花言葉とは
そもそも花言葉とは、どのようなものなのでしょうか?なんとなく聞いたことあるけどどんなものかイマイチよくわからないという方のために、まずは花言葉とはどんなものなのかご紹介します。
言葉をつけて花に気持ちを託す
花には、それぞれの特徴があります。その特徴に合わせて、さらに象徴的な意味を持たせるために意味を持たせたものが花言葉です。花に思いをのせるようなイメージで、花言葉はつけられ始めました。
その日の気分に近い花言葉で、部屋に飾る花を選ぶ方もいるでしょう。また、大切な人に花を贈るとき、花言葉にのせられた意味を込めて贈るという方も多くなっています。
恋に関するものが多い
花言葉は、いろいろな分類に分けられますが、その中でも最も多いのが恋に関する花言葉です。恋に関する花言葉がついている花は、色が赤やピンクだったり、形が可愛らしかったり、その花を見ると恋を連想させるようなものが多いです。
恋に関する花言葉を探す男性も多いのではないでしょうか。愛の告白やプロポーズ、記念日など、好きな人に花を贈るときは、愛に関する花言葉がついているものを贈ることで、より思いが伝わるでしょう。
幸福や成功を願うものもある
花言葉は、もちろん恋に関するものだけではありません。幸福や成功の意味を持った花言葉も多くあります。自分の部屋に飾るのに、このような意味を持った花を選んでもいいですし、家族や友人など、自分の大切な人の幸せを願って花を選ぶのもいいですよね。
また、幸福や成功を願う花言葉なら、ビジネスシーンでも役に立ちます。会社内でお祝い事があったときに送る花や、異動などで送別会を開いた時に送る花などは、幸福や成功を願う花言葉がぴったりです。ビジネスシーンでの花選びに悩んでいる方は、ぜひ幸福や成功を願う花言葉のものを選んでみてください。
花に感謝をするときもある
「感謝」の意味を持った花言葉がついている花も多くあります。感謝の花言葉を持った花は種類が多いため、それぞれの季節に合った花を見つけることができるのです。
感謝の気持ちを込めて花を贈るシーンって、多いですよね。会社でお世話になった先輩、両親、旦那さんや奥さんなど、「ありがとう」という気持ちを花でもらったら、嬉しくない人はいないでしょう。普段恥ずかしくてなかなか感謝の気持ちを伝えられないという相手なら尚更、感謝の意味を持った花を贈るのがおすすめです。
恋に関する花言葉
恋に関する花言葉を知っておけば、これから愛の告白をする人や、普段恥ずかしくて愛を伝えられない相手に、花を贈ることで気持ちを伝えられるかもしれません。ここで、恋に関する花言葉を持った代表的な花をご紹介します。
胡蝶蘭:あなたを愛している
胡蝶蘭の中でも、ピンク色の胡蝶蘭は、「あなたを愛している」という花言葉を持っています。胡蝶蘭は、名前に「蝶」という文字が入っているように、蝶が舞うような形をした可愛らしい花です。
また胡蝶蘭はその可愛い見た目から、贈り物にとても人気のある花です。胡蝶蘭とともに愛の告白をされたら、花とともに相手の心へ響くでしょう。恋人や旦那さん、奥さんへの贈り物でもおすすめです。
赤いバラ:あなたを愛しています
恋の花言葉を持っている花といえば「赤いバラ」と真っ先に浮かぶ方も多いのではないでしょうか。赤いバラには、「あなたを愛しています」という花言葉があります。花言葉だけでなく、バラは愛と美の象徴として扱われることが多い花です。そんなバラは、本数によって微妙に花言葉が異なります。
バラの花束が良く使われるシーンの一つが、プロポーズです。プロポーズでは、108本のバラの花束を贈るといいでしょう。バラ108本の花言葉は、まさに「結婚してください」なのです。とにかく愛を伝えたいときは、100本にすると、「100%の愛」という花言葉になります。
ベゴニア:片思い・愛の告白
ベゴニアには、「片思い」「愛の告白」といった花言葉があります。ずっと片思いをしていた人に思いを伝えたり、愛の告白をしたいとき、ベゴニアの花を添えてみてはいかがでしょうか。ベゴニアでもいくつか種類があるため、1年間通して楽しめる花にもなっています。
ベゴニアは、左右の葉っぱの形が異なります。そのため、歪んだハートのように見えることから、「片思い」という花言葉がついたようです。
アイビー:永遠の愛
アイビーは、飽きになると黄緑色の小さい花を咲かせます。しかし、葉を使われることが多く、枯れることなくツルが伸び続けることから、「永遠の愛」という花言葉がつけられました。
「永遠の愛」という花言葉があることから、ウエディングの飾りやブーケなどにも多く使われています。
希望の意味がある花
これから新しいことに挑戦したいときや、送別会などで花を贈りたいときにおすすめなのが、「希望」という花言葉がついた花です。中でも代表的なものをご紹介します。
アーモンド
アーモンドと聞くと、普段ナッツとして食べるお菓子を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。そんなアーモンドの正体は、バラ科の落葉高木です。
アーモンドには、「希望」という花言葉がついています。その他にも、「真心の愛」や「永久の優しさ」といった花言葉もついており、どれも前向きな花言葉です。これからの生活に希望を持ってほしいという思いを込めて、新生活が始まる人に贈ったり、恋人と結ばれて結婚した人に贈るのがおすすめです。
アイリス
アイリスは、アヤメ、ハナショウブ、カキツバタなどのアヤメ科の植物の総称です。そんなアイリスは、現在日本に9種類あり、4月~6月の間に鮮やかな色の花を咲かせます。
アイリスにも、「希望」という花言葉がついています。空に虹がかかるように気持ちを明るくしてくれるアイリスの花の見た目から、「希望」という花言葉がつけられました。
トルコ桔梗
トルコ桔梗は、年間通してお花屋さんに並んでおり、夏場でも持ちが良いのでお花初心者の方でも扱いやすい花です。そんなトルコ桔梗は、色によって花言葉が異なります。「希望」の花言葉がついているのが、紫色のトルコ桔梗です。
トルコ桔梗は、形が少しバラに似ていて、とても上品なお花です。紫以外にも、白やピンクのトルコ桔梗は「思いやり」や「優美」といった花言葉がつけられているので、さまざまな色のトルコ桔梗を組み合わせて贈り物にするのもおすすめですよ。
花言葉で夢がかなう花
小さな目標や、大きな夢など、何か叶えたいときにおすすめの花が、「夢が叶う」という意味の花言葉がつけられたものです。夢が叶う花を、いくつかご紹介します。
バラ:夢が叶う
愛の花言葉のイメージが強いバラですが、バラの中でも青いバラは、「夢が叶う」という花言葉を持っています。
青いバラは元々あったバラの色ではなく、人間の手によって作り出されたものです。元々不可能だとされていた青いバラの研究が可能になったことから、「夢が叶う」という花言葉がついたとされています。
四つ葉のクローバー:幸運
四葉のクローバーは、幸せのシンボルとしても有名ですよね。四葉は、通常三つ葉のクローバーの成長点が傷つけられて、奇形となったものです。そのため、自然に四葉のクローバーができる確率は一万分の一、あるいは十万分の一と言われています。
四葉のクローバーを見つけると幸せなことが起こると昔から言われていますが、四葉のクローバーは花言葉も「幸運」がつけられています。幸せを願いたい人に贈るときや、自分に幸運が訪れてほしいというときにおすすめです。
花ショウブ:嬉しい知らせ
花ショウブは、アヤメ属の多年草で、鮮やかな青や紫の花を咲かせます。そんな花ショウブには、「嬉しい知らせ」という花言葉があります。嬉しい知らせを受けたとき、花ショウブを飾ればさらに物事が良い方向に進むかもしれません。
花ショウブには、これ以外にも「優雅」「あなたを信じます」「心意気」「優しい心」「信頼」といった花言葉がつけられています。
花言葉で失恋を表す花
恋愛の意味を持つ花言葉が多いですが、恋愛でも失恋を表す花言葉がつけられた花も多くあります。ここからは、花言葉で失恋を表すものをいくつかご紹介します。
白いチューリップ:失われた愛
元気で可愛いイメージのあるチューリップですが、その中でも白のチューリップには、「失われた愛」という花言葉がついています。失恋して落ち込んでいるとき、白いチューリップを見れば少し心が安らぐかもしれません。
チューリップは春の花で、春は出会いの季節でもありますが別れの季節でもあります。別れの季節である春に白いチューリップを咲かせて、失われた愛を表しているのかもしれません。
黄色いバラ:愛情の薄らぎ
愛情を表す花言葉が多いバラですが、その中でも黄色いバラには注意が必要です。黄色いバラは、「愛情の薄らぎ」という花言葉があります。その他にも、「恋に飽きた」、「別れる」、「誠意がない」、「不貞」、「嫉妬」など、恋愛面では悪い意味を持つ花言葉が多いのです。
赤やピンクのバラとは少し雰囲気が変わり、元気で明るいイメージの黄色いバラ。しかし、意外な花言葉を持っているので、黄色いバラを贈り物に選ぶときは、相手の人柄も考えて少し気をつけた方がよさそうです。
ミヤコワスレ:別れ
ミヤコワスレという花には、「別れ」という花言葉がつけられています。深い緑の葉っぱに薄紫色の花が咲くミヤコワスレは、とても美しいお花です。しかし、どこか寂しいような悲しいような、そんな雰囲気も持ち合わせています。ミヤコワスレは「別れ」を意味してしまうので、贈り物には選ばない方が良いでしょう。
夢が叶いそう・夢見心地な花言葉
夢が叶いそうだったり、夢見心地という意味が込められた花も、実はいっぱいあります。普段よく見る花も、夢が叶いそうな希望に満ち溢れた花言葉がつけられているかもしれません。ここからは、夢が叶いそう、夢見心地な花言葉がつけられた花をご紹介します。
アルストロメリアの花言葉:未来への憧れ
アルストロメリアは初夏に咲く花で、鮮やかな色の花びらが存在感抜群の花です。そんなアルストロメリアは、色によってさまざまな花言葉がありますが、アルストロメリア全般の花言葉が「未来への憧れ」です。
アルストロメリアは、色鮮やかな花びらに斑点状の模様が入っています。この色合いと模様が未来への希望を感じさせることから、このような花言葉がつけられました。
青いバラの花言葉:夢が叶う
先ほどもご紹介した青いバラです。夢が叶いそうな花言葉を持つ花を挙げる中で、青いバラは欠かせません。
青いバラの花言葉「夢が叶う」は、不可能だと言われていた青いバラの誕生を可能にしたことからつけられました。この花言葉には、不可能を可能にしたということだけでなく、研究者たちが諦めずに熱意を持って青いバラを作ったことへの喝采の意味も込められています。
ガーベラの花言葉:常に前進
ガーベラは、春と秋に開花するキク科の多年草です。さまざまな色があり、それぞれ可愛い花を咲かせることから、花束やフラワーアレンジメントによく使われます。
そんなガーベラ全般の花言葉は、「常に前進」です。色鮮やかなガーベラは、可愛いだけでなく見ているだけで元気をくれるような花です。周りを明るくしてくれることから、とても前向きな「常に前進」という花言葉がつけられました。
カラーの花言葉:夢のように美しい
カラーは、高さおよそ15センチから1メートルほどにまで成長する多年草です。長くて太い茎が特徴的で、赤やオレンジ、黄色、ピンク、白、紫の色を咲かせます。
その凛とした出で立ちから、カラー全般には「乙女のしとやかさ」という花言葉がつけられています。そしてその中でも紫のカラーには、「夢見る美しさ」という花言葉がつけられました。
かすみ草の花言葉:夢心地
他の花をより際立たせる名脇役であり、結婚式のブーケにも用いられることの多いかすみ草。かすみ草にはさまざまな花言葉がありますが、その中に「夢心地」という花言葉があります。
夢心地とは、まるで夢を見ているかのような心地で良い気分でいることを指します。見るだけでも幸せな気持ちにしてくれるかすみ草が、夢心地にしてくれるのかもしれません。
サラサドウダンの花言葉:明るい未来
サラサドウダンは、まるで実がなっているかのように膨らみ、下を向きながら花を咲かせます。淡い黄色とピンクのグラデーションがとても可愛い花です。
サラサドウダンには、「明るい未来」という花言葉がつけられています。そのため、これから進学や就職、転職で新しい道に進む人や、結婚や出産などお祝い事があったときに贈ると喜ばれます。
ストレリチアの花言葉:輝かしい未来
ストレリチアは、たくさんある花の中でも高級な切り花とされていて、まるで鳥が飛んでいるかのような見た目がとても印象的な花です。
一輪でも存在感抜群のストレリチアには、「輝かしい未来」という花言葉がつけられています。その堂々とした出で立ちが、明るく輝いた未来を表しているのです。
まとめ
それぞれの花言葉を種類別でご紹介しました。お気に入りのお花の花言葉は見つかりましたか?見ているだけでも癒しをくれる花は、花言葉を知ることでひと味違う楽しみ方ができます。今度花を買うときや誰かに贈るときは、ぜひ花言葉をチェックしてみてください。