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200人にアンケート!仕事がだるいと思う理由1位はやっぱり…
仕事がだるいと感じてしまう理由は、身体的理由、精神的理由など人それぞれです。まずは、多くの人が感じている理由とその対処法について紹介しましょう。
働いている男女200人に、「あなたが仕事がだるいと思う理由で一番当てはまるものはどれですか?」というアンケートを実施しました。その結果は次の通りです。
- 職場の人間関係が良くない・・・88人
- 通勤をするのがだるい・・・68人
- 仕事が好きではない・・・31人
- 仕事でなかなか成果が出ない・・・13人
1位「職場の人間関係が良くない」
半数近くの88人(44%)が、「職場の人間関係が良くない」と答えています。職場は価値観の違ういろいろな人が集まるので、複雑な人間関係に悩まされる人は多いようですね。その中の声を一部拾ってみましょう。
社会人として不適当な振る舞いが多い

上司と後輩の板挟み

上司のセクハラ

お局の小言

立場が複雑

パワハラがひどい

上司や同僚との付き合いに悩んでいる人がとても多いようですね。特にセクハラやパワハラの悩みは深刻でしょう。我慢せずに、会社の人事部や周囲の人に相談して解決するようにしたいものです。
2位「通勤をするのがだるい」
2番目に多かったのが「通勤をするのがだるい」というもので、68人(34%)が回答しています。その中の多くが、「長距離の通勤や毎日の満員電車に疲れ果てる」というものでした。いくつかの声を紹介します。
満員電車が辛い



早起きが辛い

長距離通勤する人も多く、通勤で疲れてしまう人もたくさんいます。特に女性にとって満員電車は辛いもの。体力を消耗してしまいますね。
3位「仕事が好きではない」
「仕事が好きではない」と答えた人は31人、16%です。「好きな職種ではないのに仕方なく入社した」「移動で慣れない職場になった」など、仕事が好きになれなくてだるく感じている人もけっこういます。
やる気が出ない

単純作業にやりがいを感じられない

異動でやりがいが感じられなくなった

なくてもいいような仕事にやりがいが感じられない

好きな仕事に就くことができず、仕方なく今の職場にいるという人も多いと思います。仕事が好きになれないと、一日も長く感じるでしょう。仕事にやりがいを感じられないのは辛いですよね。
4位「仕事でなかなか成果が出ない」
200人の中で一番少なかったのは「仕事でなかなか成果が出ない」で、13人(7%)でした。毎日一生懸命働いているのに成果が出せないのは辛いですね。具体的にどのような状況なのか、いくつかの回答を見てみましょう。
プレッシャーに押しつぶされそうになる

結果に繋がらないとだるい気持ちになってしまう

頑張って働いているのに成果に結びつかない、仕事自体があまり成果が見えないものでやりがいがないなどの声がみられました。成果が出ないとモチベーションが下がり、だるくなってしまいますね。
このあとは、それぞれの理由ごとの対処法について紹介しましょう。
仕事がだるいと思う理由と14の対処法
以下では、仕事がだるいと思う理由とその対処法についてご紹介します。
上にある理由から自分の該当する理由を押して、対処法をチェックしてみてくださいね!
①職場の人間関係が良くない
職場の人間関係が良くないと、仕事に行くのが嫌になりますね。仕事とは関係ないところで、神経をすり減らしてしまいます。職場はいろいろな個性が集まるので、「気が合わない」「何となく気にくわない」ということもあるでしょう。人間関係のストレスがたまると、体調にも影響が出てだるくなってしまいます。対処法は以下の3つ。
挨拶などの基本的なコミュニケーションを大切にする
まず、挨拶などの基本的なコミュニケーションを大切にしましょう。明るく挨拶を交わすだけでも、お互いの距離がグッと縮まるはずです。気持ちの良い挨拶をすることで、そのあとに楽しい会話ができるかもしれません。
相手の立場を理解してあげる
価値観が合わない、行動が理解できないという人もいると思います。そういう人でも一歩後ろに下がって、その立場を理解することに努めてみましょう。「その人の立場に立ったらそのような行動、言動も無理ないかも」と思えるかもしれません。歩み寄るということも考えてみてください。
辛い時には人事部に相談
「人間関係が険悪で、自分ではどうすることもできない」という場合は、一人で悩まずに人事部に相談しましょう。間に入ってもらうことで、何らかの進展はあるはずです。お互いの誤解が解けて、良好な関係を築けるかもしれません。
②通勤をするのがだるい
通勤時間が長かったり、毎日満員電車に押し込まれているという人は、会社に着いたときは疲れきっているかもしれません。それを考えると、家を出る前から憂鬱になってだるくなるでしょう。通勤時間が長い人は寝不足になりがちで、そのためにだるくなることもあります。対処法を見ていきましょう。
通勤中仮眠をとる
通勤時間が長くて睡眠不足になりがちな人は、通勤中仮眠をとるように努めましょう。だるさが単に睡眠不足によるものなら、仮眠を取るだけでだいぶ解消されるはずです。昼休みに仮眠を取れる環境にあるなら、少しでも眠るようにするといいでしょう。
好きな音楽を聴く
スマホやi podに好きな音楽をたくさん入れておいて、通勤中に聴くと気分が上がります。ハイテンポで楽しくなる曲を聴けば元気になり、満員電車の中でも気が紛れるでしょう。
動画や映画などを見る
スマホで動画や映画などを見るのもおすすめです。夢中になって、通勤時間もあっという間に過ぎるでしょう。自分磨きに役立つ動画や、英会話の勉強などスキルをつけるものなら、通勤時間を有効に使うことができます。
通勤時間を変える
通勤時間を変えるという方法もあります。少し早めに家を出て空いている電車に乗れば、ゆっくり座って仮眠も取れます。余った時間でカフェに寄ってコーヒーを飲めば、リフレッシュして仕事に臨めるでしょう。
近隣に引っ越す
思い切って会社の近隣に引っ越すのもひとつの方法です。朝はゆっくり家を出ることができ、長時間の満員電車からも解放されます。遅くまで残業してもすぐに家に帰りつけるのは、体の負担をだいぶ軽くするでしょう。
③仕事が好きではない
「仕事が面白くない」「つまらなくて早く終わることばかり考えている」という理由でだるくなる場合もあります。仕事が好きでなければ、体がだるくて職場に行くのも辛いでしょう。どのような対処法があるのでしょうか。
今の仕事が自分の価値観と合っているか確認する
仕事が好きになれないのは、今の仕事が自分に合っていないのかもしれません。転職を考えるのもひとつの方法です。まずは、今の仕事が自分の価値観と合っているのか確認してみましょう。
おすすめは、価値観を基にAIが適職を診断してくれる「VIEW」です。1000以上のキャリアプランをランキング形式で提示してくれるので、その中から自分に合った適職を見つけることができます。
詳しい内容は次の記事でチェックしてみましょう!
上司に現状を伝えて異動をお願いする
配属先が変わってしまったことなどによるやりがいの消失の場合は、「戻してほしい」や「別のことに挑戦したい」と上司に異動の相談をしてみるのも一つの手です。
自分の過去にやってきた業務や経歴から「自分にはこちらの方が合っている」ということを言えると、尚説得力があり良いでしょう。
④仕事でなかなか成果が出ない
仕事でなかなか成果を出すことができないと、精神的なだるさを感じることもあります。成果が出ないことで仕事をするモチベーションも低くなり、だるくなってますますやる気がなくなります。上司から叱られるなど、心労も大きくなるでしょう。
成果を出している同僚のやり方を真似する
成果を出せていない自分と成果を出している同僚、どこがどう違うのかを観察し、箇条書きに出してみましょう。すぐに出せる部分と、よく観察しないと見えない部分が出てくるはずです。
出てきた違いを改善していくうちに、あなたも次第に成果を出すことができるはず。
成果が出た時と出ない時の条件を書き出してストックし比較する
成果が出た時と出なかった時の条件をそれぞれ書き出してみましょう。どういった条件が重なると成果が出るのか、逆にどういったことをしてしまうと成果が出ないのかが自ずと見えてくるはずです。
それらの情報を蓄積させることにより、今後自分がどう行動すれば成功しやすいのかが分かってきます。
ミスが多い場合、自分ができない部分を紙に書き出してみる
ミスばかりしてしまう場合は、何らかの原因があるはずです。自分ができない部分を紙に書き出してみて、原因を探ってみてください。書き出すことで客観視でき、改善すべき点を知ることができます。また、よく理解しないまま行動するのではなく、わからないことは聞くことも大切です。
目標までのタスクを細分化し、身近な目標から達成していく
大きな目標ではなく、それに行き着くまでの細かい部分に「目標」を持ってくるようにしましょう。目標を達成するごとに達成感を感じることができ、それがやりがいになります。
とにかくだるい!今すぐできるだるくなくなる対処法12選
今すぐにだるさをなくすためには、どうしたらいいのでしょうか?その対処法を紹介します。
体がだるいなら無理せず休む
本当に体調が悪くて体がだるいときは、無理をせずに休暇を取って体と心を休めましょう。仕事に支障がなければ数日まとめて休暇を取って旅行に行くのもおすすめです。仕事から離れて気分転換を図ることで、また仕事へのやる気が出てくるかもしれません。
行きたくない理由を列挙する
行きたくない理由を紙に書いてみましょう。思いつく限りの理由を羅列してみます。頭の中で漠然と考えているよりも実際に書き出してみることで、それを客観視することができます。書いてみると、それが大したことないものだと気づくこともあるでしょう。
「行った方がマシ」と思えることを考える
気分的にだるくて会社に行きたくないときは、仕事に行かなかった場合の最悪な状況を考えてみるのがいいでしょう。無断で休むことで、会社から電話がかかってきます。なぜ連絡しないのかと叱責を受けるでしょう。
言い訳を考えなければならず、仕事にも遅れが出ます。次に出社したときの負担が増えるでしょう。そのような最悪な状況を考えると、「無理をしても行った方がマシ」と思えるに違いありません。
感情のギャップを小さくするようにする
感情のギャップを小さくするようにしましょう。特に週明けの月曜日は職場に行くのがだるくなるもの。休日にリフレッシュしすぎないことも大切です。土日は「解放された」とばかりにダラけて過ごしてしまうと、そのギャップで仕事をする平日がとても憂鬱になります。だるさが加速してしまうでしょう。
朝、ジョギングなどの運動をして気分転換をする
朝、少し早起きしてジョギングなどの運動をする習慣をつけるのもおすすめです。気分転換することで、一日が爽快に過ごせるでしょう。適度な運動は質の良い睡眠につながり、体調も良くなります。心身ともに健康になって、だるさも解消するはずです。
職場の人と交友関係を広げる
職場の人との交友関係を広げ、少しでも仕事が楽しくなる工夫をしてみてください。交友関係が広がることで勤務後に飲みに行ったり休日に一緒に出かけるなど、交流も増えて行くはずです。仕事に行くのが楽しくなり、だるさも消えていくでしょう。
仕事外に楽しみを作る
仕事自体がつまらなく、だるくてやる気がおきないときは、仕事以外や仕事終わりに楽しみを作るようにしてみましょう。趣味の習い事をする、ジムに通う、映画やコンサートに行くなど、仕事外に楽しみがあれば、残業なしで終わらそうと頑張って仕事をこなすことができるはずです。
簡単な仕事から手をつけるようにする
仕事の量が多いとやる気が出ず、だるさを感じる場合もあります。早く片付けなければならないと焦るあまり、作業がはかどらなくなることもあるでしょう。そんなときは、無理にこなそうとしても効率が落ちるだけです。簡単な仕事から手をつけるようにしてみましょう。
少し手を休めて、積み上げている書類のファイリングやスケジュールの整理をするなど、切り替える時間を設けてみてください。
あえて忙しい環境に身を置く
仕事が中途半端な量でいろいろ考える時間があると、だるくなりやすいものです。さらに、暇な時間が多いと手持ち無沙汰で時間が過ぎるのが長く感じ、余計にだるさを感じるでしょう。
そんなときは率先して仕事を見つけ、あえて忙しい環境に身を置くのがおすすめです。夢中に仕事をこなしているうちにあっという間に時間が過ぎ、だるさも解消しているでしょう。
自分が興味のある分野の勉強・資格取得などを目指す
仕事が好きではなくだるいと感じるなら、自分が興味のある分野の勉強をしてみるのもいいでしょう。資格が取れる勉強をすれば、それをもとに転職するというモチベーションになります。だるさが解消して好きな分野の仕事にも就けるという、一石二鳥になるでしょう。
自宅でカウンセリングができるサービス「cotree」
「なんとかだるさを解消して、今の職場で頑張りたい」という人は、オンラインカウンセリングを利用してみてはいかがでしょうか?カウンセリングと聞くと敷居が高く感じる人も多いと思いますが、cotree(コトリー)のオンラインカウンセリングは、電話、ビデオ、メッセージなど自分に合った方法を選び、いつでも好きな場所で受けることができます。
厳選されたカウンセラーが悩みや不安について相談にのり、一緒に問題整理をしてくれます。仕事に関する悩みを相談する人も多く、利用した90%の人が満足しているという統計があります。
初めてカウンセリングを受ける人には、最適なカウンセラーがつくように「マッチング診断」を行ってくれます。仕事のだるさが解消しないときは、一度試してみるのもいいでしょう。
無理をするのはNG!
いろいろ工夫してもだるさが解消されないというときは、決して無理はしないでください。合わない職場で無理をして体や心を病んでしまっては取り返しがつきません。どうしても仕事が自分に合わないと感じる場合は、思い切って転職するのもひとつの方法です。
本当に辛いなら、転職を視野に入れるのも手
いろいろ対処法を行なってもだるさが取れずに毎日辛いという人は、転職を視野に入れていいかもしれません。自分に合った職場を見つけるために、自己分析ツールを有効に活用しましょう。おすすめを紹介します。
「グッドポイント診断」では、自分の強みを知った上で転職活動ができる
「リクルート」が開発した自己分析ツールの「グッドポイント診断」は、転職サイトの「リクナビNEXT」に登録すれば誰でも無料で受けることができます。
30分程度の診断テストを受け、18種類の才能(強み)の中からから5つの才能を診断。その結果を今後のキャリアに活かすことができます。
今の仕事が合わないと感じている人は、この診断を受けて本当に自分に合っている仕事を見つけてみましょう。
有料版の「ストレングスファインダー」では、自分の弱みも知れる
本格的に自分の強みや弱みを知りたい人には、有料版の「ストレングスファインダー 」がおすすめです。34の資質の中から上位5つの強みを知ることができ、人間関係の構築や仕事の充実に活かすことができます。
追加料金を払えば34の全ての資質を知ることができるので、自分の弱みを知ることも可能。深い自己分析を通して、自分に適した仕事を見つけることができるでしょう。
ストレングスファインダーの詳しい内容や購入方法は、次の記事でチェックできます。
自分の市場価値・キャリア適性が知れて、面接確約システムで楽に転職活動ができる「ミイダス」
他の転職サイトとは違う新しい形の転職サービス「ミイダス」では、登録すると自分の市場価値やキャリア適正を知ることができます。
ミイダスはこれまでの転職サイトとは異なり、登録するだけで書類選考通過済み(面接確約)のオファーがもらえるサービスです。履歴書や職務経歴書を用意して書類選考を待つという煩わしさがないので、今の仕事を続けながら楽に転職活動をすることができます。
まとめ
仕事がだるい原因には、行き帰りの通勤による身体的なだるさから、人間関係・合わない仕事などによる精神的なだるさまでさまざまです。それぞれに合った対処法を行うことで、だるさの解消を図ることができるでしょう。
どうしても辛い場合は、転職という選択もアリです。記事で紹介した自己分析ツールを利用することで、より自分に合った仕事を見つけることもできます。