誕生花とは
そもそも、誕生花とはいったい何なのでしょうか。誕生花は1年12ヶ月それぞれに割り当てた花のことで、その時期の旬の花が誕生花として選ばれています。ここではまず、誕生花の概要や基本的な知識をお伝えしましょう。
12か月それぞれにひとつずつ花がある
それぞれの月に誕生花は設定されています。1月ならスイートピー、2月ならチューリップといった感じです。特定の月に花をプレゼントとして贈るのなら、誕生花から選ぶのは十分アリです。誕生花になっているのはどれも素敵な花ばかりですし、プレゼントに向かないような花はありません。
365日それぞれに割り当てられた花
誕生花の特徴として、1ヶ月単位だけでなく365日それぞれに割り当てられていることも挙げられます。1月1日ならフクジュソウ、1月の2日ならハルサザンカ、1月の3日ならストレリチアといった感じです。これなら、誕生日に花をプレゼントしようとするときに迷うこともなくなりますよね。
基本的にその時期の旬の花が誕生花として選ばれている
誕生花は決して適当に選ばれたものではありません。その時期に旬を迎える花が誕生花として設定されていますし、その時期にもっとも美しく咲く花です。そうした理由もあるので、花のプレゼント選びに迷ったら誕生花を贈るのが良いといわれています。これなら花選びもかなり楽になるでしょう。
12か月それぞれの誕生月花の種類と花言葉
ここでは、12ヶ月に割り当てられたそれぞれの誕生花の種類をご紹介したいと思います。また、花の種類だけでなく花言葉も併せてご紹介しましょう。パートナーや好きな人の誕生花はせめて覚えておきたいですね。
1月:スイートピー【花言葉:門出】
見た目が可愛らしいスイートピーはプレゼントにも最適な花です。淡いピンクと白のスイートピーは可憐ですし、もらってうれしくならない人はいないでしょう。甘い香りがするので、リラックス効果も期待できるかもしれません。1年の始まりである1月らしく、花言葉は門出です。
2月:チューリップ【花言葉:永遠の愛】
日本中のいたるところで目にするチューリップは、日本人にとってなじみのある花の一つといえるでしょう。種類によって形はまちまちで、フリル状のものもあれば花びらの先端が丸くなったもの、大輪咲きするものもあります。永遠の愛という素敵な花言葉もついているので、贈りたい方のイメージに合わせてプレゼントしてみましょう。
3月:ラナンキュラス【花言葉:華やかな魅力】
ラテン語でカエルを意味する言葉がラナンキュラスの名前の由来となったようです。ラナンキュラスの葉はカエルの足に似ているからでしょう。複数の色があり、色によって花言葉が変わってきます。赤の花言葉なら華やかな魅力、とても魅力的といった意味に。最高の誉め言葉と一緒にプレゼントしてみませんか?
4月:アルストロメリア【花言葉:持続】
花持ちの良さでも知られるアルストロメリア。表から見えている葉は実は裏返しで、根本で反転してそのまま育つという特徴があります。持続という花言葉がありますが、これは花持ちのよさからきているのでしょう。持続という花言葉があるため、就職祝いなどに贈ってもよいかもしれません。
5月:カーネーション【花言葉:無垢で深い愛】
母の日にプレゼントする花として知られるカーネーション。非常に長い歴史を持つ花でもあり、古代ギリシャ、ローマ時代にはすでに栽培が始まっていたのだとか。母の日も5月にあるため、5月の誕生花となっています。カーネーションは色によって花言葉が大きく変わってくるので、そこだけは注意してくださいね。
6月:ユリ【花言葉:純粋】
力強い大ぶりの花を咲かせるユリも、プレゼントとして喜ばれる花の一つ。純粋という花言葉も、ユリのイメージにピッタリ合いますね。結婚式のブーケ、プレゼントとしてのユリも大変人気があります。ユリは首落ちるといわれるので、病院へのお見舞いなどには縁起が悪いといわれています。そこは注意しましょう。
7月:ひまわり【花言葉:私はあなただけを見つめる】
日本における夏の風物詩の一つといえばやはりひまわりでしょう。夏になると日本各地のいたるところでひまわりが花開きます。太陽に向かって咲き誇る姿は、日本人にとっておなじみですね。花言葉も素敵なのでプレゼントとしても喜ばれるでしょう。アクティブで好奇心旺盛な方へのプレゼントに向いているかもしれません。
8月:トルコキキョウ【花言葉:優美】
淡いピンクカラーが印象的なトルコキキョウ。花言葉も優美以外に、希望、すがすがしい美しさなど、ポジティブな言葉が続きます。こうした理由から、最愛のパートナーや親友などにプレゼントする花としておすすめ。フラワーアレンジメントに使用する花としてもトルコキキョウは人気がありますね。
9月:ピンクのバラ【花言葉:しとやか】
ピンク色のバラは、真っ赤なバラよりもどこか優しそうな印象を受けます。赤いバラよりピンクのバラのほうが好き、という女性も少なくありません。男性から女性への贈り物として多用されることが多いですが、女性が同性の友人にプレゼントするケースも多いです。花言葉はしとやかのほかに、上品、恋の誓いなどがあります。
10月:オレンジのバラ【花言葉:信頼】
アクティブな印象を受けるオレンジ色のバラ。バラは3500万年前からという長い歴史のある花なのですが、オレンジのバラが誕生したのは約100年ほど前です。比較的新しいバラということですね。ポジティブな花言葉がそろっているので、さまざまなシーンで贈り物として用いることができるでしょう。
11月:ガーベラ【花言葉:希望】
世界中に数えきれないほどの品種があるといわれているガーベラ。発見したドイツの自然学者の名前からガーベラという名称になったといわれています。日本には大正時代の初期に渡ってきました。ガーベラも前向きで明るい、ポップな花言葉が多いのが特徴。プレゼントする花としてピッタリと言えるでしょう。
12月:赤いバラ【花言葉:愛情】
花のプレゼントと聞いて、まず思い浮かぶのは赤いバラではないでしょうか。プレゼントとして大人気の花ですし、もらってうれしい花の代表格ともいえるでしょう。あなたを愛しています、というストレートな花言葉もあるので、大切な人に贈る花として最適です。そのまま花束としてプレゼントするのも喜ばれますが、可愛くアレンジするのもおすすめですよ。
誕生花の注意
誕生花をプレゼントしようと思った方もいるでしょうが、いくつか注意すべきこともあります。1つの月に複数の誕生花が設定されていることもあるので注意が必要です。また、贈るときには相手に合ったアレンジでプレゼントするのが基本です。
解釈によって複数の誕生花が設定されていることもある
誕生花に関する本やウェブサイトを見ていると、異なる花を紹介していることがあります。1つの月にいくつかの誕生花を設定していることもあるので、事前に確認しておきましょう。迷ったときはここでご紹介した誕生花を選んでおけば大丈夫です。
花束だけでなく相手に合ったアレンジでプレゼントする
誕生花を素敵な花束にしてプレゼントするのがもっともポピュラーですが、工夫次第でもっと素敵にアレンジできます。オシャレな容器に花を詰めたり、ラッピングするだけでも印象は大きく変わるでしょう。相手のイメージに合わせてアレンジするというのもいいですね。自分なりに工夫して、相手が喜びそうなアレンジをしてみましょう。
まとめ
誕生花についてまとめてみましたが、いかがだったでしょうか。花を選ぶときに迷ったときは、誕生花をチョイスするのはアリです。その時期の旬の花が選ばれていますし、ポジティブな花言葉を使ったものがほとんどなので安心できるでしょう。ここでお伝えした注意点も踏まえつつ、今後花をプレゼントするときの参考にしてくださいね。