じ園に通っている子供がいたら、早目に情報収集しておくといいでしょう。
説明会などで準備の内容を詳しく聞いておく
初めて子供が入園する場合は何を準備すればわからないことも多いでしょう。制服や靴など予想できる必要な物もありますが、園の生活ではさまざまなグッズが必要であるため、全てを網羅して準備するのは難しいものです。
園の指定や規定が基準となるグッズもあるため、入園説明会などで詳しく内容を聞いておきましょう。準備物一覧表が配付されることがほとんどですが、目を通してもわからない場合は職員に質問することも大切です。
入園までに準備しておくアイテム
幼稚園で使用するアイテムにはさまざまな種類があります。制服やバッグ、体操服など園が指定する物のほかに、家庭で選ばなければならないグッズもたくさんあるので計画的に準備することが必要です。
入園までに準備しておきたいアイテムをまとめました。
幼稚園指定のバッグや制服
幼稚園には公立、私立があり、指定のバッグや制服が必要となることもあります。制服着用の幼稚園では、制帽やバッグ、スモッグなどほとんどのものが園から指定されることも少なくありません。
制服や帽子だけでも冬用、夏用などの別があり、複数種類購入しなければならない場合もあります。衣類はどれだけあっても困らないので、同じ幼稚園を卒園した子供がいるママに相談して、制服などを譲ってもらってもいいでしょう。
体操服
幼稚園では園の内外で体を動かす活動をすることが多く、制服だけでなく体操服が必須となります。指定の制服がない幼稚園でも体操服だけは指定されることも少なくありません。幼稚園によっては、体操服で登園してそのままの姿で過ごすこともあり、園の生活で最も長く着用する衣服となります。
普段着としてだけではなく、運動会や遠足、校外活動でも着用することになるため、2~3着ぐらいは準備しておいた方がいいでしょう。
上履き
園内で過ごす場合は上履きで過ごすことになります。登園時や帰園時だけでなく外遊び、トイレなどで1日に何回も着脱することになるため、自分で着脱しやすいサイズの合った物を選ぶことが大切です。マジックテープやファスナーなどで簡単に履くことができ、足にフィットするものを選べば転倒などを防ぐこともできるでしょう。
1週間に1回は持ち帰って洗濯することになります。安全性とともに耐久性に優れた物を選ぶこともポイントとなります。
肌着や下着
肌着や下着は幼稚園だけでなく家庭でも必要なものです。園で遊んだり汚したりして着替える回数も多いので、なるべく数があった方がいいでしょう。子供は汗をかきやすいので吸湿性や速乾性のある肌触りの良い物を選ぶようにするといいでしょう。
ランニングや長袖など、季節に応じた物を揃えておくことも大切です。下着は普段はあまり見えないものですが、派手すぎる色や柄、キャラクターの物は避けた方が無難です。
クレヨンやはさみなどの文房具
幼稚園では絵を描いたり工作したりする時間もあります。はさみやクレヨンなどの文房具は家庭で選んだ物を持参することになるので、使いやすいものを選ぶようにしましょう。はさみを安全性に配慮し過ぎると切れ味が悪くなることもあります。
家庭ではさみの持ち方や使い方、人に向けないことなど基本的なことを教えておくことが大切です。クレヨンは少し太めの物の方が力を込めて握っても折れにくいでしょう。
お弁当箱やフォークなどの昼食アイテム
完全給食の幼稚園も増えてきましたが、原則としてお弁当持参であるところが一般的です。毎日お弁当を持たせなければならないため、ママはキャラ弁づくりに大変でしょう。また、お弁当箱やフォークなどの昼食に必要となるアイテム選びにも注意が必要です。
お弁当箱は蓋がしっかり閉じて汁漏れなどがしないだけでなく、子供が自分で簡単に開閉できるものを選びましょう。フォークの先が尖っていると危ないからといってあまり丸みがありすぎる物を選ぶと細かいおかずが食べにくくなります。
入園までに準備しておくべき子供のしつけ
入園準備は物を揃えるばかりでは終わりません。生活が激変するのは子供であり、園での生活にスムーズに適応させるために基本的な生活習慣を身に付けさせておく必要があります。
入園までに家庭でしておかなければならないしつけについてまとめました。
早寝早起きのサイクルを作っておく
幼稚園に通うようになると朝はとてもあわただしくなります。早目に起こして朝食をとらせて登園しなければなりません。早寝早起きのサイクルに慣れていないと親の子供も余裕がなくバタバタすることになります。
家庭の都合で遅寝遅起きの習慣がついている場合は、なるべく早い段階から早寝早起きに時間帯を移行することが大切です。早寝早起きがきちんとできていないと園で午睡もできなくなります。
歯磨きが出来るようにする
幼稚園には歯ブラシとコップを常時置いて食後に歯磨きをする時間があります。子供が自分で歯磨きすると磨き残しがあるからと、いつもパパやママが歯磨きしていると自分で磨けなくなってしまいます。
自分で歯ブラシを持ってきちんと磨けるように家庭でも習慣づけを行っておくことが大切です。磨き方をどう教えればよいかわからない場合は、歯科医院で歯科衛生士から指導を受けるといいでしょう。
入園する幼稚園の食事の時間に合わせて食事する
入園前に幼稚園のタイムスケジュールに合わせて食事ができるようにしておきましょう。家庭では「お腹が空いた」と言えばいつでも何か食べることができます。しかし、幼稚園では昼食とおやつが決まった時間に与えられるだけです。
食事の時間は家庭の事情によってさまざまですが、幼稚園では毎日決まった時間となります。食事のサイクルが体になじむように、幼稚園の食事の時間帯に合わせて食事をさせるようにしましょう。
お着替えの練習をする
入園前にお着替えの練習をしておくことも大切です。幼稚園では体操着やスモックなどに着替える際に先生は極力手伝いません。しつけや基本的な生活習慣を身に付けさせることが目的であり、自分の事は自分ですることを教えます。
家庭で何もかも手助けしていたら自分の力ではできなくなってしまいます。ボタンかけなどはできるようになるまで時間がかかることもあるので、早い段階から焦らせずに少しずつトレーニングしておくようにしましょう。
まとめ
幼稚園に入園する前に準備しておくべきグッズはたくさんあります。なかには園が指定する物もあるため、準備物一覧などで確認したうえで無駄のないように揃えることが大切です。
物だけでなく子供が園の生活にスムーズに慣れるように基本的な生活習慣を身に付けさせることにも配慮しましょう。