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自分を変えたいと感じるのは現状に不満だからかも
自分を変えたいと思うのは、現状に不満があるからかもしれません。「仕事を頑張っているのに評価されない」「彼から別れたいと言われた」など、今の自分をそのまま受け入れられない状況があり、自分を変えればそれを変えられると思っているのです。
変えたいと思っていても何も行動しないのであれば、ただの自己否定にしかなりません。自分のどこを変えたいのかを明らかにして、それを変えるには何をしたらいいのかを考え、実際に行動に移すことが大切です。
100人にアンケート!自分のどこを変えたい?
「自分を変えたい」と思っている人は、具体的に自分のどんなところを変えたいと思っているのでしょうか?100人のアンケートで得られた回答を、口コミを交えながら見ていきましょう。
「ネガティブ(マイナス思考)なところを変えたい!」




いつもマイナス思考で、なんでもネガティブに捉えてしまう人がいます。
例えば、男性がこちらをじっと見ているとき、ポジティブな人は、「私に気があるのかも?」と喜びます。一方、ネガティブな人は、「何見てるんだろう、感じ悪いな…」と怒ったり、あるいは「変な服装だと思われているのかも」と落ち込んだりするでしょう。
ネガティブな人はそのたびに落ち込み、辛い思いをするでしょう。
しかし、物事にはいろいろな側面があり、解釈の仕方によって良くも悪くも捉えることができるものです。
同じ出来事を体験していても、ポジティブに捉えられる人は毎日を楽しく過ごしています。ネガティブに考える人は、人生を損していると言えるでしょう。マイナス思考は単なる思考の癖で、ネガティブな現実がそこにあるわけではありません。
「見た目のコンプレックスを変えたい!」



自分の容姿に自信がなくて、「変わりたい」と思う女性はたくさんいます。特に体型について悩む女性は多く、ダイエットは永遠のテーマと言えるかもしれません。
人から見るとそれほど悩む容姿ではないのに、見た目が悪いと悩んでいる人もいます。理想とするパーフェクトな容姿があり、それと自分を比べて「自分を変えたい」と思っている人も多いでしょう。
「消極的なところを変えたい!」



消極的な性格は、後からいろいろと後悔することが多くなります。受け身で、最初から自分には無理と諦めたりして、せっかくのチャンスを逃している人も多いはずです。
会社でも積極的に発言したり、自分から難しい仕事に取り組んでいく人は評価され、昇進も早いでしょう。恋愛でも積極的な人は幸せを掴みやすくなります。
消極的な自分をもっと積極的に変えるのは、とてもいいことです。しかし、それがなかなかできないという人が多いのが実情と言えるでしょう。
「人間関係を円滑にできるように変えたい!」

人間関係に悩む人はたくさんいます。それは、自分のコミュニケーション力が不足していることも原因になっています。もっと人付き合いが良ければ人間関係が円滑になり、楽しく過ごせることも多くなるでしょう。
人とのちょっとしたトラブルや気持ちのすれ違いは割とよくあることで、たった1回のトラブルで縁を切ってしまうのは残念なことです。もっと上手に付き合えるように変わりたいと思ってしまいますよね。
「人見知りなところを変えたい!」



人見知りだと、友人がなかなかできなくて寂しい思いをしがちです。自分から積極的に話しかけて友達をたくさん作れる人が羨ましいと思うでしょう。
パーティーやイベントで他の人は仲良くなって楽しく話しているのに、自分だけひとりぼっちだったりするのは辛いですよね。人見知りをなくして、社交的になりたいと思うのも無理はありません。
「優柔不断なところを変えたい!」

優柔不断な人は、慎重に物事を考えるというメリットな面もありますが、決断力に欠けるので、どうしても損をしてしまいます。それがわかっているため、優柔不断な人は自分を変えたいという思いが強いでしょう。
レストランでメニューをなかなか決められない、会議で自分の意見が言えず他の人に同調するばかりなど、優柔不断な人は自分の意思で物事を決めることがなかなかできません。
「これは、自分が決めることが間違っているのではないか」という恐れがある、自分の決断に自信がないなどの現れです。
「人の目を気にしてしまうところを変えたい!」



人の目が気になって、自分らしさを出せないという人もいます。本音は違うのに、つい相手に気に入られる意見を言ってしまったりします。人に嫌われるのが怖い、誰からも気に入られたいという心理があるかもしれません。
人の目を気にしすぎて、本来の自分や本当にやりたいことがわからなくなることもあるでしょう。
「三日坊主で飽きっぽいのを変えたい!」



何か新しいことを始めるときはやる気満々なのに、三日も経つと飽きてきていつのまにかやめてしまう、なんていう三日坊主の人はけっこうたくさんいるのではないでしょうか?
今度こそ痩せると決意してダイエットを始めたけど、すぐに挫折してしまう、禁煙を決意したけど、どうしても誘惑に負けてしまうなど、三日坊主の人は続けられない自分を不甲斐ないと思っていたりもするでしょう。
このように飽きやすい人は、自分を変えることもなかなか難しかったりもします。
「繊細なところを変えたい!」


世の中には繊細な心の持ち主も少なくありません。人の気持ちを敏感に感じとれるので、とても傷つきやすいのが特徴です。周りに鈍感で人の気持ちがわからない人がいたりすると、心を痛めてしまうでしょう。
人から批判されたり、心ない中傷を受けても、打たれ強い人はそれをバネにして頑張りますが、繊細な人は精神的なダメージを受けてしまいます。
そんな繊細な人は自分を変えたい、強くしたいと心から思っているでしょう。
「頑固なところを変えたい!」



とても頑固で、自分が決めたことはなんとしても譲れないという人もいます。自分が正しいと信じていて、人の意見を受け入れられないのです。
しかし、そんな自分を自覚して「変わりたい」と思っている場合は希望が持てます。本当に頑固な人は自分が正しいという考えに固まっているので、変わろうとも思わないでしょう。
「短気なところを変えたい!」




ちょっと気に入らないことがあるとイライラしてしまうのは、多くの人が経験があるはずです。しかし、それがいつもとなると、自分を変えたくなるでしょう。
一緒に仕事をしている人がスローペースでイライラする、約束に遅れている人がいてイラつくなど、短気を起こす要素はいろいろあります。短気でいつもイライラしていると周りにもそれが伝わり、雰囲気を悪くしてしまいますね。
自分を変えるために行動することが大事!
自分を変えるためには、そのための行動をすることが大事です。行動することで、少しずつでも変化することができるでしょう。行動を起こさずに「変えたい」という気持ちだけ持っていても「変われない自分」を感じて自己肯定感が低くなってしまいます。
「自分を変えたい」と思ったら、すぐに行動しましょう。
次の項目で、専門家が自分を変えるための行動についてアドバイスします。
専門家がアドバイス!自分を変えたいときにするべき12の行動
アンケートで回答が多かった「自分を変えたい部分」について、どう行動したら変えることができるのか紹介します。専門家の意見を参考に、さっそく実践してみてください。
この見出しに登場する専門家

ネガティブ(マイナス思考)を変えたい:意識的に物事のポジティブな面を探してみる

しかし、思考のパターンをトレーニングする事は可能なので自分がポジティブ思考になりたいと考えるならトレーニングで叶えることができます。
オススメのトレーニング方法は、一日のネガティブなことを感じたらそのポジティブな面をネガティブなポイントよりも多く見つけるようにすることです。
そうすることで、ネガティブな面とポジティブな面のバランスが取れて物事の認識の印象が変わります。ネガティブ思考は悪いことではないのでその気持ちは否定せずに、ポジティブな面を底上げすることがポイントです。
見た目のコンプレックスを変えたい:克服したその先の願望を考えてみる

そうすることで、変わる努力をするためのモチベーションにもなります。また、その先の願望や価値観によっては、見た目を変えることが本当は重要ではないことに気づくことができるかもしれません。
大切なのは、「何のために」どうなりたいのかではないでしょうか。
消極的なところを変えたい:積極的に行動した時に考えられるメリットをできるだけ考えてみる

その上で積極的に動くことが今後の人生にとって有効な方法と考えるなら、未来のために勇気を持つ事は大切です。
しかし、あまりメリットを感じられないのであれば本当に変える必要があるのか再検討してみてくださいね。
人生は刻一刻と変わって行きます。また、過去の考え方に固執せずに、「今」何が必要なのかを考えて行動することも大切です。
人間関係を円滑にしたい:相手を喜ばせるために何ができるかを考えて行動する

人は自分を輝かせてくれる人のところに集まり、集まった中からその時々で自分にぴったりの人と付き合って行くのがいいと思います。
人生には限りがあるので一生のうちに関われる人や1日のうちに関われる人は限られています。
ですから、ある程度付き合える人と付き合えない人が出てくる事は当然のことと割り切り、自分が今関わっている人を大切にするスタンスが心地よい日常を過ごすために有効と考えます。
人見知り:人見知りを変えたあとのことを考える

また、人見知りを変えた後にどんないいことがあるのか、それは自分にとってどんな意味があるのか考えることで行動のモチベーションになったり、人見知りを変えないままでも、先のビジョンのために別の方法でたどり着ける方法が見つかるかもしれません。
優柔不断:自分の価値観を深掘り、自分にとっての選択の基準を考える

そうすることで、選択肢の先にある出来事が自分の価値観に一番近いものを選ぶことができるようになるので、自分の選択に自信が持て悩み方も変わってくるのではないでしょうか。
とはいえ悩めることも才能ですのでその感性は大切にしてください。
人の目を気にしてしまう:相手の状況や心境を100%わかる事は難しいという前提を理解する

その上で、自分のできる限りの配慮をしたら、その後どう受け取るかは相手に任せるというマインドでいると楽になるかもしれません。誤解や勘違いはあって当たり前と捉えて、何か問題が発生しても誠実に対応することで十分カバーできます。
三日坊主で飽きっぽい:自分の価値観を深掘り、自分の行動の指針に気づく

これまで続かなかった事は自分の価値観とマッチしていなかったのではないでしょうか。
自分の価値観や行動の指針は、これまで無意識に行ってきたこと楽に疲れずにできることなどの中に隠れていることがあります。ぜひ振り返って見つけてくださいね。
出典:ミイダス
自己理解を深めるツールとして、ミイダスのパーソナリティ診断がおすすめです。あなたの生まれ持った個性を知ることができるだけでなく、あなたの個性の活かし方、陥りやすいクセの対処法などを知ることができます。
そこからあなたの価値観を突き詰めて深掘りしてみるといいでしょう。
繊細なところを変えたい:繊細なところを変えてどんなことを実現したいのか考える

変えた後にどんないいことがあるのか、それは自分にとってどんな意味があるのか考えることで行動のモチベーションになったり、繊細なところを変えないままでも、別の方法で実現する方法が見つかるかもしれません。
頑固なところを変えたい:自分の信念に気づく

頑固なところは、それだけ自分にとって大切な価値観や信念であったりする可能性があるので全部を変えようとすると苦しくなってしまいます。
自分の信念にそうものは変えずに、周りの人には説明して理解してもらったり、信念以外のところは周りと折り合いをつけていくというバランスが大切です。
短気なところを変えたい:怒りのピークの6秒を乗り切る!

その6秒の間についカッとなって意図しない言葉や行動をしてしまう可能性があるためこの6秒を乗り切ることが大切です。
実際に、怒りを感じた時に6秒待つというのは現実的に難しいこともあるかと思いまずが、何かのタイミングで思い出していただき、ピークをすぎたら徐々に沈静していき、冷静に考えられるようになると知っておくだけでも違うので、ぜひ覚えていただければと思います。
また、怒りには怒りに変わる前の感情が背景にあるため、その感情を振り返り気づいてあげることで対処法も変わってきます。不安からくる怒りと悲しみからくる怒りは違いますよね。
何を変えるかよりも、何のためにどうしていくかが一番大切

自分を変えるよりも、本来の自分を活かす視点で考えて見ることもおすすめします。もちろん、「変わろう」と努力することは素晴らしいことに違いありません!
【応用編】自分を変えるときにおすすめの自己啓発本や診断を専門家が紹介!
自分を変えようと決意したときには、自己啓発本や自己分析ツールがいいサポートになります。自己啓発本は変わろうとするあなたにたくさんの啓示を与えます。
また、自己分析ツールで自分の「強み」を知ることで、効率の良い自己変革を進めることができるでしょう。
ここでは、専門家のオススメを紹介します。

D・カーネギー「人を動かす」
巷に溢れる自己啓発書の原点と言われている、D・カーネギーの名著です。生きていくために必要な人間関係の根本原則を、実例をあげて説明しています。
深い人間洞察とヒューマニズムが根底にあり、人に好かれるための行動と自己変革が促されるでしょう。

長谷川ともみ「自分の人生が愛おしくてたまらなくなる100の質問ノート」
100の質問に答えていくだけで「本当の自分」がわかり、自分を変えていくことができる本です。質問に答えているときは、自分と向き合える貴重な時間になるでしょう。
すべての質問に答えた後は、今まで気づかなかった新しい自分に出会えるかもしれません。

ストレングスファインダー
ストレングスフィンダーは、177の質問に答えることによって人が持つ36の資質の中から自分の「強み」を知ることができる自己診断ツールです。
自分の強みを知ることでそれを活かすことができ、自分に合った仕事探しや人間関係の構築に役立つでしょう。
さらに課金することで、自分の持つ36の資質の順位がすべてわかります。下位にある資質は自分の「弱み」ということです。弱みを知ることによって、より「なりたい自分」に近づくことができるでしょう。

無料版のストレングスファインダーを試してみる
ストレングスファインダー は、受験するために書籍を購入するなど費用がかかります、まずは手軽に試したいという人には、無料版のストレングスファインダー と言われる「グッドポイント診断」がおすすめです。
転職サイトのリクナビNEXTに無料登録すると利用できるツールで、18の資質の中から自分の強みを5つ知ることができます。
次の記事でグッドポイント診断の詳細を知ることができるので、ぜひチェックしてみてくださいね。
自分に合った方法で自分を変えていく!
自分を変えたいと思ったら、自分のどんなところを変えたいのか見極めることが大切です。それに合う方法を実践して、自分を変えていきましょう。専門家のアドバイスも参考に、なりたい自分を目指してください。
おすすめの自己啓発本や自己診断ツールも活用して、自分を変えていきましょう!