タロット占いで「隠者」の持つ意味とは?正位置と逆位置での解釈

この記事の情報提供者

タロット占いで使われる9番目のカード「隠者」。このカードには、一体どのような意味があるのでしょうか。ここでは仕事、恋愛、金運、人間関係をタロットカードで占ったときに、隠者カードが出た場合の解釈もあわせてご紹介。隠者カードの持つ意味を、桜井みづきさん提供の情報をもとに読み解いていきましょう。

タロットカードの「隠者」の持つ意味

タロットカードの隠者カード自体には、一般的にどのような意味があると捉えられているのでしょうか。まずは、隠者カードの持つ大まかな意味を探ってみましょう。

隠者は世俗を絶った人のこと

隠者とは、人間社会から離れた場所で世俗との交わりを絶って、倹しく生きている人のことをいいます。世俗を絶っているところから、世の中を達観している人というイメージもあり、賢者と呼ばれることもあります。

こういったことも含めて、「隠者」から連想されるのは「思慮深さ」「慎重」「悟り」「探求」「真実」「叡智」です。また、人間社会の関わりを絶っていることで「孤独」や「秘密」といった意味合いも含まれます。

隠者のカードは「思慮深さ」を象徴

前項目でも触れたように、「隠者」から連想される意味は「思慮深さ」。思慮深いとは、細かいところにまで目が行き届いていて、慎重であることです。慎重であるのと同時に、周囲の出来事を達観できるので、周りで何か起きても少々のことでは動じないという、悟りを開いた僧侶のような意味合いもあります。

その冷静で落ち着いた様子は、自分の考えに固執しているかのよう。しかし、目の前の現実を見極めるための慎重な行動によるものなのです。

少し浮世離れしているイメージから、一見すると「何を考えているか分からない」と偏屈とも思われがち。ですが基本的に「隠者」はどんな状況にあっても本質を見抜いているという意味なのです。

タロットカードの「隠者」が正位置で出たときの意味

「隠者」カード自体の大まかな意味がわかったところで、タロットカード占いで「隠者」カードが正位置で出たとき、どのような解釈が可能なのでしょうか。さっそく見ていきましょう。

物事は水面下で進んでいることを意味する

タロットの「隠者」が正位置で出たということは、物事が水面下で進んでいることを意味しています。たとえば、代表者同士の打ち合わせは、はっきりするまで世間に出ません。何が起こっているのかわからない、これからの見通しが不透明な状態でも、まわりが知らないだけで実際には多くの項目が決定しているでしょう。

ゆっくりでも着実に物事が進んでいる

「隠者」は深く考え、物事の流れを把握しようと試みているからこそ、慎重に時間をかけて行動することを意味しています。「隠者」に華やかな派手さは求められませんが、密かにゆっくりと着実に物事は動いているのです。

タロットカードの「隠者」が逆位置で出たときの意味

では「隠者」が逆位置で出た場合は、どういった意味合いになるのでしょうか。最初に触れた「隠者の持つ意味」がマイナスに作用し「消極性」「頑固」「偏屈」「悲観」「閉鎖的」といった解釈に切り替わります。

劣等感や自己嫌悪に苛まれている可能性

タロットの「隠者」が逆位置で出た場合、「隠者」の意味する探究が自分の内面へと向かってしまいます。しかも本当は触れたくなくて闇に葬り去った、あなたにとってネガティブな感情を刺激してしまうために、劣等感や自己嫌悪に苛まれてはいないでしょうか。

もしかしたら、あなた自身ははっきりとは気づかずに「なんだかわからない、言い表せない気持ち」を感じているのかもしれません。心の奥に眠っていたはずのトラウマが呼び覚まされ、自分を攻撃している可能性があります。

孤独感に襲われてしまうかも

無意識のうちに心が反応して自分でも気づかなかった(あるいは気づかないようにしていた)、抱えていた課題を目の前に突きつけられたような状況に陥っていると捉えることができます。そしてこれは、思っている以上に深刻。

悲しみと悔しさを背負っているのに「周囲の人に相談できない」「誰にも頼れない」とあなたの中で決めつけていませんか。もしそんな孤独に追いやられているとしても、必ず手を差し伸べてくれる人が現れます

仕事について占いたいとき「隠者」が出た場合の解釈

では、タロット占いによって仕事を占ったときに「隠者」が出た場合には、どのような解釈ができるのでしょうか。以下に記載しましたので、詳しく見ていきましょう。

一人で仕事を抱え込んでいないか

タロットの「隠者」は世捨て人であることから連想されるように、単独行動も意味しています。周囲の人達と協力できていないため、一人で仕事を抱え込んでいる状態。もしかしたらあなたには近寄りがたい雰囲気があり、周囲から「邪魔をしないでおこう」と思われているのかもしれません。

一目置かれているため困っているように見えない

あなた自身はそう思っていないかもしれませんが、周囲の人達から見ると「仕事の能力が抜群に高い」と一目置かれているのではないでしょうか。周囲の人達は、あなたが多くの業務をこなせる迅速さを目の当たりにしています。

そのため、周囲の人達には困っているように映らないのです。あなたには弱さも隠されていますが、段取り良く仕事を進められる有能なところに憧れを持たれているのでしょう。

恋愛について占いたいとき「隠者」が出た場合の解釈

「これから恋愛で進展はあるの?」タロットで占って「隠者」が出た場合の解釈はどういったものなのでしょう。その答えについて、ここでは解説します。

落ち着きある恋人同士になれる

タロットの「隠者」は思いやりの象徴でもあります。勢いや衝動的な恋愛ではないため、盛り上がりに欠ける部分もありますが、相手を慈しみ誠実な態度でお付き合いを続けられる暗示があります。お互いに思いやりある態度で誠実に向き合うので、落ち着きのある恋人同士になります。

着実に大人への恋愛に発展できる

「隠者」の持つ「思慮深さ」から連想されるのは、じっくり気持ちを育む状態となるため、思い付きで行動するようなことはないでしょう。

長い時間は必要になるかもしれません。しかし、地に足の着いた現実を見据えたお付き合いができます。お互いの自由と意見を認め、大人の恋愛へ発展していくことでしょう。

金運について占いたいとき「隠者」が出た場合の解釈

誰もがお金で苦労したくないと思うもの。金運をタロットで占ったときに「隠者」が出た場合、どういった意味があるのかチェックしていきましょう。

隠れた金銭問題が浮き彫りに

タロットの「隠者」が金運を占った際に出たら、隠れた金銭問題の意味があります。たとえば「内緒でお金を貯めている」「知られたくない借金を抱えている」など、人には言えない金銭問題が浮き彫りになる可能性が高いでしょう。今すぐに発見されるようなことはありませんが、近しい人には話さなくてはならない事態を招きます。

思い切って相談して解決を

「自分でどうにかしなければ」「人には話したくない」といったあなたの抱える複雑な気持ちは、余計に金運を低下させてしまう可能性もあります。思いきって信頼の置ける人に相談してみましょう。何か解決策をアドバイスしてもらえるかもしれません。

人間関係について占いたいとき「隠者」が出た場合の解釈

人間関係をタロットで占ったときに「隠者」が出たら、どのような意味があるのでしょうか。解釈を以下にまとめましたので、参考にしてみてください。

控えめな行動が誤解を生むかも

タロットの「隠者」は、消極的な人間関係を意味します。あなたはあまり積極的に人の輪に入ることをしないのではないでしょうか。愛想を振りまく必要はありませんが、人間関係を築く上で慎重な姿勢は誤解を生んでしまうこともあります。「興味がないんだな」「関心がないんだな」と受け取られやすいのです。

もう少し積極性を持とう

無理をする必要はありませんが、ちょっとしたコミュニケーションから新しい展開が運ばれてくる暗示もありますので、もう少し積極的にコミュニケーションをとるようにしましょう。思わぬところから声をかけられて、いつの間にかその中心となって行動することにもなります。気づいたら中心的な存在になっていることもあるかもしれません。

まとめ

タロット占いの「隠者」は思慮深さを象徴するカード。正位置なら思いやりや探求などを意味するカードとなり、逆位置では内向きにネガティブな思考にとらわれやすい状況を示すカードとなります。

また、仕事で占った場合、単独行動という意味があり、恋愛では着実な進展を期待できます。金運の場合はあまり良い意味はなく、隠された金銭問題が浮き彫りになることも。人間関係では慎重さが仇となる可能性があるので、もう少し積極性を持った行動が鍵です。

なお、今回ご紹介した「隠者」の意味は、あくまでひとつの解釈に過ぎません。タロット占いを解釈する一助としてください。あなたもタロット占いをもっと深く知れば、自分なりの解釈ができるようになるでしょう。