自己ヒーリングが必要な理由
現代人が抱える問題の根本的な原因と、なぜ自己ヒーリングで根本的な問題にアプローチできるのか、自己ヒーリングの意味について説明します。
現代人の抱える根本的な問題にアプローチ
私たちの抱える問題の原因をたどっていくと、そのほとんどは「自己を愛せない」「大切にできないと」いうところから発生しています。
現代人は、仕事や家庭など、日々の「やらなければならない」ことを優先させざるを得ない、機械的ともいえる生活により、「本来の自分自身を活かして生きる」ということから離れてしまい、自身のバランスが崩れやすいといえます。そのため、メンタルや身体の不調が発生し、さらに自己を傷つける行為を引き起こすことにもつながる場合もあるのです。
自己ヒーリングは問題の原因へアプローチする手段といえます。
自己ヒーリングとは自己を愛すること
自己ヒーリングとは、言葉通りに受け取ると、自身のエネルギーを使って癒すことです。しかし、より本質的には、子どもの頃からの否定的な観念を解き放ち、地球の愛を感じ、自己を愛することからあなたらしく心から生きていくという意味があります。
自己ヒーリングはポジティブを引き寄せる
自己ヒーリングにより自己の生き方を手に入れると、なぜか不思議なほどポジティブな現象を引き寄せるようになります。これは、体験した人でないと信じられなかったり、怪しげに思われたりするかもしれません。
しかし、「類は友を呼ぶ」といいます。あなた本来の生き方をはじめると、それまでのネガティブな感情、人間関係が解消されます。そして、あらゆることをポジティブにとらえられるようになり、素晴らしい人生=ギフトを手に入れることができるのです。
自己ヒーリングでどんな効果やメリットを期待できるの?
最後に、瞑想による自己ヒーリングで、どんな効果やメリットが期待できるのかまとめました。
負のエネルギーの浄化と新たなビジョンの誕生
自分のなかに溜まった否定的な感情からくる負のエネルギーが浄化されます。また、新しいビジョンの発想が生まれたり、自身を愛することや地球の愛を感じ、幸せを体感できたりするようになるのです。
自分自身の道が見えてくる
今まで見えなかったあなたの道が見えてくるようになります。なぜなら、今まで気づかなかった小さな気づきが生まれ、感謝することが増え、あなた自身であれば良いということを心から感じられるようになるからです。そのなかでエネルギーの流れもスムーズになり、そして幸せへの流れに乗ることができるはずです。
自己ヒーリングってどうやってやるの?
ヒーリングというと、特別な能力を持つヒーラーによるスピリチュアルヒーリングを思い浮かべる方もいるかもしれません。自己ヒーリングも自身のエネルギーを使ったヒーリング…。
といっても難しく考えないで下さい。誰にでもできる、おすすめの自己ヒーリングをご紹介します。
イチオシは瞑想
日常生活に取り入れやすく、おすすめなのが瞑想です。
最近は「マインドフルネス」といって、GoogleやAppleなどの企業でも社内研修に取り入れたり、トップアスリートが取り入れたりすることで成果を出しています。そのため、高い結果を出すための精神トレーニングのように認識している方もいるでしょう。
たしかに、瞑想は元をたどると仏教の修行です。しかし、誰でも、どこでも自分ひとりで気軽に取り組めるものでもあるのです。
瞑想を実践する上での一番のポイントは、リラックスすること。最初は集中できない、雑念が多く発生する、解放されない、眠ってしまうなどあるかもしれません。
それでも良いので続けて下さい。続けていくうちに、コツを掴めます。
瞑想の実践方法
瞑想のやり方にはさまざまな流派がありますが、気軽に取り組める方法をご紹介します。まずは5分からで良いので気軽にはじめてみてください。
- あぐらをかき、背筋を伸ばす。(背筋を伸ばすのがつらい人は、お尻の下にクッションを敷くと座りやすくなります)
- 肩をすくめるように上げ、力を抜いて落とす。(肩をリラックスさせてください)
- 目を閉じ、鼻呼吸を行う。鼻から吐きながら4カウント。おなかがへこむのを観察する。
- 鼻から吸いながら4カウント。おなかが膨らむのを観察する。
- 鼻呼吸がなじんできたら、意識を頭のてっぺんへ移す。
- 頭のてっぺん、後ろ、耳、額、眉毛、眉間、目、鼻、小鼻、頬、口、あご、首、腕…順番に意識を向け、体中隅々まで客観的に各部分の感覚を観察する。かゆい、むずむずする、痛い、なんとも感じない…ただ、客観的に感覚を観察するだけ。
- 「おなかすいたな」「今日の●●の態度やっぱムカつく」「何分経ったのかな」など、雑念がわいたら、そんな自分の状態を客観的に観察すればOK。「雑念ばかりでダメだ」と思う必要はなし。善し悪しの判断ではなく、自分の状態を客観的に観察する。
慣れてきたら、10分、15分、30分、1時間…と時間を延ばしていくと良いでしょう。
最近はスマホのアプリでも瞑想時間を計ってくれたり、実施時間を記録してくれたりするものもあるので、使ってみても良いでしょう。
自己ヒーリングをするときの注意点
まじめで頑張り屋の人ほど、「こうしなければ」「ああしなければ」と難しく考えてしまい、結果続かなくなる人が多いものです。
自己ヒーリングでかえって悩みを増やしては本末転倒。効果的に自己ヒーリングを続けるためのコツをお伝えします。
固定観念は捨てる
「こうならなければならない」とか、「こうしなければならない」という拘束された観念は捨ててください。
瞑想も、あまり長くできないなら、5分で良いのです。常に雑念に支配されているなら、そんな自分の今の状態を観察すれば良いのです。瞑想に正解不正解はありません。あなたが自分自身を客観的に観察する限り、その瞑想は成功しているのです。
楽しむ
まずは楽しまないと続きません。
毎日の習慣として取り入れ、身体になじませてください。コツさえ掴めば10分から15分でも気持ち良くなれます。より長く楽しみたいと感じられるようにもなるでしょう。
自分を受け入れる
自分なりの形で、自己否定なく、どんな自分も受け入れるという感覚で行ってください。瞑想中は雑念が絶えないでしょう。そんなときも、たとえば次のような観察ができれば良いのです。
〈瞑想中の雑念例〉
雑念のある自分を客観視し、受け入れてください。それで十分なのです。
耳からもヒーリング
自然の音、好きな音楽を取り入れることもセルフヒーリングには効果的。
なぜ効果的かというと、実は五感のうち聴覚は、唯一大脳辺縁系にダイレクトに結びついていることがわかっているからです。大脳辺縁系の役割は、感情や本能を司ること。音楽を上手に取り入れるだけでも、セルフヒーリング効果の高まりが期待できます。
Youtubeでは瞑想用の周波数の音もあるので、使ってみても良いでしょう。
まとめ
瞑想による自己ヒーリングで、自分のなかに溜まった負のエネルギーを浄化し、自分自身を愛し、本来の自分を取り戻してください。瞑想は2,500年前にブッダが発見してから、長いあいだ多くの人を癒やしてきた手法です。
難しく考えず、まずは5分からで良いので、実践してみてはいかがでしょうか。あなたが本当の自分に出会うきっかけになるでしょう。