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足に行うリンパマッサージの効果とは
リンパの滞りは、同一姿勢を長時間続けることや、運動不足、ストレス、加齢、冷え、バランスの悪い食生活、睡眠不足などさまざまなことが原因と言われています。それに効果的なのがリンパマッサージ。ということでまずは、リンパマッサージの効果を紹介します。
むくみの解消・冷えの改善・疲労回復・セルライトの除去
ダイエット効果・美脚効果・体質改善
以下で詳しく解説していきます。
むくみの解消・冷えの改善・疲労回復
リンパ液は、身体の中にある不要な物質を運んでくれる重要な役割をしています。そのため、リンパ液も血液同様、流れが良いことが大事。滞っているリンパが流れることで不要な物質を排除してくれて、血液も流れやすくなるのです。
そして血液の流れが良くなると、むくみや冷えを解消しやすくする効果が期待できます。また、体内の疲労物質も排除する働きがあると言われている理由から、疲労回復にも効果的です。
セルライトの除去・ダイエット効果・美脚効果・体質改善
リンパマッサージを行うと、血液の流れが良くなり身体が温められる効果が期待できます。そうすることで、筋肉が増えて脂肪が燃焼されやすくなるというのが、ダイエットに役立つと言われる理由です。
また、血液やリンパ液の循環が良くなることで、脂肪のまわりに潜むセルライトが除去されやすくなる効果が望めます。足のセルライトも脂肪も美脚の大敵ですので、継続することで美しい足に、そして太りにくい体質への変化が期待できるのです。
ストレス解消
リンパ液の流れが良くなることで、老廃物が排除しやすくなると、血液の流れも良くなってきます。そしてこれが、自律神経のバランスを整えることにつながると言われている理由です。
自律神経が乱れてしまうとストレスを感じやすくなり、さまざまな健康・美容上のトラブルにつながってしまいます。ストレスを緩和させることにもマッサージが効果的です。
足首のリンパマッサージの正しいやり方
まずは一番心臓から離れている、足首部分からマッサージに入りましょう。また、はじめに足周辺をマッサージすることで、ふくらはぎや太もももより効果的にマッサージすることができます。
- 足首を回す
- くるぶし周辺をマッサージ
- アキレス腱の横をマッサージ
以下で詳しく解説していきます。
足首を回す
椅子に座り、片方の足をもう片方の太ももに乗せます。そしてくるぶしの上あたりを手で軽く押さえ、足首を左右に回してください。うまく回せないときは、反対の手で足を持って回しましょう。
回すときはゆっくりと大きく、回数は心地よくポカポカしてくるくらいの回数で大丈夫です。
くるぶし周辺をマッサージ
両手の指を使ってくるぶしのまわりをマッサージします。両手の親指以外の4本をくるぶしにあてて、マッサージしましょう。くるくると骨のまわりに沿うようにしてマッサージすると気持ち良いですよ。
このあたりにも水分が停滞しやすいので、しっかり流しましょう。
アキレス腱の横をマッサージ
指でアキレス腱をつまみ、下から上へ撫でるようにゆっくりマッサージしましょう。アキレス腱は強くつまむと痛みが出てしまうかもしれませんので、優しく行ってください。
また、マッサージをするときに、何も付けずにそのまま行うと、皮膚に負担がかかってしまいます。日頃使っているボディオイルやマッサージクリームを使って行いましょう。
ふくらはぎから膝のリンパマッサージの正しいやり方
ふくらはぎは、足の水分や血液を太ももに押し上げる重要な役割をしています。足から流したものをしっかり上へ送るように意識しましょう。
- グーで撫で上げる
- 足を包み込んでマッサージ
では、詳しく解説していきます。
グーで撫で上げる
手を軽くグーに握るようにして、足首から膝裏方向に優しく撫で上げるようにマッサージします。全体を温めるように意識して行ってください。ふくらはぎの前側は骨があるので、手の平で上へマッサージすると良いでしょう。
足を包み込んでマッサージ
次に、両手の手のひら全体で足を包み込み、親指を重ねてマッサージします。ここでも下から上へ流すようにして、心地よい力加減で行いましょう。グーっと上まできて、膝裏まできたら軽く押し込みます。
リンパは皮膚のすぐ下にあるため、力を入れなくても効果は期待することができます。回数は心地よさを感じて、ポカポカと温まってきたくらいで大丈夫です。
太ももから付け根のリンパマッサージの正しいやり方
女性のなかには、太ももが気になっている人も多いのではないでしょうか?冷えが起こりやすく、脂肪もつきやすい部位なので、しっかりと揉みほぐしてむくみを解消させましょう。
- 撫で上げるようにマッサージ
- 揉みほぐし
- 鼠径部のマッサージ
では詳しく解説していきます。
撫でるように上へマッサージ
両手の手の平で膝から太ももの付け根(鼠径部)に向かって撫でるようにマッサージしていきます。太ももは力が入りにくいので、手のひらでは物足りないという方は手の付け根を使うことで、ほどよい力をかけることができます。
揉みほぐし
太ももを指でつまみ、硬くなっている脂肪を柔らかくするように揉みほぐしていきましょう。膝から太ももの付け根に向かって、圧をかけながら行っていきます。このとき、手で大きくつまむようにするとやりやすいです。
鼠径部のマッサージ
鼠径部は、外側から内側に向かって指の腹で撫でるようにしてマッサージしましょう。鼠径部にはリンパ節があり、強く押すと痛みを感じてしまいやすい場所でもあるため、心地よいくらいの力加減で行ってください。
リンパマッサージの効果を高めるポイントとは
ここまで足に行うマッサージを解説してきましたが、それでも足のむくみは手強いもの。よりリンパマッサージを効果的にするためにも、さまざまな条件を満たすことが大切です。
水分をしっかり摂る
マッサージの前後には、水分を摂取するようにしましょう。水分を摂ることで、より老廃物が流れやすくなる効果が期待できます。しかし、冷たい水分だと身体が冷えて逆効果になってしまう可能性があるので、白湯か温かいハーブティーなどがおすすめです。
身体を温めてから行う
身体が冷えていると、脂肪も筋肉も硬くなっている状態です。マッサージしにくくもなりますし、効果が半減してしまいます。また、筋肉が硬くなっていると痛みを伴うこともあるため、体は温めてから行いましょう。お風呂上りの保湿ついでなどで行うのがおすすめです。
ゆっくり呼吸をする
マッサージを行うときは、ゆっくり呼吸をするように意識しましょう。呼吸は気持ちを落ち着かせるのに効果的なので、自律神経を整えることでマッサージとの相乗効果を望むことができます。ストレスを解消したい人は、とくに意識しましょう。
オイルやクリームを使う
すでに述べたように、そのまま乾いた肌にマッサージを行ってしまうと滑りが悪いため、皮膚に負担がかかってしまいます。せっかくマッサージをするのであれば、肌も労りたいですよね。そのためには、必ずオイルやマッサージを使って行ってください。保湿もされてマッサージしやすいので一石二鳥ですよ。
まとめ
むくみがひどくても、疲れていたりめんどくさかったりすると、なかなか自分でマッサージする気にはなりませんよね。しかし、その日のむくみをその日のうちに流しておくことで、1ヶ月後、半年後、1年後の足はまったく違うものになっているかもしれません。
美しい足を目指すためには、むくみはもちろん、セルライトや乾燥も大敵です。どれにも効果的なマッサージですので、ぜひ今日から実践してみてくださいね。