【タイミング・紹介者別】お見合いの断り方・マナーと例文教えます。

自分とお相手だけでなく、仲人も関わるお見合い。失礼のないようにお断りするには、暗黙のルール・マナー・人間関係など、目には見えない部分にも気を配ることが大切です。そこで今回は、お見合いの断り方について詳しく紹介します。

男性であっても女性であっても、マナーがしっかりしているかはパートナーとして相応しいかをチェックする為の重要ポイントです。また、仲人は信頼している人を紹介することが多く、断り方によっては関係性にヒビが入ってしまいかねません。その時が来てから慌てないようにするためにも、あらかじめお見合いの断り方とマナーを知っておきましょう。

この記事のライター:神谷伊織

縁談やお見合いを断る時のマナーって?

なるべく仲人や紹介者に直接伝える

お見合いを断る際は、仲人や紹介者を通すのがマナーとなっています。また誠意を伝えるためにも、手紙や電話ではなく直接断るのが望ましいです。もし交際後などでお相手に直接断りたい状況であっても、紹介者に確認した上で連絡を取りましょう。

紹介者はあなたとお相手を信頼し、お見合いを勧めてくれます。不誠実な対応をしてしまっては、今後のあなたと紹介者、紹介者とお相手の間の関係性に影響を与えてしまいかねません。お相手へのフォローをしてもらうことも考えると、仲介者に直接断るのがベストといえます。

お断りするならできるだけ早めに

お見合いを受けるということは、お相手も婚活中ということです。断るのであれば、できるだけ早めに伝えるのがお互いのためでしょう。ただし、早めが良いとはいえ、即座に断ると失礼だと思われてしまいます。釣書を読んだ直後やお見合い後すぐには断らず、2~3日は熟考した上で断るようにしましょう。

お見合い後は1ヶ月以内

お見合いした結果お断りしたい場合も、なるべく早めに仲人に伝えるのが好ましいです。もしお見合いだけでは判断できなかったとしても、交際しつつ1ヶ月以内を目安に決断しましょう。

デート後は3ヶ月、または2回か3回会うまで

結婚に向けて前向きに交際をしている途中で、価値観の違いや相性が合わないと感じることもあるでしょう。その場合は、会って2回目か3回目までに断るかを決めると良いでしょう。期間にすると約3ヶ月以内。結婚相談所でも真剣交際をして3ヶ月経った頃に結婚の意思を確認されることが多いです。

謝罪と感謝の言葉を添えてハッキリと断る

せっかくの縁談を断るとなると、かなり言葉を選ぶ必要があります。紹介者の厚意に応えるためにも、まずは感謝の言葉を必ず添えましょう続いて断る旨とその理由、謝罪と重ねてのお礼といった流れで伝えると綺麗にまとまります。

特に親戚の場合、良かれと思って何度もお見合いを持ち掛けてくることもあります。謙虚な姿勢での言葉選びをしつつ、うやむやにならないようハッキリと断りましょう。

お相手を傷付けない理由選びを

お見合いを断る理由は人によってさまざまです。「希望する条件に合わない」「外見がタイプではなかった」といったことが理由の場合もあるかもしれませんが、そのまま伝えてはお相手を傷つけてしまう可能性があります。

マイルドに伝える為には、お相手と紹介者を立てつつ、双方に納得してもらえるような理由をハッキリと述べるのがベストです。断る時の理由や文例についても後述するので、悩んだら参考にしてみてください。

【タイミング別】お見合いの断り方・例文4パターン

お見合いで会う前に断りたい場合(釣書や身上書を受け取る前)

ポイント:断るつもりなら釣書や身上書は受け取らない

このタイミングで断りたい場合は、そもそもお見合いをするつもりがないということだと考えられます。そこで注意したいのが、釣書や身上書の扱い方についてです。これらは縁談を受ける際に受け取る書類で、お相手の本籍地・勤務先・学歴などのプライバシーな情報が記載されています。

もとより断るつもりならば釣書や身上書は受け取らないことが一番です。「開封しない=今は誰とも結婚する意思がない」という意思表示にもなります。もし断り切れず受け取ってしまったり、親が受け取ってきてしまったという場合は早めに返しに行って断りを入れましょう

断り方としては、最初に感謝の言葉を述べ、その後に断りの意思を伝えると角が立ちません。結婚する意思がない旨をはっきりとストレートに意思を伝えましょう。

例文

お気遣いいただきまして、本当にありがとうございます。しかし今は結婚の意思がありませんので、申し訳ございませんがお断りさせていただきます。

 

お見合いで会う前に断りたい場合(釣書や身上書を受け取った後)

ポイント:お断りは早すぎず遅すぎず

釣書を渡された時点で断り切れなかった、あるいは釣書や写真を見て希望と合わないということもあるかもしれません。この場合は、当日や翌日など時間を空けずにお断りしてしまうと、無下に断ったように感じて印象が悪くなってしまいます。かといってあまり待たせてしまうのもNGです。できれば2~3日、遅くとも一週間以内に理由をきちんと添えて断りましょう。

釣書や身上書を見て断る場合は、理由をよく考える必要があります。お相手の容姿や仕事などの欠点を本音で伝えるのはマナー違反です。まずは相手が素敵な人だったということを話し、その上でへりくだって断りましょう。

例文

ご紹介いただきまして、ありがとうございます。とても素敵な人ですが、私が幼いばかりに会話を弾ませる自信がありません。せっかくご紹介いただきましたのに大変申し訳ございませんが、お断りさせていただきます。

手紙での断り方

遠方で本人に直接断りに行くのが難しいのであれば、身上書や釣書に断り状を添えて返送する方法もあります。もちろん、可能なら直接出向いてお断りするのが最も望ましいです。もし手紙でお断りしたいのであれば、失礼のないよう形式に沿って丁寧な文章で記しましょう。

拝啓

(季節の言葉)、○○様には一段とご活躍のことと拝察いたします。

先日はお見合いのお話をいただきまして大変感謝いたしております。しかしながら、私はまだまだ未熟なゆえ、仕事に専念していきたいと考えております。○○様のご紹介ですので、先様も非常に真面目でご立派な方だと存じますが、今回のお見合いは遠慮させていただきたく思います。

このような私の非礼をお許しいただき、ご理解いただきますようお願い申し上げます。

まずはお詫びかたがたご返事申し上げます。

                                 敬具

令和〇年〇月〇日

お見合いで会った後に断りたい場合

ポイント:お見合いの翌日までには返事を

お見合い後であれば、お見合いの翌日までに返事をするのがマナーです。一度会って面識があるとなると、今後また別の機会で関わる状況になるかもしれません。相手を傷つけないよう、言葉選びは慎重に行いましょう。

お見合いした結果として交際をお断りしたい場合、「この人とは合わないなと感じたから」といったことが理由であることが大半だと考えられます。仲人に感謝の意を示し、お相手を立てつつ自分とは合わなかった旨を伝えましょう。

例文

この度はお見合いをセッティングしてくださり、ありがとうございました。とても誠実な方でしたが、今回はご縁がなかったものとさせてください。私が未熟なばかりに、価値観のずれや結婚観の違いを感じてしまいました。

デート後や交際後に断りたい場合

ポイント:お相手に直接断ってもOK

この段階まで来ているのであれば、紹介者を通してお断りするのではなく、お相手に直接断るのが一般的です。断るタイミングに悩むかもしれませんが、2回から3回デートをするまで、期間でいうと1ヶ月以内に断るのが暗黙のルールとなっています。また、結婚するかどうかを決める目安は3ヶ月以内と考えておきましょう。

このタイミングの場合は、少し砕けた言葉で断った方が相手の心に響きやすいです。交換した連絡先や電話、手紙、または本人に直接会ってお断りしましょう。

例文

先日は私のために時間を割いていただき、本当にありがとうございました。とても楽しい時間を過ごすことができました。しかし、お互いの結婚観にズレがあると感じましたので、今回のご縁はなかったものにさせていただけたらと思います。

私に至らない部分があるせいで、○○さんの人柄の良さやすばらしい価値観を引き出すことができないと感じました。こちらの努力不足で本当に申し訳ございません。今後○○さんに良いご縁があることを心よりお祈りしています。本当にありがとうございました。

 

【タイミング別】上司が仲人の場合の断り方・例文3パターン

お見合い前

ポイント:できる限り丁寧に、かつハッキリ断る

上司にお見合いを持ち掛けられたとなると、咄嗟に断るのが難しいかもしれません。しかし、結婚する意思がないのであれば早めに断りたいところです。ずるずると引きずると尚更断りづらくなる上に、信頼関係にヒビが入ってしまいかねません。釣書を開封する前から、開封後2~3日後までに断りを入れるようにしましょう。

上司からの縁談を断りたい場合は、仕事を理由にするのも一つの手です。会社関係者となると、今後も頻繁に顔を合わせることになります。その後も何度も勧めを断る事にならないようにする為にも、結婚する意思がないことをはっきりと伝えましょう

例文

自分にはもったいないくらい素晴らしい方ですが、今は仕事に専念したいと考えております。
とても素晴らしいお話ですが、結婚はまだ早いと考えております。
気にかけていただき、ありがとうございます。結婚を考えるようになりましたら、こちらから相談させてください。

お見合い後

ポイント:上司とお相手を立て、角が立たない断り方を

お見合い後に断りたいなら、上司の顔を立てつつ相手にも敬意を払う必要があります。とにかくマイナスな発言を避け、感謝と謝罪の気持ちを伝えつつマイルドにお断りしましょう。ただし、気を使うあまりに曖昧な返事をしてしまうと、理由を根掘り葉掘り聞かれてしまう原因となってしまいます。その点は注意しましょう。

例文

私にはもったいないくらい素敵な方でしたが、価値観が合わないと感じてしまいました。
とても素敵な方をご紹介いただきましたのに、私が未熟なせいでこのような結果になり申し訳ございません。
自分の結婚観について考え直すいい機会になりました。本当にありがとうございました。

 

デート後

ポイント:直接断る前に必ず上司に報告する

上司からの紹介であっても、デート後であればお相手に直接自分で断るのが一般的です。ただし、お断りする前に必ず上司に報告するようにしましょう。勝手に断ってしまっては、上司の面子を潰してしまう可能性があります。

話した際に、交際を続けてみるよう説得されることもあるかもしれません。その場合は話を遮らず、最後までしっかりと聞くようにしましょう。それでも気持ちが揺るがないことを示すことができれば、いくら上司でも無理強いされることはないでしょう。

例文

私が幼いばかりに、結婚を考えるまでに至りませんでした。
せっかくの縁談の機会をいただきましたのに、お断りしてしまい本当に申し訳ございません。
○○様(さん)にはこちらから直接お断りさせていただきます。

 

【タイミング別】親戚が仲人の場合の断り方・例文3パターン

お見合い前

ポイント:しつこく勧められたくないならきっぱり断ろう

親戚からの紹介は、あなたの現状を詳しく知らずに薦めてくるケースも少なくありません。そのため、もし縁談を貰った時点で結婚する気が全くないのであれば、身上書や釣書を受け取らずにきっぱりと断るようにしましょう。

身内だと厚意やお節介で紹介してくれるが多く、断りにくいと感じることもあるでしょう。しかし、曖昧な返事をしてしまうと何度もお見合いを薦められることになりかねません。あまりしつこいようでしたら、「その気になったら相談する」と伝えるのがおすすめです。

例文

ありがたいお話ですが、今のところ結婚については考えていません。
お気遣いいただき光栄ですが、今は仕事に専念したいと考えています。
結婚について真剣に考える時がきましたら、こちらから相談させてください。

お見合い後

ポイント:お相手を傷つけない、しっかりとした理由を考えておく

親戚からの紹介の場合、親戚とお相手の関係が密であることがほとんどです。そのため、お見合い後に断るなら、親戚とお相手側の関係が悪くならないように配慮する必要があります。紹介者である親戚は、どちらかというと身内であるあなたを説得するでしょう。相手を傷つけないよう、言葉を選んで納得してもらえるように言葉を選びましょう。

例文

誠実でとても素敵な方でしたが、私にはもったいないと感じました。
○○様の素晴らしい結婚観を、私には叶えられる自信がありません。
もったいない程素敵な方でしたが、結婚を考えるまでに至りませんでした。

デート後

ポイント:基本は上司の場合と同じ対応でOK

上司からの紹介時と同様、紹介者に連絡した後に直接お断りするのが一般的です。親戚であればなおのこと、このタイミングで説得されることは避けられません。話を最後まで聞き、相手の欠点を明かすことなく断りの姿勢を貫きましょう。

例文

とても楽しい時間を過ごすことができましたが、お互いの価値観に開きがあるように感じました。
素晴らしい方でしたが、結婚を考えるまでに至りませんでした。
私自身の身勝手な理由でお断りしてしまい、申し訳ありません。
○○様には直接私からお話しさせていただきます。

 

【タイミング別】親戚が仲人の場合の断り方・例文3パターン

お見合い前

ポイント:親しき中にも礼儀ありを意識して

気の知れた友人に紹介してもらったのであれば、少しフランクな口調で断ることも可能でしょう。ただし、友人相手とはいえ、気に入らなかった部分を本音で話すのはNGです。友人はあなたのことを思い、あなたに合う人だと思ってお相手を紹介してくれています。断る際には、そのことに対する感謝の気持ちもしっかりと伝えましょう。

例文

私のために紹介してくれてありがとう。
とても素敵な人だと思ったけど、結婚を考えるまでには至りませんでした。
結婚を気にかけてくれたのに本当に申し訳ない。

お見合い後

ポイント:互いに良好な関係を続けるためにも、丁寧なお断りを

友人がせっかく紹介してくれたのにも関わらず、断ってしまうのは申し訳ないですよね。ここでもやはり、お相手も友人も傷付けないように断りを入れましょう。友人だからこそ理由について根掘り葉掘り聞かれることもありますが、「価値観やフィーリングが合わなかった」と伝えましょう。

例文

お会いしてみるととても素敵な人だなと思いましたが、私が至らないせいで価値観の違いを感じてしまいました
自分にはもったいないくらい素晴らしい方で、○○様を支える自信がありません
誠実で真面目な方でしたが、結婚までは考えられませんでした

デート後

ポイント:友人であっても事前の報告はしておこう

紹介者が友人であっても、上司や親戚からの紹介と同様、事前に断る旨を話してからお相手に直接断るようにしましょう。あなたの結婚を案じてくれる程仲の良い友人であれば、きっと引き止めてくれるでしょう。言い分はしっかりと聞くことが重要です。

例文

よく考えましたが、私の努力不足により距離感を感じてしまいました
楽しい時間を過ごさせていただきましたが、結婚を考えるまでに至りませんでした
私のために時間と労力を割いてくれたのに、本当にごめんなさい

 

結婚相談所で紹介してもらった場合の断り方

結婚相談所でお見合い相手を紹介してもらった場合は、仲人となる担当者があらゆるやりとりを仲介してくれることが大半です。プロフィールを見た時点や、お見合い後の結果報告のタイミングで担当者に断りたい旨を伝えれば、代理で断ってくれます。お見合い料が掛かることがほとんどなので、無理に引き止められることは少ないです。

ただし、断った理由は詳しく聞かれるので、カウンセリング時にはっきりと伝えましょう。結婚相談所によっては、その理由から紹介するお相手の条件を変えたりなどの傾向改善をしてくれる場合があります。

お相手に対してはやんわりと断ってくれるので、気になった点などがあれば正直に話す方が、より理想に近いお相手に出会いやすくなるでしょう。

お見合いを断る時に気になる3つのポイント

手紙やメール、電話で断ってもいい?

お見合いや縁談は婚活の中でも真剣度の高い出会い方であり、紹介者と会って直接断るのが最も誠実です。会うのが難しければ、釣書を開封する前に電話で一度断り、手紙を添えて返送するといった形をとることもあります。ただし、たとえ友人からの紹介などであっても、基本的にはメールやラインで断るのはやめた方が無難でしょう。

写真を見た時点で断ったら失礼?

お見合い写真は釣書に同封されていることが大半です。つまり、プロフィールや写真を見た上で断るということ。紹介者であっても「外見が好みではなかったので」と正直に理由を話すと、失礼だと思われる可能性が高いでしょう。

写真写りが悪いという人もいますし、実際に話してみると印象が変わることも少なくありません。気が乗らない程度の理由であれば、一度会ってみてから断っても遅くはないです。もし断りにくいようなら、別の理由をつけて断りましょう

お見合いを断ると、今後紹介はされなくなるの?

今後も縁談を持ってきてもらえるかどうかは、断る時の対応で判断されます。紹介者やお相手に対して失礼な態度を取ってしまうと、その後は紹介されなくなってしまう可能性があります。そうならないようにする為に、お断りしたい時はマナーを守るのが大切です。誠意をもった対応をすれば、まず問題ありません。

まとめ

お見合いは通常の恋愛と違い、あなたとお相手だけでなく紹介者も関わることになります。仲人は、あなたとお相手を信頼しているから紹介してくれているのであり、断り方を間違えてしまうと信頼関係に影響を与えてしまいかねません。マナーや暗黙のルールを守り、たとえ断る結果になってしまったとしても良好な関係を続けていけるよう、スマートな対応を心がけましょう。

- 1 / 1ページ -