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100人にアンケート!人の気持ちがわからない人は周囲にいる?
今回、男女100人に【あなたの周りに人の気持ちがわからない人はいますか?】というアンケートを取りました。
すると、実に93%もの人が「はい」という回答をする結果に!
「人の気持ちがわからない」と思われている人はこんなにいるということに驚きを隠せない一方、自分も周囲にそう思われているかも…という心配が同時に浮かび上がってきます。
人の気持ちがわからない人に1番当てはまるのは「失礼なことを言ってくる」
100人アンケートの際、「人の気持ちがわからない人だ」と感じるのはどんな時かを詳しく伺うと
- 容姿のことを指摘してくる
- デリカシーのない質問や言動をしてくる
- 真剣に悩んでいることや大変なことを「その程度」と下に見られた
…といったことが多くあげられました。これらは、相手に対する失礼な言動が主な原因。


特に容姿に関することやデリカシーのない質問は「人の気持ちがわからない」人だと強く感じさせてしまう言動になります。その人にとっては冗談のつもりや軽い気持ちで言ったことでも、言われた本人にとって嫌なことや失礼なことに当たればマイナスなイメージに。


また、相手の気持ちを考えずに自分の意見を押し付けることや気遣いの足りなさも、相手にとっては失礼な行為であると受け取られてしまうでしょう。
アンケートでは「人の気持ちがわからない人」に対しどんな対応をしたのかをさらに伺うと、



対応の仕方は人それぞれですが、主に
- 話を流す
- 話題を変える
- 笑ってごまかす
- 強めに断る
- 諦める
といった対応がよく見られました。この「人の気持ちがわからない人」に対する対処法についてはのちに詳しく迫っていきます。
人の気持ちがわからない人の具体的なエピソード7選
人の気持ちがわからない人の具体的なエピソードを集めてみました。あなたにとっても「こういう人いるよね!」「あるある〜」という内容に心当たりがあるかもしれませんね。
エピソード① : 容姿のことを指摘してくる
人の気持ちわわからないエピソードの代表的なものの1つが、容姿について触れたエピソード。
「ほくろ増えたね」
「ちょっと太った?」
指摘してくる本人にとっては有益なアドバイスのつもりかもしれませんが、言われた本人にとっては気にしている点を指摘されることは「言われなくてもわかっている」と嫌な気持ちを抱きやすいもの。
特に人前で指摘しようものなら、失礼でデリカシーのない人だと評価が下がってしまう原因に。
心当たりがある方はこちら→対処法
エピソード② : デリカシーのない質問や言動をしてくる
容姿の指摘と同様に、デリカシーのない質問や言動についても非常に「人の気持ちがわからない」と思われやすいポイントになります。
「結婚しないの?」
「結婚は?出産は?仕事は?彼氏は?」
特にプライベート感の強い恋人の有無や結婚、出産、仕事や収入といった内容に触れる際は、十分に注意をしたいところです。
また、無神経な人との付き合い方でお悩みの方は、以下の記事も参照にしてみてください。
心当たりがある方はこちら→対処法
エピソード③ : 真剣に悩んでいることや大変なことを「その程度」と下に見られた
人の気持ちを無下にしてしまうような言動も「人の気持ちがわからない」人だと感じさせてしまう原因に。
「そんなことで悩んでたの?」
「こんなの簡単じゃん」
自分にとってはなんてことない内容かもしれないけれど、人によっては大きな悩みとなっている問題はたくさんあるはずです。自分本位な考え方をしていると「人の気持ちがわからない」人とレッテルを貼られてしまい、周囲からの相談を受ける機会が減ってしまうかもしれません。
心当たりがある方はこちら→対処法
エピソード④ : 体調が悪いのに全く気遣ってくれない
「人も気持ちがわからない」自分本位な振る舞いは、相手への気遣いにも現れます。
「飲み会行けるよね?」
相手の様子をしっかり見ていれば、調子の良し悪しはある程度感じ取れるはず。にも関わらず自分の都合で振り回したり気遣いができずにいると、相手の立場を考えられない無神経な人と思われてしまっても仕方ありません。
心当たりがある方はこちら→対処法
エピソード⑤: 自分の話したいことを話したがる
相手から相談を受けた際、最終的に自分の話題に持っていってしまう人はいませんか?
うまくトークをしているつもりでも、相談した側にとっては「人の気持ちがわからない人」だと感じさせてしまっている可能性が。
「それよりさ〜」
相談した相手の話題に乗せて「自分の方がもっと大変だった」「あなたの悩みはたいしたことない」などといってマウントを取ろうとしたりするのも相手にとっては失礼な行為。
話したい気持ちもある程度はわかりますが、相手の様子や状況を見極めて話を進める俯瞰的視点が必要かもしれません。
心当たりがある方はこちら→対処法
エピソード⑥ : 本人にはっきりと意見を言ってしまう
ついうっかり口から出てしまうのも少なくないのがこのパターン。お土産やプレゼントをもらった際に、悪い意味で素直すぎる意思の表示は相手にとって失礼な対応になってしまいます。
「これ嫌い!」
「こんなのいらないからあげるわ!」
子供なら笑って許される対応も、大人ならひんしゅくもの。たとえもらったものが嫌なものであったとしても。せめてあげた本人がいる目の前ではその気持ちは隠すのが大人としてスマートです。
心当たりがある方はこちら→対処法
エピソード⑦ : 妊娠に関する話題は非常にデリケート
時代を問わず、女性の妊娠に関する話題は非常にデリケート。
特に不妊や妊活で悩んでいたり、苦労している人にとっては特に注意が必要です。順調に妊娠期間を重ねているように見える方でも、日々不安を感じていたり体調不良に悩まされていることも少なくありません。
「吐きづわり羨ましい!」
「赤ちゃんの体重、少ないね」
妊娠に関することは実際に経験をしないとわからない部分も多いため、特に男性は「人の気持ちがわからない」と反感をかいやすいことも。女性同士でも、妊娠については人それぞれな部分が多いので、相手から話題を振られるまではこちらからは触れないようにするのがベターかもしれません。
心当たりがある方はこちら→対処法
人の気持ちがわからない人に対する対処法4選
自分が気をつけていても、周りにたくさんいる「人の気持ちがわからない」人。
もしも自分がそんな人に遭遇してしまったら、どのように対処するのがいいのでしょうか。
すぐに実践できる4つの対処法をご紹介します。
対処法① 話題を変える
1番効果があるのが、話題をそらして空気を変えること。
「あ、そういえば〜」とこれまでの話題とは全く違う話題を振ったり、相手の得意分野に切り込むことで方向転換が叶います。TPOによっては、わざと電話を鳴らしたり、物を落とす・こぼす、理由をつけて立ち去るといった手段もあり。
とにかく、嫌だなと感じている話題の流れを早急に断ち切ることが大切です。
もしもチームプレイが叶うなら、アイコンタクトなどをとってヘルプを求めるのもおすすめです。
お土産などをいただいた際に、目の前にあげた本人がいるにも関わらずマイナスな意見を出す人がいれば、周囲がサポートすることで救われることも。
お礼やお土産話で明るく盛り上がれば、失礼な発言をするような人はバツが悪くなって引いてくれるはず。
対処法② 相手にせず流す
あなたにある程度精神的タフさがあるなら、逆らわずに流してしまうのがベスト。
「人の気持ちがわからない」人は、反論するとさらに強く返してくるような人が少なくありません。余計に面倒なことになってしまう可能性もあるので、言わせるだけ言わせておけば、あとは勝手に満足して去っていきます。かぼちゃが喚いている、動物が鳴いている、という風に思っておけば、相手の言葉をうまく流すことができるでしょう。
相手の言葉をいちいち間に受けてしまうような性格の方には向いていないかもしれませんが、練習すればいずれできる対処法なので覚えておいて損はありません。
対処法③ 笑ってごまかす
対処法②の相手にせず流すの方法に少し似ていますが、こちらは相手にとって、ちゃんと聴いてます感が多少出る方法になります。話を流して聴いていると怒り出したり、余計に絡んでくるような相手に対して有効な方法です。
ポイントは、笑って相槌を打つものの、絶対に反論も肯定もしないこと。
「本当ですか?」「そうなんですかね?」など、可もなく不可もない返答のバリエーションを増やしておくとストレス少なく対処できるでしょう。
対処法④ 強めの口調で注意や断りを入れる
「人の気持ちがわからない」人は気持ちがわからないから相手が嫌だと思っていることを知ることができません。
なので、勇気を持って「嫌だ」という意思をしっかり伝えることであっさり解決することも。
言わなくてもわかるだろう、と受け身になっていると自分への負担が大きくなってしまいます。言わなきゃわからない、と考えを変えて強めの口調で伝えるのがポイントです。特に男性が相手の場合、はっきり言葉にしないと伝わらないことが少なくありません。反論しないことをいいことにサンドバック状態を楽しんでいるタチの悪い人もいます。
ほんの少しの勇気で大きな変化が望める方法となっています。
人の気持ちがわからない人へ。8つの対処法を専門家が紹介
この見出しに登場する専門家
ここでは、公認心理師 重光咲希さんの意見を元に、自分は「人の気持ちがわからない人」かもしれないと不安を感じている方へ、人の気持ちがわかるようになる対処法をご紹介していきます。
強みを知ってコンプレックスを解消する
まずは、ついつい相手の容姿のことを指摘してしまう場合は…
人に対して批判的な意見を言ってしまったり、欠点が目に付いてしまうのは、もしかしたらその点が自分自身のコンプレックスなのかもしれません。
指摘したくなった時は、ふと立ち止まってそれは誰の問題なのか考えを巡らせてみると発言が変わるかもしれません。
また、自分の長所を知り、それを伸ばすことができれば、人の気持ちがわからないという悩みを解消できる可能性もあります。まずはあなたの「5つの強み」を知るためにグッドポイント診断をやってみると良いでしょう。
相手の立場に立って考えるようにする
デリカシーのない質問や言動をなくすためのポイントは、いかに相手の立場に立って考えられるかです。
相手を理解しようとすることや、傷つけたと気付いた時には素直に謝れるかで「人の気持ちがわからない人」をスムーズに卒業できるかもしれません。
相手の基準に合わせて話を聞く姿勢を持つ
真剣に悩んでいることや大変なことを「その程度」と下に見てしまうことが多いなら…
まずは、自分基準で物事を考えているというその考え方を改善することが大切です。
物事の基準は人それぞれ。違うことをしっかり認めつつ、その違いを理解することが第一歩です。それはあなたにとって非常に不可解なこともあるかもしれませんが、他人から見たらあなたの基準も変に映っていることも十分にありえます。
相手の基準を知るためには、自分の意見は置いておき、まずは聞き役に徹するように努力しましょう。自分の意見で論破したりマウントを取ろうとするのは言語道断ですよ。
相手は自分と違うということを認識して「気にかけてあげる」
相手が体調が悪いのにも関わらずそれに気づくことができないなどといったことが多い場合は…
また、自分が反対の立場(体調不良)の場合は、相手に推し量ってもらうのを待つのではなく自分の状況を伝えてわかってもらう工夫をすることが自分にとっても相手にとっても良いです。
相手は自分と違うということを認識して「気にかけてあげる」ことが大切です。気にかけようと注意していると、違和感に気づいてあげられることもあるでしょう。
また、相手が辛い時にそれをいいやすい環境や雰囲気を作り出すのも有効です。
自分の話している分量と相手の話している分量を意識する
自分の話したいことを話したがってしまう、というのはコミュニケーションの悩みとしてもよく挙げられるもの。
自分の話している分量と相手の話している分量を意識するといいでしょう。自分が話したいことを話す事は悪いことでも何んでもないですが、自分が話しすぎてしまうことを気にしているなら相手とのトークのバランスを1度冷静に考えてみましょう。
トークのバランスがちょうどいいと、コミュニケーションは円滑になります。もちろん、相手の性質にもよるので50:50が絶対にいいという訳ではありません。
しかし、相手から相談を受けるといった話を聞くべき状況の時には、自分の話の分量は控えめにするべき。その点をわきまえないと、相手はあなたに対し「相談する人を間違えた」とマイナスの印象を抱きかねません。
「プレゼントをくれたという相手の想い」にフォーカスする
目の前にものをくれた人がいるのに、はっきりと意思を言ってしまって後悔することが多いなら…
自分の注目する視点を「プレゼントの内容」ではなくて、「プレゼントをくれたという相手の想い」にフォーカスすることが大切です。
また、自分が逆の立場だった場合を考えればあなたの言動は簡単に改善できるはず。
あえて毒舌なことを言って許されるキャラのいますが、それは稀。たとえ本当に必要ないものだったとしても、まずは相手に感謝の意を表すのができる女性のマナーでしょう。
相手が求めるまで自分の意思を伝えない
妊娠など、デリケートな話題で失礼なことや相手が気にしていることを言ってしまう時には…
デリケートな問題に対しては、相手の不安を煽らないように言い回しをソフトにすることもできれば意識したいところです。
意見を言うときは「あくまで自分の考えである」という言い方をする
そもそも、相手の状況や心境を100%わかる事は難しく、何がデリケートな問題と認識するかは人それぞれですので全て気をつける事は難しいです。
お互いを100%理解することは難しくても、思いやりや気遣いをもって歩み寄ることは可能です。
円滑な人間関係を構築するためにも、なるべく人の気持ちを考えながら日々の言動を意識することが大切です。
人の気持ちがわからないのは直せる!
人の気持ちがわからないのは、それを知ろうとしないから。
自分本位で生きることは自由で楽しいですが、相手とのコミュニケーションを深めることで得られる楽しさもあります。また、何より人の気持ちをわかるようになると視野が広がり、プライベートやビジネスにもプラスな結果をもたらすでしょう。
人の気持ちがわからないのは直せます!
悩んでいる方は、安心してくださいね。少しずつでも人の気持ちをわかろうとする努力を重ねれば、きっとその悩みは解決するはずです。