顔合わせでは何を話したらいいのか?
本人たちは既にお互いの両親とも交流があり、十分にコミュニケーションが取れていたとしても、両親たちはこの顔合わせが初対面というケースがほとんどです。自分の親が社交的なタイプであればあまり心配はないのですが、無口だったりすると上手く相手のご両親と話せるかな?と不安になりますよね。
ここでは、顔合わせで両家が円滑にコミュニケーションを図るために、どんな話題をあげれば良いのか?ご紹介しましょう。
家族について
顔合わせでは当事者同士の話題だけでなく両親、兄弟姉妹の仕事や趣味といった家族について話を広げると、会話が途切れることなく楽しい時間を過ごせるでしょう。両家の顔合わせでは、お互いの両親だけでなく兄弟姉妹も同席するケースが少なくありません。
顔合わせスタート時は、結婚する二人がお互いの両親をはじめ兄弟姉妹について、職業や既婚または未婚といったプロフィールを紹介するのが一般的です。相手の兄弟姉妹の職業に関して、具体的にどんなことをされるのか?など質問すれば、そこから自然と話題が広がります。
また、趣味の話題に関しても自分たちが知らない分野であれば、詳しく教えてほしいと興味を示せば尋ねられた側は自身の得意分野を話すことに嫌な気はしないでしょう。逆に、自分たちが知っていることであれば共感するのが良いです。人は共感されることに喜びを感じます。
このように、これから結婚する二人のこと以外にも、家族について話せば話題は尽きません。
結婚のスケジュールについて
結納を行うか婚約食事会を行うか、挙式場所や時期についてなど、すでにどうするかお互いの両親には伝えているかもしれませんね。でも、顔合わせでは確認の意味も込めて、改めてお互いの両親の意見も含め、必要なことを話し合いましょう。
話し合いを進めていく中で、どんなウェディングドレスを着るの?や友人は何人くらい呼ぶの?など、お互いの両親からいろいろと質問が飛んでくることでしょう。質問と答えのキャッチボールで会話は自然と盛り上がるものです。
お母さんのときはこうだった……などと、両親の昔話に発展することも少なくありません。
地元の話
地元の産業や名産品といったローカルな話題は当たり障りがなく、話も広げやすいためおすすめです。お互いの地元が遠方であればあるほど、その土地の風習について知らないことも多く、大いに盛り上がるでしょう。
runaさんの実体験談

顔合わせで特におすすめの話題はこれ!
お互いの家が遠方にあるなど、さまざまな事情でなかなか両家一緒に集まる機会が設けられないケースがあります。なので、もし婚姻届の証人欄を互いの両親にしようと考えているのであれば、この顔合わせの場に婚姻届けを持って行くようにしましょう。
両家のコミュニケーションが深まったタイミングや、食事が終わりひと息ついたタイミングで証人欄にサインしてもらうのがおすすめです。お互いの家族全員でひとつのめでたいイベントを楽しむことができ、良い思い出となりますし、話すことがなくなってしまったときに、上手く場を繋ぐきっかけにもなります。
何度か失敗しても大丈夫なように、婚姻届は何枚か予備として用意しておくと安心です。
避けるべき話題
結婚する本人たちは別として、家族同士の第一印象はこの顔合わせで決まるため、つつがなく済ませたいものです。顔合わせで相手の地雷を踏まないためにも、避けておきたい話題について押さえておきましょう。
事前に家族へ確認&根回ししておく!
どの家庭でも、人に触れてほしくないことがひとつやふたつあっても不思議ではありません。ただ、顔合わせのときに気まずい雰囲気になるのだけは避けたいですよね。
そうならないためにも、顔合わせ前にそれぞれが両親や兄弟に確認し、事前に自分たち経由でお互いの両親に伝えておくと良いでしょう。ただ、あからさまに〇〇については触れないでといってしまうと、逆に相手の家族に対して不信感を抱きかねないため、さりげなく根回ししておくことがポイントです。
また、万が一触れてほしくない話題が出てしまったときには、違和感のないようにさらっと違う話題に切り替えましょう。
個人の趣味嗜好が強く出る話題はしないほうが無難
昔から、政治や宗教、プロ野球の話題は他人としてはいけないといいます。これは個人の趣味嗜好が強く出るためです。気心知れた者同士であれば別ですが、顔合わせは家族同士が初対面のケースが多いため、これらの話題は避けておくのが賢明な判断といえるでしょう。
その他顔合わせ時に注意すべき点
その他、顔合わせではどのような点に気をつけるべきなのか?話題以外の要素について解説します。思わぬ失敗を回避するためにも確認し、結婚する二人だけでなくその家族も必要に応じて含め、以下の点について相談することをおすすめします。
食事について
事前に双方の家族の好みやアレルギーの有無を確認して注文しておくようにしましょう。兄弟姉妹が子どもを連れてくる場合は、子どものアレルギーも確認した上でキッズメニューを頼んでおくのが理想的です。
費用について
顔合わせにかかる費用は両家で折半にするパターンのほか、今では結婚する二人がお互いの親を招待して負担するパターンも増えています。また、遠方から集まる場合は、顔合わせの場所から近い側が遠くから来てもらう側を招待し、費用を負担するケースもあります。招待された場合は遠慮せずに受け入れましょう。
当日、お会計の際に誰が支払うのか決まっていないと、お互いが気を遣うことになります。スムーズなお会計になるように、支払いについては事前に決めておきましょう。
手土産について
手土産はお互いに負担になるため、省略しても構わないです。その場合も、事前に両親にお互い手土産はなしでということを伝えておきましょう。用意する場合は、地方から親が足を運ぶ際に、郷土の名産品などを用意する程度で問題ありません。
runaさんの実体験談

そのことを忘れていた夫は、お刺身やお寿司が出るコースを予約。
当日、夫の父親はせっかくのお料理をほとんど食べることができずに、ほかの食べられるメニューを別で注文していて、見事に失敗してしまいました……。
まとめ
新郎新婦にとって両家の初顔合わせは、これから末永くお付き合いをしていくうえで大変重要なイベントであり、緊張するのは仕方ありません。でも、あんなに憂慮してたのは何だったの?と思うぐらい、いざはじまってしまえば勝手に親同士で盛り上がることも珍しくないです。
ただ、それを期待して準備を怠るのはおすすめしません。どんな話題を出せば良いか、出さないのが無難なのかや、食事や費用、手土産に関することなど、頭を悩まされがちな問題はクリアにするに越したことはないです。そうして万全の態勢で臨めば、顔合わせが失敗して両家の関係が悪くなるのを防げるだけでなく、より良くすることにも繋がるでしょう。
また、今後の二人のスケジュールを報告する意味で、挙式を予定している会場のパンフレットを持って行き、お互いの家族に見てもらいました。