感情の起伏が激しい人は本人もつらい?原因とコントロール法を解説

感情の起伏が激しい人が身近にいると、まわりの人は振りまわされてしまって大変です。できれば関わりたくところですが、職場の上司やパートナーなどの場合、上手に付き合っていかなければならないケースも多いでしょう。

また、ご自身が感情のコントロールができずに、なんとかしたいとお悩みの人もいるかもしれませんね。そこで、そんな方たちに向けて恋愛アドバイザーのT.Rさんからアドバイスをもらい、以下の内容をまとめてみました。

  • 感情の起伏が激しい人の特徴
  • 感情の起伏が激しい人はどうしてそうなるの?
  • 感情をコントロールする方法
  • 感情の起伏が激しいパートナーと上手に付き合う方法

ぜひ最後までお付き合いください。

感情の起伏が激しい人の特徴

まわりに感情のアップダウンが激しい人がいて悩まされている、または自分が感情のコントロールができなくて困っている……。ここでは、感情の激しい人とはどのような特徴があるのかを解説しますので、まわりの人やご自身にあてはまるかチェックしてみましょう。

感情を発散する場所が決まっている

感情の起伏が激しい人は、溢れた感情を発散する場所や人を決めています。たとえば、以下のように……。

  • 深夜などの決まった時間に、SNSに呟いては削除する
  • 特定の相手に、突然何の脈絡もなく意味不明な連絡をする
    *その内容は、喜怒哀楽に満ち溢れているものの、次の日に話してみると意外に普通の状態に戻っているケースも。しかし、出来事や感情的になっていたことに関しては、事細かに覚えている。

言い換えれば、その発散する場所や人、ものなどに対して、強い依存心や執着心を持っているということです。

普段は物静かで普通の人

突然、機嫌が悪くなるような感情のアップダウンが激しい人も、普段は静かないたって普通の人ということはよくあります。だからこそ、感情を爆発させたときのギャップが大きく感じられて、その姿がより鮮明に記憶に残るのです。

こういう人は、平静時にはむしろ好印象であることが多いのも特徴のひとつです。

ネガティブ思考が強い

感情の浮き沈みが激しい人は、何事もネガティブに捉えがちという特徴も見られます。とくに、想定外の事態に陥った際には、すべてを否定的に捉えて深く落ち込みます。

それまでは機嫌良く過ごしていたと思ったら急に機嫌を損ねるので、まわりの人はどう接すれば良いのか戸惑ってしまいます。

感情の起伏が激しい人はどうしてそうなるの?

さっきまで笑っていたと思ったら突然怒りだす……。そんな感情の起伏が激しい人には、ほとほと困ってしまいますね。ただし、意外に当の本人も、感情が抑えられないことを気にしているケースが少なくありません。では、なぜこのような状態になってしまうのか、見ていきましょう。

自立していない

感情の起伏が激しい人は「自分自身の価値とつり合わない対価を求めすぎている」のが特徴です。つまり、とてもシンプルにいうと、自立できていないのです。

助けを求めればなんらかの形で救われてきたので、その甘えが大きな原因になっています。そのため、理想だけどんどん高くなっている割に、その人間の実績が伴っていないパターンが多いです。

たとえば、「こんなに頑張っているのに、どうして……」と泣き出す場合。それによって、「ほかの人はどう思うのか」を考える心の余裕がなく、「泣けば誰かがフォローしてくれて、解決する」というゴールを掲げているのでしょう。極論をいえば、「母乳が欲しくなったら、泣けば与えてもらえる赤ちゃんと同じ」ということになります。

自己防衛本能が強い

脳というのは、常に心身が平穏で楽な状態を求めます。普段、物静かな人はストレスのはけ場がないので、どこかで感情を思い切りぶつけることで、心の平静を保とうとします

つまり、「自己防衛本能が強い」といえますが、公の場では「良い人」でいたいので、特定の場所で感情を吐き出そうとします。そうやってストレスを発散させて、無意識のうちに翌日に備えているのです。

感情をコントロールする方法

感情がうまくコントロールできないとしたら、人間関係もそれなりにギクシャクして、本人もなかなかつらいところでしょう。ここでは、感情をコントロールするために効果的な方法をご紹介します。

人間の土台である食事と睡眠を改善する

感情を上手にコントロールできるようになるためには、人間の土台を形づくる「食事と睡眠」を改善することが重要です。とくに、1日の4分の1~3分の1を占める睡眠が不十分だと、周囲を気遣うような思考ができなくなります

そのため、自分を守り1日をなんとか乗りきることで精一杯になってしまうのです。睡眠の質を高めるためには、以下の4つの方法を実践してみてください。まずは、1ケ月続けてみましょう

  1. 昼寝は15分ほどにする
  2. 決まった時間に6~7時間半寝て、朝日を浴びる
  3. 寝る2時間前までに食事や飲酒を済ませる
  4. 寝る30分前に、布団に入った時点でスマホは少し離れた場所に置く

SNSを1週間一切シャットアウトする

人は、仲間とつながることによる安心感を求めて、SNSを利用します。また、同時に他者と自分を比較して、勝手に優劣を決めてしまいます。その際に、優れていると思う相手が多いとネガティブになり、劣っていると思う相手が多いと攻撃的な思考になります。つまりいずれにしても、感情の起伏の激しさを増す要因になりかねません。

そこで、SNSを1週間すべてログアウトして、一切見ないという方法も効果的です。1週間SNSを絶って、自分のやりたいことや、やるべきことなどに没頭することで、「他人なんてどうでもいい」という感覚を身につけられます。

T.Rさんの実体験談

T.R さん
私も数年前に、相手を攻撃しがちな考えを捨てるために、1ヶ月に1週間はスマホを恋人に預けていましたが、効果は抜群でした。「他者と比較しない余裕を身につける」ことが、感情を上手にコントロールする秘訣です。

感情の起伏が激しいパートナーと上手に付き合う方法

普段は優しいのに、定期的に八つ当たりをしてくる……。こんなふうに、感情の起伏が激しい人がパートナーだったとしたら、何かと気苦労も絶えないですね。そんなパートナーと良好な関係を保つためには、特性を理解して上手にお付き合いしていく必要がありそうです。

日々を忙しくしてあげる

家に帰って一人になり「適度に疲れている」ときに、感情の起伏は激しくなりがちです。そこで、そんなパートナーと上手に付き合うためには、日々を忙しくしてあげると良いでしょう。

中途半端に疲れていることが良くないので、以下のような状態にしてあげると、感情にかまっている時間がなくなり、そのうち精神が自立してきます

  • 疲れすぎてすぐに寝てしまう状態
  • 「やらなければならないこと」や「やりたいこと」に追われている状態

相手が興味を持てることを一緒に開拓する

感情のコントロールが苦手なパートナーは、”忙しい状態”にしてあげると効果的。方法としては、たとえば散歩に誘うふりをして、ジョギングに持ち込んでみてはいかがでしょう。軽い気持ちで、「一緒に公園を歩こう!」と誘い、周囲の人が走っているのを見て、「私達も走ろうか」と走り出しましょう。

疲れて喉がかわいたあとは……。カフェに行き雑誌を眺めて、「ここ面白そう」とデートの提案をしたり、お腹が空いたら二人で近くのコスパの良いディナーを探したり……。

こうして、次々と提案をしながら相手の視野を広げ、興味を持ちそうなジャンルを開拓していきましょう。その後は、「次はお互いに調べて発表会ね!」と別々に調べ作業をします。そして、相手のほうが詳しくなったら、よく話を聞いて理解してあげる。こうすることで、相手の存在意義が増していき、自信も出てくるでしょう

「考える」より「行動してもらう」

感情の起伏が激しいパートナーには、とにかく時間がかかりそうなことをおすすめしましょう。たとえば、お互いに夜1本ずつ映画を観て、次のデートで感想の発表会をしても良いです。

そうすれば、感情の起伏が激しくなる夜を乗り越えられますし、感動的な映画なら泣いてストレスを発散できます。また、力仕事を手伝ってもらうなどするのもありです。そうしてとにかく24時間を「考える」より「行動する」ことにシフトしてもらうと良いでしょう。

まとめ

職場の人やパートナーが感情の起伏が激しい人で、いつも振りまわされてしまっている人。または、感情がうまくコントロールできずに悩んでいるものの、どうしたら良いかわからないという人もいるでしょう。どちらのケースも、付き合っていくうえで良い人間関係とはいえず、お互いにストレスがたまってしまいます。

感情がコントロールできない人に悩まされている場合は、関わらないで済む相手なら、できるだけ距離をおくのも選択肢のひとつでしょう。しかし、そうもいかない場合は、相手の特性を理解して上手に付き合っていくしかないかもしれません。

ご自身が感情の起伏の激しさに悩んでいる場合、気づいているということは変われるチャンスです。まずは、生活習慣などを見直して、できることからはじめてみてはいかがでしょうか。