その耳かきのやり方は間違っている!正しい耳かきの知識はコレ

耳はイヤリングやピアスを付けたりすることから人から注目される部分となります。耳垢を見られたら恥ずかしい思いをするからと頻繁に耳かきで耳垢掃除している人も多いでしょう。しかし、耳かきの回数ややり方を間違っている人も少なくなく、ダメージを与えている可能性もあります。

そこでここでは、

  • 耳かきの正しいやり方
  • 耳かきをする回数は少なくて良い!
  • 動画でチェック!正しい耳かきのやり方

をご紹介します。

耳かきの正しいやり方

毎日耳掃除をする人もいるでしょうが、実は耳かきはそれほど頻繁にする必要はありません。耳垢の溜まりやすい部分のみ月に1回程度の掃除で十分です。誤解していることが多い耳かきの正しいやり方についてまとめました。

月に1回から2回で十分

耳掃除は頻繁にやらなければならないイメージがあるかもしれませんが、実際には月に1~2回で十分です。入浴後にスキンケアとともに毎日耳かきで耳掃除をしている人はいないでしょうか。耳の穴の入り口や外耳部分であれば問題はありませんが、頻繁に耳の中まで掃除している人はやりすぎです。

耳垢は耳のなかの老廃物を大切な鼓膜から遠ざける働きや潤滑油のような役割を担っており、取り過ぎることで逆効果になることもあります。

1回の所要時間は2分~3分で良い

1回の耳かきの時間は2~3分が目安となります。耳垢には大きな塊のほか、小さなクズのようなものもあるので、徹底してきれいにしようとして時間をかけてしまうことがあります。しかし、小さな耳垢を全て除去することは不可能です。

デリケートな耳の中の皮膚を長時間刺激し続けると炎症などが生じるリスクが高まります。耳垢を全て取ろうとせず、優しく短時間で済ませるようにしましょう。

たまりやすい外耳道部分だけを行う

耳掃除をする際には耳垢が溜まりやすい外耳道部分だけを行うようにしましょう。耳掃除をする際に耳の入り口だけでは物足りず、奥へ奥へと耳かきを進めることが多いのではないでしょうか。耳垢は奥の方から溜まっていくイメージがありますが、実は耳垢が溜まりやすいのは外耳道の入り口から少し入った部分です。

また、外耳道の壁をこするようにして耳掃除することは外耳道壁を傷つけるリスクが高まります。

入口から1cm程度まで行い奥までは行わない

耳かきをする場合はあまり奥まで突っ込まないことが大切です。耳垢は外耳の外側3分の1程度のところに溜まるものです。耳掃除をする際には、奥に耳垢が溜まっていると思い込んで、なるべく奥まで耳かきを突っ込もうとすることがあります。

鼓膜や外耳道の壁を耳かきで傷つけてしまう可能性が高くなることから、入口から1cm以上は奥に進まないように注意しましょう。

耳かきをする回数は少なくて良い!


耳かきは自分でするのも人にされるのも気持ちがいいので、頻繁に耳垢をとって清潔にしたい人も多いのではないでしょうか。しかし、実は耳かきする回数は少なくても全く問題がないと言われています。その理由についてまとめました。

耳垢は自然と外に出るようになっている

耳には自浄作用があり耳垢を自然に外に出す仕組みがあることを知っているでしょうか。耳垢は耳道の3分の1ほどの外側部分に溜まるもので、話をしたり、食事をしたりする際に顎を動かすことによって自然に耳の外へと移動していきます。

耳の入り口まで出てくると勝手に落ちてしまうこともあります。したがって、それほど神経質になって耳かきをする必要はありません。それよりも耳の中に異物を入れることによるダメージを考えた方がいいでしょう。

耳かきの回数を減らせば耳の痒みも軽減するから


耳かきで耳垢を掃除する際、実際には耳垢を外耳道の奥に押し込んでしまう可能性もあります。耳垢には抗菌効果や潤滑剤のような役割があることから、耳かきの回数が多いと外耳道の乾燥やかゆみを感じる原因となります。

アメリカでは耳掃除はしない方が耳を健やかに保つことができると報告されており、耳へのダメージを考えれば耳かきの回数は減らした方がいいようです

動画でチェック!正しい耳かきのやり方

耳かきや綿棒を使った耳掃除は自分でできますが、目で見て確認できないため不安も大きいでしょう。また、耳の中の構造や耳かきをどのあたりまで入れればいいのかもはっきりわかりません。そんな疑問を解消しながら正しい耳かきのやり方がわかる動画を紹介します。

断面図でわかる正しい耳掃除のやり方


耳の奥に溜まった耳垢であっても、耳の皮膚の動きによって外に押し出される様子が断面図を使って説明されています。口を開けて話をしたり、咀嚼したりすることで顎が動き、連動して耳の奥から耳垢が1~2ヵ月かかって出てくる仕組です。

太い綿棒を使うと耳垢が奥に押し込まれるだけでなく、耳の内壁を傷つけかゆみの原因になります。細いベビー用の耳かきや綿棒を使って、入口に見えている耳垢だけを優しく書き出すようにしましょう。

こびりついた耳垢を取る方法


耳垢は放っておいても顎の動きによって耳から出てくるものであるため、頻繁に耳掃除をする必要はありません。しかし、長い間耳掃除をしなかったり、耳の中の怪我が治癒してかさぶたができてしまったりすると耳垢が硬くなってこびりつくこともあるでしょう。

無理やり耳かきを突っ込んで取ろうとすると耳の中を傷つけることになります。そんなときはベビーオイルをつけた綿棒で耳の中を湿らせそのまま4~5時間放置すれば、耳垢やかさぶたが浮いて取りやすくなります。

模型で確認する耳掃除の仕方


耳かきで耳掃除をすることはあっても、実際の耳の構造がどうなっているのかを詳しく理解している人は少ないでしょう。この動画では、大きな耳の模型を使って耳の構造や耳掃除の仕方が確認できます。

どこに耳垢が溜まりやすくどこまでなら耳かきを入れてもいいのか、といったこれまで疑問だったことが解消できます。また、耳かきが耳の中でどんな風に動いているかも確認することができるでしょう。

耳かきや綿棒を使わない耳かきのやり方

耳掃除をする場合には耳かきや綿棒などを使うのが一般的です。しかし、耳の奥を傷つけてしまう不安から自分では耳かきできない人もいるのではないでしょうか。自分で耳かきや綿棒を使わなくても耳掃除ができる方法について紹介します。

床屋の耳掃除


女性の場合はヘアサロンで耳かきされることはないでしょうが、男性が通う床屋では昔から耳かきを使った耳掃除が定番です。ヘアカットのプロですが理容学校ではマッサージや耳かきについても学ぶようで、慣れた手つきで痛みを感じさせることなく耳垢を取ってくれます。

床屋に行くのが月1回程度であれば、定期的な耳掃除として利用するのもいいでしょう。人からやってもらう耳掃除はとても気持ちのいいものです。

ポケットイヤークリーナーを使った耳かき


通販でも人気のポケットイヤークリーナーはいわば耳専用の掃除機です。器具の後方から排気をしながら先端から耳垢を吸引します。細かい振動機能もあることから耳の中で固まった耳垢を崩して吸引することもできます。

吸引力はそれほど強力ではないため耳に強い違和感を覚えることもないでしょう。外耳道の入口部分から奥には挿入できないサイズになっているため、耳の奥を傷つけてしまう心配もありません。

ピンセットを使った耳かき


赤ちゃんに限らず外耳道が狭い人は耳垢が溜まりやすく自然に排出されにくいため、普通の人よりは耳掃除をする機会が多くなります。先の細い特殊なピンセットは細かい耳垢を直接つかんで除去するのに効果的です。

耳鼻科医が耳垢を除去する際によく使用する器具であり、痛みを感じることはほとんどありません。もちろん熟練の技術が必要なので、家庭で真似することのないようにしましょう。

水の力で出てくる耳洗浄


恐ろしいほどの量の耳垢が一気にでてくる耳洗浄。もはや耳掃除ではなく耳の中を隅々まで洗っているイメージです。耳の中に入るのは水のみで器具は全く入らないので耳の中を傷つける心配もいりません。

ただ、耳鼻科医などの専門家によるケアでないと耳のなかに水が残ってしまうこともあります。鼻洗浄器とは違って家庭用の耳洗浄器は市販されていないため、試してみたい方は耳鼻科に相談してみてはいかがでしょうか。

まとめ

ほとんどの人は定期的に耳かきを使って耳掃除をしなければならないものと思い込んでいます。しかし、耳垢には耳を健やかに保つ役割があるだけでなく、頻繁に耳かきをすることで外耳道や外耳道壁を傷つけてしまうおそれもあります。適切な耳かきの回数や正しいやり方を理解して健やかで清潔な耳を維持するようにしましょう。