ツユクサの花言葉とは♡愛らしい花から連想する5つの花言葉

夏になると、雑草の中で一際綺麗に咲いている青紫の花を目にしたことはありませんか?それが、「ツユクサ」です。

ここでは、

についてご紹介します。

ツユクサとは

ツユクサは、一体どんな植物なのでしょうか。花言葉を知る前に、まずはツユクサという植物について詳しく見ていきましょう。

アサガオと同じ一日花

ツユクサは、鮮やかな青い花を咲かせます。アサガオと同じ一日花で、早朝に花を咲かせ、午後には花がしぼんでしまうのが特徴です。青い花びらと黄色い雄しべの組み合わせがとても美しく、万葉集で歌われるほど、日本では古くから愛されてきました。

ツユクサは、日当たりがよく、少し湿気があるところでよく育ちます。道端や空き地などに生息していることも多いので、朝外を歩いているときに目線を下に向ければ、美しいツユクサに出会えるかもしれません。

開花時期は6~9月

夏の花とされるツユクサですが、開花時期は6月から9月です。最も見ごろを迎えるのは7月ですが、晩春から初秋まで見ることができるので、季節をまたいで長い間楽しめる花でもあります

そんなツユクサは、こぼれだねで自ら株を増やしていきます。雑草化してしまうほど勢力旺盛な植物なのです。雑草化したツユクサが見ごろを迎えると、綺麗な青い花のツユクサの風景が広がり、目を惹かれます。

ツユクサの品種

同じツユクサでも、いくつかの品種に分けることができます。品種によって、花びらの形や色が違ったりと、特徴が違うのもツユクサの面白い部分です。ツユクサの品種の中から、代表的なものを4種類ご紹介します。

ムラサキツユクサ

ムラサキツユクサは、5月から9月ごろに開花し、青い花だけでなく、紫や白、ピンクの花を咲かせます。原産地は北アメリカですが、明治時代に日本に入ってきました。

草丈は50センチほどにまでなり、30センチほどある葉っぱが垂れ下がっているのが特徴です。ムラサキツユクサの花は2センチほどと小さいですが、鮮やかな色の3枚の花びらに黄色い雄しべのコントラストがとても美しいです。

マルバツユクサ

マルバツユクサは7月から10月ごろまで見ることができ、草丈は30センチから90センチにまでなります。一見ツユクサと区別しづらいですが、ツユクサより花はやや小さく、さらに葉先が丸いことで区別することができます。さらに葉の縁が波打っているのが特徴です。

そしてマルバツユクサは、普通のツユクサに比べてさらに繁殖率が高くなります。ツユクサは自らこぼれだねで繁殖させていきますが、マルバツユクサは地上だけでなく地中にも種子を作ります。そのためかなり雑草化しやすく、ツユクサが一度咲くと次から次へと発芽してきます。

またマルバツユクサは、海岸付近の砂地に生えてくることが多いので、夏にもし海岸付近に行ったときは、ぜひ足元に目を向けてみてください。

ハツユキツユクサ

ハツユキツユクサは、極めて耐寒性が強いため、寒い冬を乗り越えて春に発芽します。そしてハツユキツユクサの一番の特徴は、葉がまるで花のように綺麗に色づくことです。葉を綺麗に染める班は、寒暖差が激しいほどより美しく出ると言われています。

ハツユキツユクサ全体が花のように見えますが、綺麗に染まった葉の衷心から、白くて小さなツユクサの花を咲かせるのです。ハツユキツユクサは、この美しい見た目から、「胡蝶の舞」という別名もついています。

トキワツユクサ

トキワツユクサは、5月から8月頃に花を咲かせます。トキワツユクサの花は白色で、花びらが三角形なのが大きな特徴です。花の中心からは雄しべが6本生えていて、さらに毛がたくさん生えています。よく見られるムラサキツユクサとはまるで違う花ですが、可愛らしい見た目はツユクサならではの雰囲気です。

園芸品種として南アメリカからきた植物ですが、今では多くが野生化しています。暖かい地方で見られることが多く、林や石垣、崖地などの湿った日陰に生えています。

ツユクサの花言葉

普段何気ない雑草の中に咲いていて目にすることの多いツユクサですが、雑草でもきちんと花言葉がついています。ツユクサについた花言葉と、それぞれの由来をご紹介します。

なつかしい関係

ツユクサにはいくつかの花言葉がありますが、ツユクサ全体の花言葉が「なつかしい関係」です。

ツユクサの学名である「コメリン」は、オランダで有名な植物学者の「ヤン・コメリン」と「カスパル・コメリン」からとってつけられました。コメリン家から名を残す植物学者が2人もいたわけですが、実はコメリン家にはもう一人植物学者がいたのです。しかし、もう一人の植物学者は若いときに亡くなってしまい、名を残すほどの業績はあげられませんでした。

この3人の関係が、一つだけ花びらが小さいツユクサに似ていることから、「なつかしい関係」という花言葉がつけられたと言われています

わずかな愉しみ

ツユクサには、「わずかな愉しみ」という花言葉もついています。ツユクサは、他の雑草と一緒に、道端や空き地などで多く見られる花です。雑草はあまり目を向けられることが少ないですが、そんな中でもツユクサは美しい花を咲かせます。

これは、私たちの生活と少し似ているのかもしれません。仕事などで辛いことが多くても、わずかな愉しみのおかげで頑張れたりしますよね。雑草の中で綺麗に咲き誇るツユクサの花が、そんなわずかな愉しみを表してくれているのです。

密かな恋

ツユクサは、別名「月草」として万葉集に登場します。月草が登場する万葉集の句では、朝咲いて午後にはしぼんでしまう切なさを片思いの切なさとかぶせて謳われています。そしてそんな切ない句にも登場するツユクサは、当時「はかなさ」の象徴ともされる花でした。「密かな恋」という花言葉は、はかなさを表したツユクサから来ているのです。

恋の心変わり

はかなさの象徴とされたツユクサは、今では道端にさりげなく咲いている、雑草化してしまった花です。そのため、あまりポジティブな花言葉は多くありません。ツユクサの花言葉、「恋の心変わり」もそのうちの一つです。

ツユクサが表すはかなさは、「恋のはかなさ」のことも表しています。本当に好きだった気持ちも変わってしまう、恋のはかなさから、「恋の心変わり」という花言葉がつけられています

尊敬

「尊敬」という花言葉には、いくつかの説があります。まず一つ目は、聖母マリアにまつわる説です。西洋では、ツユクサが咲かせる花の綺麗な青色は、聖母マリアがまとう衣の色と同じと言われています。そのため、聖母マリアへの敬意を示す意味で、「尊敬」という花言葉がつけられたのです。

もう一つの説は、日本での話です。日本では、ツユクサの花の色のような青紫色は、高貴な位を示す色とされています。そのため、ツユクサの青紫色にも敬意を払うという意味で、「尊敬」という花言葉になったという説です。このように、どちらの説でも、ツユクサの青色が敬意を払う色として扱われています

ツユクサの使われ方

ツユクサは、花として見て楽しむこともできますが、他にも意外な使われ方があります。どんな使われ方をしているのか、ご紹介します。

染物として友禅染に利用

雑草として見られることの多いツユクサですが、実は染物として昔から利用されてきました。ツユクサの花の綺麗な青紫は、水に晒すと溶けだすという性質を持っています。このツユクサの青色色素が水に溶けやすいのは昔から認識されており、ツユクサによる染物の歴史は長いです。現在でもツユクサの青色色素は、手書き友禅染の下絵描きに利用されています

食用として煮びたしなどに利用

ツユクサのことを、「食べられる野草」としてご存じの方も多いのではないでしょうか。ツユクサは、煮びたしや野菜炒め、天ぷらとして食べられます。中でもおすすめは煮びたしです。

おすすめの煮びたしレシピは、昆布だしや黒糖、日本酒、しょうゆを混ぜて出し汁を作り、その出し汁でツユクサを煮ます。味が染み込んだら出来上がりです。新鮮なツユクサを摘んできたら、ぜひ作ってみてください。

まとめ

ツユクサの特徴と、花言葉をご紹介しました。夏になると目にすることの多いツユクサ。一見普通の青色の花に見えますが、面白い特徴があったり、意味の深い花言葉がつけられていたりと、奥が深い植物です。もし道端でツユクサを見かけることがあったら、ぜひこの記事でご紹介した花言葉を思い出してみてくださいね。