静電気が発生する3つの原因と静電気を予防する効果的な方法

寒さを感じる季節になるとパチッと静電気が発生して痛みを感じることがあります。衣服を脱いだり、ドアノブやエレベーターのボタンなど触ったりして静電気が発生する経験は誰にでもあるでしょう。場合によっては人と接触することでも起こる不快なものです。

そこで、

  • 静電気が発生する原因
  • 静電気が発生しやすい衣類の組み合わせ
  • 静電気を予防するための方法

についてまとめました。

静電気が発生する原因

静電気は体に帯電しているプラスの電気と空気中の乾燥などによって衣服や物などに帯電しているマイナス電気が反応し合って起きる現象です。素材の違う衣服の重ね着や肌や空気の乾燥なども静電気が発生する原因となります。

静電気が発生しやすい衣類を着ている

衣類を脱ぐ際にパチパチと静電気が音を立てることがあります。また、スカートが皮膚にまとわりつくのも静電気の仕業です。衣類には使用されている原料によってプラス、マイナスそれぞれに帯電しやすい性質があります。

プラスとマイナスの電気が反応し合って放電することで静電気が発生するため、プラスとマイナスの衣類の組み合わせによって静電気の発生する状況にも差があります。静電気が起きやすい人は普段着ている服の素材を確認してみましょう。

お肌が乾燥している

静電気はどんな人でも発生する可能性がありますが、感じやすい人とそうでない人がいるのも事実です。これは、肌が乾燥していると神経が皮膚表面近くまで伸びることで静電気の刺激を受けやすくなると言われているからです。

普段から乾燥肌の人は静電気の影響を受けやすいため、ローションやクリームなどを使って十分な保湿をする必要があります。特に入浴後は皮膚から水分が蒸発して乾燥しやすくなるため、10分以内に保湿することが大切です。

空気が乾燥している

空気が乾燥することで静電気が発生しやすくなります。体や物にプラスやマイナスの電気が流れるのは季節に関係ないと言われています。ただ、適度に湿度があると自然放電しやすくなるため静電気の影響を受けにくくなります

空気が乾燥すると放電できずに帯電したままの状態になり、プラスとマイナスで反応することでバチバチと一気に放電して痛みを感じることになります。部屋のなかで静電気を防ぎたいのであれば加湿するのがおすすめです。

静電気が発生しやすい衣類の組み合わせ


衣類を重ね着した際に素材の違う生地がこすれることによって摩擦が生じ、静電気が発生すると言われています。衣料の原料にはプラスに帯電しやすいものとマイナスに帯電しやすいものがあり、その組み合わせによって静電気が発生しやすくなります。

ポリエステルとナイロン

サラリとした肌触りが似ているポリエステルとナイロンは、しわになりにくい特徴があります。その一方でポリエステルはマイナス、ナイロンはプラスに帯電しやすいため重ね着することで静電気が発生しやすくなります。脱ごうとするとパチパチと音を立てて放電することも珍しくないでしょう。

衣類の静電気の発生を抑えるためには、プラス、マイナス、それぞれでなるべく統一して重ね着することが重要となります。ナイロンの生地には同じくプラスに帯電しやすいウールを合わせるといいでしょう。

フリースとウール

軽いのに温かいフリースは寒い冬に大活躍する衣類の1つと言えるでしょう。フリースはポリエステルからできておりマイナスに帯電しやすい性質があります。フリースを羽織る際には、インナーとして保湿性の高いウールのセーターを着ることも多くなります。

そのため、プラスに帯電しやすいウールとポリエステルが反応して静電気が起きやすくなるのです。幅広い世代に人気のヒートテックは、ポリエステルやアクリルといった素材からできており、フリースと同じマイナスに帯電しやすい性質があります。これらを組み合わせれば静電気の発生を抑えることができるでしょう。

ウールとアクリル


アクリルのブラウスにウールのベストやカーディガンなどを合わせてコーディネートすることも多いのではないでしょうか。プラスに帯電しがちなウールとマイナスに帯電しがちなアクリルの組み合わせも静電気が起きやすくなります。

ウールは長く着ていると、毛羽立ったり、生地に凹凸が出たりすることもあり、静電気が発生しやすくなることがあります。洗濯する際には静電気防止のために専用洗剤や受難材などを使用するようにするといいでしょう。

静電気の発生を予防する方法


静電気は帯電している電気の量によってピリッとくるだけでなく強い痛みを伴うことも少なくありません。不快な静電気の発生にはさまざまな原因があり、予防するための効果的な方法もあります。

部屋を加湿する

寒い季節になると静電気が発生しやすくなるのには気温や湿度が大きく関係しています。一般的に気温が25度以下、湿度が20%以下になると静電気が発生しやすくなると言われています。そのため、静電気の発生を予防するためには部屋の気温だけでなく湿度を上げる必要があると言えるでしょう

エアコンやヒーターなどから送風される温風はとても乾燥しており、部屋の湿度を奪います。加湿器など使用して乾燥を防ぐことで静電気の発生を抑えましょう。

栄養バランスの取れた食生活を送る

自然放電ができずに電気を体内に溜め込んでしまう体のことを静電気体質と呼ぶことがあります。血流が悪い人はマイナスに偏りがちで静電気が起きやすいとされています。そのため、静電気の発生を抑えるためには栄養バランスの取れた食生活で体質を改善する必要があります

ジャンクフードや肉類などを過剰に摂取すると血流が悪くなりマイナスに帯電しがちです。カルシウムやマグネシウム、ナトリウムカリウムなどのミネラルを積極的に摂取して、弱アルカリ性の体質に改善すれば自然放電しやすい体質になります。

質の高い睡眠をとる

質の高い睡眠は疲労回復に効果があるだけでなく血行や新陳代謝の促進にも効果が期待できます。免疫力が高まった健康な体は弱アルカリ性の帯電しにくい体質になりやすいと言えるでしょう。

ただし、長時間寝てしまうと汗をかくことで体内の水分が不足し乾燥して静電気が起こりやすくなります。肌も乾燥しがちで物を触ってパチッと放電して痛みを感じることも多くなります。寝だめなどをせずに適切な時間に質の高い睡眠をとることで静電気の発生を予防することができるでしょう

金属に触れる前に壁を触る


家のドアノブなどを触ったときに強い痛みを伴って静電気が発生し、不快な思いをした経験がある人も多いのではないでしょうか。冬になると乾燥するため空気中に放電しにくくなります。金属に帯電されている電気と衣類などが帯電している電気が反応することで静電気が発生するため、予防するためには体に帯電している電気を放電する必要があります。

金属に触れる前に壁や地面など電気を通しやすい素材に触れることで、放電することが可能です。ガソリンスタンドに設置されている静電気除去パットも同じ原理によるものです。

手に金属を握りながら金属に触れる

静電気の発生を防ぐために、手に鍵や金属製のペンなどを握ったままドアノブなどに触るのも効果的です。ドアノブや車のドアなど、金属を触った際に静電気が発生することが多いため、金属を持って触ることに疑問を持つ人も多いでしょう。

通常は体内に蓄積されている電気が指先などの一ヵ所から一気に放電されることで痛みを伴う静電気が発生します。金属を握っていると金属の先端部から放電されるため指に痛みを感じにくくなるのです

髪やお肌を保湿する

静電気を防ぐために髪の毛や肌を保湿するのも効果的です。静電気が起こりやすくなる大きな原因の1つに乾燥があります。秋から冬にかけての時期には湿度が低下するため静電気が発生しやすくなるので、空気が乾燥すると体や物に帯電された電気は放電されにくくなります。

ヘアローションやスキンクリームなどを使って十分に保湿しましょう。それによって、静電気によって髪の毛が逆立ったり、肌にホコリや汚れなどが付着したりすることを防ぐことができるでしょう。

静電気防止スプレーを利用する


衣類の摩擦による静電気を防止するためには、静電気防止スプレーを活用するのも効果的です。服を脱いだ時のパチパチや歩いている際のスカートのまとわりつきなどを防ぐことができます。

速乾性であるため衣類の上からスプレーすることができます。ホコリや花粉などの付着を抑えることもできるため、秋口から春先まで長期間の使用が可能です。携帯にも便利なコンパクトサイズのものであれば、外出先でも気軽に使用できます。

まとめ

寒くなると衣類を脱ぐときやドアノブなどに触る際に痛みをともなう静電気が発生することがあります。静電気は空気や肌の乾燥や素材の異なる衣類の組み合わせなどによって発生しやすくなります。食生活や睡眠などの生活習慣の改善や加湿や保湿など、効果的な方法で不快な静電気を防ぎましょう。