失恋の意味がある花言葉!悲しい恋と別れの花19選

さまざまな花の持つ花言葉に、失恋や別れといったネガティブな意味合いを持つものがあるのはご存知ですか。手軽に部屋に飾ったり、なにかの記念として贈ったりできる一方で、その花の持つストーリーを知らないと思わぬ誤解を生むことにもなりかねません。

ここでは、

について紹介します。

花言葉に失恋の意味がある花

まずは花言葉に失恋の意味がある花をまとめてみました。花言葉には西欧起源のものを中心に、さまざまなバリエーションがありますが、花を部屋に飾ったり、人に贈ったりする際には参考にしてみてくださいね。

白いチューリップ:失われた愛

チューリップの花言葉として代表的なものに「思いやり」「博愛」が挙げられますが、白いチューリップには「失われた愛」という花言葉も。ちなみに黄色のチューリップは「希望のない恋」「望みのない恋」という花言葉をもちます。チューリップは色や本数によってその意味合いが変わってくる花のひとつなので、贈る際には注意が必要です。

アネモネ:はかない恋・恋の苦しみ

「はかない恋」「恋の苦しみ」「見捨てられた」という花言葉をもつアネモネ。この花言葉は西風の神ゼピュロスと花の神フローラの次女アネモネが登場するギリシア神話に由来しているといわれています。ゼピュロスが自分ではなくアネモネを愛していると知ったフローラは、アネモネを追放してしまいます。慌てたゼピュロスはフローラのご機嫌を取るために、アネモネを花の姿に変えてしまったのです。母にも恋人にも見捨てられたアネモネには、悲しい花言葉がつけられてしまいました

紫色のクロッカス:愛の後悔

地中海沿岸が原産の球根植物クロッカスもその花の色によって異なる花言葉をもつ花のひとつ。クロッカス全般は「切望」「青春の喜び」とポジティブな花言葉をもちますが、紫のクロッカスは「愛の後悔」という意味合いになります。この花言葉も由来はギリシア神話。美青年クロッカスは羊飼いの娘スミラックスと恋に落ちたものの、神々がこれを許さず、絶望したクロッカスは命を落とします。残されたスミラックスは悲しみに暮れ、その様子に哀れんだ花の女神フローラが二人を花に変えたといわれています。ちなみに黄色のクロッカスには「私を信じて」という意味があります。

黄色いバラ:愛情の薄らぎ

色や本数によって、意味が異なるバラ。赤いバラには「愛情」という花言葉があり、一見、愛の象徴のように思えるバラですが、黄色いバラは「愛情の薄らぎ」「嫉妬」というネガティブな意味を持ちます。さらに黄色いバラのつぼみには「笑って別れましょう」といった花言葉も。贈り物としてよく使われがちなバラですが、色や本数については確認したうえでプレゼントするのが安心です。

ヒアシンス:初恋のひたむきさ・悲哀

「初恋のひたむきさ」「悲哀」といった花言葉をもつヒアシンス。由来はギリシア神話からきています。太陽神アポロンと西風の神ゼピュロスという二人の神に愛された美少年ヒュアキントス。ヒュアキントスが太陽神アポロンと円盤投げをしていると、それを見たゼピュロスが嫉妬し、意地悪な風を起こします。その風により円盤が額に当たって大量の血を流し、ヒュアキントスは死んでしまいます。ヒュアキントスの血から生まれたのが紫のヒアシンスだといわれ、アポロンがそのヒアシンスを見て嘆き悲しんだことから、この花言葉が生まれたといわれています

白いゼラニウム:あなたの愛を信じない

赤や白、ピンクなどさまざまな色があるゼラニウムの花。ゼラニウム全般の花言葉は「尊敬」「信頼」「真の友情」ですが、白いゼラニウムは「私はあなたの愛を信じない」という意味になってしまいます。西洋において、白いゼラニウムの花言葉は「優柔不断」ですから、そこから波及してきたものと考えられます

アサガオ:はかない恋

朝に咲いて午後にはその花弁を閉じてしまうアサガオ。その短い命に由来して、アサガオの花言葉は「はかない恋」とつけられています。ちなみに、白いアサガオには「あふれる喜び」や「固い絆」といったポジティブな花言葉がありますが、全体的にネガティブな意味合いのものが多いので、贈り物には避けたほうが無難かもしれません。

マリーゴールド:悲しみ・絶望

「悲しみ」「絶望」「嫉妬」という花言葉を持つマリーゴールド。昔、キリストを裏切ったユダの服が黄色だったため、黄色い花の花言葉はネガティブな意味を持つものが多いようです。色別に見てみると、黄色は「健康」、オレンジは「予言」といった意味もあります。

ムスカリ:失望・失意

ブドウのような房状の花を咲かせるムスカリ。その可愛らしい見た目からは想像もできない「失望」「失意」という花言葉を持ちます。故人に美しい花を手向ける習慣は、日本だけでなく昔から世界各地で行われてきました。世界最古の埋葬花として有名なのが、このムスカリなのです。なんと約6万年前から、大切な人を亡くした失意の人々に寄り添ってきた花なのです。

ランタナ:心変わり・協力

夏から秋にかけて、赤、ピンク、白、黄色、オレンジ、紫などの花を咲かせるランタナ。クマツヅラ科の常緑低木です。外側から内側へ咲き進むにつれて花の色が変化することから、七変化とも呼ばれています。それゆえ花言葉も「心変わり」「協力」。花の姿からイメージしやすい花言葉ですね。

ゆうがお:はかない恋

アサガオ同様、一日のうち決まった時間しかその花を咲かせないユウガオ。ユウガオには「はかない恋」「夜」「罪」といった花言葉を持ちます。じつはユウガオはウリ科の植物で、ユウガオの実はかんぴょうになります。

スカビオサ:不幸な愛

スカビオサの花言葉は「不幸な愛」「私はすべてを失った」。西洋では未亡人に贈る花とされています。ギリシア神話で大量出血して命を落とした美少年ヒュアキントスの血から、紫のヒアシンスが咲いたことから、西洋では紫色の花に悲しい花言葉が多くつけられています。ボリュームがあって、一見華やかな花ですが、贈り物にするのは避けたほうがよさそうです。

シオン:追憶

シオンに「追憶」「君を忘れない」「遠方にある人を思う」という花言葉がつけられた由来は、今昔物語に描かれた兄弟のストーリーに見出せます。母を亡くし悲しんだ兄弟。兄は墓前に忘れ草を植え、弟はシオンを植えました。兄は墓参りに行かなくなりますが、弟は雨の日も欠かさず毎日、墓参りに行き、それに感心した鬼から授かった予知能力のおかげで幸せに暮らしたそうです。

アリウム:深い悲しみ

初夏に大きなボール状の花を咲かせるアリウム。アリウムという花の名前の語源はラテン語のニンニクで、この属の植物の多くが強いニオイを放つことに由来しています。そんなアリウムの花言葉は「深い悲しみ」。アリウムの見た目が悲しんでたたずむ人々を連想させることから、この花言葉がつけられたといわれています。

ハマナス:悲しくそして美しく

初夏から晩夏にかけて次々に花を咲かせるハマナスですが、ひとつひとつの花の命は一日限り。そんなはかないようすにつけられた花言葉が「悲しくそして美しく」です。ほかにもその花の美しさや香りから「旅の楽しさ」「照り映える容色」「香り豊か」「あなたの魅力に惹かれます」といった花言葉も持っています。

別れの意味を持つ花言葉

失恋や悲しみ以外に、別れの意味を持つ花言葉にも注意が必要です。最後に、別れにまつわる花言葉がつけられた花もご紹介します。恋愛だけでなくさまざまな別れに寄り添う花のストーリー。お花選びの参考にしてみてくださいね。

ミヤコワスレ:別れ

ミヤコワスレの花言葉は「別れ」「しばしの憩い」。昔、戦に敗れて流刑になった順徳天皇が悲しみに暮れる日々のなか、この花を見つけて恋しい都を忘れさせてくれると思ったことから、この花言葉がつけられたといわれています。忘れがたい故郷への気持ちに寄り添い、安らぎを与えてくれたのがこのミヤコワスレだったというわけです。

ハナニラ:悲しい別れ

「悲しい別れ」「耐える愛」「恨み」そして「星に願いを」という花言葉を持つハナニラ。星のような形の可憐な花を咲かせます。色は紫、ピンク、白。星のような花の形からつけられた花言葉が「星に願いを」です。茎や球根はその名のとおりニラの香りがします。

キンセンカ:別れの悲しみ

マリーゴールドによく似た見た目のキンセンカ。花言葉は「別れの悲しみ」です。鮮やかなオレンジや黄色の花色からはイメージしがたいですが、花言葉の由来にはギリシア神話が関係しています。太陽神アポロンに恋をした水の精クリティは、アポロンの恋人であるレウトコエ王女の父に、二人の仲を密告してしまいます。すると怒った父に生き埋めにされてしまったレウトコエ王女。そのことを知ったクリティは悲しみ、キンセンカの花へと姿を変えてしまいました。

ワスレナグサ:私を忘れないで

春頃に可憐で小さい青い花を咲かせるワスレナグサ。花言葉はいわずと知れた「私を忘れないで」です。これはドナウ川の悲恋伝説に由来しています。ある日、ドナウ川のほとりを散策していた若い騎士ルドルフとその恋人ベルタ。ベルタは岸辺に咲いた美しい花を見つけ、ルドルフが摘もうとしたところ誤って川に落ちてしまいます。ルドルフは最後の力を振り絞って花を岸に向かって投げ「私を忘れないで」という言葉を残して死んでしまったのです。残されたベルタは、ルドルフの思い出に生涯この花を身につけ、「忘れな草」という名がついたということです。ワスレナグサにつけられたもう一つの花言葉は「真実の愛」。まさに二人の愛は真実の愛といえるでしょう。

まとめ

愛に別れはつきもの。愛を表現する花があれば、別れに添えられる花があるのは当然です。古くから伝えられてきた花にまつわるストーリーを読み解きながら、自分の今の気持ちに当てはまる花を飾ってみるのもいいですね。贈り物にする際には、同じ花でも色や本数によって違う意味を持つものがありますから、慎重に選んでくださいね。