子供のストレスの原因と主なストレスサイン・ストレス解消法

大人だけでなく、自由奔放に見える子供たちだって、じつはストレスを抱えています。子供は自分ではストレスに気づいたり解消したりできないため、親が見守りストレス発散の手助けをしてあげる必要があります。

ここでは

  • 子供のストレスの原因
  • 子供の一般的なストレスサイン
  • 上手に解決する方法

をまとめてみました。

子供のストレスの主な原因4つ


まずは子供のストレスの原因を見てみましょう。親もかつては子供だったはずなのに、子供だったときの感じ方はつい忘れてしまっているもの。大人にとっては小さくつまらないことでも、子供にとってはストレスの原因になっていることがあるのです。

生活環境の変化

デリケートで傷つきやすい子供の心は環境の変化に特に敏感です。引っ越しや親の仕事の都合などにより、住環境や生活リズムが変わると大きなストレスになることがあります。

子供にとっては、今まで慣れ親しんだ環境を離れ、新たな環境に順応していくだけでも大変なこと。気づかないうちに親の不安やストレスまで敏感に察知して、さらにストレスを大きくしてしまうこともありますから、親は余裕をもって子供を見守ることが大切です。

家族の不仲

親のけんかが子供の脳と心に大きな傷を残すことが、最近の研究でも明らかになっています。本来、子供にとって家庭は安心できるシェルターのような場所。その安全基地が脅かされることは、大きなストレスになります。

また本人は直接関わっていなくても、兄弟姉妹やさらに親を巻き込んだ家族同士の不仲でもそのようすを見聞きするだけで、精神的な負担になります。できるだけ家庭内の争いごとを避け、子供が安心して穏やかに過ごすことができるよう心がけましょう。

学校や塾などの人間関係


子供にとって、学校やクラブ活動、塾など、家庭外の世界は、先生をはじめたくさんの人間関係が複雑に絡み合う立派な社会です。コミュニケーションの技術が十分に発達していなかったり、うまく立ち回る方法を知らないことで、辛い状況を一人で抱え込んでしまうことも。

さらには進級によるクラス替えや、幼稚園から小学校、小学校から中学校へと人間関係が広がることによるストレスが不登校の原因になることも考えられます。大人である親にとっては些細なことでも、子供は深刻に受け止めている可能性があります。日頃からよくようすを見守るようにすることで、深刻化するのを未然に防ぎたいものです。

親から他の子と比較され貶される

子供だけでなく大人であっても、他人と比較されるのは嫌なもの。まして子供にとって絶対的な存在である親からそれをされるのは、プライドが大きく傷つきます。

親にしてみれば悪気なく言った一言でも、子供はストレスに感じている可能性があります。また言い続けられることで、自尊心が深く傷つき、自己肯定感が低下。自信をもって取り組むことが難しくなってしまう恐れがありますので、注意が必要です。

子供の一般的なストレスサイン


ストレスフルな環境を生きる子供たち。でも子供自身がストレスを認識するのは難しいもの。子供のストレスサインはどのように見分ければいいのでしょうか。ストレスを抱えた子供のSOSを見逃さないために、一般的なストレスサインをまとめてみました。

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寝つきが悪くなる

ストレスにより、自律神経やホルモンバランス、血流などが乱れることにより、寝つきが悪くなったり、朝起きられなくなったりします。

睡眠中は健全な肉体の育成に不可欠な成長ホルモンの分泌が促されるため、子供にとって良質な睡眠は大切です。眠れないからといって夜更かしすると翌朝起きられず、その悪循環によって引きこもりやうつ症状へと移行する恐れもあります。まずは生活リズムを整えてあげるよう心がけましょう。

おねしょしてしまう

半年から1年以上なかったおねしょが突然始まった場合は、ストレスが原因かもしれません

睡眠中の尿量を調整している下垂体のすぐ上にある視床下部は情緒や感情をコントロールしており、自律神経と深く関わっています。強いストレスがかかると、自律神経の働きが悪くなり、おねしょの原因になるといわれています。ここで親が厳しく子供を責めてしまっては、子供のストレスは増幅するばかり。まずは身体の緊張をほぐしてあげましょう。

イライラしている時間が増える


子供の脳は未熟なため、ストレスなど精神的な影響を受けるとイライラしたりキレやすくなったりします。攻撃的な衝動には、脳の中にあるセロトニン神経が密接に関わっており、精神的ストレスがセロトニン神経の機能を低下させることがわかっています。

またキレやすい子供の背景には、孤独感による自暴自棄があることが指摘されています。ストレスを抱えた子供が絶対的な安心感を得られる居場所づくりも、子供の攻撃的な衝動を抑止するうえで大切です。

泣くことが多くなった

もともと子供は感情のコントロールが未熟で、情緒不安定気味な傾向にあるため、見逃されてしまいがち。突然泣き出したり、気分が落ち込んだりと感情の起伏が激しくなったと感じたら、それはストレスのサインかも。

わざと困らせるような行動をとって、親が自分をどこまで受け止めてくれるか試している可能性もあります。大人は慌てずゆったりと、自分がペースメーカーになるつもりで、丸ごと子供を受け入れてあげましょう。