「気が利かない」と言われる人の特徴
まわりから、「気が利かない」と思われてしまう人がいますが、なぜそんなふうに感じさせるのでしょう。気が利かない人たちにはどのような特徴があるのか記載しましたので、チェックしてみてください。
空気が読めない
気が利かないと言われる人はまわりの空気を読めていないので、さまざまな面でまわりとずれてしまうことも多いです。そのため、相手に求められていることに応えられずに、「気が利かない」と言われてしまいがちに。また、まわりの人の行動を読めないので、本人だけが置き去りになることも多々あります。
自分の立ち位置がわかっていない
自分は集団のなかでどういう立場なのか、今は自分が動くべきなのかなど、気を遣うべきことがわかっていないために、気が利かないと言われてしまいます。また、自分の立ち位置がわかっていないので、いきすぎた言動をしてしまうことも少なくありません。結果、気を利かせたつもりが余計なことをしてしまったと、落ち込むことになりがちです。
場や人になじめていない
場やまわりの人になかなかなじめずに、遠慮しすぎたり委縮してしまったりしている人も、うまく立ち振る舞えないことが多いです。そんな人は、まわりが忙しそうにしていても、「お手伝いできることはありますか?」や、「私がやります!」など声をかけることをためらってしまいます。そして、「また何もできなかった」という後悔が蓄積されていくのです。
気が利かないと言われてしまう原因は?
人から、「気が利かない人」認定されてしまったら、落ち込んでしまいますよね。ここでは、そんなふうに思われてしまうのはなぜなのか、その原因に迫ってみましょう。
まわりが見えていない
まわりが動いていても、その状況がよくわかっていないので、本人はうまく動けずにいることが多いです。また、自分の特技や自分に求められていることもよく理解できていないため、まわりが求めていることとずれた行動をしてしまいます。
結果、まわりの雰囲気にそぐわない言動をしてしまうことも多いため、気の利かない人と言われてしまうのです。
感謝の気持ちがない
「ありがとう」などのお礼の言葉や、「お疲れさま」などの労いの言葉などは、なくても良いかもしれませんが、あったほうが良い気遣いの言葉です。普段からこうした言葉がけができる人は、人間関係も円滑になりやすく、まわりから、「気遣いのできる人」と思われることも少なくありません。
しかし気が利かない人は、感謝の気持ちを表すことが苦手な人が多いです。普段から感謝の気持ちが少ないので、自然に出てこないのかもしれません。
自信がなくて行動に移せない
まわりの人に、「気が利かないと思われているのでは?」と悩んでいる人の中には、「やったほうが良いだろう」と思っているのに、なかなか行動に移せない人もいます。
そんな人は、自分がやるべきかもしれないと思いつつも、「相手は本当に望んでいるの?」とか、「私が手伝ったらかえって迷惑なのでは?」などと考えすぎてしまい、動けなくなってしまうのです。
気が利かないとどんなデメリットがある?
気が利かないと思われてしまうことには、多くのデメリットがあります。具体的にどんなことがあげられるのか、詳しく見ていきましょう。
人に誘われなくなる
気が利かない人は、話が通じにくかったり、ひとつひとつ言わなければ動いてくれなかったりします。また、気遣ってあげたことに対して、気がつかないことも少なくありません。
そんな人と一緒にいると、まわりの人は何倍も気を利かせなければならずにイライラして、最終的に疲れてしまいます。そのため、気が利かない人は、遊びや飲み会などの大人数で集まる席には、だんだんと呼ばれなくなるでしょう。
恋愛がうまくいかない
気が利かない人は、相手が何を望んでいるのかわからないことが多いです。そのため、求められているような行動ができません。こうしたことから、彼氏や彼女とすれ違いがあったり、ケンカが増えたりしやすいといえます。
また、「人にお礼を言ったり労いの言葉をかけたりしない」とか、「人が困っていても手助けをしない」などの気遣いのなさは、恋愛相手としてだけでなく人としての魅力にも欠けます。よって、恋愛においても良い関係を保つことは難しいでしょう。
仕事ができない人と思われる
理由はどうであれ、気が利かないと言われる人は、自分から率先して動けないことが多いです。そうなると上司の期待に応えられずに、「言われたことしかやらない」とか、「指示されなければ動けない」と思われてしまいます。そして最終的には、「仕事のできない人」という刻印を押されてしまうでしょう。
気が利くようになるために気をつけるべきこと
身近な人に、「気が利かない」と言われたり、職場などで上手に気遣いができなかったりすると、本人もつらいところでしょう。そんな人は、少しでも気が利く人になれるように、次の方法を実践してみてください。
お礼を言う
気が利かないと自覚している人は、「ありがとうございます」や、「助かりました」などのお礼の言葉を、積極的に使うようにしましょう。小さなことや、ほかの人が気に留めないようなことに対してもお礼が言えると、「細かいことに気づけて、気の利く人だな」と好印象を与えられます。
わからないことは聞く
気が利かない人は空気が読めないので、何をすべきかがわからずに積極的に動けないことが多いです。もし、どうすべきかわからなければ、次のように聞いてみましょう。
- 何か手伝えることはありますか?
- 私はどうすればいいですか?
- ○○しておいたほうがいいですか?
こんなふうに、わからないことを聞くようにするだけでも、気が利く人と思ってもらえます。何をすれば良いかわからないからと、何もしないよりはずっとましです。
まわりを見てできることを探す
「気が利かない人」というレッテルを貼られないためには、わからないことがあったら聞くことも大切です。しかし、毎回聞いてばかりで自分から動かなければ、やはり気が利かないと思われてしまうでしょう。
そこで、以前に指示されたことと同じような状況に出くわしたら、「〇〇しますか?」と自分から提案するようにしてみましょう。いつも、「どうすれば良いですか?」と指示を待つばかりでなく、まわりを見てできることを探すことも大切です。
まとめ
職場などで、「もっと気が利くようになりたい」と悩んでいる人は、意外に多いものです。先輩や上司から直接、「気が利かない」と指摘されたわけではなくても、気の利いた言動ができないという自覚があり、日々思い悩んでいる人もいるでしょう。
中にはその自覚がない人もいますが、「どうにかしたい」と思っているということは、気が利かない人から脱却するチャンスとも言えます。まずは、気が利かない人の特徴や原因をしっかり把握して、できることから取り組んでみてください。