花言葉から知る桜の特徴!品種別の花言葉の意味

日本の国花でもある桜はお花見の定番の花としても有名です。毎年桜を見ないと春が訪れたことが実感できない人も多いでしょう。桜には他の花と同じように花言葉があります。

今回は、

  • 桜の特徴
  • 桜全体の花言葉
  • ソメイヨシノの花言葉
  • 八重桜の花言葉
  • 枝垂桜の花言葉
  • 彼岸桜の花言葉

についてまとめました。

桜の特徴


春を代表する花としてあまりにも有名な桜は、アメリカをはじめとしてさまざまな海外の地域でも人の目を楽しませています。美しい色合いと独特の花びらの形状はさまざまな商品デザインにも用いられています。改めて桜の特徴についてみてみましょう。

品種は300種以上ある

日本ではソメイヨシノや枝垂桜などが有名ですが、桜の品種は300種類以上あるといわれています。葉が開く前に開花する「エドヒガン系」、開花が早く花が垂れて下向きに咲く「カンヒザクラ系」など、いくつものグループ分けがなされています。

桜は自然交配や人工交配などを経てさまざまな品種が生まれています。ソメイヨシノも江戸時代につくられた人の手によって生まれた品種であり、特に日本人の桜にかける情熱が熱いことを物語っています。

原産はヒマラヤ近郊と言われている

日本をはじめとする温帯地域に多く自生する桜は日本や韓国、中国などをそのルーツと思い込んでいる人も多いでしょう。しかし、実際にはヒマラヤ近郊のネパールが原産とされています。

ヒマラヤ近郊には8,000m級の山々がそびえたつ極寒の地のイメージがありますが、ネパールの国土の大部分は丘陵地帯です。平均気温が東京をやや上回ることもあるため桜が育ったことも納得できるでしょう。

開花時期は2~5月頃


桜は言うまでもなく春の訪れを告げる花木です。毎年桜の開花前線が発表されるように人々は桜の開花を待ちわびています。開花時期は地域によって寒暖の差があることからまちまちですが、2月にはヤマザクラが咲き始めるのをきっかけとして5月頃までは楽しめます。

ソメイヨシノよりも1週間ほど早く咲く枝垂桜や5月上旬頃まで楽しめる八重桜など、桜の品種によっても開花時期が異なるため長い期間楽しむことができるでしょう。

日本的イメージの強い花

桜は日本人だけでなく外国人も日本的なイメージを強く感じる花です。うっすらと薄紅色に色づく花びらは、純潔や儚さ、可憐さを持ち合わせた美しい日本女性の姿を印象付けるものであり、古くから和歌や絵などの題材にされてきました。

侘びや寂、趣を大切にする独自の文化を持つ日本人にぴったり合う花が桜であり、短命で散っていく潔さも日本人の美徳に近いものであったのでしょう。

桜全体の花言葉


桜にはさまざまな種類があり独自の花言葉を持つものもあります。桜全体に付けられた花言葉は「優美な女性」「純潔」「精神」などがあり、日本人の品格や気質、しとやかな女性らしさを意味するものとして知られています。

優美な女性

桜は種類が違っても美しい花びらの形状、淡い色合い、凛としたたたずまいなどから優美な女性の例えとなることが少なくありません。可憐に咲く花の様子だけでなく時期を過ぎてハラハラと舞い落ちる様子もとても絵になるものです。

「花吹雪「花筏」など美しい光景はシチュエーションによってもさまざまで、どの角度から見ても優美な女性の例えとしてぴったりといえます。

純潔

桜は自分から艶やかさを主張することがない奥ゆかしさも魅力の1つです。そのほとんどは高所で咲くことから人間の手に触れられることも少ないため、誰の手にも汚されていない純潔が花言葉となっていると考えられます。

自然に自生しているヤマザクラなどは特に何人の手も届かない自然な美しさを感じることができます。一斉に開花し散り際も潔いことからも純潔の花言葉がぴったりといえるでしょう。

精神美


桜が日本を代表する花である理由の1つには忍耐強い日本人の精神美や品格が反映されているからだといわれています。耐え忍びながら決して自分では主張せず、それでいて美しさを際立たせる謙虚な美しさに感動する人は少なくありません。

一方、幼い頃に間違えて桜の木を切ってしまい正直に告白したアメリカ初代大統領ジョージ・ワシントンの逸話によって精神美の花言葉が生まれたとの説もあります。

ソメイヨシノの花言葉


日本の桜といえばソメイヨシノと言われるほど昔からなじみの深い桜です。街路樹として植栽されて春になると通りを艶やかに彩ることも珍しくありません。ソメイヨシノお花言葉とその意味を紹介します。

お花見と言えばソメイヨシノ

日本を代表する花である桜のなかでも最もポピュラーなのはソメイヨシノでしょう。桜の種類は数多くありますが、日本の桜の名所の約8割をソメイヨシノが占めるといわれています。

ソメイヨシノは江戸時代に東京の染井村の植木職人によって作り出された品種です。気象庁が桜の開花宣言を発表する際の標本木とされているのもソメイヨシノであり、日本人には最も馴染みの深い桜であるといえるでしょう。

花言葉は高貴・純潔・精神

ソメイヨシノには「高貴」「純潔」「精神」などの花言葉がつけられています。凛として艶やかな咲き姿からは迂闊に手を出すことができない高貴さを感じることができます。また、白に近い淡いピンク色の花弁は、まだ何者にも汚されていない純粋さや清潔さを感じさせるでしょう。

しとやかで美しい女性を例えて言われることも多く、見かけだけでない精神美を感じられることからも精神の花言葉がつけられています。

八重桜の花言葉


八重桜はソメイヨシノのような繊細な美しさではなく、幾重にも重なる花びらの数から圧倒的な存在感を放つ桜です。ソメイヨシノよりも少し遅れて咲く八重桜の花言葉とその意味を紹介します。

八重桜は八重に咲く桜のこと

八重桜はその名の通り桜の枝、花が幾重にも重なって咲く桜であり、1つ1つの花に品のあるソメイヨシノと比べて圧倒的な存在感があります。重なった重みで下向きに花が見えやすく高い所にあっても鑑賞しやすいのが特徴の1つです。
花びらが散り始めてからもしばらく楽しめるので長い間花見ができます。なかには花弁の枚数が300枚に達するものもあり、別名「ボタンザクラ」とも呼ばれています。

花言葉は理知・しとやか・豊かな教養

八重桜の花言葉は「理知」「しとやか」「豊かな教養」です。平安時代中期の女流歌人「伊勢大輔」の和歌に詠まれていることでも有名でしょう。理知的で豊かな教養を身に付けている女性の例えとして八重桜が使われることもあります。

大和撫子の美しさやしとやかさに聡明で知的な部分もプラスされており、魅力的な女性の例えとしてもぴったりです。

枝垂桜の花言葉


花見の名所では何百本もの桜が咲き乱れる光景が魅力となっています。しかし、その一方で1本でも圧倒的なボリュームと存在感を放つのが枝垂桜です。枝垂桜にはどんな花言葉と意味があるのか紹介します。

エドヒガン系の枝が垂れる桜

枝垂桜はエドヒガン系に属する桜で枝が垂れるようにして花が咲くのが一番の特徴です。白や薄い紅色の小輪の一重咲きですが、枝が柔らかくしなって地面に向かって伸びているため下から眺めても立体感があります。

天然記念物に指定されるような樹齢を重ねた巨木が多いことも特徴であり、1本だけで圧倒的な存在感を放ちます。ボリューム感があることからソメイヨシノよりも枝垂桜を好む人も多いようです。

花言葉は優美・純潔

枝垂桜の花言葉は「優美」「純潔」です。可憐な花びらやはらはらと舞い落ちる姿から優美な女性を例えて使用される言葉としても知られています。

地表近くまで花びらを垂らすことから手に届きそうな美人の例えとして使われることもあります。純粋で清潔感を感じさせることから純潔の花言葉がありますが、その一方で「ごまかし」の花言葉をもつ二面性もみられます。

彼岸桜の花言葉


桜なのに彼岸と名のつく彼岸桜。その名の通り、一般の桜よりも早く彼岸頃までに花を咲かせる桜です。他の桜と同調せずに単独でひっそりと咲くことが花言葉にも深く関係しているようです。彼岸桜の花言葉とその意味を紹介します。

彼岸桜は時期外れに咲く桜

ソメイヨシノをはじめとする一般的な桜は3月末頃から4月上旬に開花を始めるのが普通です。しかし、彼岸桜は3月の中旬から彼岸にかけた時期外れに花びらを開くため、彼岸桜と呼ばれています。

一般的な桜と比べると薄紅色の花びらを咲かせるのが特徴で白っぽい花びらを見ることはほとんどないでしょう。比較的早い時期に開花することから混雑を避けて花見をしたい人にも人気です。

花言葉は心の平和・精神の美・独立

彼岸桜の花言葉は「平和」「精神の美」「独立」です。どれも人間の内面を表すものであり、しっかりとした美しい女性を例えるときのも使われます。他の桜とは外れ時期に咲くことから、独立した孤高の桜ととらえられることもあるでしょう。

周りに流されずにしっかりとした自分を持ち心穏やかに美しくたたずむ女性のような桜ともいえます。

まとめ

日本に春の訪れを告げる桜は古くから日本人になじみの深い花です。淡い儚げな花の色や凛とした美しい花びら、散り際の良さなどから日本人の気質や日本人女性を例えて使用されることも少なくありません。桜の種類によって異なる花言葉の意味を理解して、いつもとは違う趣をもって花見をしてみませんか。”