小学生の平均睡眠時間と睡眠時間を増やすおすすめの方法

2019/02/01

今時の小学生の平均睡眠時間、いったい何時間くらいなのかご存知ですか?気になるテレビ番組があったり、ゲームをやめたがらなかったり、習い事があって時間が取れなかったり…最近の小学生は、満足な睡眠時間を取れていない子も少なくありません。

小学生の時に取る睡眠時間は、その後の成長に大きな影響を及ぼします。一生を左右することもあるので、小学生のお子さんを持つ家庭では、彼らの睡眠時間によく気を付けてあげましょう。

この記事では、

  • 概要
  • 小学生の睡眠時間が少なくなっている原因
  • 睡眠時間が少ない事で起きる体への影響
  • 小学生が適切な睡眠時間を確保するためには

をご紹介します。

小学生の平均睡眠時間


「小学生」と言っても、年齢の差によっては平均睡眠時間も異なります。低学年から高学年まで、学年別の平均睡眠時間を見てみましょう。

1・2年生:10時間30分~10時間45分

「低学年」と呼ばれる小学1・2年生の子どもたちは、平均して10時間30分~10時間45分程度の睡眠時間を取っています。まだまだ身体も小さく体力もないので、たくさん眠って疲労回復と成長のエネルギーを蓄えているのです。

特に低学年の子どもたちは、まだ小学校というシステムに慣れていません。毎日が新しいことの連続ですから、眠ることで頭と体をスッキリさせる必要があります。

3・4年生:10時間~10時間15分


「中学年」と呼ばれる小学3・4年生の子どもたちは、10時間~10時間15分程度の睡眠時間が平均的です。そろそろ小学校にも慣れてきた頃合いですが、ちょうど本格的な成長期に入る年齢です。たくさん眠ることで、心と身体の成長を促す必要があります。

勉強の内容も科目が増えて、ちょっと難しくなってくる頃でもあります。満足な睡眠時間を取って脳の発達を促すことも要されます。

5・6年生:9時間30分

心と身体が大人に近づいてくる「高学年」。小学5・6年生の子どもたちは、約9時間30分程度の睡眠時間が平均的です。まだまだ成長期ですから睡眠時間が必要ですが、この年齢になると塾や習い事が増えたり、楽しいことが増えて夜遅くまで起きていることが多いです。

スマホやゲーム機を持っている子も少なくない年頃ですので、ついつい夜更かしして睡眠時間が削られる子もたくさんいます。

小学生の睡眠時間が少なくなっている原因


上記の平均睡眠時間は、大人からすれば「たくさん寝てるな」と思うものかもしれません。ですが最近の小学生たちは、みんな睡眠時間が少なくなっている傾向にあります。

昔の子どもたちと比べると、何が理由で睡眠時間が短くなっているのでしょうか?

塾や習い事に時間をさいている

最近では、塾や習い事に通っている子どもはクラスの大半を占めています。学歴を重視した両親からの教育で習い事に通う子や、両親が共働きなので塾や習い事で時間を過ごす子、やりたいことや夢に向かってレッスンを受ける子など…。

習い事の種類が増えたのも影響していますね。塾や習い事に時間を割く子どもたちは、学校の宿題をやったり遊んだりする時間まで確保しようとすると、自然と睡眠時間を削りがちです。

ゲームやスマホをしている時間が長い


現代っ子たちは、防犯のためなどでスマホを持ち歩いていることが多いです。自分専用のゲーム機を買ってもらっている子もいるでしょう。

スマホやゲームに夢中になると、ついつい時間を忘れて没頭します。その結果、眠るのが遅くなってしまうのです。

両親の就寝時間が遅いので一緒に起きている時間が長い

子どもは親の背中を見て育ちます。親がやっていることを真似する子は多く、両親が夜遅くまで起きていると、それをマネして自分も起きていようとします。両親がやっていることなので、夜更かしを「当たり前のこと」と認識してしまうのです。

また、両親と子どもの生活リズムがずれていて、親子の時間が取れていない場合も、親との時間を欲しがって子どもが夜更かししてしまうことがあります。

睡眠時間が少ない事で起きる体への影響は?


小学生の睡眠時間が少なくなると、彼らの身体にはどんな悪影響が及ぶことになるのでしょうか?

子を持つ親なら必ず確認しておきたい、子どもにとっての短時間のリスクを見ていきましょう。

集中力の低下

満足な睡眠時間を取れていない小学生は、日中の集中力が目に見えて下がります。睡眠不足で日中に眠気を感じたり、頭と身体が上手く休ませられていないため、物事を上手く理解することができなくなったり…。

授業に集中できなくなり、勉強意欲が下がることもあります。時には人の話を集中して聞けず、クラスの中で対人トラブルを起こすリスクもあります。

体内時計の乱れ

朝に目が覚めて夜に眠気が訪れる…こうした体内時計のリズムは、小さな頃にしっかり土台作りをしなくてはなりません。

もし小学生の頃から満足な睡眠時間を取れないでいると、体内時計が乱れて夜に眠れなくなったり、逆に日中に眠気を感じたりするようになってしまいます。

こうなると学校生活を送るのに支障が出てしまいますし、不眠や寝坊が続いて本人の体調にも悪影響を及ぼしてしまいます。

発育への悪影響


小学生の頃の過ごし方は発育に大きな影響を及ぼします。学んだことや食べた物と同じくらいに、睡眠時間も大切な要素。心や体を成長させる「成長ホルモン」は睡眠中に分泌されるものです。つまり睡眠時間が削れると、成長ホルモンの分泌が少なくなり、発育に悪影響が出てしまうのです。

周りの子よりも考え方が幼かったり、身体つきや小さく体力が劣っていたり…こんな子どもたちには、睡眠不足の子がたくさんいます。また、睡眠時間が少なくなると「性ホルモン」が分泌されやすくなり、思春期が早まってしまうケースもあります。

男の子は早く声変わりを迎え、女の子は早く初潮を迎えることもあり、周りの子との差で本人が苦しんでしまいます。

落ち着きがなくなる

満足な睡眠時間が脳と身体をリフレッシュさせ、翌日のコンディションを整えてくれます。

もし短時間睡眠だと、日中はソワソワして落ち着きがなくなったり、授業に集中できなくなったりして、「学習障害」「多動児」と勘違いされることも。

勉強についていけなくなる


睡眠中、脳は得た知識や記憶を整理しています。小学校で習った勉強内容を頭に入れるのは、睡眠時間の長さが関係しているのです。

そのため寝不足の小学生は習ったことを上手く覚えられず、勉強についていけなくなってしまいます。

体調を崩しやすくなる

子どもも大人も共通して、睡眠不足は体調を崩します。寝不足は自律神経を乱し、疲労を溜め込み、免疫力を低下させて病気にかかりやすく、怪我の治りにくい身体になってしまうとされています。

小学生が適切な睡眠時間を確保するためには?

いろいろと寝不足の要因が詰まっている現代の小学生、適切な睡眠時間をどうやって確保していけば良いのでしょうか?

親がチェックしておきたいポイントを3つご紹介します。

両親の食事を持たずに先に食べて寝る時間を一定に保つ

親の帰宅時間が遅くなることで、子どもの食事・睡眠時間が遅くなってしまうことがあるでしょう。しかしこれでは子どもの睡眠時間は短くなる一方。「夕食は○時、寝るのは○時」と約束し、親を待たずに食事を摂らせ、寝かせるルールをつくりましょう。

もちろん一人で食べさせ寝かせるのは忍びないですよね。毎日は難しくても、週に何日かは一緒にご飯を食べて一緒に眠れるよう、親も頑張ってみてください。

早寝ではなく早起きの習慣をつける


睡眠時間を増やすなら、早寝はひとまず置いておき、早起きの習慣から始めてみましょう。朝早く起きて朝日を浴びれば、体内時計がリセットされ、夜に眠気が来るようになります。最初は嫌がるかもしれませんが、根気強く早起きの習慣をつけさせてください。

「起きるのがつらいのは夜更かしするから」と覚えてくれれば、子どもの方から早寝に積極的になってくれますよ。

眠りやすい環境を作る

子どもの睡眠環境、整っていますか?子どもの寝室の隣で大騒ぎしたり、テレビを大音量でつけたりはNG。

子どもの寝室も、温度や湿度を適切に保ち、照明を暗くして眠りやすい環境を整えましょう。睡眠環境が整っていれば、夜寝室に入るだけで自然と眠気が訪れます。

まとめ

習い事の数やこなしたドリルの数よりも、小学生の頃の睡眠時間こそが、子どもの人生を大きく左右します。

もしお子さんの学力や体力に心配を抱いているなら、彼らのやる気を疑う前に睡眠不足を疑ってみてください。

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