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結婚相談所はトラブルが多い?
実は結婚相談所は開業しやすい条件が揃っており、個人でも始めやすい事業です。実際に大手のIBJも独立開業を支援していて、多くの結婚相談所が連盟に加入しています。割合でみるとIBJ・楽天オーネット・ツヴァイのような上場企業が約1割、個人事業主はなんと約7割。そのことから、結婚産業の中でもトラブルが起こりやすいといわれています。
【みんなの口コミ・体験談】結婚相談所でありがちなトラブル7選
①会員の質が悪い
自分の都合を押し付けてくる人も
結婚相談所のトラブルの中で最も多いのが、「会員の質が悪かった」といった内容です。結婚相談所を利用する人は、すぐにでも結婚したいような真剣度が高い人がほとんど。そのため、婚活を続けていくうちに、いつの間にか自分の都合ばかりを押し付けてしまっているといった状況にもなり得ます。
また、プロフィールの比較や上手くいかないお見合いばかりを繰り返す内に、礼儀やマナーを欠いてしまう人もいるようです。カウンセラー側で事前に対処するのも難しい問題であることから、こういったトラブルが多くなってしまうのも仕方のないことなのかもしれません。

積極性が乏しい男性会員が多い
お見合いをする時は、男性が女性をリードするのが基本です。しかし、女性と接するのに不慣れな男性の場合、お見合いをしてもお相手の女性と上手く会話が弾まないといった事態が起こってしまいます。また、親に勧められてあまり気乗りしないまま入会した、という真剣度の低い会員も稀にいるでしょう。

また、会った後の約束についても、会った後に、一応、メールや電話番号、LINEは交換するのですが、私の方から、メールや電話をしない限り、男性の方から、何もアクションはありませんでした。中には、デートの時に、女性の友達同伴で現れる男性がいらっしゃったりもして、驚くと同時に、困惑することが多かったです。
迷惑行為などをする悪質な会員がいた
常識的な人がほとんどでも、時には迷惑行為をはたらく悪質会員に遭遇してしまうこともあります。ストーカー行為をされたり、身体の関係をもとうとしたり、金銭関係でトラブルを起こす人もいるでしょう。提出必須の証明書が少ない結婚相談所は要注意です。

②サポートの質が低い
期待したサポートを得られない
「担当カウンセラーが手厚くサポートします!」と宣伝しているものの、実際はサポートの質が低かったといったトラブルも多いです。こちらから求めていかないと、料金に見合ったサポートが得られないことも少なくありません。
それどころか「メールで相談したのに返事が遅すぎる」「24時間電話対応してくれるはずなのにすぐ切られる」といったトラブルも。料金を支払っているのにも関わらずこういったことが重なると、不満が募るのも無理はありません。
希望条件と違う相手ばかり紹介される
事前のカウンセリングできちんと希望を伝えているにも関わらず、その条件とは違ったお相手を紹介されるトラブルも多いです。希望する年齢・年収・学歴などを指定しても、「話してみたら気が合うかもしれないから」など適当な理由をつけて次々に紹介。これでは希望条件を伝えている意味もなく、不満に繋がってしまいますよね。
こちらの婚活スタイルに合わせてくれない
仕事が忙しく、なかなか婚活する時間が取れない方も大勢いるかと思います。どのくらいのペースで婚活していくかは人それぞれ。その婚活スタイルを伝えていたにも関わらず、頻繁に連絡されるとうんざりしてしまいます。ヒアリングした内容を大切にしてくれないカウンセラーが担当だと、こういったトラブルが多いようです。
③紹介してもらえる人数が少ない
会員数が少なめの結婚相談所にありがちなのが、紹介してもらえる人数が少ないというトラブルです。その結果、条件に合わないお相手を紹介されたり、紹介してほしいと問い合わせても返事を先延ばしにされることもあります。また、中には「紹介できない原因が会員にある」といった言及をしてくるカウンセラーもいるようです。

④プロフィールや写真の偽造
年収や学歴などが偽られていた
より早く成婚するために、年収や学歴などのプロフィールを偽装する人もいます。収入証明書や学歴証明書を提出する必要がある結婚相談所では、こういったトラブルには遭遇しにくくなるでしょう。ただし、大手だからといって必ずしも安心はできないようです。
年収も手取りと紙面は異なるため、最初に確認をしたのにそれが間違っていたりもしました。見せていただける写真も、あきらかに実物と異なりましたし、動物アレルギーなのでペットを飼っている方は最初からNGを出していたにも関わらず、犬と猫を飼っている方を紹介されたこともありました。あまりこちらの話を真剣に聞いてくれていないことから起こるトラブルが多かったように感じています。
写真を加工しすぎてイメージと違った
結婚相談所で婚活するにあたって重要なのが、プロフィールと顔写真です。これだけをもとにお見合いするかどうかを判断することが大半なので、お見合いに繋げるために写真を加工する人も少なくありません。それどころか個人事業主の場合、写真を偽装するためのオプションを設けるようなところもごく稀にあるようです。
偽装まで容認することはまずありませんが、多くの結婚相談所がプロによるメイクや写真撮影をオプションとして用意しています。ある程度写真とは外見が違うことは念頭に置いてお見合いに望んだ方が良いかもしれません。

⑤入会前の説明と異なる
入会するかを決めるにあたって、相談会での説明は重要な判断材料ですよね。しかし、入会対応するスタッフと担当カウンセラーが違う結婚相談所もあり、そういったところでは入会前の説明と異なるといったトラブルに繋がりやすいです。内容としては、下記のようなものがあるでしょう。
- プランにあったサービスが利用できない
- 紹介人数が指定より少ない
- 「必ず出会える」と言われたのに一人も出会えない
- 自由参加のパーティーなのに参加を促される
- 「24時間電話対応」のはずが繋がらない
- 料金表にない更新料などを請求された
トラブルの中でも悪質な部類に入るのが、料金に関するものです。下記のように内容はさまざま。入会前には必ず、契約書を隅々までチェックするようにしましょう。 成婚については結婚相談所によって解釈がさまざまで、交際数ヶ月で成婚とみなすところもあります。結局退会後に別れてしまったとしても、成婚料は返ってこないので要注意です。またこれ以外にも、返金関連でうやむやにされることもままあります。 5月に入会し、お見合いがスムーズに進み、なんと5ヶ月間で成婚退会になりました。そのため1か月分の10,800円を返金してもらえる!と喜んでいました。相談所の方も「手続き等で遅くなるかもしれませんが、1か月分を返金します。返金する口座を教えてください」と言われ、お願いしていました。しかし待てど暮らせど結婚相談所からの入金はなく、それから3年が経とうとしており、今に至っています。⑥成婚料など料金に関するトラブル
⑦中途解約とそれに関する返金
結婚相談所関連も法律が整備されてきており、今では1年契約だとしても途中で解約できると定められています。また、途中解約にかかる違反金は3万円までです。これらを違反する結婚相談所は訴えることが可能であり、そもそもこういったトラブルには現代では遭遇しにくいでしょう。
もし解約させてもらえなくても、弁護士に相談することで解決できます。また、契約して8日以内ならクーリングオフを利用して無条件で契約解除が可能です。
結婚相談所でのトラブル・対処法・結婚相談所の対応は?【みんなの口コミ・体験談】
はっきりと伝えることで解決、無事成婚へ
トラブル内容:人柄が合わず喧嘩に

私の住まいや職業を非難してみたり、自分の昔付き合っていた彼女の話をしてみたり、挙句の果てには、極度の潔癖症だから人と付き合えないなどと語り始めたりもしました。私も大人しく聞いていれば良かったのですが、応戦してしまう形になり、半ば喧嘩のようになってしまいました。私の通っていた相談所は初めて会うところから一対一だったので、このようなことも避けられないなとは思いましたが、さすがに人を非難するような横柄な方を紹介されるとは思いませんでした。
その後の行動:コンシェルジュに報告

すると相手のコンシェルジュから連絡があり、申し訳なかったという旨の連絡がありましたので、私の言動の良くなかった点も伺い、次につなげようと考えました。
結婚相談所の対応:人柄も重視して紹介してくれるように

また、私の相手に求める条件も徐々に変化していき、選択肢が広がったことで、今の主人と出会い、無事に退会することができました。色んな会員の方と出会ったことで、結果的には良いご縁に繋がったのではないかと今では思っています。
斜め上のサポートで婚活が億劫に…
トラブル内容:担当者が意向に沿ってくれない

また、独身は仕事を押し付けられがちなため、あまり電話等にも出れないと伝えてあったが、仕事の時間にも関わらずどんどん電話がありうんざりした。
その後の行動:本社にクレーム

結婚相談所の対応:希望通りの対応をしてくれなかった

CMではかなりいい出会いがありそうなことを謳っているが、蓋を開けてみれば条件に合う人というより、より会費を納めてくれている男性側に沿った紹介しかされず、女性でもかなり条件が良くなければ自分の理想はまず紹介されない
結婚相談所に関するトラブルを回避するためには?
信頼できる結婚相談所かを判断するのは、公式サイトを見たり相談会で説明を聞くだけでは難しいです。IBJ・ツヴァイ・楽天オーネットのような上場企業が運営する大手でも、トラブルが起きないとは限りません。むしろ会員が多い故のトラブルが増える傾向があります。そのため、トラブルが起きても誠実に対応してもらえそうかについてもチェックしておくことが重要です。

信頼度の高い結婚相談所を選ぼう
下記のような条件を満たしていても、必ず信頼できるというわけではありません。それでも詐欺まがいのトラブルに巻き込まれる可能性は低くなるので、参考にしておきましょう。
- プライバシーマークや個人情報保護方針あり
- 団体や連盟に加入している
- 運営年数が長い
- 店舗数が多く全国展開している
- 提出書類が多く、しっかり審査される
最終的に重視したいのが、口コミなどの情報です。まずはしっかりと情報収集して比較し、候補を複数決めておきましょう。口コミはデマの可能性もあるので、いかに情報を上手く見極められるかが問われます。実際に相談会に行き、最終的には自分の目で見極めることも重要です。

おすすめの結婚相談所①4種類の証明書の提出が必要「サンマリエ」

画像引用元:サンマリエ公式HP
結婚相談所サンマリエでは、独身証明書をはじめとする4種類の書類の提出が必要となります。年収や学歴、また資格についても偽ることはできないため、サンマリエの情報は信頼性があるといえます。
その結果サンマリエには、会員の90%が1年以内に結婚しているという実績も。トラブルなく結婚へ向けた活動をするなら、証明書の提出が必須となっているところを選ぶべきでしょう。
おすすめの結婚相談所②1970年創業の老舗結婚相談所「マリックス」

画像引用元:マリックス公式HP
マリックスは1970年創業の老舗結婚相談所。約50年にわたり、数多くの人を結婚へと導いてきました。
その結果、現在会員のほとんどが両親からの紹介。親子2代で利用している人がとても多いという結果が出ています。これは、実際に利用した方の評判が高いという事でもありますから、トラブルなく婚活をするなら老舗結婚相談所も外せません。
おすすめの結婚相談所③全国展開している結婚相談所「楽天オーネット」

画像引用元:楽天オーネット公式HP
大手楽天が運営する結婚相談所、楽天オーネット。楽天オーネットは業界トップクラスの会員数を誇る上、運営が楽天ということもあり人気のある結婚相談所です。そのため、北は北海道から南は沖縄まで全国に店舗を展開しています。
トラブルが起きたときに実際に駆け込む場所があることは、とても安心できる要素といえますよね。
入会前にチェックしておきたいポイント
プランやサービス内容、会員について
まず確認しておきたいのが、プラン・サービス内容・会員が自分に合っているかどうかでしょう。結婚相談所内に複数のプランがあり、自分の婚活スタイルに合ったものを選べるところも多いです。
- 自分の婚活スタイルに合うプランがあるか
- カウンセラーはどの程度サポートしてくれるか
- 月に何人紹介してもらえるか
- セミナーが充実しているか
- 会員期間と期間を過ぎた後の更新について
- 会員の質が自分の希望に合っているか
- 会員数が少なすぎて出会えないといったことはないか
これらをチェックしておくことにより、多くのトラブルを回避することができます。自分の思い描いていた婚活違うといった理由で、「会員やサポートの質が低い」「多くの人を紹介してもらえない」と感じることも少なくありません。会員については、無料相談会でお試しマッチングをさせてもらえるところもあります。どのくらいの人と出会えそうかわかるので、ぜひ活用しましょう。
成婚料などの料金・返金・割引について
料金設定の仕方は、結婚相談所によってさまざまです。基本的には入会金・月額費用・お見合い料・成婚料という形式が多いでしょう。中には20代・シングルマザー・他社からの乗り換えなどを優遇するプランもあります。割引されるものの、サービス内容も控えめになることが多いので、内容もよく確認しておきましょう。
- 料金とサービス内容のバランス
- 成婚料と成婚条件
- 「条件を満たしたら返金する」場合の返金条件と金額
- 追加料金が掛かるサービス
- 支払い方法や支払うタイミング
複数プランが用意されていて、入会しやすいリーズナブルなものを用意した結婚相談所も少なくありません。しかし、会員期間後は更新できず、より高額なプランに移行しなければいけないといったケースもあります。また、公式サイトの料金ページにはない情報が契約書に書かれているパターンも。トラブルに繋がりやすいので、契約書とスタッフへの事前確認は必ず行いましょう。

中途解約・活動休止について
- 中途解約する場合の条件と解約料金
- 活動休止の条件との休止中の料金
法律により、1年契約だとしても途中で解約できる、また途中解約にかかる違反金は3万円までと定められています。それだけでなく、大手では活動休止制度を取り入れているところも少なくありません。仕事が忙しい時期は休止し、その間は一部料金を支払わなくていいといった対応をしてもらえます。婚活スタイルに合わせて上手く活用しましょう。
スタッフの対応
スタッフとの相性や信頼できそうかは重視したいポイントです。カウンセラーが合わないと感じても、多くの場合は担当を変えてもらうことはできません。カウンセラーが原因でトラブルが起こりかねないか、トラブルが発生しても誠実に対応できるかは、カウンセラーにかかっています。無料相談でしっかりと話して見極めましょう。
規約チェックと契約書保管は必須
トラブルを避けるためには、説明を聞くだけでなく規約や契約書のチェックが必須です。面倒だからと確認を怠ると後悔することになります。一度聞いたことでも、必ず全てに目を通しましょう。
もしトラブルにあってしまったら?
まずは結婚相談所に相談を
トラブルの大小に関わらず、まずはカウンセラーや対応窓口に相談しましょう。対応を改善してくれたり、場合によっては示談金を貰うことができるかもしれません。特によく遭遇しがちな会員やサポートの質の問題に関しては、これだけで解決することも多いです。まずは落ち着いてトラブル内容を伝えてみましょう。

また突然の電話でのカップリングパーティーの勧誘もなくなり、通常の生活に戻りながら、自分のペースで婚活を行うことが出来た。担当を途中で変えることができるのかわからないが、個人的にそれは失礼かなと思ったので、担当の人がこちらのお願いをきちんと理解してくれる人で良かった。
結婚相談所を乗り換える
相談してみたものの改善しない・まともに対応してもらえない・出会いがないといった理由で、不満が解決しそうにないパターンも多々あります。その場合は早めに違う結婚相談所に乗り換えるのも一つの手です。契約途中でも料金を一部返金してもらえることがあるので、資金に充てることができます。
解決には至らなくても、失敗したことでより良い結婚相談所選びをすることができるので、乗り換え後はより快適に婚活できる可能性が高いです。乗り換えを歓迎する割引プランが用意されているところもあるので、上手く活用しましょう。

クーリングオフを利用する
もし契約書面を受け取ってから8日以内に解約したいのであれば、クーリングオフを利用しましょう。特定商取引法により、サービス提供期間が2カ月以上かつ利用料金が5万円を超えるものは無条件で解約することができます。
相談所によってはクーリングオフは利用しないよう、嘘や脅迫をしてくるところもあります。また、契約時に契約書面を渡さないといったこともあるでしょう。その場合、9日以上経過していてもクーリングオフが利用可能です。難しいようなら、中途解約で手を打ちましょう。
国民生活センターや消費生活センターに相談する
とはいえ、どのようにしてクーリングオフすればいいか悩む人が大半だと思います。そういう時は、国民生活センターや消費生活センターを利用しましょう。消費に関するトラブルについて相談でき、クーリングオフについてもアドバイスしてくれます。まずは最寄りの消費生活センターに繋がる「188」に電話してみるのがおすすめです。
弁護士に相談する
もしどうしても解決したい大きなトラブルに見舞われたのであれば、弁護士に相談するのが最終手段でしょう。たとえ規約に書いてあっても、法律で無効化できる場合もあります。もし相談するのに不安があるなら、ネットで弁護士に相談したり、無料見積もりができるサイトを利用してみてもいいかもしれません。
まとめ
結婚相談所で遭遇するトラブルは、大小多岐にわたります。理想の婚活を思い描き、多額の料金を支払っても、思ったとおりになることは少ないです。トラブルを回避するためにも、事前の情報収集・契約書の確認・相談を必ず行うようにしましょう。そうすることで、婚活の質を上げることにも繋がりますよ。
また、会社主体のパーティーに2度ほど参加したこともありますが、「海外に行かなくてはいけないのですぐに答えて欲しい」と帰り際にいう方(カップル成立はしていません。駅に向かっているときに声をかけられ言われました)や、好みのタイプで無い女性を見下した感じに対応する方、心が病んでいることを隠し健康であることをアピールしていたのに「実は」と話す方もいました。