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座った位置からわかる相手の心理や性格
人は、言葉にしなくても知らず知らずのうちに、思っていることや性格が行動に現れます。その傾向を知れば、ある程度相手が何を考えているのかがわかるようになります。
まずは、あなたに対して座る位置からわかる相手の心理や性格について解説します。
正面
相手があなたの正面に座った場合、あなたと積極的に会話をしたい。つまり、あなたに対して好意的であるということが言えます。そのほか、あなたに何か言いたい、意見したいという敵対心を持っている場合もあります。
このことから、あなたの正面に座った相手は、自己主張が強い、または承認欲求が強い性格の持ち主であることがわかります。
斜め前
相手があなたの斜め前に座った場合は、あなたに対して強い興味、関心があるわけではないものの、親しみやすさは感じているでしょう。また、相手に威圧感やストレスを与えない距離を心得ていて、気遣いのできる人物と言えます。あなたの話をじっくり聞こうとしている可能性もあります。
隣
相手があなたの隣に座った場合は、あなたに好意や強い信頼を持ってくれている証拠です。心理学では近接の法則というものがあり、好きな人には近づきたくなる心理が働きます。
また、人にはパーソナルスペースという、他人に入ってこられると不快に感じる距離というものがありますが“隣”となるとこのパーソナルスペースは必然的に狭くなってしまいます。それを許容できるということはやはり、あなたを好意的に見ているからということになります。
少し離れた席
相手があなたと少し離れた席に座ったら、相手はあなたに関心がない場合がほとんどです。稀に、自分に自信がないため、好きな人や気になる人とはあえて少し離れて座る人もいます。
離れているにもかかわらず、頻繁に目があったり視線を感じたりするならば、密かにあなたに好意を抱いていると言えるでしょう。
恋愛心理学についてはこちらの記事で詳しく紹介しています。
相手といい関係を築きたいときは、どの位置に座るのが良い?
あなたが相手と良い関係を築きたいと思ったとき、まずは“何を話すか”よりも、“どの位置に座るか”で会話の量や盛り上がり具合が変わってくることを覚えておいてください。
それでは、相手と仲良くなりたい場合、どの位置に座るのが良いのかを解説します。
斜め45度前
相手と良い関係を築きたいときは、斜め45度前に座ることをオススメします。なぜ真正面でもなく真隣でもないかというと、斜め45度前が一番お互いに安心して話せる位置だからです。
真正面だと、常に相手の顔がまともに見え、どうしても緊張してしまいます。目の前にいる人が気になっている人であればなおさら視線のやりどころに困ってしまい、緊張のあまり挙動不審になってしまうこともあるでしょう。
そして、真隣となると、真正面と比べて常に目が合うわけではないものの、距離が近くなりすぎてしまうため、信頼関係が構築されていない段階では相手に不快に思われることもなきにしろあらずです。一方で斜め45度であれば遠すぎず、近すぎないほどよい距離がキープでき、相手の顔を見たいときに見れるため過度に緊張することなくスムーズに会話をすることができます。
会話が弾む分、気になる人との心の距離もグッと縮まります。
体(膝)を相手に向ける
座る位置も大切ですが、気になる人に体(膝)を向けることで、相手に興味があるという意思表示になります。カウンター席などで隣同士に座ることになったならば、顔や目だけでなく体(膝)も半分向けて「斜め45度」を作りましょう。
また、斜め45度は女性が一番綺麗に見える角度とも言われています。
気になる異性にアプローチしたいときはどの位置に座るのが良い?
気になる異性にアプローチしたいときに適した位置に座るためには、事前にその位置取りができるのか?お店の内観まで把握しておくことをおすすめします。
具体的にどの位置に座れば、アプローチが成功しやすいのか解説します。
斜め45度
やはりここでも斜め45度というキーワードが重要。理想はL字型のソファーでコーナーに荷物ひとつ分を挟む距離で斜め45度に向かい合うことです。話をしているときのみ相手の顔を見て、一段落したら正面を向けば相手の顔が視界に入らないため、リラックスして会話を続けることができます。
手を伸ばせば相手に触れられるぐらいの距離で、遠すぎることも、近すぎることもなく、これから仲良くなりたいと思っている相手と話すには、ほどよい距離と言えます。
ある程度仲良くなったら隣が理想
信頼関係ができているのであれば「隣」が理想です。斜め45度よりも距離が近く、ボディタッチなどのスキンシップがよりしやすいためです。信頼関係ができていない段階で相手のパーソナルスペースに入り込むと、相手に不快感を与えてしまうこともありますが、ある程度仲が良くなった段階では、ボディタッチといったアプローチはとても効果的です。
楽しく話しているときに、膝や肩が当たれば相手はドキッとすることでしょう。お酒に酔った勢いでさりげなく相手の肩にもたれかかるのも“隣”だからこそできることです。
斜め45度ではできないアプローチが“隣”では可能となるのです。
脈なしの可能性が高い席はどの位置?
座る席によって脈ありがわかるように、脈なしまでわかってしまいます。もし、気になる人が脈なしの可能性が高い席に座ったらショックではありますが、諦めるのはまだ早いです。
脈なしとわかったら、今以上にどうすれば仲良くなれるのか?を考えて行動するのが良いです。それでは、脈なしの可能性が高い席について詳しく見ていきましょう。
距離が遠いほど脈なし
複数人で食事に行き、テーブル席がふたつに分かれたりした場合、相手の座る位置によって脈ありか脈なしかは顕著にあらわれます。まず、一番わかりやすいのは、座るまでは一緒に喋っていたのに、自分が座ったあとに相手がほかのテーブル席に座った場合は、脈なしと判断して間違いはないでしょう。
あなたよりもほかに話したい相手がいるのです。もし、テーブル席が分かれなかった場合は、あなたから距離が遠い位置にいる人ほどあなたに関心がなく脈なしと言えます。
もし、その人が本当はあなたの近くの席を狙っていたのに致し方なく遠い席になってしまったという場合は、遠くからでも頻繁に視線を感じるはずです。でも、基本的に距離が遠いほど脈なしと捉えるべきでしょう。
隣と斜め45度以外は脈なし
これまで解説してきたように、隣と斜め45度が脈ありならば、消去法でそれ以外は脈なしと言えます。これ以上離れた位置では、個人的な会話は難しく、周囲も含めた全体での会話となってしまいます。
また、正面は相手と積極的に話したいという気持ちの表れでもあるため脈あり?と思いがちですが、どちらかというと討論や交渉といった要素が強いため脈ありとは言えないのです。あなたも、仲良くなりたいと思う人がいれば、隣や話しやすい斜め45度の位置をキープしようと努めるはずですよ。
まとめ
このように、座る席によって、言葉に出さなくても相手の心理が読め、自分が座る席、向きによってアプローチの成功率も変わってきます。また、恋愛のみならず、友人関係やビジネスにも活かせるものなので、ぜひ日常生活に取り入れてみてくださいね。