ひまわりの花言葉
ひまわりは漢字で書くと、向日葵となります。しかしそのほかにも、日回り、日輪草、日車草、日回り草、日向葵などの漢字もときには使われます。太陽のようなイメージをもつので、夏の花でしょう。元気、暖かいなどのイメージがあるように、ひまわりの花言葉は様々です。
愛慕
愛慕は、深く愛し合うという意味です。柔らかい気持ちで相手を愛し、いつまでも側にいたいという穏やかで優しい気持ちを表します。陰からそっと見守るような愛になるでしょう。このために、積極的にアタックするのではなく、そっと寄り添って見守りたいという相手に用いるときの花言葉です。ちなみに愛慕は、あいぼと読みます。
崇拝
太陽の神ヘリオスに恋をした娘にちなんで、または太陽の方を向く性質の花であることから、崇拝という花言葉の意味があります。崇拝というと、心身すべてを捧げて従うということでしょう。悪魔崇拝などのようにして使われる言葉なので、花言葉としては、あまり使わないかもしれません。
熱愛
この花言葉も、ギリシャ神話に由来すると言われています。水の妖精クリュティエが去っていく太陽神アポロンを毎日見て泣いて、やがてひまわりになったというお話が由来です。好きな相手しか目に入らないような、燃えるような恋をしたときに使える花言葉です。熱愛という花言葉は、初恋の好きな人、結婚を誓った人、結婚記念日など、多くの場面で使えるでしょう。
情熱
多くの花には、情熱という花言葉の意味があり、ひまわりもその1つです。暑い夏にエネルギッシュに咲く様子から、情熱という花言葉が生まれたと言われています。情熱は、物事に対して激しく燃え上がる感情、その事柄に無我夢中になるような意味を持ちます。情熱的な愛とも言いますが、研究に情熱を燃やすという風にも使われ、何かに一心になっている人に対して使える言葉です。
憧れ
憧れという意味も、ひまわりの花言葉にはあります。ひまわりが太陽を追っていく様子から、この花言葉が生まれたと言われます。憧れと似たような意味として、私はあなただけを見つめるも花言葉です。誰かに対し憧れている、一心に見つめているような状況を表す言葉でしょう。ひまわりの憧れという花言葉は、異性でなく同性に使うと良いとされています。尊敬する同性に向日葵を贈ると良く、先輩や上司にプレゼントすると良いでしょう。
ニセ金貨
ひまわりは、夏の花であり、元気などのイメージがありますが、悪い意味の花言葉もあります。その1つがニセ金貨です。この意味は、古代インカ帝国の出来事が由来と言われています。インカ帝国では、太陽信仰をしており、ひまわりは神聖な花として崇められ、太陽神殿もありました。神殿に仕える巫女は、純金でできたひまわりの冠を身につけていたと言われます。
インカ帝国は、歴史で有名なスペイン侵略によって滅びました。そのときに、ひまわりの冠も他の純金と一緒に奪われてしまい、この歴史によってひまわりはニセ金貨という花言葉がついたとされます。
いつわりの富
インカ帝国での出来事に由来して、もう1つ花言葉は生まれました。それがいつわりの富です。先の説明の通り、太陽信仰によって、神殿に仕える巫女は、純金のひまわりの冠を頭に被っていました。しかしある時、巫女がそのまま冠を奪って逃げてしまったと言われています。このことから、ひまわりには、いつわりの富という花言葉もついたのです。
このようにして、ひまわりの花言葉にしても、日本で一般的に使われている言葉の他に、海外発祥の言葉もいくつかあります。ニセ金貨やいつわりの富は、あまり使わない花言葉かもしれません。
ひまわりの品種によって違う花言葉
ひまわりにはいくつか花言葉があり、ひまわりと言っても品種も様々です。品種によっても、花言葉はあります。
サンリッチレモン「願望」
小さめの花で、花びらはレモン色をしており、さわやかな印象を与えるひまわりです。サンリッチは太陽がいっぱいという意味の英語です。サンリッチレモンというひまわりであれば、願望が花言葉です。願いとも似ていますが、願望はどちらかというと、自分の強く思っている叶えたいことを指すでしょう。この花言葉の意味を込めてひまわりをプレゼントすると、私またはあなたに願望があるという意味になるので、この花言葉はあまり使わないかもしれません。
サンリッチオレンジ「未来を見つめて」
名前にある通り、花びらが若干オレンジがかったひまわりです。未来を見つめてという、ポジティブな意味が花言葉になります。一緒に前に進みたい人、未来に向かってがんばっている人、子供などにこの花言葉の意味を込めてプレゼントすると良いでしょう。または、受験でがんばるような相手に対して、プレゼントしてもぴったりの意味の花言葉です。
サマーチャイルド「元気な子供」
サマーチャイルドは小さい花で、バラやカーネーションぐらいの大きさです。花の名前にあるとおり、元気な子供という花言葉があります。このために、子供へのプレゼントにぴったりの花でしょう。または、出産祝いに贈っても喜ばれます。バラのようにして、花束で贈っても見栄えが良く喜ばれやすいです。
ひまわりの花言葉は本数によっても違う
ひまわりは、本数によっても、その花言葉はいくつもあります。ちなみに色によっても花言葉はいくつかあり、特に花言葉の多い花と言えるでしょう。本数による花言葉を何個かご紹介します。
1本は一目ぼれ
ひまわりは1本であれば、一目惚れという意味の花言葉です。これは品種に関係なく本数で花言葉は決まります。その花言葉の意味の通り、好きになった人に対して贈ると良いでしょう。一目惚れという花言葉は、1本のバラにもありますが、ひまわりの花言葉の方はあまり知られていません。1本のバラと1本のひまわりを一緒に好きな相手に贈るのも、素敵な演出になるかもしれないです。
3本は愛の告白
ひまわりを3本用意すれば、愛の告白という花言葉になります。まさに愛の告白をするときに、使うと良いプレゼントでしょう。ストレートに好きだと告白しても構いませんが、ひまわりを用意すると、ロマンチックな場面を演出できます。バレンタインやホワイトデーの贈っても、喜ばれる花であり、花言葉の意味を込めても良いかもしれません。
99本は永遠の愛
99本のひまわりであれば、永遠の愛という花言葉です。99本ぐらいであれば、何とか用意できる現実的な数でしょう。抱えるぐらいの大きさになりますが、小さい花の品種であれば、99本のひまわりの花束を作れます。または99本でブーケにしても良いでしょう。美しい花束やブーケになるので、結婚記念日や結婚式でのプレゼントとして、大切な人に贈ると喜ばれます。99本そろえると、ずっと一緒にいようという花言葉にもなるので、永遠の愛を誓いたい相手に贈ってもぴったりのプレゼントです。
ちなみにひまわりの本数での花言葉には、108本で結婚しよう、999本で何度生まれ変わってもあなたを愛するという素敵な意味があります。100本単位だと実際にそろえるのは大変ですが、それだけ相手を愛していると伝たわるかもしれません。
まとめ
ひまわりの花言葉をいくつかご紹介しました。ひまわりには、花自体にも、品種や色、そして本数でもいくつも花言葉があり、花言葉が多いです。一般的なひまわりは、人間の背丈よりも遙かに高くなって育ちますが、中には数十センチという小さい花の品種もあります。いくつもの花言葉に、さらにいくつもの品種があるので、是非とも贈りたい相手にあわせて、ひまわりを選んでみてください。