トリートメントの種類とそれぞれの特徴
傷んだ髪の毛を集中補修し、サラサラでツヤのある髪の毛を取り戻すために有効なのはトリートメントです。実は、ヘアトリートメントといってもさまざまなものがあります。トリートメントの種類とそれぞれの特徴について知っておきましょう。
インバストリートメント:濃厚でヘアケア効果が高い
インバストトリートメントとは、髪の毛の内部の補修に力を入れるトリートメントのことです。髪のパサつきの原因の一つである内部の水分量の減少に着目し、保湿成分をふんだんに配合しています。内側から髪の毛のキューティクルを潤わせることで全体のハリツヤを取り戻すトリートメントです。
アウトバストリートメント:髪の表面を優しくガードする
一方、アウトバストリートメントは、髪の毛の外側、表面のコーティングに力を入れて作られたトリートメントです。紫外線やドライヤーの熱といった髪の毛の外側からのダメージによる枝毛や切れ毛、パサつきなどのケアに高い効果があると期待されています。
ひどく傷んだ髪にはどちらも使うヘアケアがおすすめ
酷く傷んだ髪は、内側も外側も傷んでいるので集中ケアが必要になります。そのため、インバストトリートメントとアウトバストリートメントの両方を使ったケアもおすすめです。乾燥やパサつきをカバーするミルクタイプや、紫外線や熱などから守ってくれるオイルタイプのトリートメントを併用するのがおすすめです。
ひどく傷んだ髪に効果的なトリートメントケア
髪の毛がひどく傷んでしまったときでも、しっかりとトリートメントをすることで改善へとつながることがあります。正しいシャンプー方法とともに、正しいトリートメント方法を知っておきましょう。
シャンプー前は丁寧にブラッシング
まずは、シャンプーもポイントを抑えておきましょう。シャンプーの際に髪の毛を塗ラストキューティクルが開き、その時に絡んでしまうとその摩擦で髪の毛が傷んでしまいます。シャンプーの前には、目が粗く毛先が丸いブラシで、髪の毛を傷めないよう丁寧にブラッシングするとよいでしょう。
予洗いで地肌・根元も十分に濡らす
シャンプーの洗浄効果を発揮させるためには、髪の毛や地肌の表面についた汚れを落とすことが必要です。まずはシャンプーをする前にお湯で洗い、表面の汚れを落とすようにしましょう。そうするとシャンプーの成分が髪の毛に浸透するからです。
シャンプーは地肌を中心に洗うように
シャンプーをごしごしと髪の毛につけてしまうと、それで傷めてしまいます。シャンプーは手のひらでしっかりと泡立て、地肌にやさしくつけるようにします。シャンプーで洗うときは地肌をマッサージするようにし、髪の毛は軽く洗うようにしましょう。
トリートメントは髪の中間から毛先にコームでつける
トリートメントは、主に毛先の補修に高い効果を発揮するものです。そのため髪の中間から毛先にかけてつけるようにしましょう。目が粗く、先が丸まったコームでつけると、つけ残しがなく髪の毛全体に浸透させられます。
シャワーキャップや蒸しタオルで浸透させるとより効果的
トリートメントには、髪の毛を補修させる力があるので規定時間どおりおいておき、しっかりと成分を浸透させます。そのときにシャワーキャップや蒸しタオル、時にはラップなどを使うと成分が逃げずに浸透するのでおすすめです。
しっかり洗い流す
シャンプーもそうですが、トリートメントはしっかりと洗い流すことが大切です。髪の毛のトラブルであるフケやかゆみ、抜け毛などの原因として地肌のトラブル、荒れなどが挙げられます。その地肌のトラブルの原因の多くが、シャンプーやコンディショナー、トリートメントのすすぎ残しによるものだからです。しっかりと時間をかけ丁寧に落としていきます。
乾かすときは抑えるようにタオルドライ
乾かすときには、髪の毛をこするのではなく抑えるようにしてタオルドライします。髪の毛が濡れているときはキューティクルが開いているときなので傷みやすくなってします。自然乾燥をすると水に濡れて傷みやすい時間が続くので、自然乾燥は禁物です。しっかりとタオルドライしてドライヤーを使うようにします。
ドライヤーは近づけすぎないように地肌から充てる
ドライヤーは髪の毛に近づけすぎないよう少し離して地肌や髪の根元から風を当てるようにします。一か所を乾かし過ぎず、全体に風を当てるようにしましょう。20秒以上一か所を乾かすとダメージにつながるので避けましょう。
仕上げは冷風
ドライヤーの熱も髪の毛のダメージにつながるので、120℃から130℃程度にとどめておきましょう。熱い風と冷風を交互に当てるようにし、仕上げは冷風にするとダメージも少なく、しっかりと乾かせられます。
傷んだ髪におすすめのインバストリートメント
傷んだ髪の毛を内側から補修するのに、インバストトリートメントが挙げられます。おすすめのインバストトリートメントについてみておきましょう。
KOSE コーセー ジュレーム アミノ ディープ トリートメント
特に傷んでパサつく、絡まる髪の毛もしっとりサラサラになるトリートメントです。新開発のトリプルキューティクルケア処方でキューティクルの内側からしっかりと浸透させ、キメの整った髪の毛にしてくれます。使用感も良く、特別なケアにふさわしいトリートメントです。
モイスト・ダイアン ヘアトリートメントマスク エクストラダメージリペア
劇的な仕上がりをもたらす厳選保湿成分で髪の毛の奥深くまで蓄積したダメージを集中補修します。集中して使い続けることでもっとしなやかで、したたかで深いツヤに満ちた輝きのある髪の毛を実現してくれます。時間を置いて流すと、ツルツルの指どおりになります。
モロッカンオイル リストレーティブヘアマスク 250ml
アルガンオイルとベジタブルプロテインを豊富に含む、独自の配合成分が毛髪に深く浸透します。週一回シャンプーの後にスペシャルケアとして使用すれば、ダメージケアがしっとりと落ち着きます。
傷んだ髪におすすめのアウトバストリートメント
傷んだ毛先を外側から保護してダメージから守ってくれるのがアウトバストリートメントです。おすすめのアウトバストリートメントについて抑えておきましょう。
KAMIKA(カミカ)黒髪クリームシャンプー
カミカ(KAMIKA)は白髪染め世代を対象にしたシャンプー。コンディショナー、トリートメントなどもこれ一本で済むのでお得です。髪の毛にはり、こしを与えることで、女性のヘアケアのお悩みを改善します。
また、クリームシャンプーのため、泡立ちはありませんが、植物由来の成分で頭皮の汚れを落とします。
定期縛りや回数制限もありませんので、始めやすいシャンプーです。
ミルボン ディーセス エルジューダMO
美容室専売品であり、硬くて動かしにくい髪の毛に適度な柔らかさをプラスしてくれるトリートメントです。オリーブスクワランが髪の毛を柔らかくしてくれ、自然な力で流れるような髪になります。タオルドライの後にワンプッシュ分、手につけて髪の毛になじませるだけで髪の毛がしっとりとまとまります。
ルベル イオ エッセンス スリーク
少量で内側から輝く髪の毛を目指します。しっとりとした髪の毛の人よりもパサパサした髪の毛の人におすすめできるエッセンスで、お風呂でのタオルドライ後に使用すると、べたつかず髪の毛が守られる感じになると評判です。特にダメージがひどい人にもおすすめできるヘアオイルです。
シュワルツコフ BCクア ディープスリーク
毛髪補修成分がふんだんに入っており、毛髪をコートしておさまりやすい髪の毛に導いてくれるオイルタイプの洗い流さないトリートメントです。軽い感じのさらっとしたオイルで乾燥が気になる季節にもおすすめです。タオルドライしたあとの髪の毛に使うとサラサラになると好評です。
まとめ
ひどく傷んだ髪の毛でも、トリートメントで特別なケアをすることで改善へとつながり明日。トリートメントには内側から補修するインバストトリートメントと、外側のダメージから髪の毛を守るアウトバストリートメントがあり、ダメージの程度によっては両方使うようにしましょう。
トリートメントを選ぶだけでなく、使い方にも気を付けます。シャンプーの前には丁寧にブラッシングをし、髪の毛を傷めないようにシャンプーします。タオルドライの後のドライヤーも、髪の毛を傷めないように正しい方法でケアしましょう。トリートメントについては、コームを使い、蒸しタオルやシャワーキャップでしっかり浸透させるとよいでしょう。