ポップコーンが太ると言われる理由
スナック菓子などジャンクフードにカテゴライズされている
スナック菓子は太るというイメージがあります。ポテトチップスやえびせんなどは、太るのでダイエットの時には食べなかった、という方も多いでしょう。
ポップコーンもスナック菓子などジャンクフードにカテゴライズされているので、太る、と思われがちですがポップコーンは一般的なスナック菓子とはいろいろな部分が異なります。
ポップコーンはトウモロコシを炒って作るお菓子ですし、小麦粉などのつなぎもいっさい使っていません。スナック菓子のように見えますが、まったく異なるものです。
バター味やキャラメル味など味が濃い物が多い
トウモロコシを油やバターをひいたフライパンで炒り、硬い種皮が破けてスポンジ状に膨張したものがポップコーンです。このままではほとんど味はついていないので、基本的にポップコーンはバターやキャラメル味をつけます。
バター味やキャラメル味のポップコーンはとても美味しいですし人気がありますが、それゆえに太ってしまう、という印象を受けやすいのも事実でしょう。
糖質が多い
ダイエットを成功させるには、いかに糖質を脂肪にしないかが大切になってきます。糖質は人に必要な栄養素ですが、摂りすぎた分は脂肪として蓄えられてしまいます。そのため、ダイエット中はカロリーだけでなく糖質量にも気を付けなくてはなりません。
ポップコーンはトウモロコシが原料です。トウモロコシは炭水化物ですし、糖質を含んでいます。ポップコーン50gの糖質量は約25gなので、約半分が糖質なのです。
また、糖質制限については以下の記事を参考にしてみてください。
塩分が強く食欲増進効果がある
トウモロコシを油で炒っただけでは何の味もついていないので、塩で味付けすることが多いです。しかし、塩分が強いため食欲増進効果があるのも事実です。
ポップコーンを食べたあと、すぐに何か食べたくなったという経験はありませんか?これは、塩の食欲増進効果によるものと考えられます。
ポップコーンにはダイエット効果も期待できる!
「やっぱりポップコーンは太るのか」と思った方もいるでしょうが、安心してください。実は、ポップコーンにはダイエット効果も期待できるのです。食物繊維が豊富で、ポリフェノールも含まれ、腹持ちも良いのでダイエット向きの食べ物なのです。
食物繊維が豊富
食物繊維は、ダイエット中にたくさん摂ったほうがいいと言われています。食物繊維は小腸がコレステロールやブドウ糖を吸収するのを抑制しようとしてくれます。また、腸内環境を整えてくれるので、便通が良くなる効果も期待できるのです。
腸に老廃物が溜まってしまうと、お腹がポッコリと突き出てしまいます。いわゆるポッコリお腹の状態も改善できるでしょう。
強い抗酸化力を持つポリフェノールが含まれている
ポリフェノールといえば、赤ワインやチョコレートに含まれているイメージがありますが、ポップコーンにも含有されています。しかも、ポップコーンは作るときに水分を飛ばしているので、高濃縮で含有されている特徴があります。
ポリフェノールには強力な抗酸化作用、脂肪燃焼を促進してくれる作用、女性に嬉しいアンチエイジング効果が期待できます。
腹持ちが良い
腹持ちが良いのもポップコーンの特徴であり、ダイエット向きといわれる理由です。ポップコーンに含まれる豊富な食物繊維が理由です。腹持ちが良ければ食欲を抑えることができますよね。
ダイエット中には食事制限もしているでしょうし、余計に何か食べたくなってしまいます。腹持ちが良くなればこうした状況も回避できるでしょう。
また、合わせてダイエット中の痩せる食事内容についてもチェックしてみましょう!
ダイエット向けのポップコーンの食べ方
ここでは、ダイエットに励んでいる方向けの、ポップコーンの食べ方についてまとめてみました。よく噛んで食べる、ウーロン茶を一緒に飲む、おやつをポップコーンにする、といったことが挙げられます。詳しく見ていきましょう。
よく噛んで食べる
サクサクと手軽に食べられるため、ほんの少し噛んで飲み込んでしまうことが多いと思います。そこを我慢して、しっかり噛むことを意識してみましょう。しっかりと咀嚼することで、脳の満腹中枢を刺激でき、満腹感を得られます。
30~50回くらいを目安にしてみましょう。最初は面倒かもしれませんが、慣れてくるとそれが当たり前になります。
烏龍茶を一緒に飲む
糖質が体の中に入ってくると、血糖値が上がるためインスリンが分泌されます。インスリンが血糖値を下げる過程で、糖質が脂肪に変わってしまうのです。烏龍茶には糖質で上がった血糖値を下げる効果が期待できます。
3食のどれかをポップコーンに置き換える
ポップコーンのカロリーは、50gで約250kcalくらいです。ポップコーンは軽い食べ物なので、50gでも結構な量になります。一食を置き換えることで、トータルでのカロリー摂取量を少なくでき、ダイエット効果も高まるでしょう。
置き換えるなら、朝や昼が良いでしょう。ポップコーンは糖質がそれなりに多いので、エネルギー消費の少ない夜にはおすすめしません。
おやつをポップコーンにする
おやつにチョコレートやケーキを食べているのなら、ポップコーンに代えてみましょう。ポップコーンは糖質が含まれていますが、カロリーそのものは低いです。おやつとして食べるときには、量を少なめにしてくださいね。
おやつとして食べたあとは、少しでも体を動かすことをおすすめします。ストレッチでもなんでもいいので、摂った糖質をエネルギーとして消費しましょう。
白米代わりにポップコーンを食べる
白米代わりにポップコーンを食べるのもいいでしょう。白米代わりにするのなら、味付けはしないことです。味がしないポップコーンのほうが、おかずとの相性も良くなるでしょう。
ポップコーンだけだと栄養が偏ってしまいますし、不足する栄養も出てきます。そのため、主食をポップコーンにした場合でも、おかずはきちんと食べましょう。できれば野菜を中心としたおかずを用意してください。
食事の30分前にポップコーンを食べる
食事をする30分前に食べることで、お腹を満たすことができます。ポップコーンは食物繊維が豊富に含まれているため、腹持ちもいいですし、食前に食べることで食欲を抑えられるのです。
普段よりも食事の量を少なくできるので、トータルでのカロリー摂取量も抑えることができるでしょう。もちろん、食べ過ぎは良くないので、そのあたりのバランスはよく考えてくださいね。
味付けのバターや塩分は少量に留める
バターやキャラメルなどで味付けされたポップコーンは美味ですが、それが太る元です。ポップコーンの専門店で買う場合だと、味付けを指定できることもあるので、少量に留めておきましょう。
市販のものではなく手作りする
市販されているポップコーンだと、どうしても味付けが濃くなっています。カロリーが高いことも珍しくないので、おすすめなのは手作りすることです。
ポップコーンの作り方はいたって簡単です。乾燥させたトウモロコシの粒を、油をひいたフライパンで数分間炒るだけです。もちろん、味付けは最小限にしてくださいね。
まとめ
太る印象のあるポップコーンですが、実はダイエットにも効果が期待できるということが分かったと思います。とは言っても、やはり含有する糖質の量は多いので、食べ過ぎには注意しなくてはなりません。
カロリーを抑えても、摂取する糖質量が多いと脂肪がついてしまいます。ここでお伝えした注意点も守って、上手にダイエットに活かしてください。