元彼の話をしたくなるのはどんなとき?
今の彼氏や意中の人に元彼の話をする女性の心理は男性になかなか理解されるものではありません。場合によっては破局や片思いで終わってしまうことにもなりかねないのに、なぜ女性は元彼の話をしたくなるのでしょうか。
ふっきれたうえでの単なる話題
今の恋人に世間話の1つとして元彼の話をすることがあります。過去にいろいろあったものの現在では何の未練もしこりも残っておらず、全てふっきれているからこそ話せる話です。デートで訪れたお店、流れてきた懐かしい音楽などで「そういえば……」と話題提供のつもりで話すこともあるでしょう。
今の彼氏が寛容で「そんなことあったんだ」と一緒に笑ってくれれば何も問題はないでしょう。しかし、少しでも気になるようなら他意がなくても元彼の話題はやめるべきです。
相手に嫉妬して欲しいとき
今の恋人や意中の人が自分に対する愛情表現をなかなかしてくれない場合にやきもきしてわざと元彼の話を持ち出すこともあります。元彼の話題を持ち出して嫉妬させて自分への愛情を確認する方法です。本当は嫉妬して欲しいのではなくもっと愛情が欲しい気持ちなのでしょう。
彼の反応をよくみないと「じゃ、彼とより戻せば」とキレられてしまう可能性もあります。愛情確認がケンカにならないように嫉妬させるのもほどほどにしましょう。
元彼と同じようにならないで欲しいという願望
元彼の嫌な部分を中心に話をする場合は、過去の恋愛に嫌な思い出やトラウマがあるため、今の彼に元彼と同じようになって欲しくない願望が表れています。辛い思い出が多いほどときどきフラッシュバックして、今の恋愛も上手くいかないのではと不安に思ってしまうことが理由なのでしょう。
今の彼に対する想いが真剣であればあるほど元彼のマイナス面の話をしたくなります。しかし、聞いている彼の気持ちにもなってあまりしつこく言わない方がいいでしょう。
相手の挙動で脈ありか無しかを知りたいとき
彼とまだ本格的な交際にまで発展していない際に、自分に対して脈ありかどうかを確認したくて元彼の話をすることもあるでしょう。元彼のことを褒めて不機嫌になれば脈ありと言えるでしょう。反対に何を話しても「ふーん。そうだったんだ」としか返さないようであれば脈なしです。
なかには元彼の話で気持ちを確かめられることに強い不快感を持つ男性もいます。なるべく直接気持ちを確かめるようにした方が、交際に発展した後も仲良くできるでしょう。
話すことで未練を断ち切ろうとしているとき
今の彼氏との交際にまだ不安がある場合、また、前の恋愛を少しでも引きずってしまっている場合に元彼の話をすることもあります。敢えて元彼の話をすることで過去の恋愛や元彼に対する未練を断ち切ろうとしているのでしょう。
彼から「別れて正解だった」「今は俺がいるから大丈夫」などと言われればホッとして彼のことだけに一途になれるでしょう。ただし、何度もしつこく話をするのは今の彼に対して失礼に当たることも理解しておく必要があります。
注意しなければいけない元彼の話の内容
好きな彼に隠し事をしたくないことから元彼の話をすることもあるでしょう。しかし、基本的に男性は元彼の話をされるのは好きではありません。特に聞きたくない内容があることを理解して話の内容を選ぶことが大切です。
夜の生活の内容
自分の過去とのことは何一つ包み隠さずに好き彼に話して理解して欲しいと思う女性もいるでしょう。嘘や隠し事がない関係は理想ですが、だからと言って何でも話せばいいものではありません。
特に男性が嫌がるのは夜の生活について比較されること。ムードがどうだった、テクニックがどうだったといちいち話をするのはデリカシーのない証拠と言えるでしょう。夜の生活についてはたとえ彼に聞かれても「話したくない」と口を濁すのが常識です。
元彼の自慢
デリカシーが欠如した女性のなかには恋人の前で元彼の自慢話を延々とする人もいます。誰だって比較されて元彼の方がいいと言われれば不愉快になって当然です。何を目的にどうしたくて自慢しているのか彼には理解できないでしょう。
万が一元彼の自慢をして見習って欲しいと願っているのであれば、彼の話は出さずに直接具体的な点を挙げるべきです。元彼の自慢話でプライドを傷つけられない男性はいないでしょう。どんなことがあっても元彼の自慢話はすべきではありません。
元彼の人数
今の彼に過去に恋愛経験があること、体の関係があったことなどを赤裸々に話して何もかも受け入れて欲しい女性の気持ちはわかります。しかし、話の内容や仕方には細心の注意を払わなければ彼を怒らせたり悲しませたりすることにもなりかねません。
元彼の人数を話したところで何もメリットはありません。女性としては正直に恋愛歴を打ち明けているつもりでしょうが、その人数が多ければ多いほど男性は口には出さなくてもやはりがっかりしてしまうものです。元彼の具体的な人数は伏せておきましょう。
話している男性よりもスペックが上の話
今の恋人や意中の人よりもスペックが上の男性と付き合っていた話をするのはやめましょう。男性は口にはあまり出さないもののプライドが傷つけられることを嫌います。「前の彼の方が身長が高かった」と話すだけでいい気持ちはしません。
ましてや収入や学歴、ルックスの良さなどをひけらかすような話には耐えられないでしょう。元彼が実際に今の男性よりもスペックが上でも、そのことには一切触れないようにするのが最低限のマナーと言えるでしょう。
元彼の交際期間
今の恋人に元彼とどれだけつきあっていたか交際期間を具体的に話す必要もないでしょう。交際期間が長ければそれだけ思い出がたくさんあるため「それ以上の交際期間にしない」とプレッシャーを与えることになります。
逆に交際期間が短ければ飽きっぽい性格と捉えられるかもしれません。前に付き合っていたことがある程度にして、具体的な交際期間については触れないようにした方が無難です。今の恋人との交際期間が長くなり、元彼との期間を更新したタイミングで話すならまだいいでしょう。
意中の男性に元彼の話をする際の注意点
交際中でお互いに信頼関係が高まってから元彼の話をするのも注意が必要です。しかし、まだ正式に付き合っていない意中の男性に対して元彼の話をする際はそれ以上に慎重を期さなければなりません。意中の男性に元彼の話をする際の注意点を考えてみましょう。
相手の機嫌の良い時に話す
自分に気があることを確信している相手であっても無防備に元彼の話をするのは危険です。場合によっては付き合う前に破局することもあり得るでしょう。話をする際には極力相手の機嫌が良い時を見計らってするようにしましょう。
元彼がいたこと、別れた原因など、あまり差しさわりのない内容から話すようにして相手の機嫌が変わらないかどうか見極めましょう。少しでも機嫌が悪くなるようなときは中断してしばらくは話さないようにすることが賢明です。
ある程度の距離感になってから話す
交際前の意中の彼に元彼の話をするのであれば、2の距離がある程度縮まり何でも話せるような関係になってからがベストです。まだ自分に対する気持ちがはっきりしていないのに元彼の話を持ち出されても彼はどう対処すればいいかわからないでしょう。
本命の彼女にするかどうか最終的に悩んでいる状態で聞きたくもない元彼の話をされたら一気に気持ちが冷めてしまうこともあります。自分のことを好きでいてくれて何でも受け止めてくれるような関係になるまで待つことが大切です。
相手の様子を伺いつつ話す内容を選定する
意中の彼に元彼の話をする際には、以前交際した経験があるとオブラートに包みながら小出しにした方がいいでしょう。以前の恋愛の話を聞いても不愉快な様子でなければ少しずつ話す内容を増やします。
感情や感想を抜いた事実のみで刺激しないように話す内容は精選することが大切です。彼の方から質問したり、「過去の事だから」と寛容な態度を見せてくれたりした際には少し突っ込んだ話をしてみてもいいでしょう。しかし、調子に乗って全て話すのはNGです。
まとめ
女性が彼氏に元彼の話をするのは現状に不満があるわけではなく、逆に今の恋愛に真剣に向き合っているからと言えるでしょう。話すことで全てを受け入れたうえで愛して欲しい気持ちの表れであるとも言えます。ただ、男性は基本的に元彼の話を聞かされるのは好きではありません。話題の内容にも注意してあまりしつこく話さないように注意しましょう。