ワンルームの風水の基本
ワンルームの場合は部屋が狭いだけでなく扉や窓が少なく、全ての家具やインテリアも混在する状態になります。そのため、一般的な住居とは風水対策に少し違いがあります。ワンルームの風水の基本について考えてみましょう。
小まめに掃除をして明るく清潔に保つ
風水を取り入れている人に共通するポイントは、家具やインテリアのカラーや配置だけでなく部屋自体が清潔できれいであることです。悪い気は汚く暗いところによどみ、反対に良い気はそのような場所に留まることを嫌います。
こまめに掃除をすることで部屋全体を明るく清潔に保つように心がけましょう。掃除をする回数が多ければ1回の掃除にかける時間も短縮できます。運気だけでなく健康にも良い影響を与えてくれるでしょう。
自分にとって心地よい環境にする
風水を取り入れようとすると方角やインテリアの配置、色使いだけを意識して狭いワンルームがさらに狭くなってしまうことがあります。風水では良い気を留め悪い気をよどませないことを目的としますが、これは自分自身も心地よい環境にすることにもつながるものです。
部屋を明るく清潔にしたり、過ごしやすい家具の配置にしたりすることによって、結果として良い気が入りやすくなり運気アップにつながります。
運気が上がる玄関のポイント
玄関は気の流れの入口になる重要な場所です。玄関をどう整えるかによって気の流れによる影響に大きな違いが生じます。運気をアップさせるための玄関づくりのポイントを紹介します。
スッキリ綺麗で明るい玄関を保つ
気が流れ込む玄関は清潔で明るく保つ必要があります。毎日開閉するたびに風が通ってせっかく良い気が流れ込んでも玄関が不潔で雑然としていると気がよどんでしまいます。窓や扉が少ないワンルームでは特に玄関が運気上昇のポイントとなります。
靴箱を置かずに出しっぱなしにせず常に収納するように心がけましょう。また、余計なものを置かずにすっきりと明るく広く感じられるように整えることが大切です。良い香りやリラックスできるオブジェを飾るのも効果的です。
玄関マットを敷く
ワンルームの狭い玄関なのでわざわざ玄関マットを敷くまでもないと考えがちです。しかし、玄関は常に多くの気が出入りする場所であり、玄関マットは良い気を溜めておく便利なアイテムになります。また、外から戻ってきた際に、悪い気を落とすアイテムでもあります。
暗くなりがちな玄関を明るく清潔に見せることができる玄関マットを選ぶようにしましょう。玄関の広さに合わないサイズのマットもNGです。
窓が見える場合は暖簾・カーテンを二重にする
玄関から真正面に窓が見える部屋では、せっかく入ってきた良い気がそのまま流れて出てしまいます。部屋選びの際に注意すべきポイントとなりますが、どうしてもそのようなつくりを避けられないこともあるでしょう。
そんなときは、窓にカーテンを二重に取り付けて運気が逃げるのを防ぎましょう。外出から戻った際はすぐにカーテンを閉めた状態にすることが大切です。玄関にも暖簾などをつけるといいでしょう。
ワンルームのベッド・布団の置き方
ワンルームではリビングも寝室も全て同じ場所になり扉で仕切ることができないこともあります。気の流れを悪くしないようにワンルームにベッドや布団をレイアウトする際のポイントを紹介します。
ベッドと壁の間に隙間を作る
ワンルームではなるべく空間を広く使いたいため家具やインテリアをぴったりとつけて配置することが多くなります。ピッタリつけているので気の流れには影響しないように思えますが、実は狭くて細い場所にもマイナスの気は溜まりやすい性質があります。
ベッドと壁は特にぴったりとつけてしまいがちですが、少しでも間に隙間を作って気の流れを良くするようにしましょう。ほんの少しの隙間でも気のよどみを避けることができます。
玄関からベッドが見えないようにする
ワンルームの場合、玄関の扉を開けると真正面にベッドが見えてしまうことがあります。他人から見える場所にベッドがあると見栄えだけでなく気の流れにも良い影響をあたえません。なるべく玄関から見えない場所にベッドや布団をレイアウトするようにしましょう。
スペースや家具の配置上どうしても玄関から見える位置にしか配置できない場合は、暖簾やパーテーションなどで仕切りを作るのも効果的です。
テレビ・PC・鏡に寝姿が映らないようにする
ワンルームには仕切りがないためベッドや鏡、テレビなどが一緒に同じ部屋に存在します。鏡やテレビ、PCなどに自分の寝姿が映ると良い気が奪われ、本来取り入れられる気の半分しか吸収できなくなります。熟睡できない原因にもなるため注意が必要です。
部屋が狭くて家電や家具の場所を移動できない場合は、姿が映らないようにカバーをかけるようにするといいでしょう。画面を反対側に向けてもOKです。
インテリアの置き方で運気UP
風水をワンルームに取り入れて運気上昇を狙うのであれば、インテリアの配置の仕方にも注意が必要です。金運や仕事運、恋愛運などどんな運気をアップさせたいかによっても異なりますが、一般的に全体運をアップしてくれるインテリアの置き方を紹介します。
テレビやPCは東~南東に置く
自宅での生活でテレビやPCで過ごすことが多い人も多いでしょう。狭いワンルームではテレビやPCの場所を先に決めてから他の家具を配置することも珍しくありません。テレビやパソコンにはマイナスの気があるため、運気を上昇させてくれる特別な位置と言われる東~南東に配置するのがベストです。
部屋のなかで最も運気が良い東~南東に置くことによって、マイナスで乱れる気を中和することができ全体の運気への影響を軽減してくれます。
テレビは画面に日光が当たらない場所に置く
鏡や窓、サイドボードのガラス戸などと同様にテレビにも人や物の姿がうつり反射されるため置く場所には注意が必要です。特にテレビを窓の近くに置く場合には、画面に直接日光が当たらないことにも配慮しましょう。
窓の近くにテレビを置くと方角によっては良い気が入ってくることもありますが、それがテレビの画面で反射されて跳ね返されると返って運気が悪くなります。パソコンやタブレットなども同じように日光が当たらない場所に置きましょう。
ソファは扉やテレビの真正面に置かない
背もたれのあるソファはゆったりとくつろぐことができますが、背面が大きいため気の流れを遮断する壁になってしまいます。テレビやPCなどはブルーライトだけでなくマイナスの気を発する家電です。真正面に置くことによって悪い気が反射されることになります。
ドアや扉の前にソファを置くことによって良い気の流れを妨げることになります。ソファはプラス、マイナスの気の流れを意識して配置するようにしましょう。
観葉植物はテレビやパソコンの側に置く
観葉植物は手軽い運気をアップさせてくれるアイテムであるため、マイナスの気が出やすいテレビやパソコンの傍に置くようにするといいでしょう。どんなに気の流れに配慮して家具やインテリアを配置しようと思っても狭いワンルームでは全ての条件を満たすのが難しいこともあるでしょう。
マイナスの気が溜まりやすい場所に観葉植物を置くことによって、気の流れを整えて滞りを解消することができます。
間接照明は部屋の角など気の淀む場所に置く
風水では真っ暗な陰気な場所には気がよどむとされています。マイナスの気を溜め込みやすくなるため、就寝時もできれば何らかの照明をつけていた方がいいでしょう。大きく明るい照明でなくても暖かみのある間接照明を悪い気が溜まりやすい部屋の角などに置くことがポイントとなります。
寝室では足元を暖かく照らす照明を置くのもおすすめです。北西の方角で暖色系の黄色い小さな間接照明を置けば、金運アップにもつながるでしょう。
ファブリックはまとめてコーディネートする
カーテンやクッション、ベッドカバーなどはお気に入りの物を1つずつ揃えていく楽しみがあります。しかし、風水では全体のまとまりやメリハリを意識することが大切なので、なるべくファブリックはまとめてコーディネートするようにした方がいいでしょう。
ベッドカバーやクッションなどはコットンなどの自然素材のものを選ぶと水の気との相性が良くなります。カーテンやベッドカバーの両方が柄物、無地ではなくどちらか一方ずつとなるようにバランスをとることが大切です。明るくて軽いイメージなら気の流れがよくなります。
まとめ
ワンルームは部屋が狭いから風水は取り入れられないとあきらめてはいないでしょうか。風水の基本は良い気を留まらせ悪い気をよどませないようにすることです。ワンルームの場合は、家具を配置する方角よりも気がどのように流れるかを重視するといいでしょう。明るく清潔な空間で悪い気を留まらせないようにして運気アップを図りましょう。