英語落語は英語勉強におすすめ!面白い演目・英語落語を学ぶメリット・学習の進め方

日本が誇る笑いの伝統芸能「落語」ですが、実は国内外で英語の落語公演が行われているのを知っていますか?

落語は「RAKUGO」として、世界中で愛好者が増えつつあります。そして英語で演じられる英語落語は、英語の勉強にもぴったり。中学校・高校の英語教科書にも掲載されるなど、英語の基礎力を伸ばすのにうってつけなんです。

英語落語とは?

英語落語は、すべて英語で演じられる落語のことで、世界各国で積極的に公演が開かれています。

英語落語の公演が開催された国は、タイ・インドネシア・マレーシアなどのアジア圏を始め、アメリカ、イギリス、オーストラリア、サウジアラビアなど実に多彩。これまで世界の100以上の都市で英語落語の公演が行われてきました。

ちなみに英語落語がスタートしたのは1980年代のことで、今や30年以上の歴史があります。

1980年代に落語家・桂枝雀が英会話スクールに通いだしたことで始まる

英語落語の始まりは、1980年代、人気落語家の2代目桂枝雀が、英会話スクールに通い出したことから始まります。学生時代から英語が好きだった桂枝雀は、次第に「英語で落語を演じること」に興味を持つように。通っていた英会話スクールの校長などに協力してもらい、英語落語の取り組みをスタートさせました。

1984年に英語落語「夏の医者」を上演

英語落語が初めて演じられたのは、1984年、アメリカでのことです。英語落語の記念すべき初演目は、古典落語の「夏の医者」でした。これで手ごたえを感じた桂枝雀は、英語落語の本格的な海外公演を1987年に開始。それ以降毎年のように、世界各地で英語落語の公演が開かれるようになります。

現在は落語家・桂かい枝らが精力的に英語落語に取り組む

2代目桂枝雀なき現在は、その後の世代の落語家が、英語落語の伝統を受け継いでいます。筆頭格とも言えるのが、1997年から英語落語に取り組んでいる桂かい枝です。桂かい枝はこれまでに世界25ヶ国で英語落語の公演を成功させ、BBCなどにも出演するほど。英語落語の絵本を出版するなど、英語落語の普及と裾野拡大に力を入れています。

英語落語の主要な演目

日本語の落語と同様、英語落語にも様々な演目があります。ここでは英語落語で演じられることの多い、代表的な5つの演目をまとめてみました。それぞれ実際に演じられている動画も載せているので、ぜひ英語落語の雰囲気を感じ取ってみてください。

まんじゅう怖い

「まんじゅう怖い」は、古典落語の中でも特に知名度が高い有名な演目のひとつ。話は、町の男たちが何人か集まって、それぞれの「怖いもの」を言い合うところから始まります。その中に一人「怖いものなんてない」と豪語する男がいるので、周りの人たちは本当かどうかと問い詰めます。すると男は、「実はまんじゅうが怖い」と告白。一人で隣の部屋に引っ込んで、寝てしまいます。男の告白を聞いた周りの人たちは、嫌がらせをしようと思い、まんじゅうをたくさん買ってその部屋にどんどん投げて入れていくのですが……。その先のオチはぜひ動画で確認してくださいね。

時そば

「時そば」も、「まんじゅう怖い」と並んで古典落語の代表的演目のひとつです。ストーリーは、屋台のそばの会計を巧妙にごまかす様子を目撃した男が、それを真似しようと翌日チャレンジするも、無残に失敗してしまうというもの。上方落語(近畿地方の落語)の「時うどん」が、江戸落語向けにアレンジされたのが起源だと言われています。

転失気

「転失気」は、医者の言った医学用語が分からないまま、知ったかぶりをして適当にごまかす人々の様子とその顛末をコミカルに描いた演目。ストーリーにメリハリがあり、オチも効いているのですが、落語としては比較的短めなので、落語初心者でも気軽に楽しめます。

猫の茶碗

「猫の茶碗」(猫の皿とも)は、猫の茶碗に使われていた名品を巡る、ちょっとした騙し合いのストーリー。古物商の男が、旅先の茶店で、猫の茶碗に名品が使われているのを発見します。それを安く買い叩こうと考え、男は飼い主に「この猫を気に入ったから、買い取りたい」と申し出て、ついでに何気なく茶碗も一緒に持って帰ろうとするのですが……。この先の展開は、「実は飼い主のほうが古物商よりも一枚上手だった」というオチにつながっていきます。

動物園

「動物園」は、海外のジョークが元になっているというユニークな落語です。日本文化についての知識がまったくなくても笑えるので、英語落語の定番演目となっています。仕事のなかなか続かないある男が、移動動物園での仕事を得て、働き始めるところから話は始まります。初心者でも落語の醍醐味が味わえる演目です。

英語落語は読んでも聞いても面白い

英語教材としての英語落語の特徴は、何といっても「ストーリーが面白くて笑える」という点です。英語落語は一つひとつの話にオチがあって面白く、また長さもちょうどいいコンパクトさなので、実は英語の勉強にはうってつけ。日常英会話の表現もたくさん学べるんです。

英語落語を学ぶメリット

英語落語で英語を学ぶことには、「話が面白いから飽きない」「毎日の生活で使える便利な表現を学べる」「英語が難しすぎないので挫折しない」など、様々なメリットがあります。英語学習教材としての英語落語のメリットについて見ていきましょう。

ストーリーとして面白い

英語落語の演目はいずれも、分かりやすいストーリーの中に必ずオチがある笑い話です。ストーリー自体が読んでも聞いても面白い完成度なので、飽きずに楽しく英語を勉強できます。英語落語で「英語で聞いて笑う」という経験ができれば、大きな自信につながるはず。また、ひとつの演目が大体15分程度と、英語教材として短すぎず長すぎない絶妙なボリュームなのもメリットです。

豊富な英語表現を学べる

語りとセリフだけで様々な場面が演じられる英語落語には、実用性の高い英語表現が豊富に詰まっています。英語落語は、シンプルながら相手にしっかり伝わる英語を学ぶのに最適だと言えるでしょう。小難しい話や抽象的な話題ではないので、日常生活ですぐに使える頻出フレーズが多く、英会話の勉強にぴったりです。

中学校の英語教科書に採用されるなど単語・文法は意外とシンプル

「英語で落語なんて、ちょっと難しそう……」と思われるかもしれませんが、英語落語の単語や文法はかなりシンプル。英語に苦手意識がある人でも、英語落語なら簡単に「英語でストーリーを楽しむ」という経験ができます。実際、英語落語は中学校の英語教科書に採用されるくらいなので、中学英語がなんとなくわかっていれば問題ありません。それに英語落語は日本人の落語家が、はっきりした発音でゆっくりしゃべってくれる場合がほとんどなので、リスニングが苦手でも大丈夫です。

自国の文化を英語で紹介できるようになる

落語は、ひとりの落語家が座ったまま複数の役を演じ切るという、世界でも稀にみる笑いの伝統芸能です。江戸時代から何百年も続く、日本独自の由緒ある伝統文化でもあります。英語落語で落語に親しめば、日本の文化を英語で紹介できるように。外国人との話のきっかけ作りや、話題作りにもなります。

英語落語を活用した英語勉強の進め方

英語落語で英語を学ぶなら、どんな勉強方法が適しているのでしょうか。ここからは、英語落語を使った英語勉強方法のヒントを紹介。ぜひ英語落語を徹底的に活用して、その効果を実感してみてください。

主要な演目を動画・台本を見て覚えよう

まず、主要な演目をいくつか見てみて、お気に入りの話をひとつ選びましょう。選んだら、その動画を繰り返し見ながら、シャドーイングしたり音読したりして、できるかぎりセリフを覚えます。ディクテーションして、自分で台本を書き起こすのもいいですね。また英語落語の台本は教材として多数出版されているので、そうした本を使うのもおすすめです。たとえば以下の書籍には、英語落語の音声CD、英語の台本、日本語訳がセットになって収録されています(収録演目は転失気、動物園、禁酒番屋)。

オンライン英会話で講師と台本の読み合わせをしてみよう

台本がある程度頭に入ってきたら、次はロールプレイングにチャレンジです。DMM英会話、ネイティブキャンプなどのフリートークレッスンを活用して、講師に台本のテキストを渡し、読み合わせをしてみましょう。恥ずかしがらずに感情をこめて読むことで、英語のフレーズが身体に染み込んでいきます。英語落語の読み合わせは、英会話の練習になることはもちろん、講師と落語をきっかけに会話が弾むこと間違いなしです。

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日本文化について講師と意見交換してみよう

英語落語は、日本の文化について色々と語り合う良い入口になります。英語落語の読み合わせをした講師と、ぜひ日本文化に関する意見交換をしてみましょう。海外に住む多くの人は日本についてなんとなくのイメージしか持っていないので、日本での生活や日本文化のあれこれを具体的に教えてあげると、喜ばれるかもしれません。落語について詳しく調べて、その歴史や作法などを英語でわかりやすく説明するのも、英会話の効果的なトレーニングになるでしょう。

もっと慣れたらMeetupで英語と日本文化に関する交流会に出かけてみよう

Meetupは、同じ趣味を持つ人たちが集まる交流会やローカルイベントを検索できるアプリです。英語のアプリなので、外国人のユーザーが多いという特徴があります。Meetupを使えば、地元で行われている英語に関する交流会や、日本文化に関する交流会などを簡単に探すことが可能に。気軽に外国人と英語でコミュニケーションする機会を見つけられるんです。英語は実際に使ってこそ意味があるものですから、ぜひチャレンジしてみてくださいね。

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