ビジネスマナーとは?専門家が教える覚えておきたいビジネスマナー27選!

働く上で欠かせないビジネスマナー。

知っているのと知らないとでは、相手へ与える印象が180度変わってしまうほど重要なものなんです。なんとなく知っているけど、改めて考えるとちょっと不安かも…という人は少なくありません。

今回は転職エージェントとして活躍するOkamonさんを招いて、基本的なビジネスマナーについてピックアップ!

ビジネスマナーをしっかり身につけておいて損は全くありませんので、おさらいを兼ねてもう1度ビジネスマナーについてお勉強していきませんか?

働くすべての人必見!新人からベテラン、会社員からフリーランサーまで、仕事する上で身につけておきたいビジネスマナーを

  • 身だしなみ
  • コミュニケーション
  • 言葉遣い
  • 文書
  • お客様・取引先対応
  • 社内外行事

上記6つのカテゴリーに分け、基本のビジネスマナーについてご紹介していきます。今時欠かせないビジネスにおけるSNSのマナーについても触れていますので、ぜひ最後までチェックしてみてくださいね。

ビジネスマナーとは

ビジネスマナーは、仕事をする上で必要とされるマナーを総称したものを指します。人と気持ちよく、円滑に仕事を進めるための礼儀作法であり、相手を不愉快にさせないための基本的なマナーのことを指します。

ビジネスマナーを守らなかったことによって、取引先を不愉快な思いにさせてしまい、商談が失敗してしまうといった仕事のミスにつながることも。

ビジネスマナーは、仕事のコミュニケーションの上で大切な「潤滑油」の役割をこなしてくれるため、知っておいて損はないでしょう。

ビジネスマナーが大切な理由

働く上で欠かせないビジネスマナーですが、なぜこんなにも重要視されるのでしょうか?

ビジネスマナーを覚える前に、なぜ覚えることが必要なのかを確認、おさらいしてみましょう。

信頼関係を構築することにつながる

ビジネスマナーが大切な理由…それは第一に、相手との信頼関係を構築するため。相手とは、社内の人間、取引先、お客様などあらゆる人が当てはまります。

ビジネスマナーを身につけた対応は印象アップにも役立つため、信頼関係を構築しやすくなります。特に第一印象は今後の仕事にも影響が出てくる可能性があるため、印象の良い振る舞いを身につけておく必要があるのです。

組織のイメージを左右する

組織に属している場合、あなたの振る舞いが会社全体の評価に影響を与える可能性も。

SNSの普及した現代では特に、社員1人の振る舞いが良くも悪くも広がりやすくなっています。あなた自身だけでなく、会社全体の信頼を守るためにもビジネスマナーは欠かせないものといえるでしょう。

CS(顧客満足)に大きな影響が出るため

電話対応や窓口、接客などでもビジネスマナーは欠かせません。

ビジネスマナーは顧客対応や言葉遣いについても及んでいます。丁寧な対応によって顧客満足度が上がるためしっかり身につけたい知識といえます。

ビジネスマナー7選【身だしなみ編】

ビジネスマナーはできて当たり前といってもいいくらい基本中の基本。

しかし、意外と知らなかった…というものもあったりします。また、会社によっては重要視していないものや独自のルールになっているものもあったりしますのでそこは臨機応変に対応しましょう。

それでは、まずは身だしなみにおけるビジネスマナーについて触れていきます。

基本の身だしなみ

ビジネスマナーとしての基本の身だしなみは、なによりも清潔感が大事

  • 衣服にシワや汚れはないか
  • TPOに合わせたファッションを選んでいるか
  • 入浴や歯磨きなどで自身の清潔を保っているか
  • ヘアスタイルは整っているか
  • 最低限のメイクはしているかetc…

仕事以前に、対人関係のマナーとして当たり前ともいえるものばかりですね。

清潔を保っていても、カジュアルすぎたり露出の多すぎる服装はビジネスシーンにおいてはNGです。ヘアスタイルや髭についても、極端に長すぎたり奇抜なカラーリングをするのも基本的にはNG。会社によっては服装やヘアスタイルは自由というところもありますので、こだわりたい方は入社を考える際のポイントの1つとしてチェックしておきましょう。

スーツの着こなしマナー

スーツの着こなしにもマナーはあります。スーツを正しく着こなすことで収入が何倍にも上がった…なんていう話もあるほど。相手への印象を良くするためにも、日常的にスーツを着用する方は必ずチェックしたい点はこちら。

  • ジャケットの1番下のボタンは外したままで
  • ポケットはなるべくスマートに
  • 真っ黒なスーツはNG
  • スーツの下の半袖シャツはNG
  • サイズは体型に合わせて

詳しく見ていきましょう。

ジャケットの1番下のボタンは外したままで

ついやりがちな失敗が、ジャケットのボタンを全部止めてしまうこと。基本的にジャケットの1番下のボタンは外したままでOKです。

また、座った時には外し、立った時に再び留めるように意識するとスーツの型崩れを防ぐことができます。

ポケットはなるべくスマートに

新人時代によく見られがちなのは、ジャケットのポケットに物をパンパンに詰め込んで形が不恰好になっていること。

便利なのでついいろいろ入れたくなってしまいますが、膨らんだポケットは不恰好な印象を与えます。ポケットにはなるべく物を入れないよう持ち物は整理しておきましょう。入れるとしたら薄型のものを厳選しておく、分散して入れるなど工夫が必要です。

また、ポケットのフタ( フラップ)については室内では内側に、屋外では外側に出しておくのがスマート。

真っ黒なスーツはNG

本来真っ黒のスーツは冠婚葬祭の時に着るものです。また、就活の際に着るようなリクルートスーツにも黒が多いため、未熟な印象を先方に与えてしまう可能性も。

ビジネスシーンではネイビーやグレーの色味がおすすめです。また、無地やストライプといった模様でさまざまな印象を与えることができますので、職種や会社のイメージに合わせて選びましょう。

スーツの下の半袖シャツはNG

クールビスが普及し、夏場は半袖シャツの着用が一般的になってきました。

しかし、フォーマルな場では長袖シャツにジャケットが基本。暑いからといって半袖シャツに長袖のジャケットを合わせるのはNGなので気をつけましょう。

サイズは体型に合わせて

時間の経過とともにあなた自身の体型、そして時代に合わせてスーツの形も変化します。

昔買ったスーツが捨てられず未だに着ている…という方は要注意。必要以上にブカブカだったり窮屈だったりしていては恥をかくだけです。今はだいぶリーズナブルにスーツを購入できるようになりました。定期的にサイズを合わせて新調するようにしましょう。

スーツの着脱マナー

スーツを着ていればOK、とはいかないのがビジネスマナーの一筋縄ではいかないところ。

着脱マナーもしっかり覚えておきましょう。

  • 夏場はジャケットを持ち歩く
  • 冬場のコートは建物に入る前に脱ぐ
  • 会社や季節などに合わせるのがベター

夏場はジャケットを持ち歩く

夏場に取引先などに訪問する際、暑い中ジャケットまで着込んで訪れるのは熱中症の危険があります。

とはいえジャケットはフォーマルなシーンに必須なので、常に持ち歩き、建物に入る直前に着るのがいいでしょう。

冬場のコートは建物に入る前に脱ぐ

冬場のコートの扱いにも注意が必要です。基本的には訪問先の建物に入る前に脱ぎ、畳んだコートを手に持った状態で訪れるのがビジネスマナーです。

コートをたたむ際は、表地が内側になるように折りたたむようにしましょう。

会社や季節などに合わせるのがベター

基本的なスーツ着脱のビジネスマナーは上記に挙げた通りですが、会社の雰囲気や季節などに合わせて臨機応変に対応するようにしましょう。

特に外資系の会社への訪問の場合、マナーも文化も日本とは違うものになります。ビジネスマナーにとらわれすぎないよう、相手の文化に合わせ様子を伺いながら振る舞うのも大切です。

ネクタイのマナー

スーツに欠かせないネクタイにも、ビジネスマナーがあります。

  • ネクタイはベルトにかかる長さに
  • ネクタイの太さは下襟(ラペル)に合わせるのがGOOD
  • 色はネイビー・エンジ・グレーで派手すぎない柄が使いやすい

それぞれ詳しく見ていきましょう。

ネクタイはベルトにかかる長さに

ネクタイを結んだ時、その長さはベルトに軽くかかる程度にしましょう。長さが短すぎても長すぎてもバランスが悪くいい印象を与えません。

ネクタイや体格、結び方によって結びはじめが変わってくるので、スマートに仕上げるためには何度か結ぶ練習をしておくのがおすすめです。

ネクタイの太さは下襟(ラペル)に合わせるのがGOOD

幅にもバリエーションの多いネクタイ。ネクタイの一番太い部分とジャケットの下襟の太い部分が同じくらいに合わせるとバランスが良く見えます。

色はネイビー・エンジ・グレーで派手すぎない柄が使いやすい

キャリアコンサルタント Okamonさん
クールビズが浸透してきているものの、営業やお客様対応などの際に使用する機会もまだ多いです。青は知的さや冷静さ、赤は情熱を表すなど、色の違いにより相手に与える印象が異なるため、使い分けが出来るようになるとベストです。例えば、万一客先に謝罪に行く際には、派手な色や柄ではなく控えめなネクタイを使用するのがベストです。

ネイビーは知的な印象、エンジは華やかでおしゃれな印象、グレーは落ち着いた印象を与えます。柄もストライプやチェック、小さめのパターン柄を選ぶとさまざまなシーンに対応できます。

ネクタイはバリエーション豊かに揃え、プレゼンテーションや打ち合わせ、謝罪などシーンによってさまざまな印象を使い分けるのがいいでしょう。

靴のマナー

キャリアコンサルタント Okamonさん
ビジネスマンは足元を真っ先に見られることも多いため、選び方を知っているほうが良いです。色はもちろん、靴ひもの有無や柄の違いなどにより、フォーマル用やパーティー用などに分かれます。加えて、汚れや傷がつきがちなため、定期的な手入れが必要になります。場合により、臭いも発生してしまうため、保管方法にも気を付けます。

スーツに合わせるのは革靴が基本。営業など歩くことが多い職種だとスニーカーでもOKというところも増えていますが、フォーマルに決めたいときは革靴がマストです。革紐タイプかベルトタイプか、色は黒か茶かなど、持っているスーツに合わせて選びましょう。

傷がつきやすいつま先は相手の目に留まりやすい位置でもあるので、定期的なメンテナンスを行うのがGOOD。

靴に合わせるベルトや靴下にもこだわるとよりスタイリッシュになります。

時計のマナー

キャリアコンサルタント Okamonさん
基本的には、アナログ表示でベルトは金属または革で、革の場合には色はベルトや靴と合わせるのが望ましいとされます。ただ、IT系の企業やベンチャー企業など、G-SHOCKなどのデジタル表示式やアウトドア系、アップルウォッチなどを使用している方も多いので、場面に合わせて使い分けるのがいいと感じます。

スーツには必ずつけるように意識したい腕時計。立場にもよりますが、必要以上に華やかすぎるデザインはビジネスシーンにはNGです。デジタル表示の時計も以前はNGでしたが、現代は仕事や業界の内容によってはOKなところも増えています。

どんな腕時計がいいか迷った場合は【黒革のベルト、白無地盤、アナログ】のものを選べばOK。

また、スーツに比べて安すぎる時計や高すぎる時計はアンバランスな印象を与えてしまうので、スーツと価格帯を合わせたものを1本用意しておくと安心です。

女性のオフィスカジュアルとは

スーツに比べて自由度が高い女性のオフィスカジュアル。

自由とはいえ気をつけたいポイントがたくさんあり、OKな範囲内でおしゃれを楽しむことも大切です。

  • 派手すぎる・露出の多い服装はNG
  • ベーシックカラーでまとめると失敗しにくい
  • デニムNGな会社はまだまだ多い
  • 会社の雰囲気に合わせる

働くモチベーションにも影響しかねないので、ぜひオフィスカジュアルのコツを覚えておきましょう。

派手すぎる・露出の多い服装はNG

デイリーファッションであればなんの問題もない、むしろおしゃれな色使いや柄物、オフショルダーなどのデザインはオフィスカジュアルとしてはNGなものも多いので気をつけたいところ。

仕事の後のデートや遊びに備えて朝から気合を入れたい日もあるかもしれませんが、別途持参したりカーディガンを羽織るなどして華やかさは控えめにするのがベターです。

夏場はノースリーブやスカートの丈に悩む方も多いかもしれません。ノースリーブはカーディガンやジャケットを羽織ればOKですし、スカートは膝丈くらいを意識すれば問題ありません。

ベーシックカラーでまとめると失敗しにくい

黒・ネイビー・ベージュ・ホワイトの4色でまとめておけばほぼ間違いありません。さらに無地で揃えればコーディネートに悩む時間も節約できます。シンプルなファッションでもデザインや素材にこだわれば、おしゃれさもアピールできます。

オフィスカジュアルのコーディネートに余裕が出てきたら、パステルカラーや柄物など遊び心を加えていくと社内も華やかに。派手な色はポイントで取り入れればシンプルながらおしゃれな雰囲気になります。

デニムNGな会社はまだまだ多い

オフィスカジュアルではカジュアルすぎるスタイルもNGと心得ましょう。

代表的なものはデニムやビーサン、スニーカーなど。アパレル系など会社によってはOKなところもありますが、デニムを履く場合でもなるべくきれい目なデザインをチョイスする、汚れやダメージがないことを心がけるとオフィスカジュアルらしさがアップします。

会社の雰囲気に合わせるのが失敗のないオフィスカジュアルの近道!

服装自由と言われても、実際にどんな格好をすればいいかよくわからない…という場合は会社の雰囲気や身近な女性社員のファッションを参考に取り入れてみましょう。

どこで買ったのか、ブランド名やよく行くお店の名前など教えて貰えば簡単に失敗の少ないオフィスカジュアルが完成します。

ビジネスマナー4選【コミュニケーション編】

コミュニケーションの仕方にもビジネスマナーは複数存在します。

円滑なコミュニケーションを築くためにも意識したいポイントは以下の通りです。

挨拶

挨拶は基本中の基本。ビジネスシーンに限らず人間関係全般に言えることです。

  • おはようございます
  • ありがとうございます
  • よろしくお願いいたします
  • お世話になっております
  • 失礼いたしますetc…

会社内ではもちろん、訪問先でも挨拶は必ず行いましょう。その際、なるべく自分から先に挨拶をすることを心がけると良い印象が与えられます。

同じ挨拶でも「ちーす」「あざす」といった砕けた言葉遣いや小さな声での挨拶は絶対にNG。相手によって許される場合もありますが、好印象を残すためには元気よくハリのある声で笑顔で言えるのがベスト。自分への気合入れにも役立ちます。

お辞儀の仕方

キャリアコンサルタント Okamonさん
お辞儀は様々なケースで使用しますが、簡単な挨拶や謝罪時などでは、手の位置やお辞儀の深さなどが異なります。

働いていると、お辞儀をする機会は意外と多いもの。

お辞儀の種類の使い分けお辞儀の際の振る舞い方を意識すると、美しい所作へとつながり相手へ好印象を与えることができます。

会釈・敬礼・最敬礼を使い分ける

お辞儀には種類があり、中でもよく使われるのが立礼といわれるもの。会釈・敬礼・最敬礼を含んだ立って行うお辞儀のことで、シーンによって使い分けることでスマートな印象を与えることができます。

【会釈】軽い一礼。相手と廊下などですれ違ったり、目があった時などに軽く頭を下げ上体を15度倒して挨拶します。立ち止まってゆっくり頭を下げると丁寧な印象を与えることができます。

【敬礼】上体を30度まで倒し礼をする、あらゆるシーンに役立つお辞儀です。お客様や目上の方に対して敬意を表すお辞儀になります。

【最敬礼】上体を45度の角度で倒す、もっとも丁寧なお辞儀です。感謝や謝罪、お見送りなどのシーンで役立ちます。

 

お辞儀をする際は、姿勢や手の位置にも注意しましょう。

女性は左手を上に前で重ねるように組み、男性は両脇に沿うようにまっすぐ伸ばしておきます。姿勢は背筋をしっかり伸ばしましょう。

挨拶の後にお辞儀をしよう

時々、挨拶とお辞儀の順番について「あれ?どっちが先?」と迷ってしまうことも。

基本的には挨拶をした後に体を止めてお辞儀をするのがメリハリもあってスマート。シーンによっては逆になってしまったり同時になってしまうこともかるかもしれませんが、焦らなくてOK。

必要なのは誠意です。あまり形ばかりにとらわれずその場の雰囲気に合わせるのも大切です。

和室でのお辞儀は座布団から降りて

機会は少ないものの、和室でのお辞儀についても覚えておくといざという時に焦りません。

和室では、座布団に座る前、あるいは降りてからお辞儀や挨拶をしましょう。

笑顔

仕事中はなるべく笑顔でにこやかに対応するのがベター。

嫌なことやむかつくことがあると、つい無表情になったり苛立ちが顔に出てしまうことも。しかし、仕事中はプライベートと切り分けることも大切です。

笑顔は周囲の雰囲気も朗らかにしますし、先に笑顔を作ることで自分の気分も穏やかにしてくれる効果もあります。

話の聞き方

先輩や上司、お客様の話を聞くときにもマナーがあります。

姿勢を正し、相手の顔をしっかりみながら相槌を打つ…仕事中に限らずプライベートでも大切なことですね。

忙しいからといって作業しながら話半分に聞いたり、適当な返事は相手にも失礼になるためNGです。

ビジネスマナー3選【言葉遣い編】

言葉使いに気を付けることもビジネスシーンには大切です。

では、いったいどんな点に気を付ければいいのでしょうか。

尊敬語・謙譲語

ビジネスシーンでは基本的にタメ口はNG。尊敬語、謙譲語といった丁寧な言葉遣いが求められます。

仕事中は尊敬語や謙譲語の使用が適していますが、正しい言葉遣いをしようと考えすぎなくても大丈夫。丁寧な言葉遣いで、相手への尊敬や思いやりがあれば、厳密には間違っていたとしても誰も責めることはありません。

言葉使いに不安があるなら少しずつ改善する努力をしましょう。

呼びかけ方

仲のいい同僚や先輩・後輩であっても、ビジネスシーンにおいてはニックネームで呼ぶのは厳禁。〇〇さん、と呼ぶようにしましょう。

上司を呼ぶ場合は、〇〇部長、〇〇係長など、役職をつけて呼ぶのがベターです。

返事の仕方

返事をする際には「はい」「いいえ」と答えるのが基本。

また、指示を受けた際などに「わかりました」「了解しました」と答えるのも気を付けたいところ。なるべくなら「かしこまりました」「承知いたしました」と答えるのが丁寧です。

ビジネスマナー3選【文書編】

ビジネスにおけるコミュニケーションツールとして重要なメールや手紙にもビジネスマナーがあります。

ここではメールと手紙の2つで気を付けたい点について触れていきます。

メールマナー

ビジネスメールには基本の形があるので、まずはそれを覚えましょう。

基本的には、

<タイトル>(例:【△△社】○○参考資料のご送付 、○月○日のお打ち合わせのお礼 など)

○○会社△△部 役職
××様

お世話になっております。

株式会社〇〇の◇◇でございます。

 

<本文>

 

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

<署名>

 

…といった形をテンプレートとして覚えておくのがおすすめです。メールのタイトルには、本文の内容を簡潔にまとめたものを書いておくと、先方のメール確認がスムーズになります。

社内文書

社内でのやり取りにも重要視されるメールは、長文はなるべく避け、簡潔に書くことを意識しましょう。

基本的に敬語を使いますが、丁寧になりすぎなくてもOKです。緊急性を要する場合はタイトルに【緊急】、添付資料の修正などあった場合は【再送】など、メールのタイトルを見ただけである程度内容が理解できるようにしておくのがおすすめです。また、CC、BCCの使い分けにも気をつけましょう。

社外文書

社内文書同様に簡潔に送ることやCC、BCCの使い分けが大切です。

社外文書の場合に気をつけたいのは、まずは宛名。相手の会社名や役職名などは略さずに書くことが印象のいいビジネスメールです。

また、うっかり使いがちな「?」マークはビジネスメールでは使用しないのがベター。つい「いかがでしょうか?」とつけたくなってしまいますが「いかがでしょうか。」と書くのがおすすめです。

手紙の送り方

手紙の送り方で気を付けたいのが宛名の書き方です。

会社宛てに出す場合は、社名や部署名の後に【御中】と記載します。返信用に用意されたものには「〇〇 行」と書かれているものがありますが、この場合は「行」の部分に訂正線を引き【御中】と書き加えます。

担当者の名前を記載する場合に【御中】と【様】を重ねて使用してしまうのはNGです。丁寧にしようとするあまりやりがちなミスです。

担当者がわかっている場合は「〇〇株式会社△△部署 ◇◇様」と書きましょう。

ビジネスマナー6選【お客様・取引先対応編】

ビジネスマナーは社内だけでなく、社外での対応にも役立ちます。

特にお客様・取引先対応の多い仕事をしている方にとっては、自分や会社の印象を左右するものなので十分に気を付ける必要があります。

電話対応

ビジネスシーンにおいて、電話はなるべく3コール以内にとるのが基本。3コール以上なった後に取った場合は「大変お待たせいたしました」と一言加えるとスマートです。

また、切るタイミングが分からずお互いに切れず気まずい沈黙が続いてしまった…なんてことも。電話はかけた方が先に切るのが基本となります。自分からかけた電話なら、相手に不快な思いをさせないよう丁寧に受話器を置きます。電話を受けた側なら、相手が切ったのを確認してからこちらも通話を終了します。

出迎え・ご案内・見送りの仕方

来客を出迎える際には、明るい笑顔を忘れないようにしましょう。「いらっしゃいませ。お待ちしておりました」とお声がけし、迷っている方がいた場合は「どちらにご用でしょうか」と必ず声をかけるようにしましょう。

案内の際には客の斜め前を三歩ほど先を歩くようにしましょう。階段がある際には来客の方を先にあげると良いでしょう。歩く速さは来客の方に合わせるようにしましょう。また、荷物を持っている際には「お持ちいたします」と持つようにしてください。

面談の終わった客を見送る際には、立ち上がって姿勢を正し、挨拶を交わしましょう。見送る際のお辞儀は深く長めに。エレベーターの前で見送る際には、エレベーターが動き出すまで対応姿勢を保つようにしましょう。

上座下座のルール

接待などで必ず覚えて置きたいのが上座(かみざ)と下座(しもざ)について。

目上の方やお客様が座る位置を上座、目下の人や接待する側が座る方を下座といいます。部屋の座席、車、エレベーターなどでの振る舞いに役立ちますので必ず覚えておきましょう。

【応接室、部屋での上座・下座】

部屋の中の上座の条件は、入口から遠い席であること。絵がかかっている部屋の場合は絵が正面から見える位置になります。和室の場合は床の間に近い席と覚えておきましょう。対して下座は入り口に1番近い席です。

部屋の形が変わっても基本は変わりませんので臨機応変に対応しましょう。

【タクシーの上座・下座】

タクシーに乗る際の上座は運転席の後ろです。対して下座は助手席となり、行き先の案内や料金清算などを行う役目も担います。

【エレベーターの上座・下座】

エレベータの場合、まずは操作盤の前が下座になります。その後ろが上座となるのが基本です。

このマナーを知らずにいると、お客様や取引先を怒らせてしまう可能性があります。自分の評価が下がるだけでなく会社の損失にもなりかねませんのでしっかり覚えておきましょう。

大切なのは、相手を敬い心地よく過ごしてもらえるかという気遣いです。

自分が行く立場の場合

自分が相手の会社に伺う立場の場合、絶対NGなのは遅刻です。

先方への行き方や電車の乗り換えや必要な移動時間などは事前にしっかりリサーチしておきましょう。大きな会社の場合は受付に時間がかかる場合もあります。約束の時間の10〜15分前には到着できると心にも余裕が生まれるでしょう。

交通トラブルなどで万が一遅れてしまう場合は、担当者へ電話して遅刻の謝罪とどれくらい遅れそうなのかを連絡しましょう。到着後も挨拶とともに謝罪を忘れずに。

応接室に通されたら、下座に座りましょう。奥の席をすすめられた場合は、1度断り、再度すすめられた場合に移動するといいでしょう。

名刺交換

ビジネスシーンに欠かせない名刺交換。ここにもビジネスマナーがあります。

名刺交換の可能性がある場合は、名刺をすぐ出せるようにしておくとスマート。初対面の方には、挨拶とともに名刺交換をしましょう。基本的には訪問者や目下の者から差し出しますが、どんな相手でも自分から先に名刺を出すように心がけると印象がアップするでしょう。

大人数との名刺交換が予想される場合、途中で名刺切れしないようあらかじめ多めに用意しておくようにしましょう。

お茶の出し方

お客様に対しては、なるべく早い段階でお茶を出すよう心がけましょう。出す順番は上座から。

事前にお茶かコーヒーか伺う習慣があることも。会社のやり方を見て学ぶことも必要です。

自分がお茶をいただく立場の場合は、必要以上に遠慮せず「ありがとうございます」といって素直に受け取りましょう。口をつける前にはきちんと「いただきます」の一言を忘れずに。

ビジネスマナー4選【社内外行事編】

ビジネスマナーは、仕事以外のことにも必要になってきます。

特に飲み会上手は仕事上手といわれることもあり、軽視できない点も。機会が多いと思われるお酒のシーンでのマナーに加え、プライベートで取り入れている人も多いSNSでの気を付けたい点について触れていきましょう。

上司や先輩からのお酒のお誘いのマナー

上司や先輩からお酒のお誘いをいただいたら、基本的には素直に誘いを受けるようにしましょう。とはいえ、無理をしてOKすることはありません。体調不良や急用がある場合はその旨を伝えて丁重にお断りするようにしましょう。断ったあとは「またの機会に誘ってください」と一言加えると好印象です。

お酒が飲めない場合は、飲めないからといって断らず、飲めないなりに参加に意欲を見せることが大事な場合もあります。

飲み会でのマナー

ビジネスシーンでの飲み会で1番やってはいけないのが、お酒の飲み過ぎ

酔っ払いすぎて自制が効かなくなってしまったり、つぶれて周囲へ多大な迷惑をかけてしまいます。何より自分自身のためになりません。記憶をなくなんてもってのほかです。

すすめられると断れないという場合は、同僚などに協力してもらい上手にかわすことも必要です。

お酒の席では気配りが大切。基本的には目下の者から上の者へお酒を注いで回ったり、料理の取り分けやお酒のおかわりを用意したり、店員さながらに動くこともあるでしょう。誘われた側だからといって動かず飲み食いするのはマナー違反。自分なりに気配りできるよう勉強する場でもあります。

接待やパーティーでのマナー

キャリアコンサルタント Okamonさん
主催が客先か自分かで異なりますが、開催前の挨拶、当日の服装や席次、適切な話題や飲むお酒の量、御礼の連絡など、一連の流れが身についているとスマートです。採用企業の中には接待が多い企業もあり、接待が可能な方が望ましいという要望を受けることもあります。

時には接待やパーティーで、ビジネスだけではないマナーや振る舞い方が必要になってくることも。

特にパーティーの場合は、いつもより少し華やかな雰囲気や会話を楽しむことが必要になります。おいしそうな料理やお酒は社交の場を盛り上げるサポートツールと心得ましょう。ビジネスマナーに加えて社交マナーも覚えておくとよりスマートです。

今時欠かせないビジネスマナー【SNSの使い方】

キャリアコンサルタント Okamonさん
FacebookやTwitter、Instagramなどで投稿した内容が炎上して、勤務先が判明した場合に会社に苦情が行く場合や、機密情報や個人情報の漏洩につながる場合もあり、使用上の注意喚起を出す会社も存在します。また、ビジネスで繋がることを目的として、実名に加えて社名を出して登録するSNSもあります(LinkedInなど)。使用していることが問題視されるケースは少ないと思いますが、SNSの使用がかなり厳しい会社に勤務されている場合は、会社に相談する必要があるかもしれません。

現代ではほとんどの人が活用しているSNS。

勤務中にSNSに夢中になってしまうのはもってのほかですが、今のご時世SNS上で気を付けたいのは不用意に会社名や社員名を挙げること。また、それを匂わせるような愚痴や不満といったネガティブな投稿も控えたいところです。もし会社名を出して投稿していくなら、必要以上にプライベートな面は見せず理性を保った投稿が必要です。投稿する前に少し時間をおいて、本当にこの投稿が適切かを冷静に考えてから投稿するといいでしょう。

そもそもの話、ビジネスマナー以前に社会人として炎上の可能性のある投稿は控えるのがベストといえます。

ビジネスマナーを学べる研修6選

この見出しに登場する専門家

ビジネスマナーを覚えたい、1から覚え直したい、と考える社会人は少なくありません。

会社によってビジネスマナーの研修を取り入れているところもありますが、全てがそうではないため、自分のビジネスマナーのあり方に不安を抱えている方は多いのです。

ここでは、ビジネスマナーの不安を解消するために役立つビジネスマナーを学べる研修6選をご紹介していきます。

株式会社インソース

キャリアコンサルタント Okamonさん
ビジネスマナー以外にも、2,504種類の豊富なラインナップの研修が可能です。全国7都市で開催されるだけでなく、37都市以上で出張開催も可能な点も魅力です。

人材育成やITサービスによる生産工場を目指す株式会社インソース。

自分が必要な知識を選んで学ぶことができるため、何度も研修に訪れる社会人も多いのだとか。

FINEST株式会社

キャリアコンサルタント Okamonさん
代表が元ANAの客室乗務員出身で、マナー研修には強いこだわりを持っています。個人の状況に合わせたオーダーメード講座を設定できるだけでなく、遠方で通えない方向けにWeb講座を開催しています。

接客のプロとも言えるCA出身の代表による、接客マナーを1から学ぶことができる研修が人気。

丁寧な指導により、新人からベテランまでビジネスマナーの向上のために多くの人で賑わっています。

株式会社アイル

キャリアコンサルタント Okamonさん
ロープレがメインのため、実践的なビジネスマナーを体で覚えることが出来ます。一日完結型から年間計画を立てて実施する研修まで、幅広く対応できます。

「聞く」「考える」「行動する」の3つを大切にしたワークショップ型の研修はビジネスマナーを頭だけでなく体で覚えることができるとして人気です。

座学だけでは理解しきれなかった…という方が実践を通して理解を深めています。

株式会社KEE’S

キャリアコンサルタント Okamonさん
現役アナウンサー40名が講師として在籍しており、ビジネス上でいかに相手にいい印象を与えられるか、という研修内容が特徴です。プロフェッショナルな話し方の技術を短期間で習得できる独自メソッドも有します。

現役アナウンサーが講師となって、話し方による印象アップやビジネスに役立てるための技術の習得が可能。

個別指導なので、十分キャリアを積んで若手と一緒に勉強するのが恥ずかしいというベテランも多く学んでいます。また、話し方を変えることで仕事に自信を持ちたい、キャリアをアップさせたいという意欲ある人も多く集まっています。

キャプラン株式会社

キャリアコンサルタント Okamonさん
研修サービスを行っていると同時に、人材紹介や派遣事業も行っています。身に着けたビジネスマナーを元に、魅力的な転職先や派遣先を見つけることも可能です。

基本的なビジネスマナーのほか、電話対応の仕方やお酒の席でのマナーなど、シーン別のビジネスマナーを覚える研修を行っています。

また、自己演出のための研修もあり仕事の中でステップアップを目指す意欲的な人が多数受講しているといいます。

【無料】JAICは4つの研修から選ぶことができる

出典:JAIC

社員教育に特化したJAICでは、会社のイメージを左右するマナー研修に力を入れています。

20代の就職・転職支援をしている「就職カレッジ」では、【ビジネスマナー】【自己分析】【企業研究】【履歴書、面接の個別対策】の講座が無料で受けられるとのこと!万全の体制でこれから働きたい方にとっては見逃せないサービスです。

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基本的なビジネスマナーを身につけることが大切

誰だって気分悪く働きたいとは思わないですよね。働く全ての人にとって、気持ちよく働きたいという思いは必ずあるもの。それを叶えるのがビジネスマナーです。ビジネスマナーに年齢は関係ありません。1度身につけてしまえば半永久的に活用できる知識です。

覚えるなら早い方が吉。

きちんとしたビジネスマナーを身につけている人は、相手に好印象を与えるだけでなく将来の実績にもつながります。なんとなく…でビジネスシーンを乗り越えていることに不安があるなら、1度ビジネスマナーをしっかり覚える機会を設けてみてはいかがでしょうか。

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