人心掌握術とは?相手の心をつかむ人心掌握術の基本的な考え方

人の心を、目で見ることはできません。そのため、話している相手がどのようなことを考えているのか、どうすれば気持ちをコントロールできるかなどは分からないでしょう。

しかし、手順に従って人心掌握術を駆使すれば、相手の気持ちを引き寄せることが可能です。使いこなすことができれば、仕事からプライベートまで、あらゆる面で役立てられるでしょう。

ここでは、

  • 人心掌握術とは?
  • ビジネスで役立つ人心掌握術
  • すぐにできる基本的なテクニック

についてまとめてみました。

人心掌握とは?


冒頭の通り、人心掌握術を知っているとあらゆる面で役立てられます。では、そもそも人心掌握という言葉はどういった意味なのでしょうか。まずは基本的な部分から、押さえていきましょう。

人の心をしっかりと掴むこと

人の心を掌で握ると書いて、人心掌握。それだけに、意味についても読んで字のごとくです。人の心をしっかりと掴んで、自分にとって有利に運ぶことを指します。

人の考えは目に見えませんし、それを操作することも到底不可能でしょう。ところが、人心掌握術というテクニックを駆使することで、実際に促すことは可能となるのです。

他人の心を意のままに操ること

人心掌握術に秀でると、ただ促すどころか他人の心を意のままに操ることさえできてしまいます。SFチックな話になってきますが、事実そういった手法が存在しており、またそれらに長けている人間こそが世の中をうまく渡っていきます

特に役立つのは、営業や交渉、電話応対といった話術の巧みさが必要になる業種でしょう。購買意欲を引き出したり、有利な決断に促したり、納得してもらったり、クレームを処理したりする上で、大きな武器となります。

人心掌握術はビジネスで役立つ!


前項の説明を考えると、人心掌握術は少々人を見下したような手法に感じるかもしれません。心を操り、自分の利益のため利用するわけですから。しかし、一概にそうとも限りません。自分をよりよく見せられたり、満足してもらえたりするなど、ポジティブな意味でもちいることが可能です。

安心感を与えることができる

人心掌握と聞くと少し強引なイメージかもしれませんが、仕組みとしては気持ちを察する、思いやる方法ともいいかえられます。そのため、適切な言葉選びや配慮ができるため、安心感を与えられます。

信頼してもらえるようになる

上記の理由から安心感を与えられると、次に信頼をしてもらえるようになります。この人といると安心である、裏切られるようなことはなさそう、大事なことも任せられそう、そんな印象が感じられるためです。それこそ、大事な仕事や契約においても、ことがうまく運びやすくなるでしょう。

自分の価値を高められる


人への印象を高められると、あらゆる面で有利になるでしょう。たとえば営業であれば、信頼してもらい契約を結びやすくなります。上司に対して好印象であれば、働きやすくなったり昇進しやすくなったりするでしょう。

そのため、人心掌握によって自分の価値を高めるというのも効果的な技術になります。印象を操作して、自分をよりよく見せられるよう促すのです。好印象が噂にもなろうものなら、評価は上がる一方でしょう。

人間関係を円滑にできる

人心掌握は、その名の通り人に対しておこなうものです。そのため、直接的なビジネスそのものだけでなく、社内における人間関係を良好にする上でも有効です。

争いごとがあれば、早い段階で収められるでしょう。またチームにおける共同作業も、円滑におこなえます。その他、他人同士が争っているときに仲裁に入ることで、周囲からの評価を上げられるかもしれません。

とにかく、人と接することの多いビジネスにおいて人心掌握術は持っておいて損のないスキルとなります。

基本的な人心掌握のテクニック


具体的に、人心掌握術はどのようにおこなえばよいのでしょうか。さまざまな種類がありますが、基本的な方法だけでも覚えておくと良いでしょう。主には、以下の4つが代表的です。

相手の仕草を真似するミラーリング

人からの信頼を得たいとき、ミラーリングが効果的となります。相手の表情を、自然なニュアンスで真似してください。あからさまに真似をすると失礼ですが、自然に影響されたように表現することで、共感してもらえていると感じさせられます。これにより、安心感や信頼が得られるでしょう。

相手の声の調子に同調するマッチング

マッチングは、主に声を使った人心掌握の方法です。話をしている際に、トーンやテンポ、ボリュームといった点を相手に合わせてみてください。こうすることで、相手の話しやすい状態を作ることができ、安心してもらい、さらに話を引き出すことができます。

相手の言葉を繰り返すバックトラッキング


ミラーリングでは相手の仕草を真似しましたが、このバックトラッキングでは、相手の言葉を繰り返します。これにより得られるメリットが、コミュニケーションの循環です。会話をより円滑にして、相手との距離感を縮められます。

自分の弱みをさらけ出すアンダードッグ

少しマイナスな手法ではありますが、あえて自分の弱点をさらけ出すアンダードッグもひとつの人心掌握術。みじめでかわいそうな自分を見せることで、同情を買いましょう。

これにより、相手に心配してもらい協力してもらえるといった効果が得られます。ただ、相手が弱みにつけ込むようなタイプであれば逆効果なので、使い方には注意が必要です。

すぐにできる!人心掌握術


上記の手法は、基本とはいえある程度技術がいります。一般レベル以上のコミュニケーション力ありきの方法でもあるでしょう。ですが以下のものは、分かりやすく誰でも実践しやすいです。

小出しに褒める

人の記憶には、プラスよりマイナスなものの方が残りやすいです。そのため、話の中で小出しに褒めるようにしてください。記憶に残りにくいプラスな内容ですが、小出しに何度もおこなうことで覚えてもらいやすくなります。

叱るときは短時間で

上記と同様の理由から、叱る場合については短時間でおこなうべきです。ネガティブな内容は、記憶に残りやすいためです。それでも、叱らなければならないときもあるでしょう。短時間で叱って、しっかり注意をしつつも、悪印象を持たれないようにしてください。

秘密を共有する


人には言えない秘密を共有すると、親密性のアップが狙えます。貴重な情報を秘密にするという共同作業によって、連帯感が生まれるためです。

これによって、安心感を覚えてもらえるでしょう。返報性によって、相手もまた大事な秘密を教えてくれるかもしれません。密な信頼が、構築していけます。

細かい貸しを作る

話の端々で、細かく恩を着せましょう。貸しを作るや恩を着せるといった言葉は、あまり聞き心地の良いものではありませんが、手法として効果的です。

すなわち、言葉上におけるちょっとした取引をおこなうのです。恩義に応えなければという精神が働き、こちらの意図に乗ってもらいやすくなるでしょう。

欲しがる情報は出し惜しみする

これもまた、話の上における取引のひとつでしょう。相手が求めている情報はすぐに提供せず、出し惜しみしてください。すぐに提示できる内容でも、あやふやにしたり、間を作ったりしてもったいぶるのです。こうすることで、その情報を得たいがために相手はこちらの要求に乗ってくれやすくなります

ですが、あまりに小さな情報に対して出し惜しみをおこなうのはおすすめできません。あからさまに人心掌握をしているように捉えられ、性格の悪い人間、小さい人間などと思われるでしょう。程度については、注意するべきです。

共通点を見つける


人は、共通点のある相手に対して好感を覚えるものです。一緒に盛り上がれるような内容であれば、なおのこと気を許してくれるでしょう。そこで、共通点が見つけられるよう話の流れをもっていってください。以後の長い付き合いに、発展させられるかもしれません。

まとめ

人心掌握術は、決して魔法やSFのような話でもありません。コツを押さえて実践することで、実際に意思通りに相手の心を操れます。ですが、本格的なものともなると、決して簡単ではありません。

まずは基本を押さえて、徐々に習得していってみてください。ビジネスからプライベートまで、あらゆるシーンで役立てられるでしょう。