どうして正しい測り方をする必要があるの?
太ももは太いことを気にしている人が多い部位です。ダイエットしたいなら、まずは自分の太ももを正しく測ってサイズを知ることが必要となります。まずは、現状把握や目標達成のためなど、正しい測り方をする必要性について考えてみましょう。
自分のサイズを把握するところからダイエットは始まる
ダイエットを目指すなら、まずは現状を知ることが大切です。自分の今のサイズを把握することで、目指すゴールやそのために必要なことがはっきりとします。今の太さを認識して、どれくらい痩せたいかを考えましょう。
また、最初のサイズが分かっていると、ダイエット効果が分かりやすくなり、モチベーションアップにも役立ちます。太ももは痩せにくいといわれているため、少しの変化も見逃さないように正しい測り方を覚えましょう。
理想のサイズは人それぞれ!数字に振り回されないため
太ももの太さには、人それぞれに理想のサイズがあります。そのため、太もものダイエットでも、ただ細くすればいいというわけではありません。
自分の太ももが理想のサイズと比較してどれくらい差があるか、何センチダウンすればよいか理解して、適切なサイズを目指しましょう。やみくもにダイエットを始めると、数字に振り回されて、焦ったりモチベーションが維持できなくなったりすることがあります。
自分で測る!太ももの正しい測り方
正しい太ももの太さを知りたいならば、正しい測り方が大切です。現実を知るのは怖い気もしますが、理想の太もものために頑張りましょう。自分で正しく太ももサイズを測る方法を紹介します。
必要なのは鏡とメジャー
太もものサイズを測るために必要となるのは、鏡とメジャーです。この二つのアイテムがなければ、正しく太もものサイズを測定するのは難しくなるでしょう。鏡は手鏡などではなく、自分のボディ全身を映せる大きなものが理想です。測定する時は、鏡の前で行います。
また、メジャーは柔らかく、太ももの周囲に巻き付けられるものを。これは安物でも構わないので、100円均一ショップなどでも用意できます。
一番太い部分で測る!目安は足の付根から3cm
道具がそろったら、太もものサイズを測る場所を決めます。基本的には、太もものサイズといえば、太もものうちで一番太い場所のサイズです。少しでも細く計測したくなる気持ちもありますが、ここは厳しい目で一番太い場所を探しましょう。
目安としては、足の付け根から3センチほど下りた部分です。たいてい、この部分が一番太くなっています。場所の目安が分かったら、床と水平にメジャーを巻き付けて測りましょう。
太ももには何も身につけないで素肌の上から測る
太もものサイズを正しく測るためには、何も身に着けずに素肌の上から測ることが大切です。太もも周りには何の衣類も付いていない状態にしてから計測しましょう。短パンやショーツ一枚の下着姿などで測るのが理想です。
長ズボンなどをはいているとその分太く計測されてしまいます。また、反対にスパッツやストッキングなどの締め付け効果のある衣類もいけません。締め付けることでサイズが変わる恐れがあります。
お辞儀をする様にして測る
自分ひとりで太もものサイズを測るときには、お辞儀をするように前かがみになって測ります。足を上げて測ったり、体育座りや椅子に座って測ったりすると、筋肉が緊張してサイズが変わります。
そのため、鏡の前にまっすぐに立ってから、前かがみになり、そのまま太ももにメジャーを巻き付けることが必要です。また、できるだけ左右の足のどちらかに重心が偏らないようにしましょう。
左右で違う場合があるので両足を測る
太もものサイズは、左右で違うこともあるため、両足とも測る方がよいでしょう。計測のたびに違った足を測っていても、正しい変化が分かりません。毎回、両足の太もものサイズを測り、同じ足同士で前回の計測データと比較するようにしましょう。
左右のサイズが違う場合には、ダイエットでは細くすることも大切ですが、両足のバランスにも注意したいところです。
食い込ませずしっかりメジャーを水平に巻きつけるのがポイント
太もものサイズを測るときには、メジャーはゆるすぎずきつすぎない状態で巻き付けましょう。また、水平にすることでより正しい太ももの太さが分かります。
できるだけ細く測りたいから、ついギュッと締め付けた状態にしがちですが、それでは正しいサイズが測れません。太ももは脂肪が多く、メジャーが食い込みやすくなっています。脂肪が歪まない程度にぴったりと密着をさせて測りましょう。
朝一番だとむくみのない状態で毎日のサイズの変化が良くわかる
太ももは、食事の前後でサイズが変わったり、急激に太ったり痩せたりしにくい部分です。それでも、もっとも正しい変化を知りたいなら、同じ時間に計測した方がよいでしょう。
朝一番に測れば、むくみの影響も受けにくく、毎日のサイズの変化が良く分かります。太ももは他の部位よりむくみに気づきにくいものですが、むくむことはあるため注意が必要です。
正確性は二人で測ったほうが高い
太もものサイズをより正確に測りたい場合には、二人で測った方がよいでしょう。誰かにメジャーで測ってもらえれば、足の中心に重心がある状態で測ることができるため、筋肉の偏りなどの影響を受けにくくなります。
太ももを測りたい方の人はまっすぐに立ち、もう一人がメジャーを太ももに回してあげます。その際も、測る人はメジャーを床と水平に回して、食い込ませずに測りましょう。
細ければそれでいいの?理想の太もものサイズ
太もものサイズは、細ければ細いほどいいというものではありません。その人の体型などに応じて理想のサイズがあり、その理想に近づけることで美脚を目指せます。細さだけではない美しさのポイントを押さえてダイエットしましょう。
理想の太もものサイズの計算方法は身長×0.3
太もものサイズは、細ければよいのではなく、それぞれの身長に合った太さであることが理想であるといわれています。理想の太もものサイズとしては、身長×0.3(センチ)が目安です。
身長160センチの女性だったら、160×0.3=48センチ、155センチの女性なら、46.5センチが理想の太もものサイズとなります。女性の平均身長などから考えると、大体50センチ以内のサイズが望ましいということになりそうです。
脚全体のバランスは太もも5:ふくらはぎ3:足首2
太ももの太さは、身長との兼ね合いだけでなく、脚全体のバランスからも理想的なサイズがあるといわれています。脚全体の太さのバランスとしては、太もも5に対して、ふくらはぎ3、足首2が美しいそうです。
つまり、簡単にいえば太ももが50センチだったとして、ふくらはぎが30センチ、足首は20センチなら理想的となります。太ももが細くなったとしても、ふくらはぎや足首のサイズ次第でバランスが悪く、美しくないこともあるのでしょう。
張りがあって程よく筋肉のある太ももが理想
太ももが美しく見える要素は、サイズや太さだけではありません。美しく見える要素には、ハリや筋肉など、サイズとは違った面も含まれています。張りがあってほどよく筋肉が鍛えられている太ももは、健康的な美しさがあります。
反対に、細くても筋肉がなくガリガリでは女性的で柔らかな美しさは感じにくくなるかも知れません。また、ある程度ふっくらしているから、上記の脚全体のバランスもとりやすいものです。
太ももの太くなる原因はむくみ・脂肪・骨盤の歪み
太ももが太くなる原因としては、むくみや脂肪、骨盤の歪みなどが考えられます。太ももの太さが気になったら、これらの原因に焦点を当てて対策を考えていくとよいでしょう。
太もものむくみは発見しにくいものですが、放置していると慢性化しやすくなります。また、太ももは脂肪が落ちにくく、骨盤の歪みによって代謝が落ちることで下半身太りになりがちです。原因の解消を目指すことでより効果的にダイエットを進めましょう。
自分にあった太ももの引き締めをしよう
太ももの引き締め方法には、エクササイズや太もも痩せのためのグッズ類など、いろいろあり、そこから合うものを選べます。また、骨盤の歪みが関係している場合には、歩き方なども見直すことが必要です。
運動が苦手な人は、履いているだけで細くなるという着圧スパッツなどのグッズ類を活用するとよいかも知れません。自分にできる方法で、できるだけ快適に引き締めましょう。
まとめ
太ももの太さが気になったら、まずは正しいサイズを知ることから始めましょう。太もものサイズの正しい測り方を覚えて、定期的に計測することでダイエットの進み具合を知り、モチベーションを保つことができそうです。理想のサイズの美しい太ももを目指して、自分に合った引き締め方法を頑張りましょう。