腕を組むくせがある男性の心理
腕を組むのがくせになっている男性でも、いつでもこの動作をしているわけではありません。それでは、一体どのようなときに腕を組むのか。以下にまとめましたので、さっそく見ていくことにしましょう。
真剣に物事を考えるときのルーティン
何かを考えるときに、深い意味はなく腕を組む人は珍しくありません。その要因としては、漫画や映画、ドラマなどの憧れの男性キャラが腕を組んで考えているのを見て、真似しているうちにくせになったという理由もあるでしょう。
また、力がガチッと入って集中して考えやすくなるからといった理由もあります。このように、とくに深い意味がなく、ルーティンとして腕を組む場合には、いろいろな理由があるのです。
相手との距離を取りたい
腕を組む仕草によって、「物事を考えているから邪魔しないでくれ」とアピールする人は珍しくありません。真剣に考え事をしたいときに、大した用もないのに話しかけられると、不快に感じてしまうことが多いもの。
そのため、腕を組むことで 相手とのあいだに物理的な距離を取り、暗に心理的な距離を取りたいという無言のサインを発していることもあるのです。
また、相手が話している内容に興味がないときや、あまり好きではない相手が接近してくることを拒否しようとするときにも、腕を組んで「否定」の意味を表すことがあります。
さらに、嫌な相手を遠ざけたいという思いから、威嚇の意味で腕を組む人も珍しくありません。ちょっとでも威圧的な態度をとることで、相手に親近感を抱かせたくないといった深層心理が表れているのです。
まわりの人に良い印象を与えたい
物事を真剣に考えている姿勢を見せることで、自身のイメージを知的で、聡明なものにしたいと考える人は、意図的に腕を組むことがあります。もしくは、腕を組んで顔の角度や目線、口角を調整することで、もっともカッコ良く見えるであろう姿勢を保っている可能性もあります。
このように、まわりの人からカッコ良く見られたいという思いから腕を組む人は、ポーズがさまになっていることが多いので、鏡で自分の姿をよく見て練習しているのでしょう。
ちなみに、男性モデルに向かって、カメラマンが「頭良さそうな人のポーズをとって~!」「カッコ良いポーズ決めて~!」と言うと、素人さんはだいたい腕を組むと言われています。
このように、自分自身を良く見てもらおうという心理が働いて、印象を操作しようとしていることは珍しくありません。
腕を組むくせがある女性の心理
腕を組むくせがある女性についても、男性の場合と同じような心理が表れています。「真剣に物事を考えている」「相手と距離を取りたい」「自分のイメージを良いものにしたい」というものですね。その一方で、腕を組むくせには、女性特有の心理も隠れています。
そこで、腕を組むくせがある女性の心理について、まとめました。
胸が小さいことを気にしている
女性の中には、身体が細いという印象を与えたくないと思う人もいます。とくに、胸が小さいというコンプレックスを抱いている人は、細く見られることを嫌う傾向があるもの。そのため、胸が小さいということを隠すために、腕を組む女性もいるのです。
また、胸が小さいことを気にしているという心理から、腕を組むことで胸を大きく見せようとしている人もいます。
胸が大きすぎて隠したい
胸が小さいことを気にして腕を組む人とは反対に、「胸が大きくて見られるのが嫌だから、無意識に隠している」という女性もいます。胸が大きすぎると、男性からいやらしい目で見られることが多いもの。そんな目で見られることを嫌う女性は、腕を組むことで胸を隠そうとするのです。
その一方で、好きな男性に対しては、魅力をアピールしたいと願うのが女性の心理というもの。そういった心理が働くと、腕を組むことで胸元を強調し、気をひきたいと考える女性もいます。
腕組みが他人に与える印象
腕組みをすると、無意識のうちにまわりの人にいろいろな印象を与えているもの。世間一般的には、「カッコつけている」「自分と距離を取ろうとしている」「考え事をしている」「怒っているから話しかけないほうが良さそう」といった印象を与えることが多いもの。
このように、まわりの人に与える印象は、受け取る人によって異なるもの。ですが、その理由を知っている人は多くありません。そこで、腕組みが他人に与える印象について、世間一般的なものよりも一歩踏み込んで、まとめてみました。
受け取る人の価値観によって印象は異なる
腕組みをしている人を見て受け取る印象は、その人の価値観によって異なります。たとえば、腕組みをすることが、「カッコをつけるためにすること」という印象を持っている人であれば、「あぁ、あの人はカッコつけたいと思って腕組みをしているのかな」というような印象を受けるでしょう。
そのため、何の意図もなく腕を組む人の場合は、腕組みをしている人を見ても、とくに何も感じません。このようなことから、「相手が理想としている立ち居振る舞いを見抜いて、実践する」ことが重要だとわかります。
つまり、相手が素敵だと思うポーズをとれば、好感度を上げられるということ。相手の心を読み取って、自分自身の身体で理想的なポーズを見せることで、相手により良い印象を与えられるのです。
異性と腕を組みたいときのおすすめの方法
異性と腕を組みたいと思った場合には、まずは 「手をつなぐ」という第一条件をクリアしておかなければなりません。そのうえで、腕を組むことができるのです。その理由は、手をつなぐよりも、腕を組むほうが身体の距離が近くなるから。相手の距離に近くなるほど、心理的にも親密である必要があるのです。
これらのことをふまえて、手をつなぐという第一条件をクリアしているという前提で、腕を組みたいときに使えるテクニックを見てみましょう。
「暖かいね」と言いながらボディタッチを増やす
気になる異性に「暖かいね」と言われて喜ばない人は、ほとんどいません。そういった心理を利用して、普通に手をつないだときに「暖かいね」と相手の目を見て、笑顔になりましょう。
そして、そのまま自然と「恋人つなぎ」にシフトするのです。「こっちのほうがもっと体温わかる!」とごまかしながらだと自然な流れになるでしょう。そのときに、「けっこう体温、高い?」と相手の肩や首、頬、おでこなどに軽く触れてください。
そして、そのまま手を下げる流れで自然と腕を組み、「あ、これが一番暖かくて落ち着くかも」と勝手に納得しちゃいましょう。相手もこう言われると腕を組む姿勢を断りづらくなります。少しずつ相手との距離を縮めて、自然と腕を組めるので、一度試してみてくださいね。
まとめ
腕を組む心理には、人それぞれの理由があります。漫画や映画の影響、相手との距離を取りたいなどの心理が隠されているのです。また、まわりの人の印象をより良いものにしたいという思いで腕を組む人もいます。このように腕を組む人の心理はさまざま。
ですが、もし相手に良い印象を与えたいという場合には、相手が好きな姿勢を知ることが大切です。相手の好みに合わせることで、好感度をアップさせることができるでしょう。今回お伝えした内容をふまえて、あなたの印象をより良いものにしてくださいね。