胸がときめくような臭いセリフとは
キザで臭いセリフでも、言われたら思わずときめいてしまうこともあります。胸がときめいてしまうような臭いセリフには、どのようなものがあるのか見ていきましょう。
いかに特別な存在かをオーバーに言うセリフ
思わずときめいてしまう臭いセリフとして、相手の女性が自分にとって、いかに特別な存在であるかをオーバーに言うセリフがあります。
例としては、次のようなセリフです。
「どうして私が彼女なの?」
という問いかけに対して
「お前以外の女性なんて見えないから」
「運命だったのかな?ビビビってきたんだ」
などと言ったりします。
会えない寂しさを詩的に表現するセリフ
女性と会えないときに、寂しさを詩的に表現する際にも、臭いセリフがあります。たとえば以下のようなセリフです。
デート帰りに
「じゃあ、今晩の夢でまた会おうね」
「夢の中まで抱きしめにいくね」
などと言ったりします。
胸がときめいてしまうような臭いセリフの言い方
思わず胸がキュンとしてしまうような臭いセリフの言い方として、どのようなものがあるのでしょう。日本人男性と海外の男性とでは、ずいぶんとその言い方は違うようです。
日本人の場合は照れながら
日本人の場合は恥ずかしがり屋な男性が多く、異性を褒めるという文化があまり一般的ではありません。そのため、臭いセリフを言うことに慣れていないので、鼻をすすりながら言ったり、明らかに目線が動揺していたりすることも。また、言ったあとで沈黙されることなどに対する恐れもあり、すぐにギャグを入れて紛らわしたりもします。
今はSNSで、「○○君がこんなこと言ってた」と、すぐに拡散されてしまう時代です。そのためけっこう考えた挙句に、仲間がたくさんいる前で、ネタに見せかけて言うことが多いです。
T.Rさんの実体験談

海外の男性は真剣に
海外の男性は日本人男性と違って、臭いセリフを言うことに慣れている人が多いです。実際に海外のバーなどで、男性が女性を口説いているのはよく目にする光景ですが、その口説き方は日本人とは真逆です。意中の女性だけをジッと見つめて、相手の表情のリアクションや返事を待ちます。
臭いセリフでときめくシチュエーションとは
臭いセリフを言われたら、心の中で笑ってしまったり、ドン引きしてしまったりする女性は多いでしょう。しかし、場合によっては臭いセリフによって、ときめく瞬間もあるようです。
静かな環境で
二人きりで静かな環境にいる際に、臭いセリフを言われたら胸がキュンとなることがあります。たとえば、映画館や高級レストランでのディナー、ホテルの一室など、周囲の人に声が聞かれないような場所で、ささやくように言われた場合など。
女性側からすれば、「私だけを見てくれている」という信頼感が増します。
特別な瞬間に
物事の「始まり」と「終わり」を彩るような、特別なシーンで言われると、臭いセリフがツボにはまることがあります。告白やプロポーズのときなどはもちろん、デートで会ったときやバイバイする瞬間、LINEの締めくくりなどがあります。こういった場面では、セリフによっては良い印象を抱きます。
承認欲求を求めて返ってきたとき
女性が男性に対して、承認欲求を求めるような質問をした際に、臭いセリフが返ってきたら、ときめいてしまう女性もいるでしょう。たとえば女性が、「どうして私は○○なの?」と質問するときは、「今こそ言って欲しい!」というタイミングです。
臭いセリフを言う人の心理って?
女性からしたら、臭いセリフはその言葉通りに本当に”臭く”思えて、場合によっては受けつけないことさえあります。そんな臭いセリフを言う男性は、どのような心理なのかを見ていきましょう。
場を和ませるふりをして愛を伝えたい
男性が臭いセリフを言う心理として、「場を和ませるふりをして、愛を伝えたいという思い」があります。近頃では、二人の会話の中で笑いをとって関係を良くするために、臭いセリフがよく用いられます。
たとえば、次のような具合にです。
水族館のデートで……。
女性「この魚かわいい!」
男性「お前には負けるよ」
女性「えー?」
男性「しまった、えら呼吸と肺呼吸の生物比較しちゃった」
この場合、彼にとっての本心は、「しまった」ではなく、本当に女性がかわいいということを、はぐらかしながら伝えているに過ぎません。
カッコいい人に対する憧れ
カッコいい人に対する憧れから、臭いセリフを言う男性もいます。日本の古来からの臭いセリフは「俳句」などによく見られますが、間接的に想いを伝えています。
対して欧米の男性は、本気で口説くときの入り口として、臭いセリフを用います。その場合、「これからはじまる会話は、あなたを落とすためのものだよ」という宣戦布告になるわけです。
その堂々たる宣告は、なかなか日本人男性にはできないもの。これらの臭いセリフをはぐらかしながらも真似て、カッコいい人を模倣しながら、自分の理想の人間に近づこうとしているのです。
臭いセリフを言う際の注意点
気になっている女性や付き合っている彼女に、上手に思いを伝えたい……。その際にセリフが臭くなっていないか、不安に思うこともあるでしょう。そこで、臭いセリフを言う際に注意したいことを解説します。
一文におさめて少しひねること
臭いセリフも、2文以上になると「セリフ」ではなく「説明文」のようになってしまいます。すると、女性側からすれば、「え?それってどういうこと?」とか、「さっき何て言ったっけ?」となり意味が伝わりません。そこで、セリフはコンパクトにまとめる必要があります。
また、掛詞などで少しひねった言葉であれば、効果は絶大です。以下に例を挙げてみましょう。
男性「俺、卵やわ」
女性「え?どうして?」
男性「黄身(きみ)なしでは生きられないからね」
こういったやり取りが、代表的なものです。相手をドキッとさせて笑顔にさせたあとで、相手の感情をかき乱すことができれば、その後のやり取りも良いものになります。また、知的な一面も見せられるので、好感度もよりアップするでしょう。
相手が求めているタイミングで堂々と言う
むやみやたらと臭いセリフを連発していたら、その価値はなくなってしまいます。そのため、相手が承認欲求を求めてきたときや、出会いと別れの瞬間など、タイミングを厳選して言うようにしましょう。そして、言うと決めたら、一点の迷いもなく堂々と言うことが大切です。
まとめ
臭いセリフも、受け取り方は人それぞれ。多くの人が”臭い”と茶化すようなセリフでも、人によっては、「それくらいのセリフを言ってもらったほうがうれしい」と感じる人もいます。
いずれにしても、男性側としては、「恥ずかしいけど思いを伝えたい」とか、「カッコよく決めたい」という思いで臭いセリフを言うケースが多いです。その心理を思うと、少し微笑ましくも感じられますね。