片思いのつらさを実感するのはどんなとき?
自分は好きなのに、相手が振り向いてくれない片思いはつらいもの。そのつらさを実感するのはどんなときでしょうか。好きな相手のことを思ってドキドキしていた時期を過ぎると、自分に自信をなくしたり傷ついたりと、片思いがつらくなってくるものです。
他の異性と楽しそうにLINEや電話をしているとき
片思いの相手が他の異性とたのしそうにしているのを目の当たりにしたら、つらいですね。好きな相手を取られてしまうのではないかという焦りや、自分が蔑ろにされたような孤独感や悲壮感に襲われるかもしれません。
嫉妬とは思いの強さからくるもの。好きでもない相手なら嫉妬の気持ちは生まれません。片思い中は不安とともに、意中の対手に対して「自分のほうを振り向いてほしい」という気持ちが高まっているとき。そんな相手だからこそ、他の異性の存在に嫉妬してしまうのは、自然なことなのです。
自分よりも仕事や他の異性を優先したとき
片思いの相手が、自分よりも仕事や他の異性を優先すると、自分の価値が低くみなされたような気がして、自信をなくしてしまうもの。どんなに過剰な期待をしないように気をつけているつもりでも、片思い中のダメージは、思いが強い分、何倍にも大きく感じるものです。
自分にとっては最優先の意中の相手なのに、相手にとって自分は重要ではないんだと悔しい気持ちにもなるかもしれません。
好きな人から恋愛相談を受けたとき
好きな人から恋愛相談を受けると、絶望的な気持ちになりますね。知っていて覚悟のうえで始めた片思いだったとしても、身も心も切られるような思いでしょう。ショックで混乱してしまうかもしれません。
恋愛相談をされるということは、自分は好きな人にとってなんでも相談できる相手として信頼されているということです。つらい状況ではありますが、チャンスだと思って好きな人がどんな人に好意を抱くのかを聞き出してみるのもいいかもしれません。
告白を失敗したら今の関係が壊れてしまうとき
友達以上恋人未満で仲良しだけど相手の気持ちに確信が持てず、告白することで今の関係を壊したくないとき、もどかしい気持ちになってしまいます。意中の相手が気になるあまり、一挙手一投足にまで敏感になり、日々、一喜一憂することも。
複数人のグループ内に好きな人がいる場合、告白に失敗したら他のメンバーとの関係まで変わってしまうことを恐れると、やはり躊躇してしまいます。常に神経を張り詰めているため、その蓄積がストレスになり心身ともにつらくなってしまうかもしれません。
自分の思いが相手を困らせてしまっていると感じたとき
自分の思いが好きな相手を困らせてしまっていると知って、片思いをやめようと思ってもやめられないとき、つらいですね。かといって、片思いを続けていると、好きな相手を困らせる。その堂々巡りでつらさは増すばかり。
長い間恋焦がれた片思いの相手を簡単に忘れることはできないものです。一方で、好きになった相手ですから、心の中で美化し、好きでいることを正当化するのは簡単なこと。
そもそも、自分が思うことで相手が困っているから片思いをやめようという思いだって、相手を好きだからこその発想です。つらさのループにはまり込んでしまっています。
好きな人が転職などで遠くに行ってしまうとき
片思いとはいえ、それまで近くにいた相手が遠くに行ってしまい会えない状況になってしまったら、日々の灯がぽっかり消えたような気持になってしまうかもしれません。会えない分、相手がどうしているかばかり考えたり、新しい出会いがあるのではと不安になったりするものです。
距離感が変わるということは、二人の関係性にも変化が生じるということ。LINE(ライン)や電話など、新たなコミュニケーション手段を確立したり、会いに行ってみるような機会が生まれるチャンスかもしれません。
片思いがつらいのはどうして?
片思いがこんなにもつらいのはどうしてでしょうか。自分の思いが報われないことで自ら思い詰めてしまうケースがいくつかあります。片思いはどうしてもつらいものではありますが、頭で理解しておくことで心の整理の助けになることもあります。
相手と学校や職場が一緒
片思いの相手と学校や職場が一緒だと、日常的に好きな相手を目にすることになります。どんなに考えないようにしようと思っていても、避けることができないまま、自分の揺れ動く思いに翻弄されることに。
また意中の相手との関係だけでなく自分の居場所まで失ってしまう可能性があるため、自分の思いが周りに知られないよう日頃から注意する必要があります。さらに告白が失敗することを恐れ、安易に思いをぶつけることができません。
相手に彼氏や奥さんがいる
相手にすでに彼氏や奥さんなどのパートナーがいる場合は、どんなに頑張っても叶わないと諦めようとする気持ちと、やっぱり好きで気になる気持ちとの間に板挟みになり、葛藤でつらくなってしまいます。
また意中の相手のパートナーについて、余計な情報が耳に入り、嫉妬してしまうことで自己嫌悪に陥ることもあるでしょう。好きな相手を無理に嫌いになろうとすることは逆効果。かえって思いを強くしてしまうことになりかねません。
気持ちが日増しに大きくなってしまっている
意中の相手への思いが大きくなる一方で自分でも止められないという状況のとき、相手のことが気になって何も手につかない状態になってしまいます。それが仕事や勉強中なら、本来やるべきことに集中できず、支障をきたすこともあるでしょう。
ましてそのようなときは不安から悪いことばかりを想像してしまいがちなもの。自らをネガティブな状態に引き込むことで実生活でのミスを招き、さらに自信をなくすという悪循環に陥ってしまいます。
相手の反応を無視してアタックしている
相手を思う気持ちが強いあまり、とにかく早く仲良くなりたいと熱心にアタックしているのに、相手の反応がつれないと自分が嫌われているような気がしてつらくなってしまうもの。自分の気持ちが伝わっていないのではとますます空回りしてしまいます。二人の温度差は開くばかり。
振り向いてもらえない時間が長引けば長引くほど、自分の思いに対する見返りを相手に求めてしまいがちです。
嫌われるのが怖くてアプローチできない
逆に思いが強すぎて、相手に嫌われたらどうしようと怖くてアプローチできない状況も、自分の中に閉じ込めた思いがどんどん膨らんでつらくなってしまいます。嫌われるのを恐れるあまり、自ら好きな相手に対して距離を置いてしまうことも。
好きな相手に自分の気持ちを伝えられるようになるまでには、ある程度の時間を要するもの。その時間はつらく苦しい気持ちとの戦いです。
付き合ってもいないのに他の異性に嫉妬してしまう
付き合っていないにも関わらず、好きな人の周囲に他の異性の存在を感じると不安になったり嫉妬してしまったりと気になって仕方がないものです。つい他の異性と自分を比較したり、悪い想像を膨らませたりしてネガティブ思考の悪循環に。
さらにそんな自分自身に自己嫌悪してしまうと恋愛だけでなく、実生活でも自信を無くし自分を追い込んでしまうことになります。
自分の気持ちの見返りを求めてしまっている
振り向いてもらえない時間が長くなるにつれ、自分の気持ちに対する見返りを求めるようになり、どうしてうまくいかないんだろうと思い詰めてしまうようになります。
私たちは努力に対する成果によって評価されるという社会にいるため、ついつい恋愛においてもその努力の成果を見返りによって求めたくなってしまいます。恋愛は相手あってのもの。努力の結果は相手からの見返りではないことを心にとめておきましょう。
好き過ぎて相手のことばかり考えてしまう
好きすぎて四六時中、相手のことばかり考えてしまうようになると、その片思いに依存してしまうようになります。自分が好きな人に送ったメッセージを読み返しては不安になったり、既読や返信を待って携帯を手放せなくなったり。
そのことによって仕事やプライベートが疎かになり、周りにいる同僚や友人、家族に迷惑をかけてしまうようなことも。つらいとき自分を支えてくれるのも、周りにいる人たちです。自分の気持ちと日々の生活とのバランスを乱さないように注意が必要です。
つらい片思いをしてしまう人の特徴
片思いはそもそもつらいものですが、ひとりで抱え込み思い詰めてしまうようなつらい片思いを繰り返してしまう人には共通する特徴があります。心当たりがある人は、つらい片思いから脱却できるチャンスかもしれません。
自分の思いを発言できない人
意中の相手に限らず、普段から自分の思いを発言できない人はつらい片思いをしてしまうタイプといえます。好きな相手にアプローチできないまま、思いを募らせてしまうのです。
またこのタイプの人は恋の悩みを友人に相談できないまま思い詰めてしまうため、ひとりでつらいまま抱え込んでしまいます。他の人に相談をすることは、自分の悩みを客観的に見つめ直すいい機会になります。
恋愛経験が少ない人
そもそも恋愛経験が少ないと、アプローチの手段がわからないばかりでなく、相手の反応を見極めることもうまくできません。脈のない片思いをズルズルと続けてしまい、結果的につらい片思いをすることに。
また恋愛経験が少ない人も、友人に恋愛相談することを躊躇する傾向にあります。友人に対する恥ずかしさもあって、ひとりで抱え込んでしまうのです。
他人と自分を比較してしまう人
いつも他人と自分とを比較してしまう人も、つらい片思いをしてしまうタイプということができます。片思い中は「目が合った」、「話ができた」など小さな幸せの積み重ねが明日の活力になります。
他人と自分を比較してしまう人は、常に満たされていない状態で好きな人を観察してしまいがち。「好きなのに振り向いてもらえない」「どうせ私なんて」とネガティブ要素ばかりを見つけてしまうのです。
片思いのつらさを和らげる方法
つらい片思いに行き詰まってしまったとき、そのつらさを和らげるヒントを集めてみました。共通して言えるのは、思い詰めて狭くなってしまった視野をぐんと広げること。その視点を変えてみること。見方が変わるだけで、きっと気持ちはラクになるはずです。
自分を必要以上に責めない
意中の相手が振り向いてくれないと、自分には魅力がないのだと自己嫌悪に陥ってしまいがち。恋愛は相性の問題で、魅力の有無ではありません。自分の悪いところを探すよりも、「笑顔になれた」「声をかけることができた」など、日常の中から小さな幸せに目を向けましょう。
相手にも事情やタイミングがあります。自信なく暗い表情でいるよりも、幸せ探しでキラキラしている人のほうが魅力的に見えるもの。好きな人のタイミングが整ったとき、魅力的な自分でそばにいられたらすてきですね。
信頼できる友達に相談する
片思いに行き詰まったら、信頼できる友達に相談してみましょう。人に話すことはストレス解消につながりますし、話してみたら意外に悩みは小さいことに気づくことができるかもしれません。
人に相談する際には、客観的に悩みを見つめ直すことができます。一度、問題から離れてみることで、解決法が見つけ出せるかもしれません。また友達の経験やアドバイスが、状況を前向きにしてくれるかもしれませんよ。
焦って結果を求めない
片思いの悩みを抱えてしまう人には、焦って結果を求めてしまうという共通点が見受けられます。焦って空回りすることがかえって関係をこじらせることになり、逆効果になってしまうことも。
恋愛は自分にも相手にも、時間が必要です。相手には相手のタイミングがありますから、相手のペースも尊重しながら、自分の思いをじっくりと温める時間を大切にしましょう。
頑張ってデートに誘ってみる
片思いに行き詰まってしまったら、頑張ってデートに誘ってみるというのも有効です。あれこれ一人で思い悩むより、相手に思いを伝えることで自分に対する気持ちも知ることができます。
また最初から両思いになるのをじっと待つよりも、告白することで自分の思いに気づいてもらいそこから両思いになるというほうが確実な方法です。断られて脈なしとわかったら、スッキリ忘れるきっかけにもなるかもしれません。
ダイエットなど自分磨きを始めてみる
ダイエットや新しい趣味を見つけるなど、自分磨きを始めてみるのもおすすめです。新たな目標ができることで、片思いの進捗だけに一喜一憂しなくてよくなります。
ストレス解消にもなるばかりでなく、何かに夢中で打ち込む姿は魅力的に見えるもの。新しいコミュニティには新たな出会いがあるかもしれませんし、充実した毎日は自信にもつながります。自信は告白する勇気につながるかもしれませんよ。
イメチェンして気分転換する
気分転換にイメチェンして新しい自分探しをしてみては。周囲の人たちから評判がいいと自信につながりますし、なにより自分がうれしいもの。
メイクやファッション、ヘアスタイルなどできれば長く変えてこなかったものから着手すると、流れが大きく変わるきっかけになるかもしれません。
雰囲気の変わった自分に、意中の相手がドキリとすることもあるかもしれません。まずは自分がたのしんでみることです。
まとめ
片思いはつらい反面、ウキウキとたのしい時期でもあります。どちらの面によりフォーカスして日々を過ごすかによって、その恋の印象はガラリと変わります。
誰かを本気で好きになれるということはそれだけで素晴らしいこと。相手を思う自分も大切にしながら、最終的に自分自身が輝けるような素敵な恋愛をしたいですね。